東京レイヴンズ~俺の名は土御門夜光~   作:ぶるーちーづ

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京子との術比べです。なんか、呪術が絡むと毎回同じような展開になってしまいます。もうやだ……。

たぶん夜光さん、もっと多彩だろうに


まぁ次の……との戦いは展開に違うとおもいます…………たぶん


復縁

 

 

 

大友の合図と共に二人が一斉に行動を起こす。

 

京子は、まだ一年生とは思えないほどの手つきで呪符を抜き構える。対して春虎は、しゃがんで靴紐を結び直していた

 

(ばかにしてぇ!!)

 

京子も憤怒、符を使おうと思っていたが作戦変更、相手側動けない状況ならあれが使える。咄嗟に印を結び呪文を唱える

 

「オン、ビシビシ、カラカラ、シバリ、ソワカ!」

 

不動金縛りの術、対人で最も使われる呪術をまだがっこうでは教えてもらっていないが、予習してこれだけは学んでいたのだ。

 

対して春虎は、いまだに靴紐を結ぶ振りをしながら片手を呪符ケースに入れていた。これも、もしかしたら、乙種なのか?と思いながら、目の前で呪符を展開

 

「急急如律令(オーダー)!」

 

人形の簡易式が春虎の前に出現、京子の不動金縛りは、それが身代わりとなる

 

「甘いぜ、倉橋」

「ちっ」

 

お嬢様らしくない舌打ちが聞こえる。京子もこんなに簡単には終わると思ってない。呪符の束を右手に持ち掲げる

 

「式神生成、急急如律令!」

 

束の一枚一枚がヒラリと宙をまい、その姿を白鳥に変え、春虎へ向かう。春虎も同じことをする

 

「式神生成。急急如律令」

 

春虎からは、烏が現れる。

 

京子の白鳥も主の敵を倒さんと、乱戦状態になる。式神を操るのに手一杯な京子に対し。春虎は余裕の笑みを浮かべながら京子を見ていた

 

「ずいぶんと、余裕じゃない」

「まぁな、でも、このままじゃつまらないな」

 

そうして、ニヤリと笑うと、素早く呪符を、投げる

 

「燃えろ、急急如律令」

 

火行符が燃える。いや、それだけでない、春虎の式神たちが誘爆されているかのようにどんどん燃えていく。

 

実際に誘爆されている。春虎は、式神を生成する際、そのなかに木行符を仕込んでいた、それが火行符によって、燃えたのだ。

 

驚く京子、咄嗟に水行符をなげ、自らは、護符による、結界で守る

 

そこから出る水は鈴鹿に比べると随分と可愛らしいものだったが直接火が当たる範囲のは消せたようだ。

 

辺りの湿度が水が蒸発し、爆発的に上がる。そして、春虎は、立ったまま、右足を一度踏みつけ唱えた

 

「水気は木気を生ず」

 

途端。春虎の足元から木の蔓が伸びる。それが火をやり過ごし、ちょうど護符をといた京子の元へと迫ると足元から全身へとどんどん縛っていく。

 

安心していた京子は、対応できない。だって京子からみて、なにもしてなかったのだから。手ぶらで、ただ立っているようにしか見えていなかった。

 

 

 

いつの間にか目の前に呪符を構えた春虎がいる、そこで大友の合図がかかった

 

 

「そこまでっ!!」

 

「今回、春虎クンの勝利や」

 

 

 

 

 

 

 

 

木の蔓を、解かれ体が自由になった京子は、春虎に詰め寄った。

 

「あんたなにしたのっ!?」

 

すると、春虎は、左手の親指だけをたて、自分の後ろ、さっきまで春虎がいたところを指した。

 

京子が驚く。そこにはあった。呪符が、床に

 

そして、気づく

 

「あんた、あの時に!?」

「まぁな、ハッタリは呪術と相性いいんだ」

 

春虎は、靴紐を結ぶ振りをして、あの時に足元に呪符を忍ばせていたのだ。

 

その言いに呆れる京子、この話が終わったと春虎は感じると、コンを呼んだ。コンは、何かの箱を持っていた。リボンで可愛らしく包装されているーーー何てことはない。ただの箱だ。それをひょいと受けとると、京子に差し出してきた

 

「ほらよ」

「は?」

「約束してたろ?てか、それで、怒ってるんじゃなかったのか?」

 

ポカーンとする京子、まぁ開けてみろよと催促する春虎に、とりあえず受け取り箱を開けながら何か考える

 

(告白……かしら、それでも約束って何?)

 

 

箱を開ける。

 

そこにはリボンが入っていた。

 

懐かしいリボン、それでいて、とてもとても大切なーーーー

 

 

その瞬間、あの記憶がより鮮明になってよみがえる

 

男の子は、黒髪じゃなかった……

 

その子の面影が、春虎と重なる

 

「あんた………まさか…」

「え、気づいてなかったのか?俺はてっきりそれで、怒ってたんだと……」

「でも!なんで、あそこは、本家だったはずよ」

「ああ、あの日は、あそこに遊びに行ってたんだ、あの頃はしょっちゅう行ってたしな」

 

じゃあ、やっぱり、春虎なんだ

 

手元にあるリボンが何よりの証拠だ。夏目君は、忘れてた訳じゃなかったんだ。知らなかったんだ。謝罪の気持ちと同時にあの子と会えた嬉しさが込み上げてくる。

 

「バカ虎っ!」

「お、おう、なんだいきなり。それにその呼び方」

「………………ありがとう」

 

 

とても大人びて見える京子がそのときは、すごく可愛らしく見えた。

 

 

 

 

 

 

 

大友も驚いていた。春虎に。優秀や優秀やと聞いてはいたが、まさかここまでとは思っていなかった。あの実力なら、おそらく、この塾内の先生じゃかなわないだろう。そこでなるほどとうなずく

 

 

(春虎クンは、わからんやのうて、つまらんかったんか)

 

(全く、面白い子が集まりよる、あの婆さんの差し金かいな)

 

(教職も捨てたもんやないわな)

 

春虎と京子を静かに見つめ、気づかれないようにそっとその場を去った。

 

 

 

 

 

大勢に見つめられた、二人の術比べは、春虎の勝利で幕を閉じた。

 

しかし、京子の噂は悪い方向へとは向かわなかった

 

「天才が二人も現れた」

 

 

と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




面白くない、もっと凝れ、など罵倒もお待ちしております。微力をつくしますので


(あくまでも微力なので変化はみこめませんが汗)
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