量はそれなりにあると思ったんですが、予約とかにするのも、あとがきの方で語る理由もあったので、全部とうこうしちゃいましたぁあはは
こんなに長いの、私史上初でございます。
24時頃1つ投稿しております。最初問題もありましたが、解決しておりますので安心してください。
毎度のことですが、本当に誤字が多いです。どうか慣用な心と叱責する強い心で私を、説教してください。誤字がある前提で話してすみません。
「あぁ?分家のガキだぁ?それに、何だ、そのとなりのガキは?あぁ?」
春虎は、心で舌打ちする。バレるに決まっているのだ。自分のは誤魔化せる。ただ、自分を誤魔化しながら他者をも、誤魔化せるほど、陰陽術は、万能ではない。
冬児をみて、ものすごく楽しそうに口をゆがめ、続いて罵詈雑言を並べたかったのであろうが、それは、後ろで、力を取り戻した鵺によって阻まれる。
奇襲だ。鵺は、狙っていたのだ、が、足りない、十二神将は伊達ではない。鏡は、まったくといっていいほど慌てなかった。強いて言えば、それまで、ポケットに突っ込んでいた手を出したことぐらいだろうか
すぐさま、空中を爪で引っ掻くように振るう。描くのは、早九字の格子紋(ドーマン)だ。
普通なら、九つの漢字を詠唱し、さらに、印を結ぶことで発動するはずのそれは、鏡によって一瞬で発動させれれる。
結果、鵺は、奇襲に失敗した。
これには、近くにいた夏目も大きく目を見開いている。春虎でさえ目を細めた。
「ったく……先にこっちを始末しておくか。いい加減、品川に向かったやつらまでこっちに来やがるかも知れねぇ」
面倒そうに呟いた。当然、声を小さくすることなく。無論、春虎にもきこえた。
まだ、春虎の変化に気づかない鏡は、なにか思い付いたように顔をあげ夏目に向かって喋りだした
「夏目だったよな、お前、あの竜使って、修祓してみろ」
「……え?」
「んだよ。今なら大分弱ってる。つか、本物の竜もってんだろーが。鵺ぐらいでビビって………………あ?」
鏡が言い終わることはなかった。後ろで、とてつもない呪力が爆発したからだ。それは、十二神将たる自分にとっても容認できないレベルのもの。振り替えって確認する。いや、確認するまでもなかった。「そいつ」は、真っ正面に鏡を見ていた。
思わず背中がぞくりとする
(おいおい、マジでなに者だよ、こいつ)
心の声に反して、鏡の顔は、新しいおもちゃを見つけたようにキラキラしていた。
「おい、バッテン野郎」
「あぁん?ガキがチョーしのってんじゃねぇぞ」
確かに、この呪力の奔流は凄まじい、それは、鏡も、認めていた、が、これだけなら、鏡はもっと凄まじいものを経験したことがある。そのせいで春虎の第一声によって高揚感が、おさえられた。
「貴様、先に始末、と言ったな」
「あぁ、だが、それがどうしたぁ?!」
「鵺以外何を始末すると言うんだ?」
クックッくと笑い始める鏡。春虎の話し方ががらりと変わったこと気がつかない。それは、呪力の流れに気を配っていたからであった。
「分かってるくせにわざわざ言わせんのか?いいぜ、教えてやるよ。お前のその足元に転がってるの、何かついてんだろ?」
「……」
「いや、なにかじゃねぇ。この臭いは鬼だ。鬼の臭いがする。おもしれぇ、はは、案外そいつが憑いたのは、二年前じゃねえのか?あぁ?」
「……」
「おいおい、どうしたよ?何かいわなーーー」
「すこし『黙れ』」
甲種言霊、鏡も先ほど使ったものだ。が、その威力使うタイミング、すべてにおいて、鏡を勝っていた。鏡は、柄にもなく困惑した表情を浮かべ、何かもがくように春虎をにらんでいた
(言霊……だと?俺が?たかが学生に?)
内心穏やかではなかった、しゃべれないままではまずいので、というか、黙らせられたのが、腹にたったのだろう、少しうつむいたままその場を動かない春虎に向かって走り始めた。
言霊を解くには、莫大な呪力で散らすか、術者の呪力を不安定にしなくてはならない。前者は、試したがまったくといっていいほど叶わなかった。それを感じて、 鏡の表情に高揚感が戻り始める。
そして、3歩歩いたところだった
「『動くな』」
(な……に?動かねぇ……だと?)
見ると言霊の主、つまりは、春虎がゆっくりと鏡にむかって歩いてきていた。ゆっくりとゆっくりと。鏡は、その光景に少しの不気味さを覚える。
そして、春虎が、顔をあげる、が、その顔は、鏡を、見ていなかった。その後ろ、鵺のいる位置だ。
その瞬間、大地が沸騰した。
いや、そう感じただけだ。正確には霊脈が暴走したのだ。動けない体で、しゃべれない口で鏡も、状況を把握していた。しかし、霊脈を乱した術者は気に かかっていた。十二神将といえど霊脈を、いじるのは容易いことではないのだ。残念ながら、春虎がいなかったらのはなしなのだった。
その場には、すでに、他の生徒は居なかった。いたのは、今にも鬼化しそうな冬児と夏目、春虎に鏡だけだった。鏡が夏目に絡んでる間、コンに頼んで藤原たちに軽いと暗示をかけその場を離れてもらったのだ。 冬児に至っては、触地印をやめ、より強力な結界に変えていたのが功を奏した。
春虎の配慮への気配りが出来たのは、そこまでだった。
鏡は、霊脈がこれほどまでに歪んだにも関わらず少しも自分を押さえつける呪力に変わりがないことにさらに、興奮していた。目の前にいるのは強者なのだと。
暴走した霊脈からわきでる障気を吸収し、今までの傷を癒すどころか、以前より格段と強い霊格を手に入れている。そして、一端離脱しようとしているところで、春虎は、自らの式をよんだ。
「コン」
「ここに」
目の前に膝まずいた状態で煙と共に現れる狐憑きの幼女、そこへ、春虎は三枚の呪符を手渡す
「俺は、あのバッテンを潰す。鵺を任せる」
とたん、コンの尻尾が千切れんばかりに揺れる。頼られると言うのは、コンに、飛車丸にとって、大変喜ばしいことであった。
そして、その特殊な呪符の三枚を受けとると、足元に複雑な呪文が描かれる。
呪術による歩行法。鵺が空を飛ぶということもあるが、飛車丸は、コンの状態において、空を飛べる。が、それは、もはや宙に浮いているというレベルであって鵺との戦闘について行けるものではないのだ。
三枚の呪符を渡された時点で、自分が飛車丸になることは許可されていないと理解できる。なぜなら、この呪符は、『コン』のために作られたものだから。
そして、呪文が終わると、いつもとは比べ物にならないくらいの早さで鵺を追いかけていった。その光景を見ていたのは夏目と鏡。冬児はうつ伏せになったままだ。
とりあえず諸々を終えた春虎はようやく鏡に、向かい合った。未だに動けていない。その顔は、言霊に、逆らえない悔しさと、強者と戦うという悦びで、酷いものとなっていた。
「待たせたな……といっても、返事もできないか。口だけは自由にしてやる」
口調からどちらの立場が上か入れ替わっていた。春虎の予想に反して、鏡は静かだった。もっと騒ぐとおもっていたのだ。
「ひとつ聞きたい」
春虎が鏡に尋ねる。鏡が黙っているのは、おそらく、呪力を練っているのだろうという春虎予想は、まさにその通りだ。しかし、バレないようにと行動するのが、人間の心理である。当然、鏡もそうした。
「………………なんだ?」
「貴様にとって、陰陽術とは?陰陽とはなんだ?」
「……っふ、下らねぇ。が、そうだな。強いて言えば、力を誇示するための道具だ」
「そうか」
どこか納得するように、しかし、力強い声でそう言い、さらに、続けた。
「ならば、俺が示すとしよう。俺が正すとしよう。俺がその腐った性根を叩き潰してやろう…………
決して陰陽の、新たな光を消させはしない」
実のところ、春虎は、憤怒していたのだ。夏目を脅されたからでも、京子を危険にさらしたからでもない。冬児という、陰陽師の新たな卵を消すといったことにだ。
そういったあとで、鏡も準備が終わったようだ。ッハ!と力強く叫んだあと、その体が動き始めていた
「今日は、生憎手持ちがなくてな、だが、そんことは関係ねぇ。ぶっ潰してやる」
鏡のいう手持ちとは、すなはち、呪符のことだ。その不利すら気にならなくなるほど鏡の気持ちは高ぶっているらしい。春虎が今からするのは、相手をこけにすることだ。バカにして、貶して、ボロボロにして、その自負を、慢心を、強みを粉々に砕いて叩き直すことだ。
もしかしたら、優秀な陰陽師を失うかもしれない、が、春虎の脳裏にそのビィジョンは存在していなかった。
鏡が動き始める前に、春虎が、行動を開始する。体のなかで丁寧に呪力を循環させ綺麗に練り上げ呪文がを唱える
「オン・イダテイタ・モコテイタ・ソワカ」
ヒンドゥー教の軍神たるスカンダを前身にもつ、その足の早さで有名な増長天の一角である韋駄天の真言だ。
唱え終わったとたんに春虎はからだがものすごく軽く感じる。すぐさま、後ろを向き冬児を抱えると高速で夏目の元に向かった。
この時大切なのは、簡易な結界を張っておくことだ。詠唱者には韋駄天の加護により高速移動に伴う諸々の外的要因は排除されるが、持ち上げたり運ぶものはその例に当てはまらないのだ。以前、つまりは、転生前のかわいい思い出だ。
突然目の前に現れた春虎に夏目は、頭が追い付かない、何が起こっているのか混乱している。そういう状態の人間の意識を刈るのは、いとも容易いことだった。
背中に呪符を張ったとたん糸が切れたように倒れる夏目。そして、すぐさま、次の行動に移る。
「オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ」
慈悲の心を現すといわれている、薬師如来、または、薬師瑠璃光如来の真言。その力は、病や怪我を癒したと言う、が、その根底にあるのは、人間の自己治癒力を、高めるというものだ。
体の中の鬼との戦いによって高熱を発している冬児には、うってつけのものだった。
しかし、春虎が行ってるのは、それだけではなかった。春虎が韋駄天の恩恵を受けて依然として片指で数えられる程の時間しか経っていない。
人間の脳は、複数のことを同時にやる。いわゆる、マルチタスクを行うと、脳の処理速度は70%程落ちると言われている。では、効率よく仕事をする人はどうやっているのか、彼らはマルチタスクをしているように見えるだけで、効率よく順々にこなしているだけだ。
春虎がやっているのは、これの超高速版
高速行動によってまるで複数のことを同時に行っているように見える。効率よくやるを、めちゃめちゃ高速でやるに変えただけのことだ。
言うは易し行うは難し。
が似合うものだ。
冬児に治癒の呪術をかけるとほぼ同時に、禹歩が完了。そして、相手を挑発するのも忘れない。それも、今回の目的、自負を壊すことのひとつなのだから。
「ほらよ、使え」
そういって、腰に着いていた、呪符ホルダーのほとんどを無造作に鏡に向かってばらまく。鏡からしたら、間違えようのない侮辱。が、それを頼らなければ無勢にも程があるのも事実。小馬鹿にして慢心を汚すのに多分に効果的と言えた。
鏡の顔が怒りに歪むのを確認して、普段よりも多くの呪力を使用して荒らされた霊脈を、強引に捻り通る。そして、安全地帯、今回は陰陽塾へ届けるとすぐさま、鏡の元へと戻った。
霊脈を抜け地上に顔を出した瞬間、呪力で出来たサメが襲いかかる。
術者は、確認するまでもない。そう来るであろうと予想していた春虎は、未だ残っている韋駄天の恩恵でスルリと避け………………ることはせず、真正面から受けてたった。
「『散れ』」
途端に霧散するサメ、その先には、恐ろしいほど口を裂き、ニヤリと笑っている鏡の顔があった。
「待ってたぜぇ、春虎っつったよな。あんなことして、逃げるわけないもんなぁ。これだけ馬鹿にしてくれたんだ。すぐに終わんじゃねぇぞ!クソガァ」
「来いよ、バッテン野郎」
こらから、説法の始まりだ。
言うほど長くなかったですね。すみません。
前書きでいった理由は、まぁ、鏡との戦闘に入らなかったってだけなんですよ。読者としたら、イライラするんですよね、入る入るとか言いながら入らないの。経験したことあるので。
そんなことになるならと、一気に送った次第です。
以前にもあったような、意味のわからない頭の悪い文があったらいってくださいね。
今回は、原作にない真言を、用いました。
その恩恵と真言が、正しいものなのか私大変自信がありません。専門の知識があり、叱責すべきことがあるのなら、ご遠慮なくお申し付けください。
謝ったことを書くのはいけないことです。しっかり調べろと言われたらそれまでです。言い訳はしません。なので、先に謝ります。申し訳ございません
これからもお手伝い等どうかよろしくお願いいたします 読者の皆様とより良い作品にしていきたいと思います。