M市
吹雪と出会ってから1週間が過ぎた。
「ケッケケッケ!!俺の名はい○ぽマン!!狙った獲物は一生勃たないようにしてやry」バコォォォ!!!
怪人は腹に穴が開き絶命した。
「ふーゲーム借りて帰る途中に怪人と出会うとはな。まぁ帰るか。」
サイタマはダッシュする。もう説明は不要だろう。
A市サイタマ宅
「ただいま」
「旦那!!おかえりなさい!さっき旦那の携帯電話が鳴ってましたよ!!」
いつものように黒い精子が出迎える。
サイタマ「あー忘れてたわ。ジェノスからかな?」
「携帯持ってないとまたジェノスに怒られますよー?」
「あいつは俺の母ちゃんかだってーの」
だが家の家事全般はジェノスがやってくれているので怒られても何も言えない。ジェノスが出かけて1週間以上経つがサイタマの部屋は埃っぽくなってきた。
「はーいもしもし、サイタマです。」
「ああハゲマントか、今すぐヒーロー協会まで来てくれ。」
クソ、気にしないよう心がけようとも気にしてしまう。ジェノスやじいさんのヒーローネームはかっこいいよな…俺なんて見た感じそのまんまじゃねーか。もっといい名前ぐらいあるだろ。例えば………アンパンマンとかワンパンマンとか
「また何処にいくんっすか?」
「ヒーロー協会、クビになったりしてな、ハハハ」
3分後
ヒーロー協会。とにかくデカイ建物。
「サイタマでーす。」
受付にいる職員に話しかける。
職員は首をかしげながこう言った。
「ん?君協会から車で40分のアパートに住んでるよね?まぁ良い、至急会議室に向かってくれ」
途中会議室までの道のりが分からなくなったりトイレしてたりして会議室到着までに30分かかってしまった。
「はぁはぁ…この建物広すぎだろ」
たしかに建物は広いが30分も迷う馬鹿はいない。
「失礼しまーす。」
何故かドアがぶっ壊れていた。
「おお、サイタマ君早かったな。」
ファングが迎えてくれた。
(あとの四人は…ゲッ、タツマキいるじゃん。寝てるけど。ほかの3人は…見たことあるけど名前が分からんな。たしか…biohazardと童貞だっけ?なんか違うな…)
「よおじいさん、なんでタツマキ寝てんの?」
「会議が長引いてしまってな、退屈して寝てしもーたみたいじゃのぉ、やれやれ。」
タツマキはスヤスヤ寝息を立てて眠っていた。
「で、なんで俺を呼んだんだ?」
「サイタマ君、私の事は勿論知っているな?」
「いや、知らない。」
「シッチだ!いつも会議にいるだろ!!」
こんなやついたっけ
「サイタマ君、深海棲艦は勿論知っているね?」
「いや、知らない」
「君が先日「艦娘」と海で接触した際に現れた化け物のことだ!!ていうか何故かヒーローなのに分からない!?色々ヒーロー協会側で調べさせてもらったよ」
「まさかもう艦娘と接触しているとはね」
童貞っていうやつが喋っている。俺がヒーローに憧れてた歳でヒーローやってんのか。すげーな。
「あーあんときのねぇ…流石に死体と目が合った時はかなりびびったな。あんまり強くなくてがっかりしたけど。てか艦娘って何?吹雪は人間じゃないのか?」
あんまり強くない、か。一番雑魚でもメタルナイトの兵器が通用しないんだぞ…
ゾンビマンは驚愕する。ガロウ戦といい、アイツに限界というものはないのか?
「艦娘っていうのはなー…(以下省略)」
サイタマは長々と説明をうける。説明内容は第4話に書いてある内容と一緒なので割愛させていただく。(めんどくさい)
「おい、20文字以内でまとめry「そこでサイタマ君には艦娘達の提督となって深海棲艦を討伐していただきたい!!!」
シッチが叫ぶ。ファングの推薦ともあって期待しているのだ。
「いや、俺ヒーローやってるからいいわ。やりたくてやる訳じゃねえし。あ、お茶おかわり」
鼻をほじりながらめんどくさそうにサイタマが言う。自分のやりたいことだけをやる。そんないい加減だが自由なヒーローなのだ。
「ヒーロー以外に副業で職についてる人はたくさんるよ。イケメンマスクさんとか。」
「サイタマ君いきなり無茶なお願いだとは充分儂らも理解している。お主は強くて正義感に溢れている。そして誰よりも優しい。艦娘も、君の優しさと正義感に救いを求めている。君の実力は世間には認知されていないものの、たくさんの人を救ってきたのは事実じゃ。どうだ?艦娘達を導いて深海棲艦を倒してみんか?」
珍しくファングが真剣な眼差しで見つめているのでサイタマの心も揺らぐ。
(正義感?優しさ?別に意識したこともないからな。ヒーローも趣味と実益を兼ねてやってるだけだしな。艦娘が救いを求めているっていうのも良く分からない。艦娘は俺の他に頼れる奴はいないのか?うーんぶっちゃけ良く分からん。)
ファングが追い打ちをかけるようにこう言った。
「ちなみに朝昼晩3食ついてて食料には困らないぞ。もちろん費用はヒーロー協会が負担する。料理人も腕利きじゃぞ。もう特売日に買い出しに行かなくてもいいんじゃぞ」
(な、なんだって!?特売セールに頼る生活から抜け出せるのか!?)
「風呂もついてデカイベットもあるぞ。部屋もお前さんの部屋の倍ぐらい広いじゃろう」
(マジか!!安い布団に小さい風呂とはおさらばできるのか!!広い部屋でゴロゴロゲームできるのか!)
「君の知り合いの吹雪ちゃんにも会えるかもしれんぞ」
(吹雪か、また会いたいな。あいつも差別だったり酷いことされてんのかな?)
「それに」
「ガロウや怪人協会を超えるぐらいの実力をもつ艦娘や深海棲艦と戦えるかもしれないぞ。」
ーーーーー
ーガタン、ガタン、
一台の護送車が何処かに向かって走っている。護送車には海軍とデカデカと書かれており、その護送車が海軍の物だと良く分かる。
(はぁ…いきなり鎮守府に配属されると言われたのはいいけど、何故私が手首に手錠をかけられたのだろう。いつもの護送車なら手錠なんてかけられることなかったのに。今日は見張りも多いしなんか悪いことでもしたのかな。うぅ…そんな目で見ないでよ…怖いよ…)
吹雪の細い手首には警察の手錠なんてかわいいくらいの手錠がかけられている。まるで自分が極悪人にでもなった気分だ。自分は兵器だから極悪人とあまり大差ないのかもしれないが。
恐らく毎日訓練して鍛えているのだろう、屈強な肉体をした4人の海兵隊員が吹雪に目を光らせている。銃も携帯しており、抵抗しようものなら即、頭に鉛弾が飛んでくるだろう。
怖い、そんな目で見ないで。声には出せないが心の底から恐怖を感じていた。泣きそうにもなった。
「ついたぞ、さっさと降りろ。」
うぅ…気持ち悪い。乗り心地は最悪だった。
降ろされた場所は港みたいなところだった。ああ、いつ見ても海は綺麗だ。心地良い潮風と水平線まで広がる深い青色は宝石みたいに太陽の光で輝いていた。この先にあの深海棲艦がいるのだとしたら想像がつかないぐらいだ。
「さっさといけ!何ボケッとしてやがる。」
ドン!と突き飛ばされて地面に体を転がした。よろよろと立ち上がって渋々従った。従わないと研究所送りかその場で殺される。
数分歩いた先に大きい建物があった。レンガ作りの洋風な屋敷だ。大きな柵に囲まれており、正門は大層立派な門だ。看板にはヒーロー協会鎮守府とだけ書かれている。柵越しから屋敷を見てみると、庭に色とりどりな綺麗な花が植えられていて、中心には綺麗な噴水があり、小ささ虹ができていた。
「ここが鎮守府だ。行くぞ。」
海兵に声をかけられたその時、
「あーあ、このでけー屋敷みたい所に住んだのはいいけど、コンビニまで遠いのが不便なんだよな。」
「え?」
吹雪が振り向く。
「お、よう吹雪、悪いことして捕まったのか?」
前と変わらず無気力な声で話しかけてきた。
海兵隊員が叫ぶ
「誰だ貴様!!何故この艦娘の名前を知っている!?」
「誰だ貴様ってお前らは誰だよ」
ヘラヘラ笑いながらそう返す。
「口答えするな!答えろ!」
バナナオレを飲みながらこう言った。
「俺はサイタマ、趣味でヒーローと提督をやっている者だ。」
「は?趣味だと?」
「あ、証明書みたいなのならあるぞ。」
サイタマは証明書を渡す。
海兵隊員達ははまじまじと証明書を見ながら。
「おい、マジかハゲてる!!」
「ほ、ほんとだ。こんなハゲが鎮守府の提督なのか!?」
「制服着てないぞこのハゲ!!」
「てか俺らより若いのにハゲてやがるぞこいつ!!」
「誰がハゲだコラァァァァァ!!制服は暑苦しいんだよ!」
サイタマの服装は半袖の黒文字でOPPAIと書かれた白色のTシャツと赤の短パンである。
「で?なんでお前らは吹雪を手錠で拘束してんの?」
「海軍の鎮守府で艦娘が裏切りをおこした事件を貴様も知っているだろう!?それをきっかけに今回は暴れられないようにダイヤモンドより硬い超合金手錠で拘束しているのだ!!所詮艦娘は兵器の形をした化け物でしかないからな!化け物にはそれ相応の対策をとらなくちゃな!!」
海兵隊員は高笑いする。ゴミを見るような目で吹雪とサイタマを見下す。
サイタマは吹雪を見た。吹雪は俯いていた。泣きそうになっていた。辛そうだった。
サイタマはテクテク歩いて海兵隊員達と吹雪の前に立つ。
「あ?なんだハゲ頭。提督だからと言って調子にのるなよ?まずその頭でヒーローなんて良くやってられるよなwwwwどうせC級のお遊びヒーローごっこだろハゲwwwwwこっちは国の命令で働いてんだよwwwww」
またケラケラと笑い声が起きる。
ガシャン!!
鈍い音を立てて、手錠がぶっ壊れた。
「「「「「え?」」」」」
海兵隊員も吹雪も全員固まった。まるで5人だけ時が止まったように。
「そうか、新たに配属される艦娘ってお前のことだったんだな。また会えて嬉しいぜ。吹雪。」
ニヤリとサイタマが笑う。
無気力だけど、優しい優しい優しい優しい優しい優しい声だった。
吹雪はゆっくり上を向いた。目がぼやけてサイタマの顔が良く分からなかった。頭が熱かった。
「な!?超合金の手錠を…!!何者なんだテメェ!!」
「あ、もういいんで帰ってください。」
サイタマはそういって4人まとめてワンパンで吹っ飛ばす。吹っ飛んだ先は木があるので死にはしない。
「あ、あの…」
「『悪い奴』を退治するのがヒーローの仕事だからな。」
「え…人間を退治するのですか…」
「お前にとっては『悪い奴』じゃねーか。いこうぜ、吹雪。」
サイタマは手錠をぶっ壊した手を差し伸べる。その手は、とても暖かく力強い手だった。
私はサイタマさんと手を繋ぎながら鎮守府の扉の前にいた。さっきまでヒックヒックとしゃっくりをあげながら大泣きしてサイタマさんの胸で泣いていたが今は落ち着いてきた。サイタマさんは「やっちまった」と言ったみたいな顔をしてオロオロしていたが、私が泣き止むまでずっと見守っていてくれた。
「ただいま」
サイタマさんそう言った。誰かいるのだろうか?
そしたら階段からドドドドと音がして何かが駆け下りてきた。
「チィースサイタマwwwwwwwwwパシリお疲れ様でーすwwwwwww」
「お疲れっす旦那!!黒胡麻プリン買ってきましたか?」
「まさかスマブラXでお前らに負けるとは…対キング用にとっておいた俺のスネークが歯が立たないなんて…」
「いやサイタマのスネーク弱すぎwwほぼ毎回私のクッパと黒ピクミンのピクミンでタイマンしてんじゃんww」
「2試合に一回は自滅してますよね旦那…」
「んだとコラァァァァァァァァァァァァァァァ。次はぜってー負けねー!!あ、これ鈴谷のロールケーキね。チョコなかったから普通の買ってきた。はいピクミンの黒胡麻プリン」
「んー売れ切れなら仕方ないね。いっただきまーす」
「うぐ、やっぱスイーツはたまんねぇ。うめぇ涙がでる」
「おい、お前ら立ったまま食うなよ」
あんぐりロールケーキというものを速攻で食べ終える、鈴谷と呼ばれるとても綺麗な女性。人間でいう高校生ぐらいの歳だろうか、私より2、3歳上だ。髪は鮮やかな緑色でとても顔は可愛い。何より特徴的なのが大きな胸だよね…もう装甲と言っても良いくらい大きすぎる…別に嫉妬なんてしてないですからね!!女の子の私でも可愛いと思うのだから、きっと男の人からモテモテなんだろうな。
もうひとりの黒胡麻プリンというものを泣きながら食べている小さい黒い小人(?)みたいな人は、頭に尻尾みたいな物を生やしている。この小人さん、海軍の怖い人達と顔似てるなぁ…
「そういえればその子誰?てかなんで顔真っ赤?」
「ああ、こいつは吹雪。今日からここに配属だってよ。」
「あ〜〜、特型駆逐艦のねぇ…私は最上型重巡鈴谷。よろしくね!あなたと同じ艦娘よ。」
え!?この人も同じ艦娘なの!こんな美人な人が艦娘かぁ…胸も大きいし…
「俺の名は黒いs「あんたはピクミンでいいから!!吹雪ぐらいの歳の女の子には刺激が強すぎ!!」
「は!?別にいいじゃねーか!!なんで俺だけ名前教えちゃダメなんだよ!!」
「駄目だっつーの!!乙女心を考えろピクミン!!」
「ピクミンじゃネェェェェェェ」
「うるせーぞピクミン。」
「うぅ…元は旦那が原因なんですからね…」
何故だか黒い小人さんの名前を巡って鈴谷さんと小人さんがケンカしている。刺激?乙女心?なんのことだろう?とりあえず小人さんの名前はピクミンさんでいいのかな。
「あ、あの私、特型駆逐艦1番艦吹雪と申します!!一生懸命頑張りますので皆さんよろしくお願いします!!!」私は挨拶をしなきゃと思い、右手を上げて肘を曲げ手のひらを左方向にむけ、人差し指を頭部の前部にあてて、敬礼した。この日の為に一生懸命練習したんだよね…
「おおー吹雪は真面目だねぇ。こちらこそよろしくね!」
太陽のように笑う鈴谷さん。本当に綺麗な人だなぁ…
「まーよろしく」
ピクミンさんも返してくれた。
「そういやもう昼飯の時間だよな。食堂いこうぜ。吹雪は飯食った?」
サイタマさんが壁においてある大きな古時計を見ている。
「まだ食べていませんね。」
朝食は朝早くに食べていたのでお腹が空いていた。
「じゃあ俺たちと一緒に食べようぜ。」
「あの…いいのでしょうか?」
「当たり前だろ?飯は皆んなで食ったほうがうめーだろ」
なんて心の広い人なのでしょうか?ここまで優しい人間は見たことがありません。
「よ〜し食堂まで突撃して参りましょうか!!行くよピクミン!!吹雪も行くよ!!」
「ギャァァァァア!!頭を引っぱんな!!」
鈴谷さんはピクミンさんの頭を掴んで走って行ってしまった。
「じゃあ俺らもいくか!!腹減ったからダッシュで!!」
「え?あ、はい!!」
サイタマさんと私も走って食堂へと向かっていった。
食堂
「おおーサイタマと吹雪遅いぞー!」
鈴谷さんが手を振りながら呼んでいる
「あら?その方は?」
調理室から誰かがでてきた。透き通った声で話しかけてきた、昔の白いエプロンを来た美しい女性。淑女とはこの人のことを言うのだと思う。
「おー間宮。カレーの匂いがするぞ。こいつは吹雪。今日配属になった艦娘。こいつも一緒に飯食うわ」
「特型駆逐艦1番艦吹雪です!よろしくお願いします!!」
先程と同じ敬礼をする。
「あたりですよサイタマさん。まぁまぁ…可愛らしい子ですね。私は給糧艦の間宮と申します。見ての通りこの食堂を経営しています。よろしくお願いしますね。じゃあ4人分用意しておきますよ。」
見る者を癒してくれるように優しくにっこり微笑む間宮さん。本当に美しい。そして大きな胸に目線が飛んでしまう。別に悔しくなんかは……ないです!!
「鈴谷さんとピクミンさんはもう席に着いておられますよ。ポチは寝ていますので後でエサをあげておいてくださいね。では、私は盛り付けをしなければいけませんので…」
そう言って間宮さんは調理室へ戻っていった。
テーブルに目を向けると鈴谷さんとピクミンのさんが手を振っている。
鈴谷「しっかし人が少ないとこんなにイスとテーブルを用意した意味がないね」
サイタマ「まーまだ俺が着任して2週間だからな。その内人が増えるだろ。そういや明石は?」
黒「あの機械オタクならそのうち来ると思いますよ」
吹雪「明石さんとは誰でしょうか?」
サイタマ「機械オタク。朝昼晩工廠に籠っているニートだ。」
食堂は私達4人だけでガランとしててちょっと寂しい。周りにはたくさんテーブルやイスが配置してある。
あたりにはスパイシーな匂いが漂っており、だんだん食欲が湧いてくる。
「はいお待ちどうさま。カレーですよ!!」
間宮さんがカレーというものを運んでくる。
「「おおー待ってましたー!!」」
鈴谷さんとピクミンさんが同時に声をあげていた。
この2人とても気が合ってそう…
私はカレーという食べ物を初めて見た。皿の横にスプーンがおいてある。スパイシーな匂いがはこの食べ物が原因だった。とても美味しそう。人参や茄子やレンコン、その他色々な野菜が茶色のタレ(サイタマさん曰くルーというらしい)みたいなのに入っていて、とても美味しそう。
「吹雪、カレー食うのはもしかして初めてか?」
サイタマさんが話しかけてくる。
「はい、初めてです…」
「そうか、うまいぞ。特に間宮の作るカレーだからな。」
ニヤリとサイタマさんが笑った。間宮さんは顔を赤くして照れていた。
「じゃー皆さんお手を拝借!!」
鈴谷さんが掛け声をかける。
「いや忘年会じゃねーぞこれ」
サイタマさんが突っ込む。
「うぅぅぅぅ…またカレーにありつける日が来るとは…」
何故かピクミンさんは目を潤ませている。
「皆さんおかわりはありますからね。」
私の横に座った間宮さんが微笑む。
私は手を合わせる。カレーを初めて食べるからだろうか、みんなと一緒にご飯を食べるからだろうか、私の心臓はドキドキしていた。
「それじゃあせーの!!」
「「「「「いただきます!!」」」」」
兵器としてではなく、艦娘としての生活が始まった。
誤字、脱字はご遠慮なく報告してください。
ちなみにサイタマが着任して間もない頃の物語もいつか書く予定なので楽しみにしていてください。