“まがいもの”の第四真祖   作:矢野優斗

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長らくお待たせしました、天使炎上篇投稿です。それではどうぞ。


天使炎上
天使炎上Ⅰ


 深夜の絃神島西地区上空。禍々しい輝きに包まれた二位の天使が、虚空を切り裂くように飛び回っていた。

 どちらも小柄な少女。血管が浮き立つ醜悪な翼を広げ、着衣は四肢が剥き出しの薄衣。顔はのっぺりとした奇怪な面に隠されている。天使と呼ぶには些か以上に不気味かもしれない。

 しかし、纏う気配は神聖そのもの。天使たちから発せられる気配に、魔力や呪力の類は一切ない。眩い光を散らして飛ぶ様はまさしく天使だ。

 両者は絃神島の闇を照らしながら、お互いを削り合うように衝突を繰り返す。その余波で近くの高層ビルが幾つか破壊され、道路は爆撃に曝されたかのように陥没した。

 尋常ならざる超常同士の戦い。まるで神話の一ページを切り抜いたかのような激しい戦闘は、やがて終わりを告げる。

 天使の一位がもう一方の天使を撃ち落とした。

 負傷した天使が余波で倒壊したビルの中へと消える。それを追ってもう一体の天使も粉塵立ち込めるビル内部へと突入した。

 ついさっきまでの激戦が嘘のような静寂が訪れる。二位の天使がどうなったのか、ビル内部で一体どんな遣り取りが繰り広げられているのか。傍からでは窺い知れない。

 耳が痛くなる程の静寂が数分。立ち込める塵煙を突き破って一位の天使が現れた。

 どういうわけか、その天使は体の至る所に血が付着していた。特に仮面に隠された口元からは今もなお鮮血が滴っている。少女自身は傷一つ負ってないというのにだ。

 宙空に佇む禍々しき天使は甲高い絶叫を上げると、目にも留まらぬ速さで戦闘空域から離脱した。月光に煌めく銀の御髪を靡かせて。

 その一部始終を醒めた目で見届ける者がいた。

 絃神島南地区に建つマンションの一つ。そのベランダに一人の少年が立っていた。

 恐ろしく無表情な少年の瞳は、真っ直ぐ銀髪の天使を捉えて離さない。そこに秘められた感情は複雑怪奇。少年自身ですらその内訳を把握できていない程に混沌としている。

 

「…………」

 

 無言のまま、少年は手摺に掛けていた手を握り締める。固く瞼を閉ざし、今にも溢れ出てしまいそうな感情の波をぐっと押し留め、吞み込む。

 天使が消えてからも少年はしばらく立ち尽くしていた。だが聞こえてきたサイレンの音で我に返り、部屋の中へと引っ込んだ。

 

 

 ▼

 

 

 藍羽浅葱の暁古城との出会いは中学にまで遡る。それ以前に顔を合わせることがなかったというわけではなかったが、古城という存在を確かに認識したのはその時だった。

 その日、浅葱は病院の薄暗い待合室で一人涙を流していた。大切な家族である母親が不幸にも病死したのだ。そのショックは計り知れない。

 時間的に誰にも見られる心配がないからと高を括っていた。まさか自分以外に人がいるとは微塵も考えていなかった。

 コツコツとリノリウムの床を蹴る音が森閑とした院内に響く。浅葱は膝の上に広げたノートPCから顔を上げ、音の発生源へと目をやる。

 浅葱と同じ彩海学園の男子制服の上から黒いパーカーを羽織った少年が、浅葱のいる待合室前を横切ろうとしていた。

 その少年に浅葱は見覚えがあった。というか、つい二ヶ月程前に転入してきた生徒、暁古城その人だったのだ。

 この時点で、浅葱の古城に対する認識は妙な新入り程度だった。

 中学生にしては柔らかな物腰と紳士的な態度。顔立ちも悪くなく、運動神経も良い。転校生という肩書きも相まって僅か二ヶ月という短い期間で、暁古城はクラスを超えて軽く学園の注目の的になっていた。

 だが浅葱はあまり興味を持っていなかった。所詮転校生、その内注目も薄れて馴染んでいくだろう程度に考えていたのだ。

 しかしその考えは、過ぎ去ろうとした古城の横顔を目にした途端に吹き飛んだ。

 

 ──死んでいた。

 

 顔の造形が変わったわけでも、歪めていたわけでもない。むしろ表情自体は皆無。それなのに浅葱は古城の横顔に計り知れない程の絶望と苦悩を感じ取った。

 クラスメイトたちに穏やかな微笑みを振り撒く昼間の姿とはかけ離れている。あまりにも雰囲気が違いすぎて同じ顔の別人かと思ってしまう程に、目の前の暁古城は酷い顔をしていた。

 俯いていたのもあってか古城のほうが浅葱に気づくことはない。色濃い負の雰囲気を背に背負って過ぎ去ろうとしている。

 

「ちょっと……」

 

 浅葱はその背中を見て、自分のことは棚に上げて思わず声をかけてしまった。

 古城が歩みを止める。そして待合室のベンチに座る浅葱を認めて、本当にたった今気づいたとばかりに微かに目を瞠った。余程周囲を気にしている余裕がなかったのだろうか。

 

「おまえは……」

 

 声の主たる黒髪の少女(、、、、、)を凝視して古城は僅かに首を傾げる。その反応に、まさか覚えてないのか、と浅葱は一瞬吊り上がりそうになる眉を意思の力で抑えつけた。

 

「あんた、この前きた新入りよね。こんな時間に病院になんの用?」

 

 真っ直ぐと瞳を見据えて浅葱が問うた。古城はしばしの沈黙ののち口を開く。

 

「妹がずっと入院しているんだ」

 

「妹さん?」

 

 暁古城に妹がいるとは初耳だった。絶賛学園の注目の的となっている古城に妹がいるならば話題に上がってもおかしくないだろうに。いや、今の古城の言葉通りならばその妹は引っ越してきたその日から入院しているのかもしれない。それならば話題に出ないのも不自然ではない。

 妹が入院している。その事実は浅葱の中である種のシンパシーを生んだ。既に母は亡き人となってしまっているが、病院の世話になっているのは変わらない。故に浅葱は古城に対する警戒を少しだが緩めた。

 逆に古城は唐突に態度が和らいだ浅葱を不審に感じているのか、その瞳には困惑の色が浮かんでいた。

 

「それで、俺に何か用か?」

 

「あぁ、うん、ちょっとね。物凄く酷い顔をしてたから、思わず声かけちゃって」

 

「酷い顔?」

 

「昼間のあんたと全然違うから、気になってね」

 

 浅葱の指摘に古城は自身の顔に手を触れる。だが別段表情が動いているわけではない。浅葱が指摘したのは物理的な変化ではなく内面的な変化だ。だからぺたぺたと頰や眉間を触る古城の姿が、どこか滑稽に感じられて浅葱は小さく噴出した。

 

「違う違う、そういう意味じゃなくて雰囲気とか空気がってこと」

 

「紛らわしいな……」

 

 怪訝な表情を浮かべながら古城は手を下す。そしてどういう風の吹き回しか浅葱の座るベンチの端へと腰を下ろした。

 おっ?と浅葱は内心で驚く。あのまま無視されて帰られるかと思ったが、どうやら古城の気を引けたらしい。

 しかしベンチに座る古城が話しかけてくる気配はない。ただ膝に肘を置いて背を丸めているだけだ。苦悩するように、静かに沈痛に。

 古城なりに何か悩んでいるのだと察して浅葱から話しかけることはなかった。薄暗い待合室に差し込む唯一の光である非常口の緑光に照らされる横顔をじっと見つめるだけ。

 一分か二分か、続いた無言の空気はふっと吐息を漏らした古城によって破られた。

 

「そんなに酷い顔で、俺は妹の見舞いに行っていたのか。そりゃ心配されるよな」

 

 どこか自嘲気に笑う古城。どうやらついさっきまで見舞いで妹と会っていたようだ。その際に何かしら言われたのだろう。

 

「教えてくれて助かったよ。今度からは心配させないよう、ちゃんと(、、、、)しないとな」

 

「え、ああ、うん……」

 

 古城の言い回しに妙な違和感を覚えつつも、浅葱は頷き返した。

 

「そうだ名前、教えてくれないか。色々と忙しくてまだ全員分覚えてないんだ」

 

「やっぱり知らなかったのね……」

 

 最初の反応でそんな気はしていたが、面と向かって言われると少しムッとなる。確かに見た目は地味だが浅葱は幼い時から絃神島に住む謂わば古株。新入りと言えど知られていないというのは少し腹が立つことだった。

 だから、浅葱は若干唇を尖らせながら古城に名乗った。

 

「藍羽浅葱よ。きちんと覚えておきなさいよ」

 

「──藍羽、浅葱……」

 

「ん?どうかした?」

 

「……いや、なんでもない」

 

 そう言って古城は顔を俯かせる。その口元には儚くとも歪とも取れる笑みが貼り付いていた。

 

「そうか、今日だったのか。ほんと、物語なんだな……」

 

「なんか言った?」

 

「ただの独り言だよ」

 

 口の中で転がされた呟きが浅葱に届くことはなかった。

 

「藍羽、いや浅葱でいいか?」

 

「好きに呼んだら。別に名前どうこうとか言うつもりないし」

 

 元がサバサバした性格なだけに、男子から名前で呼ばれようと然して気にしないのが浅葱だ。そのおかげか異性であることを気にせず気楽に話すことができるとクラスの男子たちからは評されている。そのせいか浮いた話もないが。

 古城は今までの酷い顔や歪んだ笑みとは違う、昼間ですら見せたことのない優しさに満ち溢れた微笑みを浮かべる。

 

「浅葱、これからよろしくな」

 

「……うん、よろしく」

 

 少し素っ気なく浅葱は返す。しかしその内心では出し抜けの古城の微笑みに一瞬見惚れ、動揺していた。どうして目の前の少年の微笑みにこんなにも安心させられるのだろうか。殆ど面識もないというのに。

 その答えは、案外簡単に思い浮かんだ。

 

 ──ああ、こいつの顔。お母さんみたいなんだ。

 

 親が子を慈しむ愛情に満ちた笑み。古城が湛える微笑みはそれと同じだった。

 何故殆ど赤の他人である古城からそんな感情を向けられるのか、浅葱にはてんで想像がつかなかった。だが、分からなくていい。今は、傷ついた心が癒えるのを待てばいい。

 この日を境に、浅葱の中で古城の位置付けはただの転校生から気になる転校生へと格上げされた。そして古城と触れ合っていくうちにいつの間にか彼に惹かれ、恋をしていた。

 古城の周りには数多くのライバルがいる。クラスメイトだけではない、学園規模で古城は慕われている。だがそんなものは中学の時からの話だ。今更焦る理由にはならない。

 だがその古城の周囲が、色んな意味で慌しくなっている。その事実は浅葱の心を大きく揺さぶった。

 このままでは古城が取られてしまう。それは、嫌だった。

 故に、浅葱は決心する。今日に至るまで性格が災いして空回りしがちであったが、それも終わりだ。これからはもっと積極的にアタックをかけよう。具体的には……まず、相手をよく知ることから。

 何かと秘密を抱えている節がある古城。その隠された秘密に触れれば、何かが変わるかもしれない。そう信じて浅葱は決意を固めた。

 ここに、自重を投げ捨てたあらゆる電子機器を意のままに操る性質の悪いストーカーが生まれたのだった。

 

 

 ▼

 

 

 十月に入り、全国的に秋の気配が色濃くなってくる時期。しかし太平洋のど真ん中に浮かぶ絃神島は常夏の島。今日も今日とて空には秋の気配を微塵も寄せ付けない太陽が燦々と輝き、教室には殺人的な紫外線が差し込んでいる。

 窓からの熱線にも似たきつい陽射しに、古城が顔を顰めた。帰りのHRが終わり、めいめいが教室から散っていく中で、古城は一人憂い顔で窓の外を眺める。

 心ここに在らずといった感じの古城に、こっそりと様子を窺っていた浅葱は小首を傾げる。

 ここ数日、古城の様子がおかしい。学校生活の様子だけ見て取ってもその異常は歴然。本人的には誤魔化せているつもりなのかもしれないが、比較的古城の近くにいる人間たちにはバレバレである。

 

「はあ……」

 

 頬杖を突いて憂いに満ちた溜め息を洩らす古城。その様子は傍から見ると恋に悩む思春期の少年の図に見えなくもない。

 まさか、と浅葱は頭を振る。ここ最近ずっと古城の様子を窺っていたが、特定の女子に対して特別反応を示すようなことはなかった。何故かいつも近くにいる雪菜に対する態度も、以前と何ら変わりはない。

 逆に雪菜のほうから古城に近づく頻度が増えているのは気のせいではないだろう。時期的に言えば二週間前、丁度黒死皇派による大規模なテロ事件が発生した頃を境にだ。

 浅葱の中で雪菜の位置付けは非常に微妙なものである。一先輩としては嫌いではない、むしろ一人の人間としては好ましい少女だ。しかしこと古城を巡る恋愛になると話が違う。

 夏休み明けからこの絃神島に引っ越し彩海学園中等部に転入してきた転校生。でありながらこの短期間に古城との距離を急激に縮めた猛者だ。中学からの付き合いというアドバンテージはあれど、雪菜の快進撃に浅葱も危機感を抱かざるを得ない。

 浅葱が内から湧き上がる焦燥に頭を悩ませていると、窓の外から視線を切った古城がバッグを片手に教室を出ていく。

 あ、と声を洩らしてその後ろ姿を見送る浅葱。ここまでならいつもと変わらぬ、見た目ビッチの純情娘だ。しかして今日の浅葱は一味違う。

 机の横に掛けてあったバッグを肩に掛け、愛用のスマホを起動させ、勝手に人様の電子端末内に居座る人工知能に呼びかける。

 

「ミッションよ、モグワイ。校内の監視カメラにハッキングかけて古城の居場所を常に把握できるようにして」

 

「嬢ちゃん。とりあえず、その辺に自重っていう大切なものを落っことしてないか確認してくれや」

 

 常ならばからかい混じりに便乗する補助人工知能(AI)。だがさすがに恋の暴走列車に飛び乗る度胸はなかった模様だった。

 全くもって役に立たない、と歯噛みして仕方なく浅葱は自らの足で古城を追いかける。古城を追って教室を飛び出ていく浅葱を、残っていたクラスメイトたちが微笑ましげに見守っていたのを当人は知らない。

 

「古城のやつ、どこいったのかしら……」

 

 モグワイとの遣り取りに僅かばかり時間を取られたせいで、教室を飛び出した浅葱は古城の背を見失った。

 古城が寄り道せずに帰るならば真っ直ぐ下駄箱に向かうべきだろう。しかしここ数日の古城は真っ直ぐ帰宅することなく、あちらこちらに寄り道しては時間を潰していた。

 一昨日は中等部の凪沙のクラス。そこへ妹である凪沙ではなく、叶瀬夏音という少女を訪ね、間の悪いことに既に帰宅しており擦れ違い。

 昨日は呼び出しを受けたのか何故か校長室より高い彩海学園最上階に位置する那月の執務室を訪問していた。その際、中でどんな会話がなされたかは定かでないが、途中血相を変えた雪菜が部屋に飛び込んでいったのは印象に残っている。余程慌てていたのか、柱の陰に身を潜めていた浅葱に気づくことすらなかった。

 二日と続けて寄り道をしている古城。二度あることは三度あるというし、今日の古城が自宅へ直帰するとは考え辛い。となると古城が寄りそうな場所の候補地はどこだろうか、と浅葱は考えて視界の隅に見覚えのある黒髪の少女二人を捉えた。

 

「凪沙ちゃんに、姫柊さん……?」

 

 何やら柱の陰でコソコソしている知り合いの少女たちの名前を浅葱は思わず呟く。

 浅葱と凪沙たちとの距離は結構離れている。そのため普通ならば浅葱の呟きが二人に届くわけがないのだが、獅子王機関で育てられた剣巫の雪菜は持ち前の直感と聴力で反応してしまった。

 

「「あ……」」

 

 バッチリと目が合い揃って硬直する浅葱と雪菜。まさかこのタイミングで出会すとは、お互い思ってもみなかったのだ。

 しばし微動たりとせず見つめ合う二人。睨み合いではないがお互いどんな反応をすればいいか分からず困惑しているといった様子だ。

 二人を取り巻く妙な空気は、雪菜の隣にいた凪沙が浅葱の存在に気づいたことで霧散した。

 

「あ、浅葱ちゃん。奇遇だね、こんな所で。なになにどうしたの?雪菜ちゃんと見つめ合っちゃって」

 

 と言って浅葱に手を振る凪沙。頭の上でポニーテールを揺らす姿は常となんら変わりなく見える。しかしその表情が微妙に引き攣っているため怪しく感じられてしまう。

 浅葱はどことなく胡散臭さを感じながら二人に歩み寄る。

 

「凪沙ちゃんたちこそどうしたの。ここ、高等部の校舎だけど」

 

「うっ、それは……」

 

 痛いところを突かれたとばかりに呻く凪沙。愛らしい円らな瞳が水泳選手もビックリな速度で泳いでいる。何やら後ろめたいものがあるらしい。

 一体何を企んでいるのやら、と少し呆れながら浅葱は何気なく凪沙たちが見ていたほうに視線を向ける。

 見覚えがありすぎる黒いパーカーの少年が、丁度保健室に入っていく姿が見えた。

 浅葱はしばし呆然としたが、すぐに我に帰ると凪沙たちの事情を大まかにだが察した。つまるところ、目的は浅葱と同じである。

 

「二人とも……」

 

「ち、違うんだよ浅葱ちゃん。凪沙はちょっと古城くんが心配で、それでね。ほら、なんだかここ最近難しい顔ばっかりだし、ピリピリしてるみたいでおかしかったから、それで気になって……」

 

 つい魔が差してしまった。凪沙は己の罪を悔いるように浅葱に告白した。その内容は恋の暴走列車こと浅葱とはまるで違う、心から古城のことを心配した故のものだ。勿論浅葱の行動目的にも一応古城が心配というのはあるが、目の前の兄思いな少女と比べてはいけない。

 胸の前で手を組み合わせて俯く凪沙に、浅葱は心が洗われる気分だった。ちなみに凪沙の隣に添い立つ雪菜は表向き凪沙と一緒に古城の尾行。裏では当然のように式神を通して古城の様子を監視していた。さすが国家公認ストーカー。宣言通り監視に余念がない。

 

「そっか……全く、あのバカは妹を心配させて何をしてるのよ」

 

 自身の暴走は棚に上げて浅葱が言う。その隣で雪菜も深々と頷く。浅葱のバッグの中で、お前たちが言うなとばかりにピンクのスマホが震えた。しかし誰一人と気づくことはない。

 

「ほら、行くわよ二人とも。あいつが保健室で何してるのか、暴いてやろうじゃない」

 

 ノリノリで保健室へと歩みを進める浅葱。凪沙と雪菜は互いに顔を見合わせたあと、結局好奇心と心配には勝てず浅葱のあとについていったのだった。

 

 

 

 

 

 

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