ー二年前ー
ーーなんでだよッ⁉︎騙してたのかよッ⁉︎
「騙されるあなたが悪いんじゃない」
ーーふざけるな!...ああ、クソッ信じてたのに...
「信じてたのに?冗談も止して頂戴。私は喰種。あなたは人間。それだけで、もう、果てしなく隔たっているのよ、私たちは」
ーーなんで、なんでだよッ...。ずっと、嘘ついてたのかよ...
「なに?本当の事を言えば、どうしたというの?私を匿ってくれたというの⁉︎いっしょにいてくれたの⁉︎...馬鹿馬鹿しい。どうせ《CCG》に連絡して終わりよ。所詮、喰種はバケモノだものねぇ。私の正体を知れば、貴方きっと、以前のようには接せないわ」
ーー........。
「ーーやっぱり。なにも言い返せない。ええ、そうよ。分かってたわよ。ちょっとでも期待した私が大馬鹿だったわ。ーーーじゃあね。もう、二度と会うことはないでしょう。恋人だったよしみで、今回は喰べないであげるけど」
ーーあそこだ!いたぞ!《カーミラ》だ!
「ちっ、見つかったか」
ーーま、まてよ。まだ話は
「.......さようなら」
ーー大丈夫か!怪我はあるか⁉︎
ーー......。
ーーすぐに病院に運ぶ!しっかりしろ!
ー現在、《CCG》社宅アパート301号室ー
ぱちり。
「.........嫌な夢を見た」
「.........もし、俺が主役の小説があるのだとしたら」
「.........それは、悲劇だろうか」
ーーエリコ。
ーーお前と、話がしたいよ。
ーーお前の気持ちが聞きたいよ。
ーー俺は、お前を確かに愛していた。
ーーけど、あの時、それが言えなかったのは。
ーーそれは、俺が人間で、お前が喰種だからか?
ーーああ、エリコ。
ーーお前に、会い、たい。
そう思って、イブキはベッドから降りた。
立ち上がり、自分が生きてる事を自覚する。
深く息を吸い、吐く。それを三回繰り返す。
《CCG》の捜査官が着るコートを羽織って。部屋から出た。
ーーなあ、エリコ。
ーーこの世を歪めているのは、俺たち人間か、それとも、お前たち喰種なのか?
ーーわからないよ。
「.....朝日が、眩しい」
それが、衣吹維吹一等捜査官の、朝だった。
#
衣吹維吹ーイブキイブキー
階級:一等捜査官
性別:男
年齢:18歳
身長:180cm
体重:75kg
誕生日:8月30日
クインケ:レートA、レイヴンMK-III
ショットガン型クインケ。羽赫。一発一発が強力な反面、あまり射程距離がない。
元恋人:瀬川恵利子ーセガワエリコーレートSS喰種。通称《カーミラ》。