疲れていたのか寝てしまっていましたw
では16話ですどぞー!
「凄い人だな…」
俺は75層のコロシアム前に来た
まだ俺とヒースクリフが戦うまで1時間もあるのに観戦席に行く為の入り口は人集りが出来ている
「さぁさぁ!紅の剣士レイと、血盟騎士団団長ヒースクリフの一対一の真剣勝負!勝つ方に賭けろよぉ!!」
こいつらの情報網は恐ろしい
どっから俺とヒースクリフの対決の情報が漏れたんだ
てか見世物じゃないぞ
「どっちが勝つか賭けてるのかよ…まぁ、どうでもいいけど」
俺は中に入って準備でもしようかと思った時だった
「レイ!」
「んあ?キリトじゃん、どした?」
「どした?じゃない!ヒースクリフと戦うって聞いたから慌てて駆け付けたんだ!」
「応援…って訳でも無さそうだな」
「何で戦いなんて挑んだんだ!?」
「………奴の正体を暴く為…」
「…は?」
「いやいや、あいつのHPがレッドゾーンに入ったのを誰も見た事が無いって聞いたからよ、何としてもレッドゾーンまで追い込みたいんだよ」
「そ、そんな事の為にか…?」
「そんな事とは失礼な!もし俺が負けたら血盟騎士団に入るんだぞ!?まぁ、勝ってもだけどさ…」
「なっ!?じゃあ、昨日呼び出されてた理由って…」
「血盟騎士団への勧誘…さて、そろそろ準備でもしてくるかな」
「あ、おい!」
俺はキリトを振り切りコロシアム内に入った
通路を歩いていると、奥でヒースクリフが待っていたと言わんばかりに此方に近付いてきた
「何だ?あんたの入場門は向こうだろ?こんな所で何してるんだ?」
「君に挨拶をと思ってね」
「とか言いつつ、「君に勝ち目は無いぞ?」とでも言って俺を諦めさせようとしてんのか?」
「その手も最初に考えてはいたが、少し違う」
「?」
「今回は下手をすれば片方が死ぬ…その事への注意をね」
「はっ、その片方は俺と言いたいのか?」
「その可能性は充分にある」
「「君を殺したくはない」って言いたいみたいだな……」
「全くもってその通りだ、勧誘したプレイヤーを殺してしまっては元も子もない」
「更にはアンタの信頼も無くなるかもな…」
「そんな事態だけは避けたい…だからどうだろうか?デュエル内容を…」
「変える気は無いぞ…デュエル内容は完全決着モードでやる」
「………そこまで言うのなら良いだろう…」
ヒースクリフは通路を進んでいった
「………決めつけるにはまだ早いか…さて、アイツの余裕もここまでた…!」
俺は通路を出てコロシアムの戦闘フィールドに出た
「デュエルは完全決着モード、勝敗は先にHPがレッドゾーンに入った方が負けと見なす…それで良いな?」
「私は構わない」
「その余裕面…出来なくさせてやる」
俺はデュエル申請を送った
ヒースクリフは当然許可する
デュエル開始までの数十秒間、辺りを見回した
観客席は人で埋め尽くされている
さっきも言ったが見世物じゃないんだがな
多分、キリトとアスナも来ているだろう
そんな事を考えていると、デュエル開始まで残り10秒を切った
俺は剣を抜く
3
2
1
START
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
俺はSTARTと同時にヒースクリフに斬りかかった
奴は防御力も高ければ攻撃力も高い
気を抜けばすぐに負けまで押し込まれてしまう
「……!」
俺の剣は当然盾で防がれる
しかし、奴はまだ剣での行動を残している
俺は剣で盾を力一杯押し退け、後ろに退がった
「いい判断だ」
一々ムカつくぜ、あの余裕面
俺は片手剣スキルである≪ヴォーパル・ストライク≫で一気に距離を詰める
しかし
「……っ!」
奴は盾で受け流した
そのまま俺は、ソードスキルの硬直の間に奴の剣の餌食になる筈だった
「まだまだだってのッ!!」
こういう時に俺のユニークスキルが役に立つ
ソードスキルの硬直はほぼ無しになる
俺はそれを利用し、剣を逆手に持ち替えた
すかさず地面を蹴り、奴の剣の腹に自分の剣先を直撃させる
「貰ったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
俺の剣はヒースクリフの首まで4センチ程度だった
普通の判断、反射速度では避けれない
これならクリティカルヒットする筈だった
「……っ!?」
当たらなかった
何が起こったか分からない
避けれる筈もない距離の攻撃を避けやがった
キリトの反射速度でも回避は無理の筈なのに
最も簡単に避けられた
「……どうやって…?」
「考え事は敗北を招く」
「しまっ…!」
俺はヒースクリフの盾で殴られた後、追撃の剣撃を喰らい、HPがあっという間に半分になった
「くそ……!」
俺は一旦距離を取った
未だに引っかかる
どうやってあの距離を避けたのか
下を潜って回避も考えたがありえない
奴の体格を考えれば下を潜って回避はまず無理
奴は回避した後俺の真後ろに居た
そんな避け方、時とかでも止めない限り不可能だ
「……待てよ…?」
今の回避で疑いが確信に変わった
奴は一般プレイヤーなんかじゃない
ましてや、キリトのような廃人なんかでもない
奴はシステムを操っている
でなければさっきの攻撃は避けられない
例え避けたとしても直撃を防いだだけだ
必ず当たる
それにシステムを操っているのだとしたら、HPがレッドゾーンに入ったのを誰も見た事が無い事にも合点が行く
「…………そういう事か…なぁ、ヒースクリフ…」
「何かね?」
「………アンタ…システムにでも頼らなきゃ生きられないのか…?」
「……」
ヒースクリフは無言だった
隠し通すつもりかは知らないがな
「今の攻撃、自然に避けたように見せてたみたいだが…どーもおかしなことばかりなんだ」
「剣の下を潜って回避しようにもアンタの体格と着てる鎧から考えて無理、横に飛んで回避っていうのも無い」
「何故無いと言い切れるのかね?」
「ダメージを負ってないからだ…あの距離だと横に飛んで避けたとしても直撃を防いだだけ、必ず擦り傷並みのダメージは受けるはずだ…だけどアンタは受けてない、だから無いと言い切れる」
ここまでほぼ推理、確証なんてない
本当に避けたかもしれない
奴の反射速度を侮っていただけかもしれない
そう考えると言い切ったのは間違いな気がする
だけどこの際気にしてられるか
「………茅場晶彦、それがアンタの正体だ…!」
と言うわけで16話終わりです!
アニメと違いコロシアムで茅場の正体がバレるという話にしちゃいましたが
まぁ、頑張って繋げてみますw
それでは次回までお楽しみに〜