ソードアート・オンライン 導きの剣   作:零ちゃん

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番外編3 正体

俺はレベリングやら素材集めをする為にラナをパーティー招待しようとした。

 

「レイさん!」

 

俺は呼ばれた方を向いた。そこには、先程招待しようとしていたラナが立っていた。偶然俺を見かけたので慌てて来たらしい。何も慌てる事は無いとは思うが。

 

「レイさん!素材集めに行きましょう!!」

 

誘おうとしていたが、逆に誘われた。まぁ、断る理由も無い。あの事を除いては─だが。

 

 

───────────────────────

 

 

俺達は73層の迷宮区に来た。彼女が襲われていた─と言うべきなのかどうかは分からないが、襲われていたという事にしておこう。彼女が襲われていたのは70層の迷宮区だ。あれから2週間程度経った。彼女のレベルはいつの間にか俺のは並んでいて、余程やり込んだのが伺える。

 

「かなりレベル上げたな。そんな上げてるくらいなら俺を呼ぶ必要はなかったんじゃないか?」

「そ、そんな事は……レイさんは…命の恩人ですし…それに…」

「それに?」

「い、いえ!な、何でもありません!!」

 

彼女は慌てて手と顔を振りながら、必死に何でも無いと言い張った。まぁ、あまり気にしなくて良いだろうと思い、そのままぁ迷宮区を進んでいく。

 

「もうすぐ安全地帯だし、そこで一旦休憩でもするか。」

「そうですね!」

 

俺達は安全地帯前に出てきた敵をささっと片付けた。苦戦する事もなく軽々と。さっきから思っていたが、ラナの話し方が変わった。オドオドしていたのが、今では明るく、ハッキリと喋っている。対して気にする事ではないとは思う。そう考えた瞬間だ。俺の頬を剣が掠める。

 

「…………ラナ、何のつもりだ…」

 

そう、その剣の持ち主はラナだった。何故頬を掠めるなだけにしたのかは分からないが、俺は振り返る。

 

「漸くですよ。貴方を殺す事が出来る…!」

 

陰からゾロゾロと人が出てくる。今回の素材集めとはして来たこの迷宮区はラナが提案したものだ。俺を殺すと宣言し、更には周りからゾロゾロと人が出てくる。これで証拠が揃った。コイツは殺人ギルド、ラフィンコフィンのメンバーだと。

 

「…………やっぱりか…」

「気づいていたのですね…」

 

俺は愛用している導きの剣を抜く。周りにはラナを含め約10人といったところだろうか、それくらいの人数が居る。全員ラフィンコフィンだろう。1対10か、なんとかいけるか。

 

「まぁ、貴方と同レベルの私と、その他9人も居れば…貴方を殺すなんて他愛ない事ですよ!!!」

「…………」

 

俺はもう一本の剣に手をかけた。その時にラナが周りに命令をする。『レイを殺せ』とな。

 

「…………そう簡単にやられる程、俺は弱くないんでね」

 

襲いかかってきた男二人を、ソードスキルで斬り伏せる。俺の攻撃力は全プレイヤー中トップ。そこらの奴じゃワンパン可能だ。男二人はポリゴン片となり、消えていく。

 

「……殺人ギルドには容赦はしないぞ…!!!」

「ちっ…使えない…!」

 

後の7人が一斉に襲いかかってくる。俺は前の1人をもう一本の片手剣で斬り伏せ、片手剣ソードスキルのヴォーパル・ストライクで一人をポリゴン片に変えつつ後ろの5人の攻撃を避ける。今の立ち位置はマズイ。何故なら前に俺と同レベルのラナ。後ろに残り5人。挟まれている。

 

「自ら挟まれに来るなんて、馬鹿なんですか!?」

 

ラナが動こうとした時だ。後ろの5人がポリゴン片に変わる。

 

「レイ!無事か!?」

「さっすがキリト、良いタイミングに来るなお前!」

 

後ろからキリトが助けに来た。キリトだけではない、他にもクラインやら

血盟騎士団の数人まで。かなり援護に来た。そんなにいらなかったが。

 

「形成逆転だ…ラナ。どうする?ここで挑んで死ぬか、それとも逃げるか。まぁ、逃がす気は無いがなァァァ!」

 

俺はラナに斬りかかる。当然ラナは俺の剣を受け止める。

 

「最初はあの友達と偽った人達を殺すつもりだった。だが、モンスターに阻まれ断念。しかし、その後に索敵スキルに引っかかった俺を殺そうと考えた。だが、俺を殺すにはレベルも装備も足りなかった。だからお前は俺を殺せるようになるまで利用し、自分のレベルを上げ、装備も整え、俺を殺す準備を進めていた!そうだろう!答えろ!!お前は何故人を殺す!!?」

「ふん、それがどうかしたのですか?何か関係あるのですか?」

「…お前は…人間を何だと思ってやがる!!!」

「殺して楽しむ玩具でしょう!?それ以外に何かあるのですか!?」

「この…野郎ォォォォォォ!!!!」

 

俺はラナの剣を弾き飛ばす。ラナは少し後ろに飛んだが、間違いだ。

 

「ヴォーパル・ストライク!!!」

 

俺は導きの剣でラナを突き刺し、スキルによる推進力でそのまま壁までまで突っ込んだ。

 

「人間が玩具だと!?ふざけるなよ!!!!必死に生きようとしている人間を殺して楽しむだと!!?何処まで腐ってやがる!!お前は!!!!!」

「理由はどうあれ、貴方もこうして人を殺している。同じでしょう?」

「同じだと…!?」

「人を殺した時点で皆同じ。貴方も…ね」

 

ラナはそういうとポリゴン片に変わり、消えていく。

 

「同じな訳が…ない…!俺が…あんな奴等と同じな訳が!!!!」

 

俺の怒りと否定の叫びは迷宮区に響き渡る。




少し書き方を変えてみました!
どうでしょうかね?
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