昨日投稿しようとしたんですけどね、疲れて寝てましたw
申し訳無いです( ´・ω・`)
今日もパパッと投稿していきますよ〜!
2023年 12/24 49層 ミュージエン
俺達はベンチに凭れ掛かり、脱力していた
何せ、人を殺してしまった
俺達の弱さが、人を殺したんだ
「…2人して随分と無茶なレベル上げをしてるそうじゃないカ」
「………俺達がどうレべリングしようと、アルゴには関係ない…それより…情報でも手に入ったんだからここに来たんだろ…?」
俺はアルゴに情報を求めた
だけど
「金になるようなモンは何もないナ…βテストにも無かった初めてのイベントなんダ、情報の取りようがねえヨ」
「………情報屋の名が泣くぜ…」
キリトはそう言った
キリトもアルゴの情報に期待していたのだろう
俺達は更に脱力した
「……今日はクリスマスイブ、つまり、今日の深夜0時に背教者ニコラスが出現すル。大きなモミの木の下にナ…有力ギルドも血眼になって探してるゾ」
「………なんだ、ちゃんと情報持ってるじゃないか……行こう…」
「…そうだな…」
俺とキリトはゆっくり立ち上がり、装備を整える為に一旦宿屋に向かおうとした
「が、ガセ情報かも知れないんだゾ!!?」
「「…………」」
俺とキリトは聞き流していた
もう、目的と目的地は決まった
後は俺達次第なんだ
俺達は宿屋に着いた
アイコンを押す音、装備を変えた時の音しか聞こえない部屋で
俺達は死ぬかも知れないという覚悟を決めつつ、ケイタの言った言葉を思い出した
「最前線を目指してるくらいなら、守れたんじゃ無かったのか!!?漸く勢い付いてきたのに…襲われていた時死んでいた方がマシだった!!!」
そう言ってケイタは自殺した
俺達は途轍もなく弱かった
俺達は強いと思い上がっていた
結果、その思い上がりがケイタ達、月夜の黒猫団の全員を殺した
俺達がもっと慎重になって警戒していれば、あんな事にはならなかったのかもしれない
35層 迷いの森
俺達がニコラスを倒す事が出来たのなら
最後に何かを呟いていたサチの、その言葉を聞ける
何故彼女は死ぬ間際に少しだけ微笑んでいたのか
その理由も分かる
「………彼処か…」
「……思い当たる所はここしかない…」
俺達は、大きなモミの木が見える所まで来ていた
もう少し、もう少しでニコラスに辿り着ける
「「………」」
俺達は顔を見合って頷き、モミの木へと走り出した
「………つけられている…」
「……アルゴの言ってた有力ギルドか…?」
しかし、現れたのは数人だった
「………クライン…つけて来てたのか…」
「………知り合いか…つけて来るなんて…いい趣味した知り合いだな」
「……2人だけで…本当に挑む気か?」
クラインと言う奴は心配してくれてるのだろう
だけど、今は無用な心配だ
「……挑まなければ俺達は何も始まらないんだ…」
「考え直せ!!2人だけでどうにかなる相手じゃない!俺達と来るんだ!アイテムはドロップした奴の物の恨みっこなしでいいじゃねーか!」
「お前に俺達の何が分かるって言うんだ!!!!俺達の体験した事を知っているのか!?知ったような口を聞くな!!」
俺は怒鳴ってしまった
だけどこれは本心だ
これはあの事件を体験した者にしか分からない
「………邪魔するなら…お前らと後ろの奴らを纏めて殺してやる…!」
クライン達の後ろから有力ギルドの青龍連合がぞろぞろと現れた
「………クライン、自分がつけられてる事くらい考えたらどうだ」
「うるせぇ!ちっ、ここは俺達が食い止める!お前達は行け!!これで貸し一つだかんな!!」
「……借りはいつか返すよ…!」
俺はそう言って、キリトと共にモミの木へ向かった
「……ここに、背教者ニコラスが現れるのか…」
「0時まであと10秒もないだろう…すぐに出るさ」
すると、突然鐘が鳴り響いた
0時の合図だろう
つまり
「………来たか…」
上から巨人、背教者ニコラスが現れた
俺達は剣を抜き、直様向かっていった
このゲームでの蘇生アイテムを手に入れるために
──────────────────────
「「………」」
俺とキリトはニコラスを倒した
蘇生アイテムもドロップした
だけど、もうこれは意味がない
「キリト!倒したのか!!それでどうだっt…っと、何だよこれ…」
「………それが蘇生アイテムだ…お前のチームの誰かが死んだら使ってやれ…」
「………蘇生アイテムったって……し、死んでから10秒の間まで…!?」
「………じゃあな…」
「……借りは覚えていたら返す…」
俺とキリトは宿屋に戻ってきた
このゲームで死者が復活するなんて不可能
だが、背教者ニコラスの落とすあのアイテムは死者を蘇らす事が出来た
ただ、死んでから10秒以内にアイテムを使わなければ効果は無い
つまり、サチは生き返らない
俺達は何の為に戦ったのか
もう、全てがどうでも良くなった瞬間だった
そんな時、キリトに何かメッセージが届いたみたいだった
送り主はサチ
死んだはずのサチだった
時間差で送るように設定していたのだろうか
キリトは俺の顔を見てからメッセージを開いた
俺もキリトに駆け寄り、メッセージを確認しようとした
「「……録音結晶…?」」
メッセージは録音結晶を送る為だったようだ
俺達は顔を見合わせ、頷くと録音結晶を作動させた
「…メリークリスマス、キリト、レイ」
「…!」
声の主はサチだった
メリークリスマス、彼女はそう言った
つまり、ワザとクリスマスの日に送るように設定していたのだ
「君達がこれを聞いてる時、私はもう、死んでると思います」
「なんて説明したらいいんだろう…えとね、本当の事言うと、私、始まりの街から出たくなかったの…でも、そんな気持ちで戦ってたら、きっといつか死んでしまうよね。それは誰の所為でもない、私自身の問題なんです」
「…キリトとレイは、ずっと私に、絶対死なないって言ってくれたよね…だから、もし私が死んだら、2人は自分を責めるでしょう。だから、これを録音する事にしました」
「どうして、2人はとっても強いのに私達と一緒に戦ってくれるのか、一生懸命考えたけど、よく分かりませんでした」
「でもね、2人が入ってきてくれたお陰で、私すっごく嬉しかった。
とっても安心出来たの」
「だから、私が死んでも、2人は絶対に生きてね。生きて、この世界の最後を見届けて、この世界が生まれた意味、こんな弱虫が来ちゃった意味、そして、君達と私が出会った事を見つけて下さい」
「時間余っちゃったね、じゃあ、折角だし歌を歌うね」
そう言ってサチは鼻歌で赤鼻のトナカイを歌った
「………っ…」
俺とキリトは、自然と目から涙が流れた
「………じゃあね、キリト、レイ。私、君達に出会えて、本当に良かった…ありがとう…さよなら…」
そこで録音結晶は停止した
如何でしたか?
自分的にサチの録音結晶の部分どうしようかなーと必死に考えたんですが、めちゃくちゃになってますね
すみません
次回は第7話!シリカちゃん登場回です!