今回から二巻がスタート!
夜科たちのPSI覚醒や、二回目のサイレン突入と盛り上がってきた感じがします!
そんな中で今回は…オリキャラ登場回です
まぁ今後出るかは未定ですが…
さぁるゐさんは一体何をやらかしちゃうのやら…
それではCALL15、どうぞ!
CALL15 「猫かぶりるゐさん現る!」
現代に戻ると、あっちで電話をかけた場所と似たような場所に私達はいた。まぁあたりまえか
辺りを見ると、アリシアをお姫様抱っこしてる杉田君以外に人はいない…夜科たちは移動したのかな?流石に話しすぎたかな…まぁ悔いはないけどね?楽しかったし
ってかお姫様抱っことはやるなぁ杉田君…それを見て私が「アリシアがスカートだったらよかったのにね?」何て言ってもやんわりと「何もしないって」と言っていた。邪な視線とかない当たり本当なのだろう…紳士ですな杉田君
アリシアを杉田君から起こさないように受け取り背負い直した後、状況を確認してみた
外はもう薄暗く、余り人気はない
下を見下ろせば公園が見える…あ、遠目にだが夜科たちが見えた
げっ…まだいるよあの汚っさん…はよ帰れや
俺、疲れてますって感じにベンチに腰掛けてる夜科に食い入るように何か怒鳴ってるのがかろうじて見える
…ご愁傷様、夜科。後身代わりナイス
杉田君も夜科を憐れむように眺めている。一瞬汚ッさんの方を不快そうに見てたが…そういや杉田君がもがき苦しんでるところを見捨てて私たちの後をついて来てたんだっけ?そりゃあ杉田君はいい気分じゃないよね
私も不快だし
とりあえず夜科たちの元に向かうために移動する
移動の最中に杉田君の横に並んでサイレンで杉田君が気になったことなんかを簡単に説明とかしてました
私がタブーを掴んだときや、ビルがふっ跳んだ時に見えた雷とかがPSIという力であり、私とアリシアはそれが使えること
あの薬はアリシアが作ったものであること(これが一番驚いてた)
私たちを襲ってきた異形の化け物が禁人種、タブーと呼ばれる生命体だということ
私とアリシアは一度サイレンに行ったことがあるからそれなりに事情を知っていたこと(ということにした。騙してごめんね?杉田君)
そして、私が杉田君にPSIを教えてあげると同時に訓練してあげることを話した
このままだと次のサイレンまでにまともに戦えるとこまでPSIを扱えるかわからない
言っておきますがこれでもそこそこのサイキッカーだとは自負してるよ?教えるのとかは昔から得意だしね
とにかく!PSIを使えるようになるには訓練あるのみなのです
この短期間でマシにするには…そうだね
私が受けたプルートさん流トレーニングを実施しないとね?
そう、噂の地獄が見える猛特訓である…
まぁこれを乗り切れれば強くなるだろうからね。杉田君も強くなりたいはずだしいいよね?
「…ってことで後日私がビシバシしごきますんでめげないでね?」
「ちょっと待った。それはこれから毎日か?」
「そだよ?これから毎日訓練しようぜ?」
「ま、待ってください!オレにはバイトが―」
「やめなさい。杉田君にとってお金と命、どっちが大事?」
「う…でも…それだと…」
なかなかに意思は強いようだ。…まぁ正直簡単には選べないだろう
母のためにお金を稼ぎ続けていたんだからそれを簡単にやめられるんならその程度の気持ちしかなかったってわけだ
でも杉田君は苦渋している。その決めたことを貫き通そうとする気持ちは無くさないでね?
それはとても大切なものだから―
まぁ今回は諦めてもらいますがね
よし、最終手段取るか
「杉田君、お母さんに今連絡して」
「…は?」
「急ぎなさいな。ほら!ハリーアップだよ!」
「え!?いきなりなんです「ポ〇ター!」それハリーの意味変わってますから!!」
私の勢いに押され、渋々連絡を取る杉田君
ごめんね?強引すぎたけど杉田君を鍛えないとホントこれからやばいからさ…
そのかわり、きっと強くしてあげるから。…まぁまずは素質があるかどうかなんだけどね?なかったらどうしよう…
「あ、母さん?今大丈夫か?」
『あらあら。望が連絡をしてくるなんて珍しいわねぇ。元気にしてた?バイトに入れ込むのもいいけどあまり無理はしちゃダメよ?無理してお金を返さなくてもいいんだから…こっちは好きでしてることなんだし』
「別に無理はしてないよ。大丈夫、元気にやってるから」
電話から流れる声は、とても優しさに満ちた声だった。そんな母親の声を聞いて安心したのか、杉田君の顔から緊張が抜けていく…
一時は命の危機に瀕したんだ…無理もないね。よく見ればうっすらとだが目が滲んでいる。涙を流さないように堪えてる当たり、男の子としてのプライドなのかな?
それにしても…杉田君のお母さん、随分と心配しているようだ。無理に頑張って体を壊すのを心から心配しているのが分かる…いいお母さんだね、杉田君
まぁそれはそれとして
「杉田君、パス」
「え?ちょ!?藤堂さん!?」
私はそんな中、杉田君の携帯をかっさらう。さて、猫を被ろうか
このとき私は人には見せられないようなゲス顔をしてたと杉田君から聞かされることになる…
「お話の途中で申し訳ありません。杉田さんのお母様でしょうか?」
「(え…誰これ…)」
『あら?貴方は…』
「これは失礼しました。初めまして、私は藤堂るゐというものです」
『あ、ご親切にどうもね~。私は望の母の椎名って言います。いつも息子がお世話になっております』
「いえいえ、杉田さんにはいつもよくしてもらっていますのでこちらの方がお世話になっていますよ」
『あら?そうなの…うちの子がねぇ…』
「今回は少し杉田さんのことでオハナシがありまして…杉田さんに連絡を取ってもらった次第です」
「(そのオハナシはあかん)」
『望のことで…?もしかして何かしたのかしら…ごめんなさいね、うちの望が…』
「いえ、決して杉田さんが何か問題を起こしたわけではなくてですね…はっきりと申し上げると、彼の高校生活はいささか青春が足りないかと思いまして」
『青春…ですか?』
「はい。ご存知ではあると思いますが…彼は常日頃からバイトばかりをやっていて、周りとの友好関係があまりうまくいっていません」
「(何勝手に人をボッチみたいに言ってるんですか!?)」
『そうなの?』
「はい。ですから彼に青春は何たるか、青春を謳歌するにはどうしたらいいかと、お節介ながらも提案してみたのです」
『あらあらぁ、それはよさそうね~。望からはあまり浮いた話を聞かないから少し心配していたのよ~』
「そこで私を含めた数少ない友人たちで高校生として一度はやってみたいこと、思い出にしたいことなどの案を出し合って、一度の高校生活をより良いものにしようと企画しているのですよ」
「(確かに忘れられない思い出にはなりそうだよ…悪い意味で)」
『素敵ねぇ~。私も昔はいろいろやって、今では大切な思い出がいっぱい作れたものだわ』
「ですが、件の杉田君がお母様のためにお金を稼げなくなるからと辞退しようと…」
『…なるほどねぇ。…るゐさんでよかったかしら?』
「はい、なんでしょう?」
『…息子を、望を気にかけてくれて…ありがとう』
「…いえ、私がしたいことをしただけですから」
『バイトの方はやめとくよう私から言っておくわ。その分しっかりやりなさいともね。じゃあ望に変わってくれるかしら?』
「はい、それでは失礼します」
そして私は杉田君に携帯を返す
ミッションコンプリートオオオオオオ!!!
これで修行の時間が取れたぜ!流石私!!
杉田君が呆気に取られていたが気にしない。さぁこれで後は準備をするだけさ…地獄が見えるぞぉ~杉田君、覚悟してね?
私は完璧に任務をこなしたと有頂天になってるのでした
『良い人が見つかってよかったわぁ。頑張りなさいね!望!』
「いやそんなんじゃねぇよ!!!」
…?はて、何を騒いでるんだろ杉田君は?
通話も終わり、移動も再開する
何やら杉田君に電話を返した後、杉田君とお母さんがバイトの件で話していただろう辺りからしばしの間…杉田君は顔を少し赤く染めていた
何を聞いたんだろ?やっぱ青春とか青臭くて恥ずかしかったのかな?しばらくしたら元に戻ったし
さて、そんな感じに時間が少し過ぎ、辺りの暗さも少し深まってきた
杉田君と建物から出て夜科たちがはっきりと見える位置まで移動し終えた時に…それはやってきた
ドッゴォン!!!!!
公園の壁に突っ込む荒ぶるバイクを目撃した
「うおおおお!!!暴走バイク!?」
「無事じゃ済まねぇぞ今の…!?」
「なんy
「「…………」」
「ん……ふぁ~…もうなぁにぃ?うるさいなぁ~」
あ、アリシア起きちゃった(何か今会話に混じった…?いや、気のせいか)
私と杉田君が唖然としてる中、流石の物音にアリシアが目覚めちゃいました
「おはようアリシア」
「…ふぇ?………!?ここここれって!かの有名なおんぶではありませんかあ!!!しかもるゐに!るゐにしてもらってる!!!あぁ~もう幸せだぁ…!」
寝起きなのに元気だねぇアリシアは。バイクが事故ってるのにそれよりもおんぶに目を奪われるとか…そんなに珍しかったのかねぇ
「なんでもいいけどそろそろ皆のとこ行きません?なんかあるみたいだし」
「それもそっか。ほら、アリシアも起きたんだから自分で歩いてよ」
「むぅ、名残りおしいけど分かったよ……あれ?君は?」
「あ、そういや面と向かってはまだだったっけ。オレは杉田望って言います。アリシアさんでいいんだよね?」
「そう!私はアリシア・テスタロッサ!ピッチピチのJKさ!」
「あ、はい。よろしく」
「思ってたより反応が軽い!?」
「まぁさっきまでずっと話してたし疲れちゃったよね?」
「そっすねー。なんて言うんだっけこういうとき…あ、賢者タイム?」
「もう、さっきはあんなに激しくして…」
「なんか危ないんでヤメテください藤堂さん」
そんな感じに冗談を言い合ってると…背筋が凍るかのような気配を感じた
うぇ!?なになに敵襲か!?この身の毛がよだつような寒気…寒さってことは氷系のPSI?でも作中にこんな使い方をする奴はいなかったと思うし…
辺りを見まわし発生源を探る。不意に杉田君の強張った表情が目に入ったので気になってそっちを向く
杉田君も関ずいてるのかな?それほどまでに凄まじいこの寒さ、なかなかの手練れということか…しかしそこで気付く
杉田君がある一点を見て固まっているのだ…
私は気になったのでそっちを向くと…
そこには本来綺麗な深紅があるはずの場所を黒く澱ませた瞳で杉田君を凝視するアリシアがいた
………………エ?ナニコレドウイウコト?
「…………」
「…え……と…オレ、なん、か…しました…か?アリ…シアさん…」
何してんのさこの子は…夜科を始めて見た時以上の…いや、比べられない程の睨みをきかせているアリシア。いや、睨んでないか…ただ凝視してる
その黒く澱んだ瞳で…無表情に…
あー…気づいてる?アリシアさんや。今の貴方、視線で人を射殺せそうですよ?杉田君カエルに睨まれた蛇になってるよ?蛇の方がすごい委縮しちゃってるよ?ほんと何やってるのさカエルさん
「………………………なんでもない」
今の長い間は何!?もう軽くホラー入ってますよ!?ダメだよアリシア!アリシアが使っていいのは「ホラー」じゃなくて「ほら~」だよ!ほのぼののほほんとしたコミカルな雰囲気だから!そんな親の仇を見るような視線はいけません!お母さん許しまへんで!
「ほ、ほら!早くいこうって!早くしないと何が起きたかわかんなくなっちゃうから!」
「そ、そうだな!さっさと行こう!ほらアリシアさんも!」
「………」
「「その無言はやめてください死んでしまいます!!!」」
私と杉田君は何が悪いのかわからないけど凄まじい気迫を放つアリシアに謝るしかなかった…
―アリシア。その心に嫉妬を抱く者。かの者に逆らえば未来は無いと知れ。その名は嫉妬神と呼ぶ。―
…多分
正直な話、すごく怖かったよ…
はい、まさかのオリキャラ
杉田君のお母様、椎名さんです
名前は…なんか優しそうでお茶目なほんわかお母さんを考えたら一番最初に出た名前が椎名さんでした
椎名って名前、なんか柔らかい響きしてません?
そして嫉妬に狂う嫉妬神降誕(アリシアです)
自分を差し置いて会話を楽しんでいたのが原因かと…しかもそこそこいい雰囲気
無言の圧力という名の暴力をかましました
それでもこのトリオはいいパーティーになる予感
ヒエラルキー最上位は嫉妬神さんです
アリシアではなく嫉妬神さんです。ここ大事
因みに結構るゐさんたちは話しこんでいるので原作で言っていた先生の5分で着くって設定は…はい、砕けました
急いでたところ、飲酒運転してたことが何処からかバレてポリ公と追いかけっこしてたと、とりあえずなんかしらあって時間がかかってしまったんだなと言うことにしといてください
幸い雨宮さんはるゐのおかげで過労で倒れただけ。PSIの酷使による影響は多少軽減してるでしょうからあまり危険な状態ではないでしょう
次回、皆の先生がお見えになるぞー!
PS、近々これとは別にもう一つ連載しようかと考えております
このPSYRENは朝の7時に、新しい方を夜の18時に投稿する予定です
そのうち投稿が始まると思いますので、お暇な時にでもそちらをお読みください
あくまでこちらがメインだと思いますので投稿優先度はこちらが上です
それではここまで読んでくれた皆様に感謝を!