今回は前半暗いかも…これからもちょくちょく続いて行くと思います
そして最後は…
迫りくる襲撃者!果たしてるゐさん達はどうなるのか!?
全然不安にならないのはなんでだろう!るゐさんのせいだきっと!
それではCALL24、どうぞ!
杉田君に説教…なんて柄じゃあないことをやった後、私は少し考え事をしていた
偽善
私からしたらただの自己満足の何物でもない行為
今の私がとても疎ましく思う行為
私が………変わる切っ掛けとなった行為
今でも好感は持てない、できることなら杉田君にはそんなものを持ってほしくない…
偽善は…例えるなら光だ
辺りを照らし人に希望なんかを見せる光
その光は人に慕われ、周囲の人達はそれに集まっていく
それはまるで…街灯に群がる蛾のように
最早綺麗な色じゃない、薄汚れた色にしか私には見えない
蛾は光に群がり、依存する
その光を喰らい尽くすかのように…光が消えるまで
そしてその光を出す方も…蛾を蝶だと思いこみ心を満たす
綺麗な蝶が集まっていると幻視し、光をより強くする
自分の光を放っていられる時間を忘れ、幻視した蝶の舞を見て満足する
後に残る結果は二つ
自分の光を出しつくし光を放つことができなくなるか、途中で集まっている蝶を蛾なんだと気付くことができるか。この二つだろう
一つ目に関しては…ようは周りからの重圧に耐えることができなくなり潰れてしまう
そうなった場合は群がっていた蛾は自然と周りから離れていく。用済みだと言わんばかりに…
二つ目に関しては…周りの蛾が光を失いたくないがために今まで以上に依存しようとする
例え自分の間違いに気づいてやめようとしたところで周りは納得せず…いつしか自分に害を与えてくる
他にもあるかもしれない、だが基本はこんなもんだろう
所詮人は楽をして生きたいと考える生き物だ
楽したいがために生活を豊かにし、発展してきた人類
そこに他人に必死になって動こうとする奴は…大抵利用されるんだ
そして身を滅ぼしていく。必死に相手のために動いた自分はその人達の手によって破滅していく…
自分ではないから…他人だからこそその好都合な相手を利用しつくし最後は捨てる
それは最早人間じゃない…………ただの道具だ
杉田君もそんな道を歩もうとしている
あの汚らしい光を放って破滅に向かおうとしている
私はそれをやめさせようと思っている
あんな道にわざわざ足を踏み入れるべきではないから…
でも…杉田君から放たれた光を見て…私は…綺麗だと感じた
眩しすぎて見てられない、以前の私はこの光をずっと放ってたのだろうか…?
………いや、私の光はもっと歪だった気がする
あの時の私の光、今の杉田君の光
どちらも同じ光、でも輝きが異なった光
何故ここまで輝き方が違うのだろう?
杉田君の光には歪さを感じられない
これは…夜科が放っていた光と同じだ
あんなガサツで能天気で乱暴な奴なのに…私とは違う綺麗な輝きを放っていた
あの時放っていた私の光は…何か醜悪さを感じる
あの光が私は嫌いだ。だから私は光を捨てた
他人に無駄に干渉しない、そうすればあんな思いをすることはない
…だが杉田君達の光は…綺麗な輝きを見せていた
それこそ蛾ではなく、蝶を引き寄せるかのような綺麗な光
それは街灯の光ではなく…私達に昼を与える太陽のような輝き
比べる程もなく…比べることすらおこがましい光
そんな光を…杉田君達は放っていた
何でここまで違うの?
私はなんであんな光しか出せなかったの?
なんで同じ理由、同じく人を助けたいって理由なのにここまで…光り方が違うの?
私の何が…………ダメだったんだろう
私は少し思考に更けていたようだ。周りには変化が起きていた
皆がビルの外を見ている。外では何やら爆発音が…
とりあえず近くにいた杉田君に状況を聞いてみる
「ごめん、ボーっとしてた。今どういう状況?」
「あ、藤堂さん…いや、生存者がいたんだけど…」
「?もういなくなったみたいな物言いだね」
「あそこにいる奴が手に持ってる銃でビルの上にいた生存者を吹き飛ばしたんだ。結構威力は高そうだったけど…」
杉田君の話を聞きながら外を見る
少し遠くの方の岩の上にマントを身に着け奇妙なマスクを付けている男性がいる
体つきはそこまで鍛えている感じはしない…が
今現在、撃ち逃したと思われる生存者に向けて銃を放った
その銃弾を見て私は確信する
彼もサイキッカー…PSI使いだ
一発の銃弾…バースト弾は残った生存者を跡形もなく消し去る程の威力を持っていた
動きからしてまだまだ十分な実力を持っているとは思えない、むしろ初心者にも見えてしまう
しかしあそこまでの高威力のバーストを銃を媒体にして放つことができている
ということは………あの銃にPSIを溜めているのかな?
銃を使ったPSI使い…そして今のあの状況…もしかしたら彼は…
そう考えていたところにワーム達があの男性に向かっていく
そう言えば味方同士ってわけじゃなかった気がする…それでもいくら数がいてもあのマスクがある彼には脅威にならなかった
私は様子を見ていると、案の定あのマスクから聞こえた笛のような音によりワーム達が砂の中に潜ってしまう
周りにいる夜科達もワーム達の異変に気づいてるみたいだ。ただ一人、それどころではなかったみたいで…
「タツオー!!!生きていたのか…!?本当にお前なのかー!!!」
朝河君が大声であの男性に呼びかけてしまう
タツオ…朝河君が知っている人物で銃のPSI使い…間違いはなさそうだ。るゐさんノートに書き記した中に彼と一致している項目があったはずだ
それならば彼も主要人物…死なせるわけにはいかない人間だ
だけど、彼は確か…
現状彼をタツオとして進めることにし、今は目の前の問題を片付けることにしよう
朝河君の呼びかけにこっちに気づいたタツオ君がこちらにバースト弾を二発放ってきた
あの威力のバースト弾が二発…このビルはそこそこしっかりしてる方なので全壊はしないだろうが、バースト弾は私達がいるフロアめがけて直進コースで迫ってくる
夜科たちは慌てて逃げるか衝撃に備えようとするが…下手すれば当たった時に出る瓦礫で重傷を負うかもしれない…
「!?藤堂も早く逃げろ!!!」
雨宮さんを守るように体を使って盾になろうとしてる夜科が私に向かって叫ぶ
何せ私はその場を動かず迫りくるバースト弾を見つめていたからね
正直ここで怪我人を増やすのはよろしくはない…なので
「せい」
私は右手をかざして横に薙ぎ払うように振る
その瞬間、二発のバースト弾は
逸れたバースト弾はビルの横を素通りし、後方の空で弾けて消える
「なっ!」
「テ、テレキネシスでバースト弾を逸らした!?初動が早すぎる!」
夜科と雨宮さんが驚いている
まぁしょうがないね、私の主な能力を
雨宮さんは私が戦えないか正面切っては戦えないと思ってたのかもしれない、夜科は私のライズを知ってるから接近戦ならとでも思ってたんだろう…
でも私は確かに言ったよ?テレキネシスも使えるって
「とりあえずこれで一安心かな?」
「ちょっと待って!貴方確かトランス系が一番得意って言ってたわよね!?」
「確かに言ったね、でもだからって他の分野が使えないわけじゃないし」
「それでもこれは…」
「10年間の成果ですね、はっはっは」
「…………」
「雨宮、深く考えたらキリがねーぞ。コイツ、ライズが苦手とか言いながら前回すごい速さで飛んできたタブーを片手で鷲掴みにして地面に叩きつけてんだ」
「………もう私達いらないんじゃないかしら?」
なんか雨宮さんのやる気が急に激減していらっしゃる
いやだって下手に手加減して怪我するのとか嫌だし、てか夜科お前それ言う必要なかっただろ
とりあえずタツオ君が弾切れのために銃にPSIを充填し始めたのを確認したので態勢を整えるよう逃げてた皆にも伝えて今後どうするか話し合うことにする
話し合う内容は、「ゲートまで行く方法」「タツオらしき人物とワームの対処」
ゲートに関しては私らがいれば何とかなるだろう、ライズを使える人がタツオ君やワームの囮になってる間に進むとか
そう思ったんだけど…問題が出てきた
「熱い…」
「うわあああ!クッ首ヒィィィィィクビにィィィ―!?」
「お願いだそばにいてくれ…病気の時は誰か一緒にいないと僕ダメなんだ…」
「はなれろおおおおおおお!!!」
望月君が発症したんだよねぇ…サイレンの大気汚染に
現在望月君は夜科に寄り添う形で息を荒げている
その息が首に当たって青ざめながら鳥肌を立てている夜科
…薔薇っぽいなぁこの絵面
それ言うなら朝河君とタツミ君も怪しいところなんだけどね?まぁあっちは純粋な友情だからまだいいけどさ
そんな望月君の容体を見て霧﨑君は置いていこうと提案している
確かに理には叶ってるんだよね、一人より複数を優先するその姿勢は共感を覚えます私。まぁ霧﨑君の場合は自分が死にたくないから置いてこうって感じなんですがね?私としてはそれでもいいんだけど望月君主要人物だしなぁ…流石に見捨てられない
そんな意見に夜科は勿論反論するし、杉田君も否定の意を述べます。そもそも杉田君の場合は助けた人をわざわざ見捨てるような真似はしないって感じだ
結果、全員が生きて帰ることを目標に動くことにしました。まぁそれ以外の選択肢はないよね
その方向で考えることにしたのでとりあえずこれから相手する奴等の対処法を提案することに
まずはタツミ君に関して
銃の弾数やリロードの時間の確認などを口論しあう。弾数はランプの数=弾数で間違いないはずなのだが…リロードの仕方や時間が正確にはわからない
どのぐらいの時間がかかるのか?弾は一発分たまれば撃てるのか?そんな風に意見を言いあっていると…霧﨑君が解明してくれた
霧﨑君はかなり目がイイらしく、ここからタツミ君の銃のランプたまりが見えたらしい
私と雨宮さんは視覚をライズで強化し見てみることに…
霧﨑君が言ったように、ランプは四つ全て揃って溜まっているのが確認できた
これには私も雨宮さんも感心するばかり
「本当だ…よく気がついたわね…」
「私もランプの点滅ぐらいしか気にしてなかったからわからなかったわ…」
「ね?ね?」
感心していると杉田君が私と雨宮さんに背後から近づき私達の肩に手を回した
「困ったら何でも聞いてくれよリトルバニー達…☆オレってばこう見えて結構頼れる男なにょさ…
「あんた誰?」
「噛んでるよ?」
なんかキリッとした顔で私達に話しかけてくる霧﨑君
雨宮さんは霧﨑君の名前を知らないから冷めた感じに誰か聞いてる。流石は氷の女王だね!一巻ぐらいでしかそのアダ名聞かなかった気がするけど!(一瞬だけ原作を思い出するゐさん)
私は普通に噛んでることを指摘しました。あんなドヤ顔で言っておいてなんだけど噛んだことで全然決まってません。最後の英語の発音が妙にうまかったのも違和感しか感じない
そんなやり取りをしていた私達を見て…望月君以外の四人が動き出し、霧﨑君を私達から引きはがして担ぐ。その勢いのまま…後方にブン投げた
「はにゃあああ!?いきなりなにすんだよ!」
「「「「キサマ…調子に乗るな(よ)…!!」」」」
「何なんだお前ら!?今までで一番変な威圧感かもしだしてんぞ!!」
私からでもわかるその威圧感…何やってんのさアンタら
何か?自分が何のヒントも得られなかったのに今まで役立たずっぽい行動しかしていなかった霧﨑君が活躍したから嫉妬してるとか?それ以外思いつかないんだが…
てかアリシアが怖い。若干嫉妬神様が表面化に出てきていらっしゃるんだが…霧﨑君もアリシアに一番怯えている
そして結局望月君を置いていこうって話をする霧﨑君、夜科にそれなら一人で行けと言われ、自棄になったのか一人で行く旨を言おうとした
そう、言おうとした…
「…はい?」
途中鼻血を流して真後ろに倒れていく霧﨑君、何故急に倒れたのかわかってない顔をしている
まぁ…ご察しの通り、アレだ
霧﨑君もこのタイミングで発症したのだ
さて、どうしたものかね…
「動けなくなった病人は…なんだっけ?」
「お願い置いてかないで~…」
「「「「置いていこう」」」」
「謝るからぁ…ヘルプミー…」
この四人息ぴったりだわ…霧﨑君ご愁傷様
るゐさん万能説
最早何でもできるんじゃね?って疑いたくなるレベルのベテランになってます
やめはしない、とめもしない、るゐさんチート化計画
チートというよりはバグキャラっぽいですがね
タグをチートからバグキャラに変えるべき?
ワームさん達は例えいっぱいいてもマスクには勝てなかったのさ
ワーム×3「(´・ω・`)そんなー」
霧﨑君の扱いは今後も似たような感じかな?
やっぱりムードメイカーっていいよね
それではここまで読んでくれた皆様に感謝を!