後半は少しシリアスはいるかも…
でもこういうシリアスは好きかな
あ、シリアスが嫌いなわけではないのであしからず
ただ苦手なだけです
それではどうぞ
「君は死んだ」
「強盗に入られたのだ
最近それなりに世間を騒がせていた強盗であった
そして…殺人も犯していた
一度の殺人で…強盗にはもう躊躇いはなくなっていた
故に寝ていた君をも殺す躊躇いはなかった
目撃者に…被害者に見られることを恐れて…」
「故に君は殺された」
「君が起きる前に自分が見られないように」
「静かに殺した」
「君を」
「殺したんだ」
…………
次第に断続的になっていくがしっかりとした声色で言葉を繋いでいくプルートさん
はっきりと…真実であろう話を紡いでいく
…私は会話の合間に言葉をはさめないでいた
「君は何も感じることはなかっただろう
意識は夢の中痛みは感じなかっただろう
一瞬で終わったのだから気づくはずもない」
「君の意識は眠りについていたのだから」
「起きることも苦しむこともなく」
「何も…感じずに深い眠りについただろう」
………………
私はまだ口をはさめないでいる
なんだそれ?予想外すぎるぞ?
寝てたら強盗来て殺された?
なんだそれ
プルートさんの言葉は私にとって全く現実味がなかった
いきなりそんなこと話されて信じられる?私は無理
てか強盗が入ってきたことに気づかないとか私まぬけすぎやしないか…?
正直な話冗談でもそんなことは言われたくない
でも
何故か否定できない
言葉に出せないでいる
私は死んでないって…
「…本来であればあの場は君は殺されるはずではなかった
君はあのまま眠りにつき、いつも通りの朝を迎え、日々を平和に過ごしていくはずだった
しかし、例外が起きた
時に歯車は外れるかの如く
時に川が塞き止められるかの如く
時に沈静した火山が噴火するかの如く
それは起きたのだ
運命からそれてしまった
稀に起きる、極稀に
何千、何万、何億の確率でそれは起きた
しかも、悪い方向に
運が悪かった、そう言葉でも言い表せられる
だがこれは、余りにも…悪い
本来それは起きえないはずの事象
人は奇跡と呼ぶときもあれば
人は災厄と呼ぶときもある
その災厄と言われるものが今回起きたのだ
人からは災厄と呼べないであろう
だがこれは、神の立場からしてみれば災厄だ
運命が狂うという災厄だ」
………………………
「一人の死を生んだ災厄だが
これは神であっても防ぐのは難しい
だがこれは難しいだけで防ぐことはできるのだ
故に…防げなかった私には君に神と言われる資格はない
言い訳はしない、言葉だけで済む問題でもない、だが、言わせてくれ
この度は、本当に申し訳な-」
「いいですよ」
あ、やっと話せた
てかプルートさんや、話長いのは仕方ないし誠意をもって誤ってくれるのは私としては正直申し訳なく感じるのですがそれ以上に-
「それよかプルートさんあなたはそれをしちゃだめですってえええええええ!!!」
そう言ってプルートさんがDOGEZAをするのを止める私であった
いやさせちゃダメでしょ!?神様にDOGEZAなんてさせちゃだめでしょーよ!?
私は平凡で特にとりえもない、しいて言うならそこそこのアニメ系等の知識とそこそこの家事スキルぐらいしか取り柄のない非力で少し影の薄い小娘
相手は明らかに仕事のできる大人って感じの紳士のような神様
比べることすらおこがましいでしょうに…
「正直な話、自分が死んだってのはつらいっすよ?
両親とか友人とか置いてっちゃったようなもんだし両親から見れば親不孝者の馬鹿娘って感じだろうから救えないね
運が悪かった?まぁそう言うんならそうなんだろうね
普段から楽したいって考えで過ごしてた上に運もそこそこ強かったからね、長年の運を使い果たしたってとこでしょ
だからさ…そんな「自分が殺した」って感じに思いつめたような顔はしないで抱え込まないで下さい
そもそもあなた神様なんだから軽々しく…でもないんだろうけど私なんかにそれはやらんでください
やられた方の私の罪悪感ゲージが振り切れそうなんで」
とりあえず思ったことを言ってみることにした
いやだって神様のDOGEZAとか…私は無理だわ、とてもじゃないけど受け取れないわ
…てか何語ってるんだ私?今言ったこと思い出してみましょう!
…うん、多分黒歴史入り間違いなしだわ…はぁ
そんなことを考えながら相手の反応を伺う
プルートさんの顔を見ってみるとまるで鳩に豆鉄砲を当てた(でいいんだっけ?)ような顔をしていた
「…君は…」
「はい?」
「…いや、何でもない
すまなかったね、見苦しいところを見せてしまったようだ」
「いやいや!そうじゃないですって!ただ単純に私なんかにそれはだめだってことが言いたくて止めさせただけでプルートさんには一切悪い点なんかないですからね!?」
「そうか…ありがとう」
「…へ?どう…いたしまして?」
ふう、何とか止めることに成功した
ミッションコンプリート!これより帰還する!
…あ、帰還する体ないや
それにしても…何故に私はお礼を言われたのやら
そんなにDOGEZAしたくなかったのかな…止めといてよかった
もしかしたら私なんかにDOGEZAしようとしてた時に怒りゲージがコツコツと溜まっていたのかも…
あの顔の裏には憤怒の鬼が―
「ふふ…」
「っ…ど、どうしました?」
「いや、何でもない…よし、では本題に入ろう」
焦った、もしかしたら私が変なことを考えてたのを察したのかと思ったよ、気を付けよう
…って、あれ?私がユー・ダイしたのが本題で後は事後処理的な感じで終わると思ってたんだけど…
「最初に行ったではないか、転生してみないか?と」
「忘れてた」
はい、素で忘れてました
いや、自分の知らぬ間のガメオベラが強烈しすぎて抜け落ちてたね、転生
…ん?転生ってことは
「そう、生き返らせるのだ」
「マジですかプルート様!?流石プルート様です!」
「…無理に持ち上げなくともよいぞ?」
「あ、はい、すいません」
調子に乗りすぎた
またもや怒りゲージ振り切るかもしれんとこだったぜ
とりあえず聞いた話はこうだ
・前世、つまり死ぬまでの記憶を持って転生
・ただし私のいた世界ではないらしい(世界って複数あるんか?)
・性別や容姿、身体能力や頭脳なども変えることができるっぽい(見た目や性別は変えないけど身体能力とかは上げてもらおう、便利そうだし)
・その世界で起こるであろう事件に対する力の付与(え?なんか起きるの?マジで?)
・どうやらとある漫画の世界に似た世界のようだ(というか複数の世界=こっちでアニメや漫画になったものらしい。私は真理を見た。でも足はもっていかないで)
そんなところだ
「了解だよプルートさん、把握しましたー」
「それはよかった、では君に力の付与を与えよう」
そう言ったプルートさんは、私の頭に手をのせる
あ…なんか落ち着く…お父さんに褒められたときに撫でてくれた時みたいだ
乗せた手が淡く光り始めると、私の頭に何かが流れ込んでくるような感じがする
「よし、これでいいだろう
どんな能力が発言するかは私にも分からない
それは君だけの力なのだからね
どんな能力になるかは君しだ…どうした?」
力の付与?が終わり手が頭から離れる
そこから説明を受けていたんだけど…急にプルートさんが心配そうな顔になった
どうしたんだろ?私の顔を見てるようだけど、なんか私の顔について―
「…あれ?」
何か顔についてるのかと触れてみると…指が濡れた
それに気づくとどんどんと溢れ出してくるのが分かる
私は…泣いていたみたいだ
何故かと考えれば…すぐに思い当たる
プルートさんの手が、お父さんの手に似ていたから
昔はよく褒められるときに撫でてもらっていた
最近はあまり会わないし、もう撫でてもらうことはなくなったが…
そういえばお母さんもそんなときは決まって私の好きなクッキーを焼いてくれていた
それも今では自分で作れるようになったから作ってもらう機会がなくなった…
懐かしい…
でも
もう、会えない
「あれ?…あれ…ぐす、なんか…止まらない…うぅ…」
「…」
プルートさんは無言で再び私の頭に手を乗せる
さっきはしなかったが、そのまま優しく私の頭を撫で始めた
正直言って恥ずかしい、もうすぐ二十歳だっていうのにこんな…
でも…それ以上に、恥ずかしさなんか気にも留めないぐらいに…懐かしい
心地よく、安心できる
それと同時に
悲しく、苦しい
もうこの心地よい手を感じることができなくなってしまったと考えると
とても、つらかった
「すいません、みっともないとこ見せちゃって」
「落ち着いたなら何よりだ」
あの後数分ぐらいかな?ひとしきり泣いた後はもうスッキリ
これで未練はもう無いってぐらい泣いたさ
…え?友人はどうしただって?
ちゃんと泣いたよ?「私のモル〇ォン結局返さなかったよあいつぅぅぅ!!!」って感じで
私は虫ポ〇モンが好きなのさ。ハッ〇ムとかペン〇ラーとか
その時プルートさんが何とも言えない顔をしていたような気がするけど気にしない
私のモル〇ォンの恨みは亡霊となって友人の背後霊となるだろう…クックック
ん?どんな意味があるかって?特にない。しいて言うならずっと背後で視線を感じるようになる
「…長くなったが、そろそろ時間だ」
「そうですね、流石にこれ以上続けちゃうと読者の方々が怒りそうですしね「本編はよ!」って感じに」
「メタい」
そんなことを話していると、次第に眠くなってきた
どうやら意識が新たな体に引っ張られているみたい
プルートさんともこれでお別れとなると…なんとも寂しいもんだ
どうやらこの短時間で随分と私はプルートさんに心許してしまったみたい
次の人生、こんな人との出会いを希望
「プルートさん、随分とお世話になりました
ありがとうございます」
「うむ、次の人生、後悔の無いようにな」
「はい!んじゃ行ってくるよ!」
そう言って私は目蓋を下ろし、身を委ねる
「…-」
何やら最後に何か言っていたみたいだが、残念なことにそれを聞き取ることはできなかった…
これでとりあえずはプロローグは終わり、本編に入っていくわけですが…
飛びます。原作開始まで
因みに今回の話では言いたいことが二つあります
一つ目、前回の話でプルートはるゐの考えてることがわかると言っておりました
…るゐは忘れてるようですが
二つ目、神様転生の話は結構見てる自分ですが、私としては簡単には終えたくなかったんですよね
やっぱりすんなりと転生ってわけにはいかないんじゃないかなって思ったりします、主に心が
なので私はこの転生時のことはしっかり書いておきたかったところです
私の拙い文でうまく伝わってくれたらと思います
とりあえずここまで
次の話は多分すぐに上げられると思いますがまだ書いてはいません
しっかり構成を考えて投稿したいと思っております
それではここまで読んでくれた皆さんに感謝を!