今回とうとうあのチートが目覚めます!
ホントどう対処したもんかねぇ…
そしてるゐさん達イレギュラーがどんな行動を移すかが見どころかな?
それではCALL27、どうぞ!
前回のことは忘れなさい
え?いきなりどうしたって?んなこた今はいいのよ、とにかく忘れること
イイネ?ワスレルンダヨ?
現在私は着替えてます
アリシアの荷物漁ったら普通の服出てきたんだよね
なんで私の服持ってんの?って問いただしたいけど今の状況ではナイスとしか言えないから困る
まぁあんな服を私に与えた罰は受けてもらいますがね?
取り敢えず帰ったらアリシアのおやつをギリギリ届かない位置に置くことにする
え?陰湿だって?嫌がらせには丁度良いのです
わざわざ踏み台を持ってくるかPSIを使うかしないと取れないのは相当めんどくさいぞぉ。ふふふのふ
しばらくして私はYシャツにジーパンとかなりラフな服装に着替えようやく一息つけました
いつの間にかに望月君が夜科達の方に行ってたけど…私の勘が大丈夫と言ってるので様子見することに。別にもう疲れたとか体が痛むからめんどいとかそんな理由じゃないからね!
ビルから外に出て崖の上から様子を見る。ここからでも何とか夜科達の姿が確認でき、結構善戦しているのがよくわかる
雨宮さんはワームを引きつけ、朝河君がタツオ君の死角に回り込みチャンスを伺っている
そして夜科は…流石喧嘩馬鹿、タツオ君の攻撃をかわしながら拳を入れていた
私の見たところタツオ君はライズの筋力、身体能力を上げるストレングスが目立っている
威力や速度は申し分ないレベルにはあるようだ。…ただキレがないんだよなぁ
おそらく実戦経験の少なさと感覚能力を上げるセンスの適性が低いか覚えてないか…まぁどっちもだろうな。動きが素人のやる典型的な大振りばかりだからね
それでもただやられてるだけのタツオ君ではなかったの巻、夜科が蹴りを入れた時、ライズで衝撃に堪えて夜科の足を掴む。そのまま持ち上げ地面に叩きつけた
うわ…下が砂で軟らかいからまだいいかもだけどあれは相当体に来るぞ…夜科なら平気そうだけどさ。あいつ頑丈だし
夜科を叩きつけたタツオ君の注意が夜科に集中しきった瞬間を狙い、朝河君がバーストで作りだした大きな手を使って急接近する
さっきの私の自爆の衝撃に何とか堪えていた標識を掴んでうまい具合にタツオ君の背後を取った朝河君が右手の大きな手で掴もうと伸ばす
タツオ君も気づいたみたいでそれを跳躍して逃げるも、朝河君が左手に用意していた龍の尾のようなバースト、ドラゴンテイルで空中のタツオ君を巻き付く形で捕まえたのを私達は確認した
「これで終わりかな?雨宮さんがワームを結構遠くに誘導しているみたいだし私達も行こうか?」
「わかったー。ノゾミはカブトを背負ってきてね!」
「カブト?…あぁ、そこの発症者か。でももうそろそろ大丈夫なんじゃないか?」
「あー無理っぽいわー。親切な方が僕を運んでくれないかな~。特に女の子希望」
「「「置いてこう」」」
「あー!急に元気になったなぁ!だからオレもついて行きまっす!」
そして私達はまず夜科達の方に向かった
最早私らはお荷物と言ってもいいからね、わざわざワームの方に向かう意味がない
移動中も夜科達の方を確認しながら駆け足で向かう
どうやら朝河君の訴えにタツオ君が意識を戻したのかな?朝河君がタツオ君の傍で落ち着かせるように話しかけていた
夜科もふらついているが何とか無事っぽい、どうやらタツオ君の銃を壊しに行こうとしている感じに見える
てか傍から見ても結構な威力だったんだけど…夜科まだライズ覚えてないはずですよね?ほんと何回言わせるきですかこんにゃろー
…あれ?そういえば望月君は何処だろ?
そして、私達がもうすぐ夜科達のところまで着くといったところで…状況が悪化した
「う!?ぐあああああっ!!!」
「タツオ!?」
タツオ君が頭を抱えて頭痛に耐えるかのようにうずくまった
朝河君がそんなタツオ君を必死に落ち着けようと試みている…その変化に私は嫌な予感を感じる
「なんか様子が変だよ!?」
「落ち着いてアリシア、とりあえず杉田君達と一緒に物陰に隠れてて。ある程度回復したから私が行くよ。暇があったら望月君も探しといて」
「う、うん!気を付けてねるゐ!」
そういってアリシア達は一旦離れて近くの物陰に身を隠す
それを確認後、ある程度脳も休めたからライズぐらいならいける私が急いで朝河君の傍に向かう
何やら頭痛だけじゃなさそうだ…タツオ君の様子がおかしい。わずかに聞こえた言葉から記憶が混濁しているような呟きが確認できた
夜科もそれに気づいたのか朝河君に離れるように叫ぶが…朝河君は離れなかった
「タツオ!オレならここだ!!心配するな!!ここにいてやるから…!!自分に負けんじゃねぇよ!!!」
朝河君はタツオ君を抱き寄せ、全力で訴えかける
「大丈夫…!!お前なら元に戻れるよ…!!お前の心は壊れてなんかないっ…!!」
必死に叫ぶ、それは心の底からくる力強い言葉
「ヒーローになるんじゃなかったのかっ!?オレが胴体でお前が頭脳だろ!?…タツオ!!!自分を…取り戻すんだ!!!」
タツオ君を信頼し、決して切れることのない絆をそこに体現する
「オレ達は二人でやっと一匹。二人でやっと一匹の龍なんだ…」
その言葉にタツオ君の様子もどんどん落ち着いていく。私と夜科はその光景を見ていることしかできなかった
二人の絆、それはとても強固な線で繋がっているのだろう…今の彼らに私達が入り込む隙間なんかなかった
だから…
「…ほら…覚えてるか?あのペンダント…あのペンダントを今でもオレは―」
だから…
ズッ
タツオ君が朝河君の胸を貫いた時、すぐに行動できなかった
「……いっ………………帰…ろ……タツ……」
朝河君は…タツオ君の手刀を受けて…その場に崩れ落ちた…
「ヒリューッ!!!!!!!!」
「ハハハハハハハハ!!!!!」
倒れ伏す朝河君
怒り叫ぶ夜科
嘲笑うタツオ君
そして…動けない私
私はこの光景を見て思考が定まらないでいた
私は…何をやってるんだ
皆を守ると言っておいて…今私は何をしてるんだ
…何もしていない
何もやれてない…
私は…守ることができなかったんだ
楽観的な考えで動いていた私の失態だ
そのせいで…朝河君を…
私は自責の念で体が固まったかのように重く、動けないでいた
何も考えられない…後悔と憤りに思考が包まれていく…そして―
それこそ何やってんだ『私』?
何立ち尽くしてるんだ
ボーっと立ち尽くしてるんじゃない
動くんだ
まだ助けられる
助けるんだろ?
友達を助けるんだ!さっさと動かないかニンジャ擬き!!!
誰がニンジャ擬きだこらぁ!!!
不意に私の暗く澱んでいた頭が鮮明になる
…あれ?今…何か聞こえた気がする…?
…って、今はそんな場合じゃない!今はとにかく目の前のことを対処しないと!
「ヒリューから離れろ…そこをどけ。邪魔をすれば
私は目の前に広がる光景を確認する
夜科が右手に自分の身長程の大きさの、バーストで出来た黒い球を浮かべていた
その強大な力を前に、タツオ君の表情に焦りが宿る…って!?
ちょ!?ここで
それを確認した瞬間、私はPSIが使えるアリシア、杉田君、雨宮さんにテレパスを送った
『全員今からPSI禁止!!!夜科のバーストが解けるまでは絶対に使わないで!!!』
『るゐ!?それってどういう―』
『いいから!アレの前でPSIを使っちゃ駄目!!雨宮さんは今すぐワームから離れて安全な場所まで移動して!!!』
『待って!私もそっちに『桜子!!!』っ!?』
『いい!?今の夜科には絶対に近づくな!!!』
私は一方的にテレパスを切り夜科と朝河君の元に駆け寄る
「夜科!!!」
「藤堂…ヒリューを頼む…!まだ死んでねえだろ?ここはオレが片付けておくから…!!」
普通ならここでやめさせるべきだ。その力ならタツオ君をどうにかできるだろうけど…その過程が危険すぎる
でも夜科が止まらなさそうなんだよなぁ…
「……朝河君は私が運ぶ。どうせ無茶するだろうから止めはしないし、どうせ止まらないでしょ?私が言いたいのは一つだけ…死ぬことだけは許さない」
「オレが死ぬと思ってんのかよ…?」
「死んでもゾンビになって帰ってくるだろうね」
「うっせ…オレは、腐ってねぇ…!」
そのネタ懐かしいなぁ…それは置いといて
私は朝河君を担ぎ、近くにあったタツオ君のマスクを拾った後タツオ君を確認する
どうやら力をセーブしていたようで私達が話している間に銃のリロードが溜まってしまったようだ
そして溜まって早々にバースト弾を放ってくるタツオ君。…だがそのバースト弾は夜科のバーストが軌道を遮り、吸収するように飲み込んでいった
「藤堂!今すぐオレから離れろ!!!コイツ…!コントロールがきかねぇ!勝手に動こうとしやがる!!!」
「………」
やっぱり制御効かないか…しかも今のでこの表情…
「藤堂!はやく行けぇ!!!」
「…前言撤回、やっぱ止めるわ」
「はぁ!?今はそれどころじゃ―」
「今にもくたばりそうな友人見捨てられないでしょうが…朝河君を安全な場所に移したらすぐ戻ってくるよ。それまでに昇天するんじゃないからね?」
「っ!…勝手にしやがれ!!!」
私はそれだけ言ってその場を離脱する
最初は任せようと思ったけどさ。明らかに苦しんでるのにそれを見て見ぬ振りして任せると?
ふざけんじゃねーですよ。それで死なれたら堪ったもんじゃない…
夜科は納得していなさそうだったがそんな夜科に納得しない奴なんか私だけじゃないからね?
あんたは死んじゃいけないんだよ、夜科。だから今度こそ友人を助ける
私はライズを全力で行使しアリシア達が見える場所まで朝河君を運ぶ
「るゐ!」
「アリシア、朝河君をお願い。確かエリクサーは…」
「うん!一つ持ってるからこっちは任せて!」
そう言ってアリシアはエリクサーを用意する
その間に杉田君が服を破って朝河君の傷を止血していた。なんか手慣れてない?
望月君も合流したらしく…何やら朝河君の怪我を見て何か考えている…そう言えば彼のPSIは…もしもの保険として考えて置こう
他には今の現状を見てとりあえず黙っている霧﨑君と、ワームから離れてこちらに合流した雨宮さんがいた
そのうちの一人、雨宮さんが私にさっきのことで問いかけてくる
「るゐ…あの力が何だかわかるの?」
「…私もネットで見つけた文献にあった知識でしか知らないけど…あの威圧感で直感的にそれだと思った」
「…どういった力なの?」
「…
「!?それを夜科が!?」
「見た限りの効果が文献にそっくりってだけのものだから確証はない…とにかくあのPSIがそれだったとしたら、発動している間はPSIを使ってはダメ。いい?あれはPSIに反応して動くから」
「っ!…えぇ、わかったわ」
あの力は周囲を問答無用で喰らい尽くすだけじゃない、PSIに反応して追尾してくるといった厄介な性能がある
だがそんな能力以前の問題として…使用者が危険なのだ
だから私は
「夜科のところに行ってくるよ。私一人でいい」
「「「な!?」」」
未だ状況が呑み込めない望月君と霧﨑君以外驚愕を示す
当たり前か…PSIを使えない現状あの中に行くとか死ぬ気としか思えないだろうね
ただ試しておかないといけないこともあるし、何より
「戻るって言ったからね。あのままじゃ例えタツオ君を倒せても夜科がお陀仏になる…そうなる前に止めないと」
今も夜科が出した
タツオ君が放つバースト弾も無力に等しい…最早タツオ君にどうにかできるものではない
「だからって今の説明を聞いて行かせられるわけないじゃない!下手すればるゐも「桜子」っ…」
「…念のために皆をお願い。今まともに動けるのは桜子だけだから」
「…こういうときばかり名前で呼ぶんじゃないわよ…」
「んじゃサッチーで!「却下」(´・ω・`)」
私は真面目なとき、譲らないときは雨宮さんを桜子って呼ぶ
雨宮さんも私が名前を言ったときは事の重要さ、重大さを理解してくれる
昔からそうだった…最近は全然呼ばなかった名前だったけど、今回は危険すぎる
もう友達が死にかけるのなんか見たくない…次に見てしまえば…多分
さっきは危なかったといえる。何とか持ち直したけどあのままだったら…
「…藤堂さん」
何とか雨宮さんを説得すると、杉田君が声をかけてきた。後ろの方にアリシアも不安げな顔をしている
まぁ言いたいことはわかるよ?だから私はありのままの意思を伝える
「…死なないよ、まだ死にたくないからね」
「まだは余計だろ?…帰って来いよ、アリシアさんと待っててやるからさ」
「杉田君のくせに生意気だなぁ…了解!」
私は駆け出す…
こっからは脳の酷使とか関係無しにやってやるさ。夜科を止めるんなら脳の心配なんかしてる余裕はない
あっちだって危険な状態なら私だけ安全な方法なんかやってられるかって話
あのままじゃタツオ君も死にかけない…それは朝河君が望まない
ならどっちも助けないと万事解決にはなりはしないでしょ?
さて!あの馬鹿ども止めてきますかね!
………ただ、どうやって止めようかなぁ………
るゐさん達は無意識に原作ブレイクに走っています
キリサッキーは連れていくし
雨宮さんじゃなくてるゐが朝河君回収に行くし
朝河君を望月君じゃなくてアリシア達が治療するし
挙句の果てには原作ではタツオ君をアー!した後に夜科のPSIは消えたけど…その前にどうにかしようとしています
暴走しすぎでするゐさんPT。原作知識が無いからと言ってやりすぎですから
…今更な話ですね
次回…亡霊VS暴王
明らかに亡霊の方が名前負けしてるけど気にしない。勝つのは一体どっち!?
まぁガチンコバトルじゃないから期待に添えられないかも…
ただ本作主人公と原作主人公のバトルって一度はやってみたいよね?
この回に関しては頑張って書こうと思ってるんですが…そのせいで明日投稿できなかったら許してください…
それではここまで読んでくれた皆様に感謝を!