亡霊さんが歩む超能力な世界   作:メガネ愛好者

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どうも、メガネ愛好者です!

何とか投稿できた…ただうまく書けた気がしない…
文才が欲しいです。切実に

今回はるゐさんVS暴王(意識無し)
この戦いに巻き込まれるであろうタツオ君はどうなることやら…
まぁ戦いとは言えませんがね

それではCALL28、どうぞ!


CALL28 「亡霊の力、暴王の蹂躙」

私は駆ける。目の前で起きている蹂躙を止めるために…

 

…なんかここだけ聞くと蹂躙している奴が敵っぽく聞こえるわ

違うからね?蹂躙してるの原作主人公の方だからね?だからと言ってダークヒーローでもない…はず…

あのノヴァを思い出すと悪役じゃないって断言できないわ。悪落ち系主人公でしょあれは…言うなれば破壊大帝アゲトロンって感じ。…意外と言いやすかった

 

未だ暴王の月(メルゼズ・ドア)が宙に浮き、タツオ君は避け続けていたのかかなり疲弊している

あれ?なんか展開が違うような…思い出せないし別にいいか。今はどっちも健在なのをプラスに考えておこう。とりあえずはタツオ君を吹き飛ばゲフンゲフン、遠ざけなきゃ

確か有効射程距離とかあった気がするし…なかったらそん時に考えるとしてまずは近づこう

夜科の様子は………ヤバいかも。あれもう意識消えかけてるよ…全然動く気配がない。急がないと

大体30mぐらいかな?ある程度近づいた時…全てを飲み込む黒い月は動き出した

この距離から追尾開始か…ならタツオ君もこの距離まで離れれば安全かな?

それはそうと私はこっちに集中しなきゃね。PSI反応が大きい方に反応するのかな?タツオ君から距離を離しこちらに向かって来た

この形態ならまだ余裕を持って避けられるぐらいの速度みたい。あの月の動きを予測して避けながら夜科にまっすぐ近づいて行く

因みに予測する方法だが…まぁ私だから楽にできてるのかもね

本来私の原点は幻視(ヴィジョンズ)だ。これはトランスと感覚能力を上げるセンスが複合したようなPSIだ

霧﨑君も同じ幻視(ヴィジョンズ)だが、その中でも彼の見えるものは脅威(メナス)…自分に訪れる死の未来なんかを視ることができる

 

そして私は…夢幻(ファンタズム)。見えないものの動きを見る力だ

 

これでアリシア達幽霊の動きを見ることができたし、今現在バーストによって形を成している暴王の月(メルゼズ・ドア)のPSIの流れを見ることもできている

これが試したいことの一つだ。PSIの動きを見れるなら予測不可能の攻撃に対しても対処することが可能だからね

今まで試す機会がなかったから今回の一件ではっきりと確認できてよかったよ

アリシアの雷化は何とか目で追える上に大体の行動を予測することができてたからあまり確証がなかったんだよね(雷を目で追えるって時点で最早人間やめてまするゐさん)

もし暴王の月(メルゼズ・ドア)の動きが読めなかったら………全力疾走待った無しだったわ

 

私の登場と、月の矛先が向かったことにタツオ君がチャンスだと思ったのか夜科に接近していくのを確認する

銃をリロードする暇がないから直接ぶん殴りに行く気っぽい。やらせないですよー

私は逃げ回ってる途中で近くの標識を引っこ抜き、タイミングを見計らってタツオ君に全力投球する

端っこを持って投げたので標識は勢いよく回転して飛んでいく。空中を跳んでいたタツオ君は気づくのに遅れた上、空中なのも相まって避けきれずに直撃した

腹部に当たり、何かイルミナが凹んだように見えたけど…大丈夫だよね?大丈夫ですよねタツオ君!?

とりあえずかなり力入れたのであわよくば射程外まで飛ばされたでしょう。こい!ご都合主義よ!いらない場面じゃなく今回みたいな場面で発揮してくださいお願いします!

 

…よし、神頼み…主にプルートさんに祈りながら私は暴王(メルゼー)に改めて意識を向け………ん?

なんかボコボコと月から溢れ出るような感じで形を変えてるけど…………あ

忘れてた。これただ暴れまわるだけじゃないじゃん…射出する(・・・・)じゃん…っ!?

私は全力で離れようと下がるが………あ、これ不味い。間に合わないわ

膨れ上がった暴王の月(メルゼズ・ドア)から二本の槍のようなものが前と横に伸びる

前に伸びたのはそのまま私に、横に伸びたのは私じゃない方に向かう…かと思ったらこっちに向き替えてきやがった!?

ああもうっ!|今の私のライズじゃ引き剥がせないどころか距離が縮まってるし、幻視《ヴィジョンズ》で見ても既に私を貫き通してる流れしか見えないしで八方塞がりじゃないですかこんちくしょう!!!

私はとにかく逃げ回り一旦射程から出ようとするものの、枝のようにドンドン細く、鋭くなって分岐してくる槍を紙一重で避け続け―

 

…やば…足滑らせた

 

私のリアルラックここで発動すんなしいいいいい!!!!!

崩れたビルの上で足を滑べらした私は、転んだ拍子で槍を一旦避けることに成功した。だが、それだけだ

すぐさま枝のように横から生えてきた槍が複数迫ってくる。…くそ、最後の賭けだ!

私は幽体化して下の階にビルをすり抜けて回避する

 

 

 

 

だが私は…選択を間違えた

 

 

 

 

ここで透過と幽体化の違いを話そう

 

透過とは、いわばすり抜けるための能力だ

壁をすり抜ける、銃弾をすり抜ける、相手のPSI攻撃でさえすり抜ける

これならば例え夜科の暴王の月(メルゼズ・ドア)でさえすり抜けられるかもしれない

PSIの反応を透過すれば感知されなかったかもしれない

 

そして幽体化は、PSIの思念となって辺りを漂うことができる。いわゆる幽霊のようなものになれるのだ

PSIの思念故に触れられることができず、幽霊の特性を得るため浮くことやすり抜けることもできる

だが…それでも「PSIの思念として存在している」のだ

つまり…PSIを感知し追尾する暴王の月(メルゼズ・ドア)

 

「あ………」

 

PSI状態の私に反応し…貫いてくる

手を、足を、お腹も胸も頭も全て…私の至る所を貫いてくる

勢いが強かったのか私のいたフロアが吹き飛び、外に姿を見せる私

思念体状態でも問答無用で私を貫く暴王(メルゼー)に私のPSIを喰われるような喪失感と激痛が走る

やば………これ、まず………

私の意識がおぼろげになってくる…

不意に視界の端で杉田君達が叫ぶ姿が見えた…アリシアなんか泣いてるようにも見えるや…

生きて帰るとか胸を張って言ってた私が恥ずかしいですよ、まったく…

……はぁ、ミスった………助けるどころか返り討ちとか………やっぱ正面切って戦うような力じゃないよこれ…

なんで戦おうと思ったんだろ…私はそこまで戦闘向きじゃないんだけどなぁ………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこんとこどう思う?本体(オリジナル)

 

「勝算があるなら戦ってもいいと思うんだよね、私は。ありがとね?分体(ドッペル)

 

私は現在夜科の真後ろにいます

夜科に近づいて頭に手を乗せ

 

「とりあえずもう寝なさいな。頭を休めるように」

 

ゼロ距離でトランスを使い、夜科の脳に眠気を増幅させる信号を送る

いわば催眠術の一種だね、目から認識する方法もあるけどそれは効果が薄い

それは視覚する信号が脳に影響を与えにくいからである

視覚は人が最も感覚として認識する場所、だから自然と抗体が出来上がってしまっている

だが逆に、音楽などで癒しや睡眠を増長することを利用し、脳に程よい振動を与えることによって眠気を増長するんだ(と思う)

とりあえず直接送り込んだ方が効果が出る!以上!

何とか間に合ったのか夜科の寝息が聞こえる…呼吸をしてるならとりあえずは大丈夫だろう

夜科が眠ったのを境に月は砕けるようにして消え、私もPSIを使ったため分体(ドッペル)も消えていった

ここでハーブシガーがあったらよかったんだけど…何故自爆したし私…

とりあえず夜科を担ぎ、タツオ君の方に向かう

 

 

さて、何故私が生きているか、そもそも何で夜科の間近にいたかを説明しよう

それは私が試してみたかったPSIが関係している

私が使ったのは「同一なる分体(ドッペルゲンガー)」という能力であり、虚ろなる亡霊(ホロウ・ファントム)から派生した私の手札の一枚でもあるかなり利便性のあるPSIだ

効果は私のほとんどのPSIを切り離し、私の思考をトレースした分身を作る幻影実体化のPSIだ

元は幽霊の特性である人の目に映り、惑わすと言った幻覚や幻影の特性が変化、「自分に似た幻を見る、ドッペルゲンガーと会う」といった特性を得たのがこの力だ

このときに本体は幻視(ヴィジョンズ)と透明化ぐらいしか使えないのが難点だが、その分囮としての完成度は高い

私と同じ思考を持つため違和感なく振舞えるし、私が使えるPSIも使える、テレパスを使わなくても元が私のPSIのため考えが常時トレースされてるから情報収集にも役立つ完全な諜報のための能力だ

ある程度の攻撃を受けてもその場に留まり続けることも可能のため、隙をつくのにも有効的

だが本体が非力な少女(笑)になって…って誰だ(笑)ってつけたの!?

とりあえずこれを発動中は戦えないのでそこだけが注意点

あ、倒されても私に力は戻ってきますからね?後は私がさっき言った二つ以外の能力を使うと分体(ドッペル)は消えてしまう

まぁPSIが戻ってくるためPSIで維持している体を保てなくなるってことだ

そういうわけでライズも使えない私は分体(ドッペル)が囮をしてくれてる間に自力でここまで来たわけです。ライズ使えないってこんな不便だったのか…疲れた

 

タツオ君はどうやら意識を失っているらしく、標識に潰されていた

イルミナもとりあえず壊れてる様子はない…ただこれどうしようかな…

とりあえず銃を回収し、タツオ君も担ぐ。男二人を軽々しく担ぐ少女………考えるのはよそう

さて、それじゃあ杉田君達のところに向かおうかな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅ…っ…ぁぁぁぁああ!るゐぃぃぃ……!」

 

「藤堂さん……くそっ!あの時止めとけば…っ!」

 

「アリシア…杉田君…自分を責めちゃダメ…それなら私だって…」

 

PSI使い三人が後悔の念に支配され。望月君も後味悪そうな顔をしていた

………そういや私が死んだような感じで分体(ドッペル)が消えたんだっけか………

この収拾どうしよ…すごく出にくい

 

「あ。生きてた」

 

「「「「え?」」」」

 

「あ………どもー…なんて言ってみたり?」

 

霧﨑君に速攻で見つかっちゃいました。まぁ男二人も担いでたら流石に気づくか

敵を騙すならまず味方からって言うけど…今回それは全く関係なかったね。相手してるのが意識持ってないんだもん

 

 

 

 

 

近場の崩れたコンクリートの上に集まる私達

夜科、朝河君、後雨宮さんが持っていた鎖鎌の鎖でぐるぐる巻きに縛られたタツオ君を横に寝かせている

念のためにと望月君が覚醒したばかりなのにPSIの中でも幻視(ヴィジョンズ)並みに珍しいCURE(キュア)…自身のライズを与え、相手の再生能力を高め回復させると言った特殊なPSIを使っていた

私はノートを見て知ってたからそこまでではなかったが、雨宮さんは結構驚いていた

ただ回復させる方法が抱きしめるって…女子にやったらセクハラに…ならないな。イケメン補正でやられた相手はむしろご褒美ってか?

そうして夜科や朝河君を回復させてはいるのだが…朝河君に関しては善意というより力を試してみたいって感じに私は感じた

だって夜科と違って抱きしめ方が雑だし…え?タツオ君?やりませんでしたね

そして私は…

 

「何か言う事は?」

 

「許してヒヤシンス☆」

 

ゴスッ!

 

「いったぁ!?タツオ君の銃で殴るとか正気!?」

 

「……」スッ…

 

「すいませんでしたあああああ!!!!!」

 

雨宮さんに説教されてました

てか雨宮さんや…タツミ君が持ってた銃のグリップで私の頭をボコスカ殴らんといて、結構痛いんだからそれ

ただまぁ…今回ばかりは私が悪いわな…え?今回だけじゃない?それは今関係ないのでスルー

アリシアなんかガチ泣きしちゃった。罪悪感がフルスロットル!です

 

「ふざける余裕はあるのね?」

 

「待ちたまえ雨宮君!私は無実だ!」

 

「その言い方が既にふざけてるのよ!」

 

「なん…だt「ゴスッ!」あだぁ!?ちょっ!?まだセリフの途中だから!?」

 

ボケられない現実に我氏号泣。後痛みに涙目

…はぁ…真面目に謝ろ、これ以上は流石に冗談は通じない

 

「…ほんとごめん。心配かけるつもりはなかった…あの場ではあれが最善だったからさ…」

 

「…馬鹿」

 

「ほら、私は大丈夫だから…丁度夜科も起きたしあっちに行ってきなさいな。私はまだ謝る人がいるんだから」

 

「…もう心配かけないで」

 

そう言って雨宮さんは目が覚めた夜科の方に向かっていった

心配かけないで…か。そりゃ無理そうな注文だわ。これからもっと危ない目にあうだろうからね…

それはそうと…問題はこっちか

 

「「…………………」」

 

無言で睨めつけてくる杉田君、泣き止んだものの目を赤く(元から赤いとは言ってはいけない)してこっちを見つめてくるアリシアがいた

うわぉ…二人とも眼力やばいです…

 

「ごめんなさい。言い訳に聞こえるかもだけど騙すつもりはなかった、心配かけるつもりもなかったんだ。説明不足だったのも悪いと思ってるし少し自分の力を試してたのもあった…それでも、あれが一番の方法だった…。結果良ければ何て言わない、過程も大事なのは重々承知してる、それでも―」

 

「るゐ…私達はそんなこと聞きたいんじゃないよ?」

 

「…はい?」

 

「止めに行くとき、オレが何て言ったか覚えてる?」

 

行くときに言ったこと?確か………

『帰って来いよ、アリシアさんと待っててやるからさ』

…あ…………はは、そっか

 

「…ただいま、二人とも」

 

「おかえり、藤堂さん」「…うん!おかえりるゐ!」

 

ホントこの二人と友達になれてよかったよ…優しさが痛いぐらいに身に染みる…

こんなに信頼してくれてる相手を…失いたくないな

絶対に守ろう。他の何にも代えてでも…

私は改めて、二人の優しさに心を満たすのであった…

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、でも罰としてさっきのゴシックワンピを今から着て帰ってね?」

 

「お、いいなそれ。後は帰るまでPSI禁止な?」

 

「慈悲を!慈悲をくださいませお二方あああああ!!!」

 

前言撤回したいぐらいに私の心に宿った優しさは吹き飛びました

…え?マジでやんの?

 




るゐさんもはや何でもありか貴様
パワーバランス壊しまくるなし。そんなことしたら…

タツオ君どうしようかなぁ…まぁ何とかなるでしょ!

次回は現代に帰還かな?
また帰還前に立ち話して終わりそうな予感が…

それではここまで読んでくれた皆様に感謝を!
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