亡霊さんが歩む超能力な世界   作:メガネ愛好者

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どうも、メガネ愛好者です!

今回から結構ほのぼのとした回が続くかも
少なくとも暗くはならないはず…

久々にプルートさんに出番が回ってきます
あまり長くはないけどね?神様先生は忙しいのです

後半は…なんとなく思いついたのを書いてみました
今後もこのようなことが続くかも

それではCALL30、どうぞ!


四章 「穏やかな日々とまた修行」
CALL30 「発覚するはるゐの弱点」


サイレンから戻ってきた私達

帰還後はある程度状況を整理し、望月君と霧﨑君に初回にある情報公開や現代での注意点などを伝えた後、今日はもう遅いので解散し後日集まることになりました

望月君なんかは仕事大丈夫なのかな?と心配したがどうやら問題はないらしい

それが自分が問題無いのか仕事側が問題無いのかははっきりしなかったが…とりあえず今日は夜科の家に泊まるみたい。夜科を慕っている理由がよくわからないが…まぁそこは当人同士の問題なので下手に突っつくのはやめておく

それにどちらかといえば問題なのはフブキさんの方だろう。確かあの人望月君の熱狂的なファンだったよね?たまにあった時に望月君の話題が出るとかなり威厳がぶっ壊れる

挙句の果てに人には見せられないほどに顔を蕩けさせるその姿は夜科でさえ軽く引くレベル…今夜は夜科宅が軽く荒れるだろうな

 

私は杉田君とアリシアと一緒に帰ります。先ほど帰り間際にプルートさんに帰ってきた旨をメールで伝えたからこれでリナを連れて我が家に来てくれるでしょう

早くリナに会ってあの子からリナ分を頂こう。もういろいろ疲れたからあの天使に癒してもらうことにします。どうだ?羨ましいか紳士ども?だが貴様等にはやらんぜよ!

とにかく早く帰ろう。格好も格好のため周りからの視線が正直辛いとです。普段影薄い上にマ〇オコスでも然程目を向けられていなかったというのになんでこの服着てるときに限って視線を集めるのか…こういうとき発動しろよステルスニンジャーさんよぉ。…後ろでにやついている二人が憎たらしいです

そして自宅に無事帰還。杉田君も当分は学校サボって私の家に泊まり込みで修行する予定なので一緒に家の戸をくぐる

帰ってきた時に思い出したようにこれからまた始まる修行を考える杉田君は項垂れるようにしてあからさまに落ち込んでいる

そうだね、始まるんだよ杉田君…私に恥ずかしい思いをさせた分しっかり鍛えて(虐めて)上げるから期待しててね!はっはっは

そしてリビングで一息つき今後の話をする私達、そんな中アリシアがふと気づく

 

「…あれ?るゐ顔赤いよ?」

 

「え?」

 

急にそんなことを話してきたアリシアに私は疑問で返事を返してしまう

杉田君もどうやら気づいてはいたけどそこまで気にしてなかったみたい、だがどんどん顔色が悪くなっている私を見て言おうとしたら丁度アリシアが聞いていたとか

そんな私がその事実に気づくと…どんどん変化が顕著に表れてきた

息が上がる、頭がボーっとしてくる、視界が霞む…様々な異常をきたした私はついには立っていられなくなり、その場で座り込んでしまう

慌てて私に駆け寄ってくる杉田君とアリシアは心配に声をかけながら近づき、立っていられなくなった私を杉田君が私の寝室に運ぶのでした…

 

 

 

 

 

 

「結論から言おう。高熱の一種だ、しばらく安静にしていれば治まるだろう」

 

その後プルートさんがリナを連れて家に赴き、体調を崩した私の診断をしてくれました

因みに今の私の姿はパジャマに着替えています

どうやら医師免許も教員免許会得時についでに取っておいたとか…いや神様ならわざわざ取らなくてもよくね?ってのは気にしないで

私のベットに運んだ後に杉田君を退場させ、アリシアが着替えを手伝ってくれました

着替えるときにお湯に浸したタオルで体を拭いてくれたのはありがたいです。熱を出してから足に力が入らなくて立つことすらままならない私にはまともにシャワーを浴びられる気がしないからね

ただ…拭いてくれたことは嬉しかったんだけど、その時の手つきとか視線とか息遣いとか…なんかアリシアの様子がおかしかったです、はい。理由も考えたくない…私はくすぐったさに我慢してアリシアに任せるのでした…

それにしても…なんでいきなりこんな急に熱だしたんだろ……確かに私は何かと昔から体調を崩すときはあったけど、ここまで悪化するのは初めてかも…

 

「迦神センセー、なんでいきなり熱なんか出たのかな?流石に唐突過ぎる気がする」

 

「うむ、それはだな…いい機会だ。テスタロッサ君、杉田君、今回藤堂君は幽体化または透過を使ったかね?」

 

「え?あーはい。結構使ってたと思います」

 

アリシア、あんたプルートさんのことそっちで呼んでたっけ?てかこのSS本編で初めてプルートさんの今の名前が出たな…30話にしてようやくってどういう(それ以上メタイ話はいけない)

因みに杉田君の方にはプルートさんの事情を少し偽って話してある

プルートさんが私とアリシアの師匠で、元サイレンドリフトってことを話したら驚いていた

そしてあんな修行をさせられる羽目になった元凶だと知った時は「仮にも女子に何させてんですかこの人」って言っていた。まぁ分からなくもないけど仮にもって…もしかして杉田君の中の私って女子として見られてない?

………………………なんかモヤモヤする

 

話は戻ってプルートさんのお話です。オハナシではありません

 

「実はだな、藤堂君の虚ろなる亡霊(ホロウ・ファントム)には一つ欠点がある…それがこれだ」

 

「欠点って…この熱が?」

 

「正確には何かしら体調を悪くすることがあるのだ。彼女の能力はいわば大気と同化しているものに近い。幽体化にしろ透過にしろ一度肉体がPSIによって変化する。そして…それを解除したときが問題なのだ。PSIを解き肉体を具現化する際に、その具現化した場所の大気を体に吸収してしまっている。その場に現れるというのはその場にあるものをある程度は払いのけるものの完全には取り除けない」

 

「それってじゃあ…」

 

「空気中の病原物質も直接体内に取り込んでいるかもしれないということだな」

 

……………え?マジですかそれ?初耳なんですけど

私はプルートさんが告げる事実に困惑してしまう

 

「…もしかして。前々回の前に一週間近く寝込んだのも…」

 

「過労もあったがPSIを解いた場所が悪かったのだろう、あの時発症した熱もおそらく同じ理由であろうな」

 

「今回はサイレンの大気にやられたってことですかね?」

 

「そうだな、始めて行く者が帰ってきた後に発症する大気感染の症状に一部酷似している。鼻血や充血などは脳による負担が多いためになるものだが高熱に関しては純粋に体に合わないのも含まれている。今回はその感染による症状だな、発症時期も酷似している」

 

アリシアや杉田君の疑問に答えるプルートさん

それをベットで横になりながらなんとか聞いている私は表面化した事実に少し戸惑っています

 

「結論を言うと、藤堂君は体調を崩しやすいということだな。その分なのか異様に治りが早いのは本人の体質によるものなのか…まぁ一晩休めば次の日には収まるであろうからそこまで気にするほどのものでもない、むしろそこから無理をすれば…テスタロッサ君、あの時の二の舞になるだろう。今まではそこまで気にしてはいなかったのだがサイレンに関わり始めたこの時期…今回の藤堂君の体調不良を起こさせたのは私に責がある。説明を忘れていた私の責任だ…すまなかった」

 

「だ、大丈夫だから頭は下げないで!!!」

 

「どうしたんだアリシアさん?」

 

そう言って頭を下げようとするプルートさんをアリシアが止める、そんなアリシアに疑問を抱く杉田君

仕方ないよ…今のところプルートさんが神様だって知ってるの私とアリシアと撃子さんぐらいだし…

そういや撃子さんはサイレンドリフトにはならなかったみたい。今回いなかったって言う事はそういうことなんだろう

てか撃子さんは原作知ってるのかな?覚えてたら聞いてみたいところだけど…あっちはあっちで忙しそうだ

やっぱり災厄の対処で忙しいのかな…今度クッキー焼いて持っていってあげよう。どこに住んでるかわからないけど

それにしても…まさか私のPSIにそんな欠点があるとは。今思えば大抵体調を崩した時はその前に虚ろなる亡霊(ホロウ・ファントム)の幽体化や透過を使ってた覚えがある

ある程度経ってから症状が出るみたいだからいいが、もし戦闘が長期化したら…致命的な隙になりかねないな

動きたい時に動けないのは非常に不味い。長期化すると感じた時は無闇矢鱈に使うのは控えないと

私の安否に関して言えば然程問題は無いだろう、葉巻吸って無理に透過していれば私に関しては安全だ。え?健康に悪い?知らんな

だけどその間私は無力に近い、皆を守ることができなくなってしまう…それは不味い

今後は透過のタイミングも考えないと、絶対に体調崩すってわけじゃないけど可能性は高いからね

てかプルートさんや、そういうのは気にしてなくても言ってほしかったです…今分かったからよかったけど戦闘中に発症しなくてよかったよ…

今後は使うの控えるべきか?それなら新しく何か考えないとだなぁ…私自身で火力出すのは苦手だしうまいこと考えておこう

 

[るゐ。大丈夫?]

 

「んー…ありがとねリナ、そのうち治るから大丈夫だよ」

 

[早く元気になってね!]

 

私が今後のことを考えていると、リナが私を心配してくる

暗い表情で心配して来てくれるリナ、私が大丈夫といえば明るい表情になって両手でボードを見せて励ましてきてくれた

ホントこの子カワイイ…私の娘は本日も天使です!

(あんたの娘じゃないからるゐさん)

いいえ私の娘です!

(ちょ!?私に返事返しちゃダメでしょ!?)

ハッ!天の声だか知らんが私の娘はやらんぞコラァ!!!反論あるなら来てみやがれって話よ!

さぁ来いよ天の声。銃なんか捨ててかかってこい!

(私って一体どういうキャラ付けされてんの!?)

 

「私は戻る、後は頼むぞ」

 

「ありがとうございます迦神センセー!」

 

「どうもです」

 

どうやらプルートさんがマンションに帰るみたいでアリシアと杉田君はお礼を言ってプルートさんを見送るのだった

プルートさんの見送りに皆が向かっている間に私は手探りで近くに置いてある体温計を手に取り、自分の体温を測ってみる

30秒ほどで体温計からアラームが鳴る、懐から取り出して確認してみると…うわ

私の反応に唯一私の横にいるリナが聞いてきた

 

[何度?]

 

「あー…39度」

 

[なんと!]

 

「久々にこんな高熱出したもんだ…はは」

 

[ハハッ☆]

 

「やめなさいリナ、夢の国から刺客が―ゴホッゴホッ!…あー…つら…」

 

しばらくすると杉田君が戻ってくる。杉田君が木製のトレイにお粥や風邪薬なんかを持ってきてくれた

 

「藤堂さん、お粥作ってきたんですけど食欲ありますか?」

 

「え?杉田君作ったの?」

 

「まぁ…一人暮らしですから簡単なものぐらいなら」

 

「へぇ…コンビニとかで…買って食べてるイメージがあったから以外…」

 

「まぁないわけじゃないですけど、自分で作った方が安く済みますしね」

 

「そんで…使わないお金は母親に送るって?」

 

「ははは、ご名答です。それはそうと…大丈夫ですか?」

 

「正直…つらい…めっさ頭が重い…」

 

「あー…食事は後にして今は寝る方がいいんじゃないですか?」

 

「いや…食べとく…っしょ…」

 

私は気怠さと頭痛を我慢して体を起こす

まだクラクラするし体を起こしてるだけでもつらいけど…お腹へった。無理してでもお腹を満たしておきたいのです

私の膝の上にトレイごと置いてもらい食べようとする………やばい、手を上げる気力がわかない。もう起き上がってるのでやっとな状態だ、気分は「食事?何それ苦行?」って感じ、マジ辛い、ボスケテ

 

「……………」

 

私の様子に気づいた杉田君が…いまだトレイに置いてあるレンゲを手に持つ。そのレンゲでお粥を掬い私に向けてきた

……あれ…こ、これは……

 

「えっと……杉田君?これは…」

 

「早めに食べて寝た方がいいだろうからな。…嫌なら言ってくれ、正直オレもやってて後悔してる」

 

「……………すごく恥ずかしいんだけど」

 

「オレもだから。……どうする」

 

「……………」

 

杉田君の奇行に私は戸惑うしかなかった

いやこれって俗に言うアーンというやつですよね?あの女性同士だと微笑ましいのに男女がやると一気に甘ったるいものを排出するあれですよね!?

いや確かに今の私は動くのもままならない具合に体がゆうことをきかないよ?でも流石にこれは恥ずかしいって!誰も見てないからいいとかじゃないから!杉田君見てるから!

ただそれでもお腹が空いてるわけで…くそぅ、背に腹は代えられぬぅ!!!

 

「………あ、あー…ん……」

 

「………」

 

乗り切った!私は乗り切ったぞ!!!

何とか目の前に出されたお粥を頬張り食べてやったわ!アーンなぞ大したことないわバカヤローめが!!!

因みに杉田君は私がアーンした辺りで顔真っ赤にして顔をそらしてしまう。あっちも結構恥ずかしいみたいで…

まぁ私の方が顔赤いでしょうがね!高熱+羞恥のダブルコンボですよ!真っ赤っかですよ真っ赤っか!!東方は赤く燃えているううう!!!

(熱と恥ずかしさにより思考回路がショートしかけているようです)

 

だがそんな私達に…追い打ちが撃ち込まれた

 

「随分とうらやまけしからん状態になってるねぇ」

 

「「っ!?」」

 

私と杉田君は声が聞こえた方に勢いよく振り向く、そこには…ニヒルな笑みを向けているアリシアが腕を組み扉に寄りかかってこちらを面白そうに見ていた

 

「い、いつから…」

 

「結構最初辺りに来てたよ?因みにリナは私の部屋に連れてったから。熱だしてるるゐと一緒にリナを寝かせるわけにはいかないからね。それで戻ってきたら杉田君がレンゲを向けてるゐがそれに戸惑ってるとこでした♪」

 

「来たんなら声掛けて下さいよ……」

 

「声掛けない方が面白そうなことになると思ってね~。案の定だったし?」

 

見られてた?え?今までの見られてた?マジで?

あの…行為を…?

…………ヤバい、すごく恥ずかしい

 

「あぅ………」

 

「な、何その反応!るゐめっさ可愛いよ今の表情!写メ撮っていい!?」

 

「だ、駄目に決まってんでしょ!!?」

 

「いいや!限界だ撮るね!」

 

そう言って携帯で私を取り始めるアリシア。くそぅ、体を動かせないのがもどかしい…!私はせめてものの抵抗として睨みつけるのだが、それも逆効果で…

ある程度写真を撮ると満足したのかアリシアは退出しようとする

杉田君も恥ずかしさで両手で顔を覆って俯いてるし、私も最早頭がパンクするのではといえるレベルで頭が回らない…

精神的にも肉体的にも疲れたので私は寝ようとすることに………なんか膝に重みが…あ

 

「私はもう寝るけどノゾミは早くるゐにそれ、食べさせなよ~。んじゃまたあっした―!」

 

アリシアは愉快そうに言葉を残し立ち去ってしまう

…一口で何食べ終わってた気でいたんだろう…まだまだあるじゃん…

杉田君も気づいてなかったのか残りのお粥を見て頭を抱えてしまう

またあの苦行を繰り返す?何?私に死ねと申すか。最早頭がグルグルして死にそうだって

………ただ、まぁ………

 

「……杉田君」

 

「あー…はい、流石にこれ以上は起きてたら悪化しますよね。今さげますから―」

 

「…残り、お願いしていい?」

 

「…え。で、でも明日でもいいんじゃないですか?正直これ以上は…」

 

「せっかく…作ってくれたものだから、早めに食べておきたい。それに……おいしかったし…」

 

「っ……わ、わかりました」

 

実際おいしかったのだ。このお粥

恥ずかしいのはあった。ただそれ以上に…嬉しかった

私のために作ってくれたって事実に私は心が満たされていたから…だから、食べたい

杉田君も恥ずかしいのはわかってる。後で何かお礼しようと思うほどには申し訳ない

ただ…明日に取っておくのは勿体ない気がして…

改めて杉田君に靴に運んでもらい、そのお粥を味わう

至って普通のお粥だ。でも…凄くおいしく感じる

自分で作るよりもおいしく感じるんだよね…

 

その後は始終無言でそれを繰り返す私達、そんなお粥を食べる私と口に運ぶ杉田君は最後まで顔を真っ赤に染めつつ食事を済ませるのだった




はい、るゐさんの弱点…それはまさかの病弱体質でした
ここから幽体化や透過の制限がかかります
バンバン使えます。ただ使うごとに体調を崩す確率が上がります
そのためそれに頼らない戦略を考えていく方針です

いい雰囲気になっているお二人さん。杉田君の主人公化とるゐさんのヒロイン化がどんどん進んでいるという
嘘みたいだろ?元は死亡キャラとネタオリ主なんだぜ?こいつら…

アリシアはもうこの二人ならいっか、むしろこの二人だとこれから面白そう!って感じに見守ってます
リナは既に心の中ではるゐを母親として見てる節がありますね

それではここまで読んでくれた皆様に感謝を!

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