さて、日常を含めつつ修行を始めましょうかね
正直言って今の杉田君は逃げることしかできませんし、ここらで戦う術を見出してもらおうかと
るゐさんも幽体化や透過に頼らない戦術を編み出す予定です
アリシア?すでに完成しているアリシアはうっかりと油断がなければ問題ないです
…え?イアンさん?………そのうち出します
それではCALL31、どうぞ!
あの後すぐさま布団にもぐって寝ました。もう起きてるのが辛かったからね、いろいろと
そして翌日
「こんな清々しい朝は初めて…もうどこも辛くない!」
「マミられ…は、しない…か?」
[上田マミ]
「リナ、いろいろ混ざってる」
そんなわけで完全復活。昨夜体調崩したことなど夢だったかのような復活っぷりである。いや、夢だ。夢であってほしい…
早速昨日の看病のお礼にと朝食を作ります。まぁ無難に白米と味噌汁、サンマの塩焼きです、はい
サンマの塩焼き…って言うかサンマっておいしいよね。塩焼きは勿論煮つけや刺身なんかもおいしいし。まぁ旬は秋なんだけどね?
そんなわけで朝は簡単に済むものにしました。皆おいしそうに食べてくれて何よりっす
リナも杉田君も慣れたように食べてくれている辺り最早この光景が私の日常風景になりつつある感じ。ただ一つ、未だに見慣れない光景がある
最近リナは何か食べるのが好きみたいでいっぱい食べます。育ち盛りなのかいっぱい食べます。それはもういっぱい食べます
何せ今も私達三人分ほどの量を食べてるからね、その上体形は全く変わらない。一体その質量はどこに消えてるのか?だが可愛いから問題なし
どうやら私とアリシアが杉田君を鍛えてる間に近所の料理店に行っていたようで…そこで大食いメニューを食べていたようです
現在様々な料理店の大食いメニューを制覇している謎のチビッ子フードファイターとして密かに注目されているっぽい
突如現れて大食いメニューを完食し姿を消す。補導されることもなく姿を消すため一部都市伝説化していたり。…リナがPSYREN並みに都市伝説化した件について
ちなみにその時にネメシスQの頭を模したフードがついた着ぐるみを着て変装をしているとか。簡単に言うとダメQを擬人化したみたいになってます
一体それどこでもらったんだ?すごくかわいいから問題ないけどね!
そんなこんなで朝食を済ませ私は食器を洗っています。皆にはリビングでくつろいでるよう言ってさっさと片付けてしまおう。その間に昨日考えてた新しい戦術について考えます
…と言ってもね、前にも言ったけど私はトランス系が得意であまり戦闘に特化してるってわけじゃないんですよね
攻撃手段もライズのゴリ押しかバースト固めて投げるかテレキネシスで周りの物操るかぐらいしかないのだ
そしてそれらは大人陣、ノートを見て上げられるなら八雲さん、雹堂さん、そしてグラナの三人と比べると…間違いなく劣っている
バーストの火力は純粋に八雲さんとグラナの方が上、ライズだって速さは上回れそうだがパワー面に関しては間違いなく雹堂さんに劣る
トランスもよくよく考えるとナナちゃん以下だし…あれ?私って結構中途半端?
あー…いろいろやれた方がいいと思って手を伸ばしすぎたせいか特筆する点が無いじゃん私……あったとしても逃走や不意打ちに特化したものばかりだ
どうしようかな…やっぱ得意な面から攻めていくべき?ライズは今のところ困らないしバーストもまだいいだろう…ならトランスか
トランスを攻撃手段に変える……………………………!閃きました。でもこれは……まぁあって困るわけじゃないけど…悪役っぽい感じになってきたなぁ私
やっぱ能力名に亡霊がある時点で善人とは言い難いのかねぇ私は。なりたいわけじゃないけどさ
とりあえず候補は思いついたので後で試しておこう、うまくいけばかなり便利な力になるからね
私が今後のことで考えているとリビングにいる杉田君が話しかけてくる
「藤堂さん、そろそろ夜科達と集合の時間ですけど…手伝いますか?」
「あ」
考え事してて手が止まってた。急いで片付けますか…
あれから皆で家を出て集合場所に向かう
途中でリナが例の服に着替えて[出撃します]とボードに書いてどこかに去ってしまった
私は心配で追いかけようとしたけど二人に留められてしまった。二人も心配みたいだけど集合のこともあるし、リナなら大丈夫だと思っているみたい
仕方なく私は追いかけるのを止める。一応ナナちゃんも憑いてるし大丈夫だとは思うけど…え?文字が違う?いや憑いてるであってるでしょ、ある意味
集合場所につくと他の皆はもう揃っていて私達が最後だった
そのまま八雲さんに連れられ向かう場所は…町はずれの今は使われていない廃工場でした
どうやら夜科達にPSIの特訓をするために来たそうだ。広い場所で周りには森しかない、バーストは前やったから…今回はライズかな?
夜科自身も前回のことでライズは必須と痛感したらしく自分から教えてくれと八雲さんに頼みだす
だが雨宮さんは八雲さんに話があるようで…話からしてタツオ君の情報に関してだ
タツオ君と別れる前に、ある程度の情報を貰っていた私達
だが八雲さんは他の人が訓練の相手をする旨を伝える。また自分が教えると思っていた雨宮さんは驚いてた
一体誰が訓練の指導をするのか?…まぁさっき私が考えてた時にその人の名前出してたけどね
そしていいタイミングで現れるその人
「押忍!!お久しぶりッス姐さん!!あんたの為ならいつでも死ねる!!雹堂影虎只今参上いたしやした!!」
至る所に傷跡が残り、サングラスをかけたもう明らかにヤクザにしか見えないその男が
至る所に包帯を巻いてやってきた
…え?
「か、影虎…どうしたその怪我?」
流石に八雲さんも予想外だったのか少し狼狽えている
いやこれには周りの全員が困惑していた。見た目ヤクザがボロボロになっているのに全く気にしてない、気にならないかのように振舞っているのだから
「フッ、これには少し事情がありまして。一言で言うなら……
「お前ほどのライズ使いがそこまでになる程にか?」
「この雹堂影虎…関東最強のライズ使いと自負していた。だが……上には上がいる、それが世の理ってやつだったぜ。アイツと拳を交えた瞬間オレは悟った…オレはまだまだ井の中の蛙だったのだとな…!!」
え?どういうことこれ?こんなの原作にあったっけ?雹堂さんの好敵手?そんな人いたっけ?
そして次の言葉で…私は、私達は驚くしかなかった
「あの男…迦神冥星との死闘は俺をより強くする!!!」
「「「「何やってるのセンセー!!?」」」」
私とアリシア、夜科に雨宮さんが驚きに叫んでしまう
いやほんと何やってるんですかプルートさん!?貴方教師ですよね!?なんでヤクザっぽい人と激闘した感じになってるんですか!?
しかもこの傷見る限り昨日かそこらですよね!?貴方昨日いつも通りの服装でケロっとしてましたよね!?何か?ノーダメで倒したってか?流石神様ですねこんにゃろー!!!
「流石藤堂さん達の師匠だな…はは」
「ん?杉田、お前今何て言った?」
不意に杉田君が呟いた言葉に八雲さんが反応する。あちゃー…まだ隠しときたかったんだけどなぁ…口止め忘れてた
私は仕方がなく昨日杉田君に説明したようにみんなに話す
八雲さんはどうやら私達が独学だけでPSIをコントロールしたとは思ってなかったみたいで案外すんなり納得した。寧ろ喉に引っかかった小骨が取れたような気分っぽい、結果オーライか
夜科と雨宮さんに関しては最早驚くしかなかった。今まで担任だった人がまさかの元サイレンドリフトだったのだ、無理もない。そもそもサイレンドリフトじゃないしね
あ、因みに矛盾が無いように使いきったカードをナナちゃんの方で用意してもらいました
それはともかく、ありえないとは思わなかった辺りプルートさんも普段から羽目を外していたりしたのだろう、羽目を外した場面見られてたみたいだし
朝河君、望月君、霧﨑君は話がついていけないのか傍観に徹するのでした…
「さて、始めるぞひよっこども」
話を区切り、PSIの特訓を始めることに
因みに私とアリシアは何かを察知をしたのでみんなから離れる。このとき私は近くにある鉄筋をテレキネシスで座りやすそうな形にひん曲げてベンチみたいにします。私とアリシアはそれに座って皆の方を見学するのでした
「…随分と器用なことするな」
「え?八雲さんもできるでしょ?10年そこら使ってればこのぐらいできるようになりますよ」
「(それをノーモーションで軽々しくやってのける…やはり侮れないな。操作技術は私と同等か、それとも…)」
私のやったことに少し驚いてる様子を見せる八雲さん。いやこのぐらいなら貴方もできるでしょうに…
まぁそれはともかくとしてだ。私らはライズの訓練はあまり必要ないからね、杉田君はあっちにいる辺りライズの再確認か、今自分が何処までやれるか試そうって感じだ
そして訓練内容発表!
内容は至ってシンプル、雹堂さんの顔面に拳を一撃入れることとのこと…ライズないと無理じゃね?それ。…あ、だからか
ライズが使えれば一撃入れるぐらいなら手加減してる雹堂さんに当てることもできるだろうしね
ようは実戦で目覚めさせろってことか…あれ、杉田君のやる意味は?
そして八雲さんはそれだけ伝えて雨宮さんと話し合いに外に出ていこうとしてしまう。だがそんな八雲さんに夜科達がライズを使うコツなんかを聞いているが…帰ってきた言葉は
「コツならバーストの時教えたろ?PSIの基本はまず己の脳でイメージを構築すること。ライズを覚えるにゃあ自分の強くなった
「そ、実体験を伴ってなァ」
と、投げやり気味な言葉と雹堂さんの唐突な訓練開始だった
ドン!
5人の後ろにいた雹堂さんが強い踏み込みにより瞬時に皆の前方に移動する。雹堂さんの言葉に振り向いたのが仇となったのか逆に後ろを取られてしまう杉田君達
夜科、朝河君は勘よく後ろに回り込まれたのに気づき再び振り向くが、振り向いた先には雹堂さんの姿はない
既に夜科と朝河君の間を素通りして反応できなかった霧﨑君に左拳、望月君に蹴りを入れて吹き飛ばしているからだ。お、杉田君は反射的に前に跳んで回避した
そんな杉田君に感心したのか言葉が漏れる雹堂さん。夜科と朝河君も後ろで何か起きたのか気づいてそちらにまた振りむこうとするが…振り向いてばっかだなあの二人
夜科が振りむいた時には既に拳が夜科の横から迫っている。そのまま殴られる夜科、朝河君は何とか捉えて拳を振るうも軽く避けられそのまま朝河君も雹堂さんの蹴りによりノックダウン。その間に杉田君はライズをかけて瞬時に態勢を立て直し…雹堂さんを見失いようにセンスを使って神経を研ぎ澄ませる
「お前はライズ使えるのか」
「はは…まだ逃げるぐらいの技術しかないっすけどね。だから…そろそろ攻撃手段を身につけたいんでご指導お願いします」
「ほう…良い度胸だ」
杉田君と雹堂さんが睨み合っている間に夜科達は立ち上がり、文句や不満が口から洩れる。だが二人の雰囲気を察したのか…気圧されたのかはわからないが二人に背後を見せないように下がっていく。霧﨑君なんかは全力退避だった
………あ
フフフ…いいこと思いついたぁ…
「(また何か企んでる顔してるなぁるゐ…。こういうときのるゐはわかりやすいんだよね…)」
アリシアは少し呆れた顔をしてこっちを見てました。…まぁいいや、とりあえず私は杉田君に話しかけるのでした
「杉田く~ん」
「…なんですか藤堂さん、後にしてもらえ「今日中に雹堂さんに一撃与えられなかったら修行難度あげるから」……………………マジ?」
「嫌だったらガンバレー」
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「死ぬ気で殴りに行く!!!」
お、杉田君の額になんか炎が見えたきがする。まぁいいや、ただあの杉田君が親の仇を見るかのような形相になってしまった
いきなりの豹変っぷりに雹堂さんでさえ苦笑いをしてしまっている。夜科達は私の言葉で一体どんな修行なのかと気になるが聞けないでいた
「るゐ…容赦ないね」
「そかな?地獄を見るんじゃなくて地獄に行くぐらいの違いなんだけど…」
「るゐ、それ死んでる」
「「「「……………」」」」
そこまで違いはないと思うんだけどね?アリシアはいつも通りにツッコミを放ってくるが他の避けられなかった四人は杉田君を哀れなものを見る目で見ていた
「………手は抜かねぇぞ?まぁ本気ではやらんがな」
「情けなんていらないっす。逆にそれで負けたら悪化しそうなんで」
杉田君がそう言った瞬間駆け出す。流石に正面から突っ込んでいこうとはしないで雹堂さんの死角に回り込むよう移動する。雹堂さんは頭を切り替えてその場で待ち受けることに、だが勿論のこと杉田君を視界から外さないようにしてだ
杉田君は視界から外れるようにと右へ左へとステップを駆使し相手を翻弄しようとするが、そこは歴戦のライズ使いだ。全て捉えられているのだろう、全くの迷いを感じない
杉田君もわかってはいるんだろう、苦虫を噛み潰したような顔で近づくに近づけないでいる。だがそれでは戦況は変わらない
杉田君は相打ち…いや、捨て身覚悟で突っ込んでいく。一歩一歩を強く踏みしめ加速して接近、その速度に乗せた拳を突き出すが…単調すぎる
確かに早ければ相手は反応できずに攻撃が通るかもしれないが…それを見切れる相手にとっては
「あめぇぞ小僧!」
「ごふッ!?」
見事に決まるカウンターが炸裂、雹堂さんが体をそらしエルボーを杉田君の腹にいれたのだ
早さも場合によれば利用される…現に雹堂さんは肘をその場に添えただけだ。威力自体は杉田君の加速によるもので、かなり速度を上げたために衝突時の衝撃は効いただろう
杉田君はその威力に悶絶し倒れ込んでしまう。まぁ傍から見ても今のは綺麗にクリーンヒットしてたからね
杉田君自体あんまりケンカなんかしてこなかったんだろう、それ故どうやって攻撃するかわかっていない。そこが今後の課題かなぁ…
今の杉田君は力があってもその技術を生かし切れていないのだ
「速さはなかなかのもんだった。だが動きはまるで素人だ、せめて背後から攻めようとしろ。真正面から来ればどれだけ速かろうが対応しやすい」
「ごほっ……うッス」
何とか痛みに堪えて立ち上がる杉田君。これもいい機会だ、存分に戦闘技術を磨いてもらおう
その後、そこに夜科と朝河君を交えつつ訓練は続くのであった
プルートさんもたまにははっちゃけたいんです。だって神様だもの
この設定は当初から考えていました。よって影虎さんはプルートさんとの私闘で強くなるかも?…これ以上強くなったら本当にチート化しそうだ
下手したらジュナスの阿修羅・解、余裕で受け止めるんじゃなかろうか?…考えるのはよそう
今回書いたとおりにるゐさんは結構中途半端です
ただ、だからと言ってあの三人に勝てないかといったら…そうでもないかも
ようはなんにでも言えますがやり方次第でどうとでもなるからね
相手の不得手を見抜き、そこを突く。だからどれだけ強力なものを持っていても、それが決して負けないわけではないわけで…
とりあえずは今後の展開をお楽しみに、と言っておきます
それではここまで読んでくれた皆様に感謝を!