亡霊さんが歩む超能力な世界   作:メガネ愛好者

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どうも、メガネ愛好者です!

今回はタイトル通りの感じになります

るゐさんが久々に狂います
アリシアが久々に病みます
そして初の雨宮さん視点です
途中からですがね

それではCALL33、どうぞ!


CALL33 「亡霊は傷つき、雷神は激怒する」

私、夜科、雨宮さん、八雲さんは廃工場から少し離れて、これまた古びた貯水塔の下に集まるのでした

そして、私の話した夜科のPSI、暴王の月(メルゼズ・ドア)の詳しい説明を八雲さんが始めました

 

以前にも似たような力を発現させた者がいた

感情の爆発により漆黒の球体を呼び出した

その球体は周囲のあらゆるものを破壊した

その者はコントロールできずに苦しんでいた

そして死に間際に男は言った

『私の頭の奥に潜むメルゼーという悪魔が…私を破壊と狂気に駆り立てるのだ…!!』と…

 

夜科は説明を聞いているうちにどんどん焦りに駆り立てられていった

使えば暴走する、敵味方関係無し、いずれは自分を死に追いやる。言ってしまえばそういうことなのだから…

だからこそ、夜科にはそれを制御してもらうことになる

雨宮さん達の提案はこうだ

 

暴走するなら制御できるように改造すればいいじゃない、と

 

身も蓋もない話、だが可能性はあるのだ

夜科自身、他の者と比べてバーストを扱うに長けた才能を有している。それは私以上だ

あんな大質量のバーストを扱う時点で才能は十分、後はその力を制御すれば夜科の思い通りになるだろうからね

これからは雨宮さんと八雲さんが夜科の制御に手伝い、鍛える方向になる

夜科も自分の可能性に期待を隠せずにいたのであった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それはいい。それはいいんだ

 

「結局私が来た理由って何なん?」

 

「わからないか?」

 

私は呼び出された理由が分からずにいた。いやまぁ…予想はついてるけどこっちからは話さないでいた

実際八雲さんと雨宮さんがいれば暴王の月(メルゼズ・ドア)をいくらか知ってる私は不要だろう…故に夜科関係ではなく私自身に用事があるんだろうね

今も八雲さんが私のことを見透かそうと目を鋭くしているし

 

「そういうわけでヒントプリーズ」

 

「………」

 

「……いやマジで主語が無いと分かんないから。話し進まないよ?」

 

「…桜子から聞いたが…お前、前回のサイレンで透過能力(インビジブル)以外のPSIを使ったようだな?」

 

あー…そういうことね

自分が聞かされてないPSIを使ったからなんでそれを八雲さんに教えなかったとかそういう感じかな?

 

「ん?まぁね。でも他にも使えるって言ってたと思うけど?」

 

「その使える手数が引っかかる。透過、透明化までならわかる。テレキネシスも聞いた。だが話に聞くと他にも探知、分身、催眠と…予測だが他にも使っていたんじゃないか?」

 

うへぇ…そこまで伝わってたか。分身はしょうがないとして探知ってサイレンに来た時にやったソナーだよね?かなり小さくやったのによく気づいたなぁ雨宮さん。催眠…とは言えないが夜科を眠らせたのも見られてたっぽい

他にもってのも幽体化や透視なんかとはっきりとわかってはないだろうがある程度の予想はドンピシャだ

雨宮さん、貴方はチクリ魔ですか?まぁそれほどまでに八雲さんを信頼してるってことなんだろうけど…なんか悲しいです私

まぁそれはともかく…私の返答は決まっている

 

「だから?」

 

「…何故言わなかった?」

 

「言う必要ありましたかね?」

 

「人によってはそれで敵と見なされてたかもしれないってことだ。探知なんて特にな……そう言う不審な疑惑を仲間に抱かせるなってことだ。少なくとも分身の時に痛い目にあったんじゃないのか?」

 

「サッチーどこまで行ってるのさ…」

 

「全部」

 

ホント貴方八雲さん好きですね?夜科を見てみなさい、ついていけないでいるじゃないか。…これは私と八雲さんのせいか

 

「…それで?結局どうなんだ?」

 

「どうってのは?」

 

「お前はいくつの……いや、違うな。お前が本当に主要としてる力は何なんだ?」

 

「それ聞いちゃいます?せっかく隠してるのに」

 

私はもう下手に隠そうとするのをやめた

こういうときの確信に満ちた問をする相手は下手に誤魔化すと後で痛いしっぺ返しを貰うことになるからね?それでも言うかどうかは別だけど?

…え?今回やけに突っかかるなって?そりゃそうさ。私にも考えがあって動いてるんだもん

それに忘れてませんかね?私はどこまでいってもナナちゃん側の協力者だからね。夜科達は守るよ?でもこっちの目的も大事なんですよ

 

「開き直ったな…」

 

「だって引き下がらなさそうだし」

 

「なら教えてもら「だが断る!」…何故だ」

 

「私にも私の考えがあるんですよ。私はあの世界でやりたいことがあるんで…あ、これは個人的な要件なんで教えないっすよ?」

 

「…食えない奴だ」

 

「そりゃどーも。保護者さん」

 

私と八雲さんの間に険悪な雰囲気が漂い始める

私はいつも通りの表情で、八雲さんはもう明らかに睨んでます

夜科はオロオロと私と八雲さんを交互に見、雨宮さんはこんなことになるとは思ってなかったのか私の方になんで?って感じの顔で見てくる

…ごめんね雨宮さん

正直言ってまだ私って八雲さんに心を許してなかったりするんだよね

敵とは思ってないよ?ただ私がナナちゃん側にいる以上、力の強いPSI使いは皆要注意人物なんだよ……ナナちゃんの影を嗅ぎ付けかねないから

だから私はPSIを全ては明かさない。私の、私達の目的を明かさない

例え疑われても……ナナ(・・)の目的を成し遂げなければいけないから

 

「それでどうします?八雲さん」

 

「……桜子達の害にならなければ何も言わん。だがもし「それはない」」

 

私はそこは断言する

みんなの敵になる?そんなことはありえないね

もしみんなが道を外れて私の敵になったとしても私からは攻撃しない、道を正そうと全力になるだろうね

私にとって皆の存在が私の存在理由みたいなもんだから………

だから、淡々と私は告げる

 

「私はみんなの敵にはならないよ。それは決して無い。ありえない。もしそうなったらそれはもう私じゃない。私の形をした別人だ。だから遠慮なく殺していいよ」

 

私は今どんな顔をしてるかな?なんか気になるや

だって…私を見ている三人が冷や汗をかいて固まってるんだもん。気になるよね?

そんな私を見て…口を開いた人がいた

雨宮さんだ

だけど………その口から発せられた言葉は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アナタは………本当にるゐなの?」

 

私を否定する言葉だった

 

 

 

 

 

 

 

…………………ピキッ……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜子side

 

私、雨宮桜子は…藤堂るゐという友人がよくわからない

 

いつもはへらへらしてて私をおちょくってくるような奴だ

昔からすぐ周りと打ち解けていく程に親しみやすい奴だった

そして…一人だった私に初めて出来た友達だった

小中高と共にし、いつも私の視界に入るその少女を忘れたことなんてない…

私はその彼女…るゐと一緒にいると心が安らぐときがある

同い年のくせにどこか大人びた雰囲気を出するゐ

それを隠すように適当な態度で接するるゐ

そんなるゐを私は………いまだわからないでいた

 

彼女は一体何なんだろうか?

るゐは一言で言うと…能天気で図々しくて馴れ馴れしいやつだ。どこぞのツンデレ剣士よアンタは…

そんなるゐがどういった人物か、本当はどんな人なのかが読めないでいる

 

不意に見せる表情がある

それは私や夜科には決して見せない表情…るゐが友達や家族と思っている人の前では決して見せないであろう表情だ

それは私もよく知らない人…るゐが言うには他人に対する時の表情だ

 

何も感じていない

 

ただただ事務的に、機械的に、感情の籠らない表情を…

普通の人は気づかない。クラスメイトや近所の知り合いなどるゐを深く知らない、見ていない人達には気づかれていない表情

夜科も気づいている。だからそれを出来るだけ無くそうと積極的につるんでたりもしたみたい

 

でも…そううまくはいかなかった

 

最近悪化してきているのだ。あの表情、あの態度が…明確にわかるようになってきた

勿論ただの知り合いの人には気づかれないよう巧妙に表情を作って………

それでも、不意なことで表には出てきていた

それが明確になったのが……前々回のサイレンでのことだ

きっかけは、私がみんなを説得しそれを跳ね除けられ続けた鬱憤を解き放ってしまったときにるゐが言った一言

 

『なら別に無理して助けんでもいいでしょ』

 

…あの時の言葉を聞いた時は…るゐだと思えなかった

普段から周りのことを考えて動いているように思わせてる彼女が…そんな冷酷な言葉を吐いたのだから…

そしてその時の表情があまりにも……無機質すぎたから……

まるで人を人と見ていない、自分のお気に入りの玩具以外はすべてゴミとでもいうかのような……そんな冷たい返事

それを聞いて私は自分の背負っていた罪悪感がどこかに行ってしまった…

それ以上に………るゐのことが心配になってしまったから………

るゐがるゐじゃなくなってしまうかのような………そんな焦燥感が溢れ出てきたから………

 

そして今、またあの表情をしている

いや、あの時よりも酷い顔をしていた

 

『私はみんなの敵にはならないよ。それは決して無い。ありえない。もしそうなったらそれはもう私じゃない。私の形をした別人だ。だから遠慮なく殺していいよ』

 

それは最早人を否定する言葉だった

誰でもない…自分を否定する様な言葉だった

そんな言葉に瞳が………るゐの水色の瞳が澱みきっていたのだ

表情はいつも通りの笑顔、無理して作ったようなぎこちない笑顔なんかじゃない…普段何気ないときに出るような自然な笑顔で…

背筋が凍るのではないかというほどの不気味さがそこにはあった

あれが常人に出せる表情なの?いつも平凡とか普通とか言ってたあのるゐが…あんな…

あれがるゐの顔なの?あんな壊れた人形のような顔をしているのが?

 

……………違う

あんな顔をるゐはしない

少なくとも私は知らない

………聞かなきゃ

ここで聞かなきゃ……よくないことが起きる気がしたから……私は言ってしまった

 

「アナタは………本当にるゐなの?」

 

私と同じように凍り付いていた夜科とマツリ先生も私の一言で意識を戻した

皆で再びるゐを見る。そこには………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………なんでそんなこと言うの」

 

そこには…能面のような無表情のるゐが私をその光の宿らない瞳で射貫いていた

ゾッとした…その視線に、その表情に、その瞳に……

でもここで引いてはいけない。私は進まないといけない

それが…彼女を………

 

「いつものアンタらしく…ない。なにより……るゐはそんな表情を、そんな目をしない!」

 

「――――――――――」

 

るゐの表情が一瞬崩れた

私の訴えがるゐに響いたのか…一瞬だけ、表情が崩れた

そこに浮かべた表情が…きっと………

 

「………帰ります。杉田君とアリシアに伝えておいて………」

 

「る、るゐ!!!待って!!!」

 

私の言葉を聞いて立ち去ろうとするるゐに私は手を伸ばす。だが………私の手は空を掴んだ

まだるゐの姿は見える、だけど掴めない

それはまるで…私達とは別の世界の住人であるかのような拒絶を感じさせた

るゐはそのまま消えていってしまう。多分PSIを使ったんだろうけど………

しばらく私達はその場で呆然としてるしかなかった…

 

「…すまない桜子」

 

「え?」

 

「私は…どうやらあいつの触れちゃいけないとこを刺激してしまったみたいだ…私が浅はかだった、すまない」

 

そんな中、マツリ先生が私に謝ってきた

よく見るとマツリ先生は自身の浅はかさに拳を握りしめ、唇を噛んでいた

マツリ先生は純粋に私達を心配しての行動だった。仲間ならPSIを教え合って皆で協力していけばいいと思っての行動だったのだ

それが結果は…るゐとの間に亀裂を生んでしまったかもしれないことになってしまった

 

「藤堂の言葉は本気だった。あいつは桜子達の敵になることはないだろう…だが、私達が敵対せざるを得なくなった場合は」

 

「自分から死にに来るって言いたいのかよマツリ先生」

 

夜科も深刻な面持ちで聞いてくる

そうだ、もしも…もしもそうなってしまった場合…間違いなくるゐは死にに来るだろう

あの時の雰囲気は本気でそう考えていると納得させるほどだったから…

私達が…るゐの敵に?

私の…敵に?

私の………初めての親友が?

その親友を…殺す?

 

私は、そんなどうしようもない程に渦巻く黒い感情に押しつぶされそうになった…

 

スッ…

 

………?不意に私の頭に何かが乗っかる感触がする

私は俯きかけた顔をあげる。そこには私の頭に手を乗せ安心づけようとする夜科の姿があった

 

「藤堂は裏切らねーよ、ましてや敵にもならねーしオレ等が敵対することなんかもねーって。友達だからな」

 

「夜科…でも…」

 

「でもじゃねぇよ、だから泣くんじゃねぇ。お前が泣いてると調子狂うんだよ」

 

「っ…泣いてないし。それにこれはそんな簡単な問題じゃ」

 

「問題ねーよ、安心しとけ。まず藤堂のことは杉田たちに任せよう。オレ等もできる限りのことはやるが、今のところあいつ等が一番藤堂と親しいんだ。何とかなるさ」

 

「…そんなのどうなるかわからないもん」

 

「バカだなおまえ、オレがどうにかなるって言ったらどうにかなるもんなんだよ」

 

ホント…夜科と言い争うのは好きじゃない

バカだから通じないんだもん…気持ちとかその他いろいろ…

そのくせ………いつもそばにいてくれてる………安心させてくる………

 

「オレ達はオレ達が今できることをやろう。それが結果的にるゐのためにもなるんだ」

 

「………えぇ!」

 

「…お前たちは強いな」

 

「ん?何がだマツリ先生?」

 

「なんでもないさ…藤堂に関しては私の方でも後でもう一度会いに行く。今度は疑うことなくな」

 

マツリ先生も気を取り戻し、後でるゐに謝罪に行くみたいだ

私も行くべきかな…傷を抉ったのは私なんだし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「その必要はないよ」

 

不意にそんな明るい声が聞こえた

私達はその声に反応し振り向く

そこには………紫電を帯電させたアリシアがいた

その瞳に怒りを込めて…

 

「アリ…シア…?」

 

「…余計なことしてくれたね桜子、るゐのトラウマを抉るような真似してくれちゃってさぁ…」

 

アリシアはなお帯電させ続ける。最早アリシア自身が雷ではないかというほどの雷鳴を鳴らして

明るい声とは裏腹にその口調は明らかに苛立ちがこもっている

私でも感じる………強大なPSIの波動に混じる怒り…

私と夜科は後ずさり、マツリ先生が冷や汗をかきつつ私達の前に出る

 

「何るゐに死亡宣告させちゃってるの?何るゐのこと否定しちゃってるの?何るゐを…傷つけちゃってるの?るゐは身近の人にしか心が開けないんだよ?他人に心を開くのを恐怖して皆に依存しちゃってるんだよ?そんなるゐを…拒んじゃ駄目じゃない……殺すよ?」

 

アリシアの言葉が次々とるゐという人物を語る

身近の人にしか心を開けない?他人が怖い?私達に依存してる?

なにそれ…なんで…そんなことになって………!

そのとき私は思い出す。さっきの…るゐが一瞬表情を崩したあの時の顔を…

 

今にも泣きだしそうな…助けを求める子供の表情を…

 

「るゐの笑顔を崩す人を私は許さない。るゐには笑っていてほしい。例え間違ったことだったとしても、例え私が必要とされてなかったとしても、例え…るゐの横にいるのが私じゃなかったとしても!!!」

 

一段と力が増すアリシア

彼女の思いが微かにこちらに来る稲妻越しに伝わってくる…

彼女は心の底からるゐを思っている…病的なまでに

るゐのためなら友人の殺害を厭わない…そんな思いを感じさせる

アリシアもまた…狂っていた

それはるゐ同様に依存に近い思い……他に何もいらない、その人だけいれば後は何もいらないという独占的な依存

その強く、重い感情を受ける私であったが

 

「それでも…っそれでも!私は以前のるゐに戻ってほしい!!!!あんな顔をするようなるゐじゃなく!いつもみたいにへらへら笑って場を盛り上がらせるあのるゐに!!!」

 

私は叫ばずにはいられなかった

確かにるゐを傷つけたくないのはわかる。だけどこのままでもダメなのよアリシア!

私の言葉に夜科も続く

 

「そうだ!テスタロッサだってそれでいいのか!?オレは納得しねーぞ!あいつにあんな顔は似合わねえだろ!」

 

「うるさい!!!るゐの苦しみを知らないで変に惑わすようなことしないで!!今はまだこのままでよかったんだよ!!」

 

「このままでいいわけないじゃない!!!タイミングを計る暇があるなら自分の思いをぶつけなさいよ!!!」

 

「っ!…」

 

アリシアはわからず屋じゃない

本当はわかってるんだ…そんなことは

それでも、アリシアはるゐを傷つけたくない、傷つくところを見たくないから…さっきのるゐを見て怒っている

だって…泣いてるもん

アリシアは心ではわかってる、でも頭の中でブレーキをかけてしまっているから怒りと悲しみで何が何だかわからなくなってる…

私と夜科の訴えにわかってくれたのか、しばらくすると放電が収まっていく…

 

「…わかってるもん…でも、でもぉ……るゐの傷ついた顔を……見たくない、見たくないんだよぉ……うぅ……」

 

「アリシア…」

 

アリシアから放電が無くなると、両手で顔を隠してか細い声で訴えてくる

体を震わせ、足取りが危なげになる。顔を覆った指の隙間からは涙が流れていた

その姿が痛ましく…私はそっと近づき、アリシアを抱き寄せた

 

「いつかきっと通らないといけない道なのよ…あなたも、るゐも…それでも、乗り越えなきゃ。アリシアはどうしたいの?」

 

「…グスッ…わたし…わたしぃ…るゐには、幸せになって…ほし…くて……ぅぇ……」

 

涙を流しながらも答えてくれるアリシア、その理由はやはりるゐで、るゐのために流す涙だった

私は落ち着かせるよう優しくアリシアの頭を撫でる

しばらく続けると…アリシアは落ち着き、私から離れていく

その顔には先ほどの怒りは消え、いつも通り…ではない、それよりももっと大人びた女性を思わせる微笑みを浮かべていた

 

「…事情、いつか話すから…まだ待って。だから…」

 

「えぇ、その時は私も協力するわ」

 

「オレ等だって協力するさ、大事な幼馴染だしな!」

 

「私も、全力で支援しよう。桜子の友人ならきっと今まで桜子を支えてくれていたんだ。なら今度は私達が支えてやるものだ」

 

夜科とマツリ先生も同意してアリシアに告げる

アリシアは…憑き物が少し落ちたような雰囲気を出している

そして一言

 

「…ありがとう」

 

感謝を告げた

 

 

そのままアリシアは廃工場の方に戻っていってしまう

さっきはどうやらるゐの危機レーダーに反応があったため来たとか…何よそのレーダーは…

まぁそれはそれとして

きっといつか話してくれる。それまではるゐを見守っていこう

 

そして一つ私は…密かに願う

 

またあのときの…誰からも慕われ、他人にも笑顔を見せていたあの頃のるゐに戻りますようにって…




徐々にるゐさんは壊れていっているようです。順調順調!
はてさて今後どうなっていくのやら………ノープランに近かったりします

夜科と雨宮さんの会話に少し既視感を持った貴方、それは正しいですよ
依然その場面を省略してしまいましたが、あの場面は個人的に好きな場面だったんですよね
だから今回少し無理やり気味に入れちゃいました。違和感があったらすいません

そしてやっぱりアリシアが暴走すると筆が進むんだよなぁ…
るゐさんのことで必死にさせるともうホント言葉が出てくるわ出てくるわ…またこれからもあるかもね

次回…………………………………
(いやなんか言えよ!?)

それではここまで読んでくれた皆様に感謝を!
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