今回は杉田君の視点で進みます
いよいよバトルっぽいことをしますが…私の文章力の低さに失望した…
何とか書きましたが、やはり私に戦闘描写は難易度が高すぎます!
だからGODEATERの方が全然進まないんや!うぅ…
そういや今日ですよね?カガミガミ最終巻
楽しみですね。早く読みたいです!
それではCALL42、どうぞ!
どうも、杉田です
今回はオレがメインで話が進むとかで…緊張してきた次第です
「大丈夫だよノゾミ!自分がやりたいようにやればいいんだから!」
「そんで最後説教されてたのはどこの誰だっただろうな」
「う…あれはしょうがないって…」
「最終的に寝ちゃうしな。確かにやりたいようにやったって感じだ」
「なんでそういうこと覚えてるかなぁ…」
とりあえず話を戻しますか
現在は藤堂さんの暴挙の隙に皆が散開、相手から逃げるように皆バラバラに逃げてたんだけど……何故かアリシアさんと合流しちゃったんだよな
別にそれが悪いってわけじゃないんだけどさ…
「なんで敵さんも連れてくるかなぁ…しかも一番ヤバそうな奴」
「私の魅力にメロメロなんだね!!」
「一番美味しそうとか思われてるんじゃね?ある意味引きつけてるな」
「うぇ!?そっちの意味でメロメロとか冗談じゃないんだけど!?」
現在オレ達は、あの場で確か…ムーミソとか呼ばれていた見た目カバのくせに何か凄まじいオーラを放っている多分禁人種に追われているのだ
てかあっちの追いかけ方怖いんだけど?普通に歩行してるように見えるのに明らかに歩幅と移動距離がおかしい。散歩しているような足取りで車ぐらいの速さで迫ってくる。軽くホラーだぜ
「でもこんな状況なのに冷静に行動できてるノゾミも結構自信というか余裕ができてたりするん?」
「慌てても仕方ねぇからな。命の危険に晒されるような状況で慌ててたらそれこそ良い的になりかねないってのは修行の時に思い知ったからさ」
正直に言うと、確かに後ろから迫ってくる妖怪カバゴンは薄気味悪いものがある。普通に怖いしな
だが…あの修行、あれを思い出せばどんなことが起きても心は挫けないだろう
「あの修行は……いわば死にゲーを彷彿とさせる難易度だったからな…この程度で今更ビビってられねぇんだよ。勝てるかどうかは置いといて」
「何回心が折れそうだった?」
「三桁行った辺りから考えることをやめた」
「最早熟練の死人って感じ?」
「死なない辺り不死人ってか?篝火用意してくれ」
いやほんと余裕を持って逃げてられるなぁ…そう考えるとあの修行をしてくれて感謝だな。…乗り切ったからこそ言える言葉だなこれ
さて、ある程度逃げたわけだが…以前としてカバゴンは追いかけてくる
もうこれ倒した方が早い気がするわ。撒けれる気しないですもん
それに…今の自分がどこまで通じるか試しておきたい
「アリシアさん」
「言いたいことはわかってるよー。後ろのあれ、どうにかするんだよね?」
「あぁ、倒せるかはわからねぇけど…鍛えたんだ、倒すさ」
「んじゃ私はノゾミのアシストキャラとなろうではないか!」
「最早ゲーム感覚なのな…まぁいいか。よろしく頼みます」
ある程度オレがやりたいことをアリシアさんに伝え、オレは追ってくるカバを誘導する
逃げてる途中で良さげな場所を見つけたのだ。場所を選べば俺の勝率も上がるってもんだ
オレが選んだのは…周りを崖で覆われ、いくつか岩の柱ができているスタジアムのような開けた場所だ
ここならオレの力も活用しやすい、何とか覚えられたバーストを最大限に使えそうだ
そして、その場でオレが逃げることをやめると、相手も追いかけてくるのを止めてその血走った眼光をオレに向けながら正面に立った。…こうやって対面すると余計怖いのが伝わってくるわ…
相手はただの棒立ちで隙だらけ、だがオレの鍛え上げられた感が下手に突っ込むとやられると警告してくる
体が強張りそうな緊張が走る。だがこれから先、コイツみたいな敵は必ず現れるんだ…見た目に騙されないでやるしかない
相手を見据えつつ構える。絶対に敵を視界から逃しちゃいけないってのはかなり叩きこまれたものだ…アリシアさんの最早音速を越してるんじゃね?ってレベルを相手にしてきたんだ。ちょっと早いぐらいなら余裕でとらえられる…
だが余裕だからといって気を抜くべからず。オレはまだまだいっても中級者だ、余裕かましている暇はない
「………」
「………」
「フレー!フレー!ノーゾーミー!!」
あのアリシアさん…空気壊さないでくれないかな?緊迫した状況でそんな楽しそうに旗振って応援してるんじゃ―ってその旗どっから出した!?
…まぁアリシアさんだし不思議じゃないか。ここだけの話、オレの中では藤堂さんとアリシアさんは何やったっておかしくはないバグキャラという認識だ
…よし、気を取り直してやるか
「…オマエ、クッテイイカ?」
「「喋ったああああああ!!!??」」
せっかくやる気だしてたのに一気に崩れたよこんちくしょう。マジでお前は一体何なんだカバゴンや…
地面を蹴る
真っ直ぐに駆けるわけじゃない、まずは相手の背後に回り込んでからが勝負だ
正直言って、オレは接近戦が得意じゃない。殴る蹴るができないわけじゃないが…オレのライズではゴリ押しが通用しない。そこまで火力でないからな
オレはストレングスとセンス、どっちが向いてるかといえば断然センス型だ
ようは火力が出ない分技術で補うしかない、持続性の無い分瞬間的な威力を出すしかないのだ
一撃必殺とはいかないが一瞬だけなら威力は出るんだ、ヒット&アウェイ戦法ですよ
カバゴンは何をするでもなく棒立ちしたままだ。オレは難なく背後を取り、拳を放とうとするのだが……
ぐぱぁあ…
なんか頭を90度回転させてこちらを向いたと思ったら、口が肥大化した
その開いた口の大きさ………約五mほど
「うおおおぉおぉぉぉおぉお!!?」
オレは無理やり右に方向転換して全力で回避する
常に気を張ってたおかげでカバゴンがこちらを向いた瞬間には回避行動をとれていたので何とか助かったのだが…
ガブッ!!!
その大きく肥大化した口でオレがさっきまでいたところを地面ごと丸呑みにしやがった…!?
何あれ!?ファンシーな容姿とは裏腹に攻撃方法がバイオレンスでショッキングすぎるんだけど!?
正直言ってガチで震えてきたんだけど!?あんなん夢に出てきたらそれこそトラウマもんじゃねぇか!!?
「アリシアさんヘルプ!ヘルゥゥゥプ!!!」
「無理。今の私ブロークン・マイ・ハートしたから…立ち直るのに少し時間かかる…」
「オレだってあんな攻撃認めたくねぇよ!!血走った目の時点で薄々狂ってるとは思ってたけど予想以上すぎて作者の精神面を心配するぐらいだっての!!!」
(失礼な、私は正常だ)
「マスコット的なキャラクターをゲテモノに変えてる時点で信じらんねぇ!!!」
今もなお胴体は直立したままなのに頭だけが荒ぶってやがる…イメージはバイオシリーズに出てくる寄生虫だ。頭から出てくる奴
最早頭部が別の生き物と言っても過言じゃない狂いっぷりに戦意が喪失しかかっているオレだが相手は待っていてくれないようだ
まるで前回のワームを彷彿とする頭に変わったカバゴンが質量無視して首を伸ばして来やがった。ちくしょう!何でもありか!!!
この状況、結構きつい…何せ前回のワームよりも迫りくる速度が速い上、地形を喰らいつつ俺に迫ってくるから足場なんかも不安定になってきやがった
ヤバい…どう攻撃したらいいだろうか…
こういうときこそ冷静にとか言うが、正直打開策がなかなか思いつかない
「アリシアさん!!!」
「なにー!?」
「できるところまではやるつもりだけどダメそうだったら手伝ってくれ!!!予想外すぎて対処が間に合わねえ!!!」
「了解だよ!!タイミングを見て私の判断で手を出すから今は頑張ってみて!!」
「すまん!助かる!!」
女子に頼るとか情けないが今はそれ以上に厳しい状況なんだ!勘弁してくれ!!
逃げながらオレは何とか打開策を思いつかせ、相手の出方を見て行動を移すことにした
正直言ってまだ何か隠してそうで怖いがいつまでも逃げてるだけじゃ何も変わらない!今はとにかく光明を見出さねぇと…
オレは動く気配がない相手の胴体を中心に、岩の柱を利用しながら周回する形で逃げ続け、罠を仕掛け始める
右手にバーストエネルギーを溜め、その状態で保持、逃げる途中にある岩の柱やその残骸を触れながら走り続ける
オレはテレキネシスをうまく使えなくてな?一度触れてバーストエネルギーを与えないと操れないんだよ
だがそれに見合って…藤堂さん達とは別の特性を得たんだがな
そうしていくらかそれを繰り替えす……ある程度の数にマーキングを施し終えれば…
「準備完了だ。いくぞバケモン!」
オレはカバゴンの口に向かって方向転換し、思い切ってカバゴンの下顎を蹴り上げるのだった
オレがこのバーストを思いついたきっかけは、藤堂さんの一言だった
それはオレが影虎さんに初めて会い、ボコボコにされた帰りの時だった…そう、あの修行難度を上げると藤堂さんに告げられた日だ…嘘って言ってたのに明らかに修行難度上がってたんだよなぁ…はぁ
とにかくその帰り道、藤堂さんの修行内容を言い渡した時の一言で、オレの方向性は決まった
『修行内容は…とりあえず[これからバーストで敵を自分の思うように操るようなPSIを覚えてもらっ]て、[相手が四苦八苦している中で弱点を突いていく戦法の開発]を中心にやっていこうかと思います!』
正直これを聞いた時、本当にそんな簡単にできるのかって不安だった
まず、バーストで相手の動きを封じるとかどうやるんだよって疑問は…すぐに解消した
どんな手を使っても相手の行動を阻害出来れば問題ないんだ。ようは不意を突くのでも捕まえるのでも相手に隙を作らせればそれで問題ないからな
そこでオレが思いついたのが…ガムだった
そう、ガムだ。オレがいっつも食べているアレだ
バーストをそのままガムにするとかそんなんじゃねぇぞ?オレはバーストに
一見してそんな強そうには見えないだろう。だが侮ることなかれ、ガムの特性はかなり応用性に聞く
伸びる、縮む、くっつく、溶ける、形状が変化すると言った様々の特徴が目測でもあげられるからな
その特性を全部取り組んだ。正直どっかの狩人×狩人の奇術師のパクリって言われれば何も言い返せないが、オレが一番イメージしやすかったのがこれなのだ、シカタナイネ!
ついでにその奇術師の能力も参考に出来たからな、結構構成はまとまった。ついでにゴムの特性も入れられたし
そしてその際に、「なんだったら似たような奴の特性も入れてみたら?」と言われたので追加することに
その結果生まれた力が…この力
「念着糸・
PSIを発動させると、辺りにマーキングしたオレのバースト、[粘着糸]が効果を発揮する
オレは今最適な位置にある近くの岩の柱につけたマーキングを起動。そこから瞬時にカバゴンの口の下顎、蹴り上げと同時にマーキングした場所にPSIの糸が繋がった
だがこれだけでは終わらない。念着糸には起動と同時に特性を与えることが出来る
今回付け加えた特性の一つ、
急速に縮む念着糸に引きつけられたカバゴンの口は岩の柱に衝突し張付く。…だがそれだけでは終わらせない
オレはライズで加速しながら粘着紙のマーキングを両足に発動、その状態でカバゴンの伸びた首を走り抜ける
岩の柱にくっついた下顎を離そうとジタバタもがくが、岩の柱の限界が来る前に再び
辺りの岩の柱から伸び、繋がった念着糸がそれぞれ引き寄せようと縮みだす
どうやら噛む力は強いようだが首を振り回す筋力はそうでもないようだ、複数の岩の柱から伸び引き寄せてくる念着糸によって首の自由がままならなくなったその姿は、まるで蜘蛛の巣にかかった虫を彷彿させる光景だった
胴体も慌てているのか手足をバタつかせている辺り、相手は結構焦ってるんじゃないだろうか?
とりあえずオレは胴体に接近し禁人種のコアを探す
比較的安全な今ならなかなか近づけなかった胴体を調べることもできるからな
「アリシアさん、コア探すの手伝ってくれ!」
「オ―…何とかなったみたいだね」
「まぁな。アリシアさんのスピードに比べれば鈍いもんだし、最初驚きはあったが慣れたら冷静に対処する余裕できたわ」
「ホントこの束縛プレイはいつ見てもこうふ―ゲフンゲフン!えげつない捕縛力だよね」
遠くで様子を見ていたアリシアさんがこちらに近寄りつつ何か呟いている
今何か不吉な言葉が出てきたな…まさか興奮とかじゃないよな?違いますよねアリシアさん!?
…実を言うとだな、以前オレが念着糸の操作の練習をしていた時…アリシアさんが念着糸にひっかかったんだよ
実験みたいにPSIを使ってたからまだ安定してない状態で、焦ってしまったのが駄目だったんだろう…能力を解こうとして間違って伸縮させてしまったのだ
その時の拘束されたアリシアさんの表情が…なんか…恍惚とした表情だった気がするんだよな…
見間違いだと思いたいんだがオレが念着糸の練習をしようとする度に積極的に手伝いを志願してきたリするから…アリシアさんってもしかすると………
いや、考えないことにしよう。後は藤堂さんに任せれば問題ない!!そうでありたい!!あってくださいお願いします!!!
アリシアさんと二人でコアを探すも結局見当たらず、もう口の部分しか探すところが無いって思っていたその時だ
カバゴンが自力で岩の柱を壊し怒り心頭でこちらに向かってきた!
もう少し時間稼げるかと思ったが岩の方が耐えきれなかったようだ、マーキングした箇所に岩の柱から砕きとった岩を付けながら動きを再開する
「ノゾミ!ちょっと足止めお願い!!」
「わかった!!
オレは脱出した時のために近くの岩の残骸にもマーキングしていた
ようは輪ゴムみたいなもので、岩が弾丸のようにして引き寄せられカバゴンに衝突させる
いくらかは効いているらしく、当たるたびに短い悲鳴が聞こえる
結構な量をマーキングしてたのでどんどん念着糸を繋げては引き寄せてぶつけるのを繰り返す
そうやって時間を稼いでいると…後ろから威圧感を感じる
…ここでちょっとした特技を紹介しよう
オレは…いつからかアリシアさんが使う技を発動前にある程度予測できるようになっていた
原因としては、修行しているときはどちらかというとアリシアさんと特訓していたのが多かったからだ
藤堂さんが指揮してアリシアさんが攻撃する。そんな修行が多かったために…アリシアさんがPSIを発動させればどんな技が来るか肌で感じ取れるようになってしまった
そうでもしないと光速の攻撃に対応できないし、何よりかなりの回数受けたからなぁ…どんな技が来るか本能的に察すことが出来るんだぜ?
その中で今背後で感じるこれは…触れちゃいかん奴だ
オレは全力でカバゴンから距離を離し、アリシアさんの雷撃に巻き込まれないようにする
アリシアさんも避けてくれると分かっていたのか、回避した瞬間にはその雷撃を放っていた
「バルギルド・ザケルガ!!!」
アリシアさんが唱えた言葉と共に、カバゴンを包むようにして紫電が降り注ぐ
この紫電に関しては…とにかく酷いの一言に尽きる
とにかく痛いんだ。これ
簡単に説明すると全身に激痛を与え続けることを目的とした拷問のような技だ
アリシアさんが好まない技なんだけど…以前るゐさん関係で何かあった時に開発しちゃったみたいで、オレが粗相をすると最小限に抑えてたが使ってきたんだよなぁ…
最小限でかなり痛いんだ、これを見ると多分本気でやってるんだろうな…最早叫ぶこともできずに紫電に包まれ激痛を浴びせ続けられながら焼かれていくカバゴンが可愛そうです…
ピシッ
紫電の轟音でよく聞き取れなかったが何か砕ける音が聞こえた気がする
カバゴンをよく見てみると…あ、舌にコアがあったのか。それが紫電の威力で割れちゃったと
それに気付いた時にはカバゴンは徐々に灰になっていき、アリシアさんの紫電が消えた時には灰となって消え去っていた
なんていうか…
「オレいらなかったよなぁ…これ」
「ん~スッキリ♪私は満足じゃー!!」
「そういやなんであの技にしたんだ?他のでも十分だっただろ」
「乙女の心をブロークン・マイ・ハートさせた罪は重いのです!」
「あ、そうですか…」
オレも気を付けよう…下手したらアレをくらうことになりそうだ…
てかあれだけ啖呵切っておいて結局オレ倒せてないじゃん。情けねぇ…
「ノゾミ、初めての実戦の感想は?」
「やっぱり決定打がなぁ…何か攻撃手段があればいいんだけど…。後は結局今回もアリシアさんが倒しちゃったよなもんでオレが戦う意味があったのかと」
「ほうほう、じゃあ後で用意してあげるよ!てかもう作ってあるし」
「え?何が?(てか後半はスルーですかい)」
「それは帰ってからのお楽しみ~!んじゃみんなと合流しようか!」
「あ、あぁ」
こうしてオレの初めての実戦が終わったんだが…なんかオレがいなくてもよかった感がデカいから素直に反応できないんだよなぁ…
切実に火力が欲しいです
そんな事実に落ち込むオレは、元気に先を行くアリシアさんを眺めながら着いて行くのであった
杉田君は捕獲要員。何のとは言わない
正直戦闘向けじゃないんだよなぁ杉田君は
それでも頑張ろうとする杉田君でした
アリシアが使った今回の技、どこぞの雷帝さんが使った技ですね
作り出されたきっかけは病んだアリシアの時だから仕方ないのです
因みにワームに使ってたのも実はこれだったりして
次回、るゐさん視点に戻ります
それではここまで読んでくれた皆様に感謝を!