先日はすいません!書ききれませんでした!
思っていた以上に長くなってしまったんですよね…申し訳ない
今回は最初の辺りは多分三人称と呼ばれるものだと思います
いつもよりも長くなっているので、もしかしたら変なところや誤字があるかも…
見直してはいるんですけど…出るんですよねぇ…
それではCALL44、どうぞ!
時間は少し遡る
ドォォォオオオオン!!!
岩柱が入り組み、まるで迷路のようになっているその場所で身を隠しつつドルキと名乗ったワイズの爆撃から逃走する霧﨑の姿がそこにあった
あの時、るゐが注意を引いていた際に雨宮がトランスを発動、周囲の味方にのみ聞こえるよう
るゐが気を引いている隙に散開し、ゲートに辿り着く。その指示の元に各自がそれぞれ別の方向へと散開したのだった
その時に唯一PSIを、ライズを使えない霧﨑を夜科が引っ張り、共に逃走を図る
勿論ドルキ達も逃がす気は無い、各自がそれぞれ逃げた夜科達を追うのだった
そこでドルキ達がるゐを同時に攻めていたのならばジャギが死ぬという結果は……変わらなさそうだ。逆に一網打尽になっていたかもしれない
るゐの言動こそあれだったが、あの時の彼女の心は怒りに満ち溢れていたのだ。下手に刺激すれば問答無用であの世行きになってたかもしれない
相手に自分の攻撃が当たらないのに対し、相手は自分のPSIをすり抜けて手を出してくるのだ。理不尽この上ないだろう
例えドルキが自身のPSIに絶対の自信があったとしても彼女のPSIには無に等しい
まともに相手できる者といえば彼女以上の実力を持ち、尚且つPSIの運用が得意なものに限られる
どんな強力なPSIを持っていたとしても、それを上回る力がぶつかれば打ち消すことも可能なのだ
今より先の未来、それが証明される時がいずれは来る…この説明はその時まで取っておこう
話を戻そう
ドルキ達はジャギがるゐ捕まえると考え、それぞれ逃げ去る夜科達の追跡すを始めた
ジャギ一人に任せたのも、奴は曲がりなりにも第六星将を関する強者だからこその判断だった
真正面からの肉弾戦に置いてはドルキでさえ手を焼く相手故に…いや、下手すればワイズの中でも限定的な戦闘であれば上位に位置するからこそるゐの捕獲を丸投げしたのだ
下手すれば奴の
そして、ドルキが狙ったターゲットが…夜科と霧﨑だった
ドルキは岩柱並ぶ一帯を自身のPSI、
夜科もドルキが追って来たことに気付き、身を隠しながら逃げようとするも相手のPSIの対処が思いつかずに四苦八苦するのだった
だがそこで光明が見えた
なんと霧﨑が奴のバーストの軌跡が視えるというのだ
おそらく何かしらのPSIを無意識に使っているんだと察した夜科は、今は詳しく聞かずに霧﨑の指示通りの場所に移動しながらドルキから離れようとするのだった
だが相手は夜科達の生体反応を感知している…大体の位置を把握しているため一向に距離は離れもしないし振り切れずにもいた
だがドルキは確実に夜科達の存在を察知し迫っていく
そして…そこでドルキは違和感に気づいてしまう。…いくら爆撃しても反応が消えないことに
体の原型が残っていればいい、むしろ脳があればトランスで脳を弄って情報を得られるため生きてさえいれば腕や足がもがれようと、ましてや爆撃で黒焦げになろうと構わなかった
そのため広範囲に爆撃を与えているのだが…いくら攻撃しても生体反応に変化が無いのだ
それに対しドルキは爆撃が通用していないのかという考えがよぎる、だがそれだったら逃げる必要はないと自問自答を繰り返すのだった
そして導き出した答えは、こちらの攻撃が完全に読まれている可能性…
それは…未来視だ
霧﨑の
霧﨑の
るゐの
エルモアは純粋な未来視のため説明は省くも、どれも訪れるであろう未来を予測しているのだ
確かに相手の心を読む
その疑問故に、最も先に浮かんだ
実際その通りの霧﨑はとにかく逃げるしかなかった
ドルキがこちらのPSIを予測している間にこちらも作戦は決まったのだ。ドルキを倒す作戦を
故に霧﨑はとにかく逃げるしかなかった。…夜科を信じて
そもそもな話、霧﨑は自身の身を一番に考える人間だ
常に自身の身を案じ、何かあればすぐさま逃げる
相手を利用したって自分が無事ならそれでいい、常に楽な道を選んで気の向くままに生きる…そんな人間だ
今回だって夜科を囮にして自分は早々に逃げてしまえばよかった。逃げ足には自信がある故に見捨ててしまえば自分は助かると考えもした
だが実際には…霧﨑自身が囮になっていた
なんで引き受けちまったんだ?さっさとオレだけ逃げりゃ良かったのに……そう考える辺り、霧﨑自身も自分の行動に疑問が尽きなかった
だが引き受けてしまったからにはもう後には引けない、
下手すれば自分の命を捨ててしまう行為、だがそれを選んでしまった理由を考え続ける霧﨑だったが…終わりが訪れてしまう
動きがついて行かず、爆撃に被弾してしまう
それによって完全に見つかったのだろう…すぐさま自分を囲むようにして浮かび上がる脅威に逃げ道を防がれ追撃を受けてしまう霧﨑
最早逃げられない…その現実を尽きられつつも…霧﨑には自然と不安が無かったのであった…
周囲は爆破の影響で煙が待っているため視界が悪い。だが
ガンッ!
背後から忍び寄る霧﨑に気づけないわけではなかった
霧﨑は最後の抵抗と、近くで拾った鉄パイプでドルキに殴りかかるのだが片手で防がれてしまった
抵抗空しく逆に殴り飛ばされてしまう霧﨑、さっきの爆撃の威力も相まって最早抵抗する力が入らず、這いつくばたまま立ち上がれないでいた
ドルキが霧﨑に
なんでこんなことになったんだろう…なんでアイツを信じたんだろう…そう考えていた霧﨑は………ある光景を見て不意に笑みがこぼれた
そんな霧﨑はドルキに向かって…言葉を発した。相手を嘲笑うように
「おい聞け、このクソ銀髪のクソバイザー男」
「あ?」
「お前に一つ言っておこう。オレはどんなツライ事からも絶対に逃げだす根性と………信じられる人間を見抜く観察眼だけは持ってる」
ある光景を見て、霧﨑はさっきまでの疑問が晴れたのだ
何故夜科の作戦に乗ったのか
何故さっき追い詰められたときに不安を感じなかったのか
何故ドルキが降り立ったときに、無謀にも挑みかかっていったのか
そう頭で考えても思いつかなかった理解不明の言動に、その光景を見てやっとわかったんだから
その答えは…簡単だった
「アイツは、絶対裏切らん」
頭ではわかってなかったんだろう、だが本能的に最善の行動を霧﨑は選んでいた
一番ツラくない選択肢が囮だった。追い詰められた時も、無謀に挑んだ時だって時間稼ぎをし、夜科の作戦を成功させるためのファクターだったのだ
これが一番、生き残る可能性が高い選択肢だった故の行動だったのだから
だからこそ、その光景は霧﨑にとって笑みが浮かぶには十分だったのだ
這いつくばる直前、ドルキの背後で空にまで登る程の強大な脅威の光を視た故に
それはほんの一瞬だった
真黒な流れ星が閃き―ドでかい
遠く離れた場所に、それを起こした者が佇んでいた
霧﨑に囮を頼み、自分は奴等を倒すために霧﨑と別れて距離を取った…夜科アゲハによって
今こそ修行の成果を見せるとき。夜科はマリー達に教わったことを思い出しつつ、第二射を準備する
シャオに教わったバーストストリームを展開、その内で自身のPSI、
手の内に小型の
追加イメージプログラムその1
前方高速射出
追加イメージプログラム、夜科はこれを加えることによって
三つのプログラムにより手懐けることを実現させた改良版の
その名も
最も、本来の
その黒きバーストは霧﨑達のいる方に飛来する
勿論ドルキも既に気付いているが、先ほど見たものとは違うものに困惑している
先ほど
あの時は本当に一瞬だったが、今回のは先程と比べると明らかに遅い、自分が見たのとは違う攻撃に思考に更けるドルキは…油断していたのだろう
ある一点で止まった改良版
追加イメージプログラムその2
30mでPSIホーミング開始
ある一定の距離に迫った瞬間にPSIを発動している者に向けて放たれる高速を越した矢
それは追尾性能が瞬間的なものになってしまった変わりに速度を跳ね上げた結果を体現させた
まさにそれは黒き流星の如く、ドルキに飛来した
だがそれは…ドルキのバイザーを掠るに留めてしまう…ドルキがライズを使いギリギリで避けたのだ
その攻撃にドルキは激昂、霧﨑を後回しにして夜科から片付けようと接近する
だが、ここでドルキは注意を怠った
ドルキは知る由もないが、追加イメージプログラムは…三つなのだ
追加イメージプログラムその3、
ホーミングは…
ヴィン!!!
放たれたままの改良版
それは全てを薙ぎ払う剣のように…急激に向きを変え、黒き軌跡を武器としドルキの右腕を切り裂いた
夜科自身はこれで決めるつもりだったのだが、制御が甘かったのかホーミングが外れてしまった
本来であれば左胸のイルミナを狙った。イルミナさえ破壊してしまえばこちらの勝ちだからこそ狙ったのだ
何よりイルミナから発せられるPSI反応を感知しそこを狙うようにした
それでこそ一撃必殺の矢と化すのだが…実際に当たったのは右腕だった
これによりさらに激昂するドルキが…本気を見せる
それに対し夜科も気を研ぎ澄ませ、敵を倒すべく次の相手を見据えるのであった
―我が力〃
―退けば死ぬ 霧﨑も死ぬ トドメを刺す—…!!!―
るゐside
「………」
私は目の前で起こっている光景を眺めていた
夜科の改良されたPSIを見て、改めて夜科の才ってやつを目の当たりにした私は少し落ち込んでます
るゐさんノートには詳しく書いてないためこの力も実際に見てみないと分からなかったんだけど……
夜科がまともに使えるようになった初めてのバーストで、長距離狙撃を可能とさせたPSI
確かに遠くから問答無用で貫くあの力はかなりチート臭いわな。敵さんも遠くから狙撃されたら堪ったもんじゃない
欠点としたら…接近戦に持ち込まれると弱そうだ。追加で仲間がPSIを使っていたらそちらにも向いてしまう点か
一方、バイザーさんの力はというと…ぶっちゃけ固定砲台だわな
空中で周囲にバーストを張り巡らせ一つのバーストエネルギーの塊となる
無差別故か、ちらほらこっちにまで爆撃が来てるが私自身は透過してるので問題は無い
ただ地形壊されるから呑気に座ってられんのよねぇ…正直いちいち立って座ってはめんどくさいので安全な場所で様子を見ています
因みに私は
意識だけを飛ばし、目的の場所の状況を偵察する…その間は自分の体が無防備になってしまうが、透過は続けられるので問題は無い
探知も使っているのである程度何かが接近してこれば意識を戻すようにもしてあるのである程度は安心だ
それこそ夜科みたいな力で来られない限り
それにしても…最早ストーカーと言われても否定できないスキルばかり覚えてるなぁ…まぁいいか
それはまぁいい、それよりも今は…霧﨑君の行動に驚かされて私としては疑問が尽きないんだよね
自分の命優先して動き、常に自分が損しない道を選ぶのが霧﨑君だと思ってたんだけど……夜科を信じて囮をやっちゃうとは
あまり深い関係を気づいていなかったはずなのによく信じられたなぁ…この短時間で信じられるまでに友好を築いた?いやそれでも霧﨑君はこんな命をかけるまでにはならないと思うんだけどな…
アイツは絶対裏切らん…か
夜科の人望って言うのかな?そこまで仲がよかったわけでもない他人に近い相手を信じさせるだけの人望が夜科にはあるみたい
……いや、それは無いか
人望は無いんじゃないか?昔からそのやんちゃな性格がたたって人に恨まれるのが得意だったような奴だもん
それなのに人によってはすぐに仲を深めるのだからホントよくわからない
夜科のどこに信じられるだけの根拠があったんだ…?
…いや、簡単だったなこの議題
何故夜科が信じられるような人物なのか、恨まれはすれど憎まれはしない理由は何故か
答えはすぐにわかった。…馬鹿の上に裏表がないからだ
思ったことしか口にしない、相手に嘘をつくような性格じゃないことも含めて…人の為にひたむきに必死になる姿が人の好感を煽るのだろう
人望は無い、でも好感を持てる存在…それが夜科なんだと思う
…前世の私も形は違えど同じだったはずだ。…と思っていた
相手に嘘なんかつかないし、周りのために必死に頑張った前世の私
それが歪んでしまったのは…周りだけのせいじゃないのだろう
私は…確かに皆のためにと頑張ってた
なんでもやったもん、皆のために苦労して努力を惜しまなかった
……ただその一方で私は…
人に任せられないと周りを信じてなかった部分があった
いくらか考える時間は今までに何度もあった
それでも納得しきれない部分があったんだけど…今回夜科と霧﨑君を見てやっと思い至った
これが夜科と私の明確な違いなんだろう
夜科は相手のことを信じて動ける人間だ。そこに損得は無い
だが前世の私は…人の為と思っておきながらそのくせ人に頼らなかったのも…周りを信じられなかったからだ
相手に任せたらうまくいかないと思った
自分の納得の行く様にはならないだろうと思った
余計なことをしてうまくいかないだろうと思った
そのため前世の私は、周りのために働いている自分に酔いしれて周りの信頼関係を無下にしたんだ
その結果がアレだったんだろう…最早自分から破滅に向かってたようなものだったんだ、ざまぁない
友好を深めるにも人を信じなければ始まらない
私は人を信じられずに頼らなかったために…都合のいい道具程度にしか見られていなかったんだろう
だからあんな結果になった。自分を追い込む真似を自分でしていた愚か者
…今考えると、それは道化が踊ってたようなもんだったのかな?
周りのためにといいながら自分の心を満たすため、周りを信じず自分だけの独奏曲を奏でながら無様に踊った滑稽な道化
そんな私が、人を信じずして人に信じてもらうなど無理な話だったのだ…
夜科は霧﨑君を信じて行動に移した。霧﨑君とならやれると信じて
霧﨑君も、頭ではわかってなくても夜科がやってくれると信じて囮になった。その結果今も生き残っている
私だったら無理だっただろう。人に頼らず自分だけで何とかしようと考え独断行動に走っていただろう…周りのことを考えずに
協力なんて…はなから選択肢になかったのだから…
私は立ち上がる、向かうところが出来たから
私は夜科の元に向かうことにした。バイザーさんには今の夜科じゃ敵わないとか任せられないからなど、夜科のことを信じられずに行くんじゃない
私が他人に対しても信じることができるようになるために協力しに行くんだ
何も信じているから見守らなければいけないわけじゃない、共に戦いたいからこそ向かうんだ
私は皆を守らなければいけないんじゃない、皆を守りたいんだ
…正直、またあの悲劇に見まわれるかもと考えると…怖い
それでも進まなきゃ昔の私からは卒業できないんだと、これからも人を信じることができないと思う
なら、やってやろう
裏切られてもいい、それでも進まないと…私は変わらない。もう一度、身内だけじゃなく他人のためにも頑張ってみよう
私は透過したままライズにて夜科の元に向かう
因みに幽体化よりも透過の方が早く移動できるんだよね。幽体化は浮遊による移動になるためそこまで速度は出ないが、それとは違い透過なら、そのままの状態でライズを使えるので走れるのだ。飛ぶより走る方が早いとはこれいかに?
まぁいいや。現在は爆撃により落ち着いて
そんな状況に私はバイザーさんの爆撃を知らぬ存ぜぬと言わんばかりに透過でスルーしながら夜科に接近し、横に並走し始める
「おいっす夜科!元気に戦っているかい?」
「藤堂!?何で来たんだ!!」
「夜科のお手伝いだよ。さっきの見てたぞ~?随分とえげつないバーストを覚えたもんだねぇ…もしかしてまだまだ技を隠していたり?」
「今のオレにはこれしかできねーから。それに暴走する気配はないからいいがまだプログラムが甘い…!さっきだって一撃で仕留めるつもりだったのに、今じゃ余計状況が悪化した!クソッ!霧﨑だって助けねえといけねーのにッ!」
「ならこれから調整していけばいいよ。夜科ならできるだろうからあんまり焦って暴走すんなよー?それと、霧﨑君はこれから助けに向かえばいいさ。勝つんでしょ?なら問題無いよ。見たところバイザーさんは霧﨑君をまだ殺す気は無いみたいだし」
「わかってる!でももし―「霧﨑君は夜科のことを信じていたよ」…え?」
「これから私達で助ければいいんだ。焦りは禁物、確実に助けに行こう。それでいいでしょ?」
「…藤堂?」
「ん?どった?」
「いや、なんつうか……雰囲気か?柔らかくなったような気がするんだけど……なんかあったのか?」
考えを改めたからか、普通に接していたつもりが夜科には何か違和感があるみたい
まぁ今は気にする必要もないし後で適当に話せばいいか。マイナスじゃないんだからさ
「んー?昔は堅かったって事かい?」
「何て言えばいいか……まぁいいや。今はそれどころじゃねしな」
「そだね。…よし、じゃあ私が囮やるから今度こそ決めなさいな」
「あの中に突っ込むって言うのか!?いくら何でも無茶すぎるだろ!!」
「大丈夫だよ。私は大丈夫、むしろ夜科こそ今度は確実に仕留めなよ?」
「ッ!…わかった。頼むぞ!!後オレがPSIを使ったらPSIを解けよ!?そこまで細かい制御はまだできないんだ!!」
「そこはわかってるさ。私だって夜科の力を知ってる一人だぞ?抜かりはないさ」
ある程度話した後、私はバイザーさんに向かっていく
今回私はバイザーさんに攻撃しない。あくまで止めを刺すのは夜科だ
私は…夜科を信じて囮をやるだけ
大丈夫、夜科ならやってくれる…信じるんだ
それが私の…未来に繋がるはずだから
はい、とりあえず今回は三人称っぽいものとるゐさん視点です
うまく書けてたらいいんですけど…てか私からすると三人称ムズイです
後、今回でるゐさんの人間不信をどうにかしたいと思って書いた結果こうなりました
なんか無理やり感を感じる…今更ですね
夜科もどんどん強くなっていきますよ~。原作通りに
次回、決着
それではここまで読んでくれた皆様に感謝を!