亡霊さんが歩む超能力な世界   作:メガネ愛好者

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どうも、メガネ愛好者です!

今回は短めかと思われます
るゐさんが不真面目になっちゃった回かな

それではCALL45、どうぞ!


CALL45 「それは怨霊の呪いか?」

「はろーはろーバイザーさん。貴方はなんでバイザーさんなの?」

 

「あ?んだテメェは。邪魔だ」

 

私は幽体化に切り替え、バイザーさんの目の前まで浮き上がる

バイザーさんは私の存在を確認すると、明らかに邪魔そうに顔をしかめ始めた

 

「そりゃ無理った話だわ。邪魔しに来たんだし」

 

「なら死ね」

 

冷たい一言と共に私に爆撃が飛んでくる。まぁ幽体化中なんで当たらないんですがね?

私の体を通り過ぎ、背後で爆発する爆撃を横目に見つつ視界を戻すとありえないものでも見るかのような驚愕の表情に変わるバイザーさん

 

「キサマ…なんだそのPSIは…?」

 

「それよりも酷くない?いくら貴方が夜科にゾッコンラブでヤンデレ拗らせ爆撃してるからっていきなり攻撃するのは酷くないかな?」

 

「そんなことはどうでもいい!!オレが質問してんださっさと言いやがれ!!」

 

「敵に自分の力を話すとか馬鹿でしょ。話すわけないじゃん。あのクソヘルメットも自分でペラペラ暴露してた辺り脳みそきんに君だったんだね」

 

「ッ!?ジャギを殺したのか!?」

 

「瞬殺でした☆ぶっちゃけ当たらなければどうということはないし」

 

「馬鹿な!!?曲がりにも星将の名を関するものだぞ!!貴様等程度にやられるわけがねぇ!」

 

「私から言わせてもらえばアンタ等程度が私達を倒せるとでも?」

 

「ッ!!!ブッ殺す!!!」

 

頭に血が上りやすい奴で助かったわ。うまいこと挑発に乗ってくれたわ

この間にも夜科はバイザーさんの余命のカウントダウンを刻んでいるって言うのにね

先ほどまでの無差別攻撃からある程度こちらに向けてきたみたいです

私を通り過ぎ行く爆撃の嵐を眺めつつ私はバイザーさんに向かっていく

ゆっくりと恐怖を募らせるような速度でじわりじわりと距離を詰める私に冷や汗を掻き始めるバイザーさんがおかしく、クスクス笑ってしまう

 

「クソ!なんで当たらねぇんだよ!!」

 

「それあのクソヘルも言ってたぞー。もしかしてそっちにゾッコンだった?」

 

「ぬかせ!!来るんじゃねぇ!!!」

 

私は徐々に近づいていき…バイザーさんのバーストエネルギーの爆壁を通り過ぎる

少し肌がチリチリと痛みが走るけど…全然問題ないね。アリシア風に言うなら心地良い痛みってやつ?

それはいいや。とにかく私はそのままバイザーさんの目の前まで行き

 

「どうも、三河屋っすよー」

 

「キサマ!?何でここに来られる!!!」

 

「来られたから来てるんだけど?…まぁいいや、死んで?」

 

「ッ!?」

 

私は当たるかどうか微妙なところに軍用ナイフを取り出し正体不明の解剖士(アンノウン・ディセクター)を使ってみる

するとバイザーさんは、私のナイフを避ける動きをした

 

「おや?動けるんだ?」

 

「このバーストの中はオレの支配領域だ。動けねぇわけねえだろ…それよりもだ」

 

「んー?」

 

「テメェ…舐めたことしてくれるじゃねぇか。当てる気なかっただろ今」

 

「適当には振るったんだけどね。あ、知ってる?適当って言葉はいい加減って意味だけじゃなく調度いいって意味でもあるんだよ?まぁぶっちゃけどっちでもいいんだけどさ。ただ避けるとは思わなかったなぁ…なんで避けたん?」

 

「ここに来る奴が今更無駄なことするわけがねぇだろ!!!どういう原理かは知らねぇが貴様は必ず殺す!!!」

 

「無理ですよー。何せもう私の出番は終わりだから」

 

「何ッ!?」

 

私は幽体化から透過に切り替える。その直後に幽体化の浮遊が解け落下しだす私である

私は落下中、ある一点を見つめていた

バイザーさんの注意を引いていたおかげで周りの爆撃は薄くなっていた。そのため

 

「ナイスだ藤堂。後は任せろ」

 

準備が整った夜科は暴王の流星(メルゼズ・ランス)を放つ

私は透過に専念しているためこちらを感知はできないだろう

故に…暴王の流星(メルゼズ・ランス)は真っ直ぐバイザーさんに向かっていくのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果はっぴょー!!!

夜科の暴王がバイザーさんのバーストを見事貫きました

流石に破壊特化と言っても、どんなPSIをも喰らう暴王には勝てなかったみたいです

ただバイザーさんも爆撃を与えていたのだが…その爆撃によりわずかに暴王の流星(メルゼズ・ランス)の射線をそらしてイルミアにはいかなかったんだよね

これはやっぱり…夜科のPSIの出力が弱いのかな

 

概念はより強い概念に上書きされる

 

…そんな感じに誰かが言っていたような気がする

どんな物も喰らうPSIでも今回は相手のPSIは破壊特化、夜科のPSIをも破壊しようと多少は効果を及ぼしたのだろう。それ故暴王の流星(メルゼズ・ランス)を逸らすことができた

やっぱり相当な実力者だったみたいだね、あのバイザーさん。もしかしたらクソヘルも似たようなことが…いや、そもそも逸らす以前に胴体に風穴が開くか

 

二回目のホーミングにより縦真っ二つにバイザーさんごとバーストを切り裂くと、バイザーさんの爆塵者(イクスプロジア)は解除される

ただ………夜科の方に行っとくか

私は姿を消して夜科の元に向かう

その途中………やっぱりか

今まで見られなかった男性と、その付近で這いつくばってるバイザーさんが突如として現れた

 

「相手の力を見極めずに戦う超せっかちな性格…なんとかなりませんか?ドルキさん」

 

「シャイナ…!!」

 

シャイナと呼ばれた男性が笑顔を浮かべながらバイザーさんと話し始める

緊張感がないが…それは強者の余裕ってやつだろうか?

とりあえず私は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三人称side

 

シャイナは語り続ける

第三星将と名乗り、笑顔ながらもドルキを見下すように話すシャイナ

そして注意は夜科へと向かう

ドルキの力を打ち破った夜科のPSI、遠くから見ていたようでPSI研究部門のシャイナからしたら興味を引かれないわけがないわけで…

夜科の近くに瞬間移動するシャイナのPSIを遠くから見ていた雨宮達がようやく気づくも、今は対応策が無い

それも気にせずシャイナは夜科に語りかける

PSIだけではない。その夜科の本質をに興味が魅かれたみたいだ

 

「君はいい眼をしているね。揺らぐことのない鋼のような決意と覚悟、だがそれ故に…キミは時に冷たく…恐ろしい………なぁんてね。気にいったよ、キミ」

 

「……?」

 

「成長が楽しみだ」

 

夜科はシャイナの言葉が理解できていないのかあまりわかってないような表情をしている

シャイナは言いたいだけ言ってドルキの元に再度瞬間移動を行う

そしてシャイナはドルキの治療のためにと帰還しようとするのだが、そこで見逃すのかと怒鳴るドルキ

だが担当が違うとその意見を一刀両断し、瞬間移動で今度こそ帰還しようとする

最後にシャイナは警告する

 

W.I.S.E(ワイズ)に逆らうレジスタンス(抵抗勢力)達…今回あなた達は本当に運が良かった。次会う時は次元の違いを見せられるよう取測りますので」

 

そう言い残して姿を消すシャイナ達

 

 

 

 

 

 

 

だがその瞬間動いた者がいた

 

「帰るならついでにこれ持って帰りなよ」

 

「ッ!」

 

シャイナの背後に現れたのは…るゐだった

シャイナは驚き背後を振り向くも、るゐに戦闘の意思はないみたいだ

その代わりに…るゐの手には先ほど自分が殺したジャギのメットを持っている

 

「とりあえずバイザーさんにかぶせとこ…」

 

「テメェ!コラ!そんなもん近づけんじゃねぇ!!」

 

「もんどーむよー」

 

「だああああ!!!」

 

るゐは問答無用でドルキの頭にヘルメットをかぶせ始めた

そんなドルキは傷のせいかうまく抵抗できずにかぶせられてしまう

 

「臭ッ!?何だこれ臭ェ!?てかなんで取れねぇんだよおおお!!!」

 

「………(グッ!)」

 

『(グッ!)』

 

ドルキはヘルメットを取ろうとするがいくらあがいても全く取れる気がしなかった

そしてそんな光景を見届けるるゐがドルキに向かって…正確にはドルキの背後に向かってサムズアップした

何故そんな場所にしたか、簡単な話だった

そのヘルメットには………ジャギの幽体が憑りついていたのだから

るゐのサムズアップにサムズアップで返すジャギ。お前そいつに殺されたのに何でそんなフレンドリーなの?と言わんばかりに返してくる

その光景を見て何も言えないシャイナ…いや、夜科達も困惑している。因みにアリシアと杉田はもう慣れてるのかいちいち気にしなくなっていた

 

「んじゃ遺品は届けたからね?お幸せにー」

 

「はずせええええええええ!!!…おぇ…」

 

その後、死ぬまでドルキの頭からヘルメットは離れなかったとか…

 

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

るゐside

 

ふぃー、満足満足!!

やっぱり敵でも人助けするのは気持ちいものだ!!久々に他人のためのことをしたけど…なかなかいい感じだったよ!!

さて、あの後何事もなかったように帰ったベビーフェイスさん(シャイナ)、ただ最後までバイザーさんは叫んでたなぁ…ざまあ

その後は私と夜科が先に霧﨑君の安否を確認しに行き、怪我をしながらも無事だった霧﨑君の安堵の息を漏らす私と夜科

その後に残り五人も来て皆無事か確認する。他の奴等も倒したことを話し合いながら早く移動するよう行動するのだった

その時に夜科が霧﨑君に話しかける

 

「…カブト」

 

「ん?」

 

「…信じてくれてサンキューな」

 

「…ヘッ。テメーのおかげで何回死を覚悟したか分からんぜ。帰ったらメシおごれよアゲハ」

 

…この二人は今後もいい関係になっていきそうだ

今回のことで二人の絆は増したんだろう…夜科はともかく霧﨑君は夜科に背を向けているが、私からはその顔が伺える

 

柄にもないと言った苦笑を混ぜた笑みを浮かべているんだから

 

ホント男同士の友情って綺麗なもんがあるよなぁ…私としても憧れるものがある

そんなことを考えていると

 

「藤堂もサンキューな。手伝ってくれて」

 

「え?」

 

「いやなんでそんな言われるとは思ってなかったみたいな表情してんだよ」

 

「いやだってさ、結果的には私ってただただ煽ってただけだったからなぁ…あんまり褒められるようなことはしてないよ?私がいなくても成功しそうだったし」

 

「それでもだよ。結果的にはオレがやりやすい場を作って貰ったんだ、例ぐらい言わせてくれ」

 

「いやだけどさ―」

 

「それに、オレが必ず倒すって信じてくれてたんだろ?結果的には倒しきれなかったけど…最後まで任せてくれたのは嬉しかった」

 

「………」

 

「ありがとな、藤堂。助かったぜ」

 

…ほんと主人公だよアンタは

信じてくれたから、か…やっぱり私は夜科達を信じて任せてるとは思われてなかったんだろうな

だからこそ今回信じてもらえて嬉しかったと………ははは

 

「どういたしまして」

 

私は自然な笑顔で夜科に話していた

今私、凄く満たされてるわ

さっきのヘルメットのことなんて比じゃない。すごく嬉しかった

この気持ち、大事に取っておこう

 

 

 

 

 

 

 

それから私達はゲートに向かう

流石に霧﨑君がダメージを受けすぎていたため朝河君に背負われている

そんな中、アリシアが話しかけてきた

 

「…るゐ?どうしたの?」

 

「んー?」

 

「なんか表情が柔らかくなったって言うか…何かあったの?」

 

「そだねー…アリシア」

 

「ん?なに?」

 

「人を信じるって、悪いことだけじゃないね」

 

「!!!」

 

「さ、話してないでさっさと行こうか!」

 

「…うん!!!」

 

何やら私が話している間にアリシアが満面の笑顔になってたりした。どうした?

 

そんな私達はゲートを見つけ、周囲に敵影が無いことを確認した後に順々に現代へ戻っていくのだった

 

 




煽りに煽っていくスタイル

ジャギ様は幽体になって顕在するのであった
そして哀れなドルキさん。公衆や汗なんかがこべり着いたヘルメットに悩まされることになるのだった

次回は現代です

それではここまで読んでくれた皆様に感謝を!
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