そこまでにしとけよ藤村   作:ワラスペ

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昔に覚えてた詠唱ですが今ではうろ覚えなってに書くのが面倒でした。間違ってたら教えてください


そこまでにしときなさい

あれから何年もの時を経た。

少年は成長し青年へと変わり、周りの環境も少し変化した。

 

「(あれから数年…爺さんは精神病院に入院してしまった)」

 

詳細を語れば切嗣は士郎の成長に着いて行けなくなり精神的に疲労し切ったのだ。

 

”僕があれだけ苦労して聖杯を求めてたのに…。士郎は簡単に手に入れちゃうんだね…こんな事あってたまるか…バカヤロォォォォー⁉︎”

 

「(あれが爺さんが最後に言った言葉だった…。だが安心してくれ爺さん。正義の味方に…俺はなる!)」

 

某ワンピース風に意気込む士郎だが、彼は今間桐慎二の頼みにより弓道場にて備品の整理をしている最中だった。

 

「良し!これで全部だな。さて帰るか…ん?」

 

突然耳に入って来たのは男女が言い争う声。

 

「どれ、あんまり過激な場合はカリバーで何とかするか」

 

道場を後にしグランドを見てみると青タイツの男と知人である藤村大河がガミガミ言い争い、その傍らで赤い外套の男が困り果てた様子で見守っていた。

 

「ちょっとアンタ!窓ガラス割っちゃってタダで済むと思ってるの⁉︎」

「うるせぇ‼︎今は戦争中だから良いだろ⁉︎」

「甘い!その考えは甘過ぎる!うちの近所の犬だってそんな事しないわ」

「…今、なんつった?」

 

青タイツの雰囲気が変わり、槍に紅き光を纏う。

 

「だから近所の犬だってそんな事しないわ」

「そうかい…なら、いっちょ痛い目に会おうか」

 

大河へ睨みを入れる。

 

「おい弓兵。マスターを守るなら今の内だぜ」

「問題無い。お前では藤ねぇに指一本触れられ無い。なぜなら貴様は…」

「へっ!知らねぇぜ!」

 

ダンッ!と空中へと飛び、槍を構える。

 

「行くぜ!”刺し穿つ死棘の槍”!」

「…幸運Eだからだ」

 

瞬間、大河へ差し迫る槍は突如ランサーへと矛先を変える。

 

「え、ちょっえええええ⁉︎」

 

 

 

場所は変わり遠坂邸では一人の少女が儀式に挑んでた。

彼女は必死だった。なぜなら彼女の父親、遠坂時臣は前回の聖杯戦争にて敗北したのだ。ほぼHigai/Zeroで終わった聖杯戦争、だが多くマスターの心の爪痕は異常だった。時臣の弟子である言峰は偶々呪いで受肉した金色のサーヴァントを連れて何処かに行き、時臣自身は精神病院へ入院した。

 

”凛、もう疲れたよ。聖杯はお前に任せる。あっ!ついでに聖杯でうっかりを治すにしといてくれないか?”

 

「(あれが最後の言葉だった。って、納得出来るかぁぁぁ⁉︎)」

 

凛の目の前には魔方陣が敷かれ、彼女は令呪のある方の手を目の前に差し出す。

 

「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。祖には我が大師シュバインオーグ。

降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。」

 

少女の顔は真剣そのもの。部屋の空気は張り詰め魔方陣は発光する。

 

「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。

繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する」

 

光は止まるどころか、輝きを増していく。

 

「ーーー告げる。

汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うなら応えよ。」

「誓いを此処に。

我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。

汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、

ーーー天秤の守り手よ!」

 

輝きが部屋を満たし消えて行く。

その魔方陣の中心に立っていたのはピンクのフリルを着た銀髪の魔法少女だった。

 

「凛さん?」

 

 

 

ーおまけー

雨生龍之介。彼は快楽殺人犯である。

彼も聖杯戦争の参加者の一人で召喚したキャスターを旦那と呼び慕っていた。

だがキャスターは突如消え去り彼は今無気力な状態だった。

 

「(あぁ。駄目だ。全然COOLじゃない)」

 

彼の視界にツインテールの幼女が横通る。

 

「(良し、あの子をアートに仕立て上げるか)」

 

幼女の背後をそっと忍び寄り口元を押さえる。

 

「ふぉっふぉ⁉︎ふぉにふるのふぉ⁉︎」

「ごめんに嬢ちゃん。ちょっとお兄さんと遊ぼうか?」

 

幼女を裏路地に連れ去り医療用のメスを取り出す。

 

「(いや…私…死んじゃう…)」

 

体は突き刺さり、血が溢れる。

だが突き刺されたのは幼女では無く龍之介の体だった。

 

「えっ、何これ?俺今COOLなんだけど」

 

胸には黒鍵と呼ばれる剣が突き刺さり、その持ち主は龍之介の背後から数歩先に立っていた赤毛の少年だった。

少年は黒鍵を片手に三本、指に挟むように手にしていた。

 

「夢より覚めた?お兄さん」

「何?坊やも仲間に入りたいの?」

 

龍之介が手を伸ばす前に少年は足で壁を蹴り龍之介の頭上へ飛び越え黒鍵を龍之介の両肩、背中へ突き刺す。

 

「投影、開始」

 

そのまま少年は凛の前に着地し新たに黒鍵を投影する。

 

「って、こんなチャチなモンで満足出来るかぁぁぁ⁉︎」

 

少年は黒鍵を地面に叩きつけ、新たに剣を投影する。

剣の名はバルムンク。かつてファブニールを殺したドラゴン殺しの英雄が手にしていた剣である。

 

「ちょっと待って坊や!それは全然COOLじゃないよ⁉︎」

「邪悪な龍は失落し、世界は今落陽へに至る。撃ち落す

ーー”幻想大剣・天魔失落''」

 

流れる魔力の渦に飲み込まれ龍之介は藻屑へと変わった。

 

 

 

 

 




いや、おまけの文字数多いってどうゆうこと?
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