英雄に武器を託されて子供を守るのは間違ってるだろうか 作:こじこじこじこじこじこk
この話はひどい目に遭う人がいますのでご注意下さい
どうぞ!
…………だ…………い
う、ん?
大丈…………こやつ?
何だろう聞いたことの無い声が聞こえる
知ら…………わよ、英…………ではないわ…………
僕は一体…?確かユウジに会ってその後…………?
――どうす…………?ほっと、くの?
そうだ!いきなり首に衝撃があって。僕は気絶しちゃったんだ!
――そうじゃの~どうするかの~?
まだ、体は言うことは効かないから話を聞いてることしか出来ないが。少なくとも声からして
――取り敢えず、この世界から出すには本体を無理矢理にでも起こすしかないんじゃない?ショックを与えるとか?
僕は取り敢えず体が言うことを聞くようになるまで、この人達の話を聞いて少しでも情報を――――
「じゃあ、取り敢えず首切っときますね。」
シュパ
一瞬
僕が
だが今度の衝撃は軽い
そして首の真ん中を横切る様に衝撃が透過し
コロンと
僕の首が転がった
転がった事によって開いた目に最後に映ったのは
断面から血を噴出する僕の体と、その隣に立っている朱に染まったブーツが――――
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「うわぁぁぁあぁあああぁぁぁああ――――!!」
「ぐきゅうーー!!」
僕は血溜まりに沈む自分の体を見て、倒れた状態から一気に起き上がった
その際に何か頭に当たって吹き飛んだ気がするが
僕はそんなことは気にせずに首か繋がっている事を確かめる。
「…………はぁ、ある。」
僕は首が繋がっている事に安堵し、周囲を見てみると…………
「…………ここ、何処だろう?」
僕は見知らぬ部屋のベッドで眠っていたらしい
部屋には家具などは無く、床に無造作に服やハルバートが転がっている普通の部屋だった…………ふつう?
「…………そして君は何をしているの?」
そして何故か隣には僕がここに居た元凶であろう男が居た
そう、隣である
寝ていた僕の隣にいる
先程までの僕と同じ様な態勢で。
ぶっちゃけ、何故か添い寝をしている。
「Zzzzzz」
試しに鼻を摘まもうとしたら普通にアッパーを放ち僕の手を弾いていたが、本気寝である。
ポコポコポコポコ
「うん?今度はナニ!?」
僕がこの意味わかんない状況を理解しようとしているのと弾かれた腕の痛みに悶えていると
背中に小さな、本当に小さな衝撃が襲ってきた
僕がその衝撃に『これ以上の厄介事はゴメンです』と思いながら振り替えると…………
なんかちっちゃい生物が涙目で僕のことを一生懸命叩いていた
もしかしたら、この生物は僕のことを攻撃したいのかも知れないが…………
正直、和みしかない――――!!
ヤバイ、これはヤバイ!
凄いかわいい!
これは、孫が一生懸命に肩を叩きそれを見守っているお爺ちゃんの気持ちが分かる!!
お爺ちゃん…………あなたの気持ちが、今!理解できました
「ノブ~」
僕が温かい目で見ていると、ソレが気にくわないのか可愛い生物は地団駄を踏んで悔しがり
「の~ぶ」
何処からか取り出した
「ノッブ!!」
パァン!!
僕の頬を、見えないナニかが通り過ぎた。
パリン
僕の後ろの窓が割れ、冷たい風が流れてきたが。
だけど僕は冷や汗一杯で逆に心地よかった
ヤバイ!!これはヤバイ!?
これは、後ろに居た孫がいきなり凶笑を浮かべて包丁首を獲りにきた様な恐さが有る!!
お爺ちゃん…………僕はまだ貴方の心は解らない…………
僕が現実逃避をしていると…………
「ノブ~」
新しい黒い筒を取り出した怖い生物は今度は外さないと考えてるのか、狙いをさだめ
「ノ~…………」
さっきの見えない攻撃を…………
「こ~ら!!」
ポコン
「ぐぎゅ!!」
放つ前に生物の背後から少女?が持っていたステッキ降り下ろした
その少女はシルクハットを被った燕尾服の10歳位の少女で、顔は笑顔で、
「ダメでしょ殺しちゃ!!この子はユウジが育てるって決めたんだから、この子が最強の冒険者になるまでは物理的に手を出しちゃダメ!!嫌がらせ程度にしときなさい!」
その少女は謎の生物を一頻り叱ると、此方に目線を合わせてきた
が
ゾク
得体の知れない寒気が襲ってきた
まるで、魂の奥まで観察された様な
だけどその感覚は一瞬で、僕は気のせいかと思い少女に向かい合った
すると、少女は帽子を脱ぎ仰々しくお辞儀をして
「初めまして、ワタクシはソコで気絶した様に眠っている眷族の主神を勤めていますクロア・バロンと申します。以後、宜しくお願いします」
そうして、笑顔で挨拶をされてしまった
「え、神様なんですか?…………あ!すいません!!」
「イエイエよくその反応はされるので気にしていませんよ。ワタクシは他の神と違ってオーラも出して居ませんし普通の顔ですから。」
そう、神様達は神意を押さえて生活をしているがどうしても少しは漏れている状態で美男美女ばかりなので普通に分かる
でも目の前のクロア様からは神意は意識しないと感じないし、顔は普通に可愛らしい容姿だが完璧な容姿とは言えない位なのだ
だが神意は感じられたので目の前の少女は神であることは間違いない。
「すすすすいません!!女神様にとんだご無礼を!!」
「あ~イイです、イイです気にしないで下さい。ソレより貴方がここで寝ていた理由ですが。」
クロア様は笑顔で僕を許して、僕の隣まで来てベッドに腰掛けた
「まぁ、ザックリ言っちゃえば家の眷族が力尽きちゃったからですね」
「は?」
「ウチの眷族は貴方を誘拐した後、自分の中の人たちがイロイロやらかし、魔力を根こそぎ奪われました。しかも魔力が回復しても直ぐに使っているので今は少しでも回復を早める為に寝ている状況ですね。まぁ、その状況に陥る前に気絶した貴方を連れてきてここに寝かせていきました」
「…………」
え!?ユウジは何をしたかったの!?
そんな疑問を感じてか、クロア様は笑顔で説明してくれた
「この子は貴方を強くしたいらしいですよ。貴方をある目標より強くするのが狙いらしいです。」
「目標?」
クロア様は変わらぬ笑顔で
「ミノタウロス」
「!!」
「君は、ある日迷宮で二体の怪物に出会って、戦うこともせずに、惨めに、泣きながら逃げたした。一体は見知らぬ冒険者に押し付けて、一体は圧倒的強者に倒してもらった。」
「そ、それは」
「イヤイヤ、責めてるわけでは無いんですよ!だって君はlevel1、相手はlevel2相当の冒険者位じゃないと倒せないですから、貴方の様な人間が逃げるのはしょうがないのです、そう――――」
クロア様は変わらぬ笑顔で、告げる
「君のような、弱い人間にはねぇ。」
「ッ――――!!く!」
僕はベッドに腰掛けた状態から立ち上がって、走り出そうとするが
「ダメですよぉ、話の途中でいきなり逃げようとしちゃ。」
クロア様はいつの間にか僕の背後から抱きすくめるようにして、僕の動きを封じている。
僕は、多少乱暴になろうとクロア様から逃れようとするが。
…………う、動けない…………
「フフ、ビックリしてる?確かに神はオラクルを封じていないとこの世界では活動できない。
ワタクシもこの世界ではオラクルは全く使えないから、普通ならワタクシも嘘か本当のことを言っているか分かるぐらいの力しかない。
いつの間にか僕は、何故か指一本も動かせない状態になっていた
クロア様は後から抱きすくめているだけなのに、僕は動けない!!
「だけどワタクシは外の世界からやって来た神、だからルールに抵触しない外の力は使い放題なんです。
まぁ、ワタクシみたいに世界と世界を渡る力がある場合はオラクルは使えないけど、外の世界の伝承で生まれた彼女は少し変わった力で使えるでしょうね
あぁすいません、独り言を言っちゃいました。なにが言いたいかと言うとこんな風に動きを封じることも朝飯前何です。」
「…………」
僕は声も出せなくなった体でただ聞いてることしか出来ない
そんな僕を見てクロア様は正面に回りこみ、僕の目を覗きこんで、
「強くなりたくないですかぁ?」
甘い、蠱惑的な声で囁いてきた
「円卓の王の様に常勝無敗のトップになりたくないですか?
それとも十二の試練を乗り越えた不倒不屈の大戦士になりたくないですか?
それとも神殺しをなして影の国の女王になった、魔術と槍術を使いこなす不老不死の支配者になりたいですか?
それとも…………君の頭の中にはこびりついてる金髪の少女の様になりたいですか?」
「!!」
僕は、その台詞で思わず動揺する
クロア様はそんな僕を見て
「強くなりたそうですねぇ!まぁ、この子が強くするって決めたから強くなることは決定事項なンですが。半端な強さになられちゃってもワタクシは面白くないのですよ…………」
そう言って彼女はその小さい手で僕の胸をなで
「だから、これはプレゼントです!!覚えていられないでしょうが、強くなってくださいね?」
――――――――――――!?、
僕は声にならない叫びをあげる
「アハハ!!さぁ思い道理に強くなってくださいね!!子ウサギさん?終わったら転移で送って上げますから!!」
その言葉を最後に僕はきおくを――――――――
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「あ、れ僕は?」
僕は何を?
何でこんな路地裏で突っ立てるんだろう?
う~ん?
「あー、そうだこないだの夕飯のお代を払いにいかないと!!すっかり忘れてた!!」
僕は走って路地裏から出て、“豊穣の女主人”に向かって行った
何故か凄い入るのに抵抗があったけど…………僕はお金を払ってお弁当を貰ってダンジョンに向かう
さぁ、今日も頑張ろう!!
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!
サァ、お兄ちゃんの為に強くなってねェ!!
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!
主人公、寝ている間に神様にイロイロやられる
余談
ベル君の夢の中…………
うぬ、またあやつ来てるのぅ?
刈りますか?
か、るの?
イヤ、そんなに連続にやるのは可愛そうじゃない?
解体の時間?
違うよ遊ぶ時間だよ!!
「ひいぃィィィ!!なんか増えてるー!!」
END
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