英雄に武器を託されて子供を守るのは間違ってるだろうか 作:こじこじこじこじこじこk
では、どうぞ
二人が心からの叫びは虚しく響く。
世界が『え?なにか問題でも?』と言っているかのようにこの二人の叫びは聞いて貰えない。
そんな二人をマルっと無視して事態は動く。
何故かマッスルポーズを取っている仮面ブラックタイツの目の部分がビゴン!!と点滅したと思うと
ビガーーーーーーーーーーーーー!!
目からビームが発射された!!
「「ふぁ!?」」
またもハモる二人無視して怪人・仮面ブラックタイツは紅いビームの照射を続ける。
怪人は顔を横に振りながらユウジと猫耳君の間を隔てる様に照射していく。
そしてビームが通った跡にはライン引きの様に、紅い線が残っていた。
そうして怪人は端から端まで紅線を引き終え、
「
ボソッと、二人には聞こえなかったが、呟いた
すると
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガン
紅線をなぞるように、勢い良く漆黒の壁がせり出して来た。
「「なあ!!」」
またも二人はハモる
その間に壁は天井まで届き、ユウジ側と猫耳君側の二つに分断した。
ハッと正気に戻った猫耳君が壁に突撃する
壁を壊して、吹っ飛ばされた四つ子の小人達と合流するために
仮にも彼はレベル6、目の前の魔法で作ったであろう壁なら、長文詠唱クラスならまだしもどう考えても超短文詠唱クラスであれば手持ちの壊れた槍でも突破できる。
彼は全力で槍を叩きつけた
が
ガイン!!
「っ!!?硬えなオイ!?」
槍を振り下ろした壁には傷どころかヘコミ1つ付かず、
その継ぎ目1つ無い漆黒の壁には彼の驚愕の顔が写るのみ。
「バカな!!今の感触…………アダマンタイト並かこの壁!?」
アダマンタイトとは簡単に言えば超重量の超硬質の超貴重な金属である。
高レベル冒険者でも筋肉バ…………絶壁アマゾネス等が使っている。
そのレベルの壁を魔法で作るとなるとレベル6並みの術者か長文詠唱が必要になるが…………
「それを超短文詠唱でとか…………たく、何者なんだよあの変態。」
猫耳君は背後にいる、此方も得体の知れない少女に問いかけた
返事は期待していなかったが、少女は得意気に胸を張って答えた。
意味が解るかは、置いといて。
「アレは魔王連盟の『攻略不能』ラビリンキングじゃの!!」
「…………は?」
「だから、正義の味方A.U.Pに敵対する魔王連盟の王の一人。…………『
「…………………………………………ハ?」
猫耳君は混乱している!!
恐らく彼の頭の中は“まおうれんごう”やら“エーユ~****”やら“ないとめあ~”やら意味不明な、それこそ子供が考えたような設定の中に出てきそうな単語により混沌の坩堝になっているだろう。
そんな彼の様子を見て織田信長は一歩近づく
「うぬぅ、まぁ分かんないなら是非もナイネ!
これからお主はワシがボコボコにするんじゃし。」
さっき迄の巫山戯た空気と違い、圧倒的な覇気を纏って
其の表情には笑みが広がっているが、その深紅の瞳には紛れもない殺意が乗り、自分が倒すべき敵を睨んでいる。
「!!!」
その覇気と殺意は混乱しても歴戦のレベル6、猫耳君を一瞬で戦闘体勢にさせるには充分だった。
彼は槍を投げ捨て、片手剣を構えて前にいる少女を睨み付ける
彼は先程の打ち合いと自分の耐久を素手で抜いてダメージを入れたことから目の前のレベル1の気配がする少女をザコから自分の敵に評価を引き上げていた
それでも、負けるつもりは、さらさら無かったが
「は!テメェ見てえなヒューマンの餓鬼かパルゥムの大人か分かん無い様なヤツに俺がボコボコにされるかよ。逆に俺がブッ倒してやんよ!」
「あ~ムリじゃムリじゃ。お主はワシには絶対勝てんよ。ワシ、相性ゲー得意じゃし
まぁこのままじゃとワシが楽勝過ぎて楽しくないから宝具はつかわず、スキルだけで戦ってやろうかの
マァもっとも」
織田信長は両手を胸の前で合掌の形に構え、スキルを発動する
「それでも完膚なきまでに、敵対する気が起きないように潰すがの
『魔王』『魔神の神核』
―――――第一戦態・天魔降誕――――
蹂躙が始まる
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一方その頃
壁の向こう側…………ユウジサイドでは透明人間にユウジは抱えられて移動させられていた
あの場所にいた場合、戦闘に巻き込まれてただえさえHPレッドゾーンのユウジがご臨終してしまう恐れがあったからだ。
そして部屋のすみに連れられ、ユウジは下ろされる
すると、空間が揺らぎ今まで誰もいなかった場所に男がたっていた。
その男は一言で言えば“緑”だった
ズボン、上着、外套、全ての服を深緑に染め上げており、まるで森と一体化しようとしているかの様な様相だ
顔は外套によって下半分しか見えないが何となく青年と言えるような年には見える。
そんな彼は顔に軽薄な笑顔を張り付けてユウジに話し掛ける。
「いや~さっきは抑えつけて悪かったな。だけどまさかあの場面で迎撃しようと起き上がるとは流石に思わなくてな、咄嗟に地面に叩き付けるように思いっきり叩きつけちゃったよ。
マァ聞いてた通りに旦那が化け物見たいに頑丈だったから良かったよ。」
そう話しかけながら彼は自分の腕に付いているボウガンから四本の矢を自分達を囲むように発射し、突き立てた。
すると、四本の矢からそれぞれ根を張り、幹を太くし、葉を生い茂らせ、1m程の若木に成った。
勿論、その若木は只の若木ではなく緑の男が作った安全地点になる結界の基点である
その若木を基点としてユウジの周囲には強固な結界が張られた。
「よし!この新しい宝具の調子も良いな。これで暫くは大丈夫だ。まぁアイツが本気で暴れたらあっさり壊れそうだけど。
旦那、この結界には回復効果もあるから暫くすれば治るからここで休んでな。」
そう言われ、ユウジが自分の体を確認すると、確かに未だ歩けないが少しは体を動かせ、喋れる位には回復していた。
確認を終えたユウジは目の前に、自分を守っている男にこの場で最も意味がわからないことを・自分が聞かなくてはいけないことを、聞いた。
「アステリオスを変態にしたのはだれ!?ノッブ?ノッブ!?ノッブだろ!!あのバカがボクのアステリオスを変な道に陥れたんだろ!?くそ!!あのバカの近くに純真なアステリオスを置いとくんじゃなかった!!そしてそんなアイツがここに来た瞬間に安心したボクがバカだった!!どうせこのあとアイツは何かやらかすんだよコンチクショウ!!!!」
「お、落ち着けよ、あの魔王を信じて無いのは分かったから落ち着け、な?」
もはや途中からすがり付くようにユウジは緑の人に詰問していた。
未だボロボロなのに異様な早さで這いずり、すがり付いて来たユウジにちょっぴりビビって思わず撃ちそうになったが何とか踏み留まり、緑の人は両手でユウジを剥がした。
「まぁ、あの格好に関しては確かに少しは関わってるけど…………あ、こらそんなボロボロの体で壁を壊そうとするなバカ!無言で壁を高速ノックするな!!あくまで少しだ、少し!あの格好は合理性とチビ助達の設定に合わせて考えた
ノッブが関わっていると聞いた瞬間に向こうにいるバカを粛清するために壁を38連打で叩いてヒビを入れていたユウジは緑の人に羽交い締めにされた。
反射的に邪魔をした緑の人を壁に叩きつけそうになったが、一応命の恩人なので我慢して質問をすることにした
「
「そんな光の無い目でコッチ見んな…………説明すると
「ラビリン・メイク?」
道具作成のスキルを打ち倒した
効果は
・
・迷宮展開中『迷宮』という概念内での改造
・素材・仕掛け等はスキル所有者の知識により改変可能
「という感じかな…………まぁ、俺が詳しく説明するより」
彼が疲れた顔で指を指している方向を見ると
「実際に効果を見た方が早いな。」
アステリオスに三人の小人が襲いかかっていた。
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襲いかかった三人はフレイヤファミリアで「
レベルは全員5であるがこの四人の連携はレベル6並みの猛攻と言われ、フレイヤファミリアの最強パーティに入れられている。
今は不慮の事故により一人の小人の背骨が粉砕骨折し、三人での猛攻になっているがそれでも彼らの連携は驚異である。
今も三方から襲いかかり、一人は足元一人は胴、一人は後頭部に各々の武器を凪ぎ払っていた。
普通なら各々が囲むように別方向から、違う高さで同時に攻撃された場合、受けた側は二つは対応できても残りの1つは対応できなくなる。
いや、下手したら混乱してろくに対応できずにそのまま全ての攻撃にさらされ、殺られる可能性がある
実際にアステリオスは二挺の斧槍で左右の小人を受け止め、後ろの胴を狙った小人は無警戒になっていた。
「殺った!!」
後ろの小人の双剣がアステリオスの無防備な背中を襲う
「
アステリオスが呟いた次の瞬間
ジャキキ
小人の目には紅線から飛び出た無数の剣山が飛び出てきた
説明しよう!
これはとある『首狩り』が「落とし穴って地味ですよね?やっぱり自分から刺しに行かないといけないと思うんですよね。ノッブもそう思いますよね?」っと落とし穴の意味を分かってんのかっと問い詰めたい理由でアステリオスに作らせたトラップである
グサササザン
「ガフ?」
「「アニキ!?」」
咄嗟に頭と心臓は双剣を盾にして防ぐが、それ以外の場所には剣山の針が刺さり重傷を負い、針により身動きが取れなくなる。
他の二人はアステリオスから離れ背中に回り込み、串刺しになっている兄を助けようと駆けつける
そして串刺しにされた彼はその状況でも諦めずに抜け出そうと、剣を持った手に力を入れて…………
「
「あばばばばばばぼびばばばばばバババビビババビババ!!?!!?!」
「「あ、アニキー!!?」」
アステリオスがまた呟くと同時に彼の全身は雷電に包まれた。
説明しよう!!
これはとある『人造』が一生懸命にクレヨンと紙で図解し、ノッブが解説した彼女の自爆技をアレンジしたトラップである。
アステリオス自身にはダメージは無い設計だが背中に刺さっている小人には電気が流れ続け電気地獄が暫く続いた。
二人の小人はあまりにも激しい雷電に近づけずに、兄の叫びがだんだん小さくなっていくのを聞いているしかなかった。
暫くすると叫びが収まり、雷電も消滅したするとソコには…………
シュ――――。
黒焦げになった小人の丸焼き(まだ生きてます)が出来あがっていた。
そしてその状態の小人をぶら下げたまま、アステリオスは呆然として兄の惨状を見ている二人の小人に振り替える。
「ひ!」
その瞳を見てしまった一人は短く悲鳴を上げて飛び下がるが、もう一人は自分の兄を倒した存在に激怒し。
「こ、の、糞野郎がーー!!!」
一人、単身で突っ込んできた
その全身全霊を賭けた攻撃は限界を超え、レベル6の速度に匹敵した。
アステリオスはろくに反応せずに彼のハンマーによる本気の降り下ろしを受ける事になる。
小人の攻撃は吸い込まれるようにアステリオスのフルフェイスに当たり。
カチ
彼の額にあるボタンを押してしまった。
すると……………………
カキン
「……………………は?」
下がっていた小人は呆けた顔で固まってしまった。
説明しよう!!
これはとある『女神』とゲームしていた時、あと一息でボスを倒せそうな瞬間にノッブがゲーム機を蹴っていまって画面がフリーズし、女神も絶望でフリーズしたときに思い付いたトラップである、
止まった小人はそのまま落下し地面に激突するが、あくまで動きを止める為のトラップである為、それ以外で変わらないようになっており、そのお陰で割れないですんでいる。
さて、ここまでの説明で何となくは分かったと思われるが。
ぶっちゃけるとこのスキルは『アステリオスが考えた・知っている物を迷宮に有りそうなら作り出せるスキル』である。
このスキルのお陰で、彼は壁を出したり、落とし穴用の剣山を出したり、電撃を出したり、氷結トラップを出したりしているのだ
さて、ここで疑問が1つ
スキルの説明では『迷宮展開中なら』と書かれているが今は迷宮が彼の周囲には展開されて無いのだ。
その状態を何故アステリオスがトラップを出せているのか。
答えは簡単。
彼が着ている全身タイツ
彼の服には紅線が書かれ、複雑な模様を書いていた
立体的ではなく、人が入れるようになってはいないが確かに彼の体には展開中の迷宮が有るのだ。
そのお陰で彼は何時でも
さらに不意打ちや超スピードの攻撃に対抗するために体中にスイッチ式や温度式の発動タイプのトラップを配置していざとなったら自動で発動するようにしているのだ。
アステリオスは、呆然と立ち尽くしている最後の小人を倒すために両手を上げて武器を呼び出す
その武器の名は
「
彼の頭上にかなり巨大な何かが表れた
それは
一辺が50mは有りそうな巨大な吊り天井、それをアステリオスが軽々と持っていた。
これはとある『童話』がある日モグラ叩きを攻略出来ず、最終的に本を広げて纏めて叩いていたのを見ておもついてしまった。
彼の武器である
アステリオスは今さら逃げようとする小人に向かって
「バイバイ」
思いっきり降り下ろした。
これが数々のトラップを駆使した戦闘により無類の強さを誇り、彼を攻略することは出来ないと言われた男
『
魔王は配下Aの魔改造に成功した!?
作者は感想を頂くと狂喜乱舞して執筆が捗りますので宜しくお願いします。