和也の部屋
松冶「なぁ、和也」
和也「なんだ?」
俺の部屋に遊びにやって来た松冶が俺に質問を聞いてきた
松冶「なんで、この世界に来たんだ?元いた世界で何かあったのか?」
和也「ふむ・・・・」
そういえば松冶には言ってなかったな
和也「俺がこの世界に来たのは元の世界で何かあった訳じゃない。逆に『何も無かった』からだ」
松冶「何も無かった?」
和也「まず元の世界『グランパニオン』には俺がいた『魔族』そして『人間族』がいる。そして、魔族と人間族は長年の間、争いが起こっている」
松冶「なんで戦いがあるんだ?」
和也「理由は知らない。ただ言えるのニンゲンにとって俺達は脅威だったと思う。得体の知らない力を持ってるんだからな」
松冶「随分と冷静なんだな」
和也「元々、俺は争いが嫌いなんだ。俺の家は代々魔族を束ねている。多分先祖がニンゲン達の居場所に踏み込んで来たんだろうな。ほら、この世界にもあるだろう?『ゴキンジョトラブル』というのが、あれと一緒だ」
松冶「一緒かっ!?」
和也「とにかく代々魔王として君臨してきたがニンゲンの中には特殊な力に目覚め俺達に対抗してくる者が現れた。こっちで言う『ユウシャ』という存在だ」
松冶「やっぱり勇者ているのか」
和也「だが、所詮はツケヤキバていう奴だ。俺達の相手では無かった」
松冶「殺しちゃうのか」
和也「そうだな・・・・・・、俺の親の代まではな」
松冶「和也は違うのか?」
和也「俺は、仕方なく継いだだけだからな、いわゆる『カザリ』だよ。仕切っているのは長年親父の参謀を勤めていた奴だ」
とにかく頭が良いし経験もある。俺よりも実力もあるし・・・・・・、思い出したらムカついてきたな
和也「だから、基本的にはそいつに任せていた。だから、俺の周りには『何も無い』」
地位も名誉も財産もある。俺が生まれてきてからずっと・・・・・
だが、俺の心は満たして無かった
俺が欲しかったのは争いとは無関係の生活
普通に暮らしたい
ただそれだけだ
でも、元の世界にいれば絶対叶わない
だから、俺はこの世界に来たんだ
松冶「でも、お前が抜けて大丈夫なのか?」
和也「大丈夫だろうし大丈夫じゃないかもしれない。まぁ、俺はもう捨てた身だからな」
そう、もう俺には関係の無い話だ・・・・・
松冶「まぁ、お前が来てくれたおかげで俺もこうして生きていられるから感謝してるよ。最初出会った時は怖かったけどな」
和也「こっちの言葉がわからなかったからな」
松冶と出会ったのはこっちの世界に来てすぐの時だったな
はい、第1話です。いやぁ1000文字書くの、て大変ですねぇ。コメディて書いてるけどコメディっぽくないなと書いてて思っております。基本和也は天然ボケ、松冶はツッコミです
次回は和也が松冶と出会った話を書きたいと思います