やはり喰種の俺が青春ラブコメをするのはまちがっている。   作:Daiki0426

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童貞作です。

新年おめでとうございます。


prologue:比企谷八幡は喰種である。

この世界には人間が繁栄している。

人間は他の動物よりも弱くそして脆かった。だが彼らには一つ優れていたものがある。

それは知恵だ。

それは人間が持つ最大の武器で、その知恵を駆使して他の動物を圧倒し世界を支配した。

 

しかし、人間よりも強くさらに人間と同等の知恵を持った生物が存在し、その生物は人間しか捕食するできなかった。

まさしく人間の天敵であった。

人々は彼らの事ををこう呼ぶ

 

喰種(グール)”と。

 

******

 

「ハアハア」

 

東京の路地裏に1人の男が何かから逃げるように走っていた。普通の人間から見れば相手に追われるようなことをしたのだろうと思うだろう。しかし男は喰種であった。

 

”喰種”

 

その生物は人間と同じ姿をしている。しかしその身体能力は人の四倍〜七倍のあった驚異的なもので、さらに赫子(かぐね)と呼ばれる捕食器官を持っている。そしてその喰種の生態でもっとも知られているのは人を喰うことである。

厳密にいうと喰種は人と一部のものしか栄養として受けつけず、さらにそれ以外のものを食べるとひどい吐き気に襲われる。

そんな生態を持っている喰種を人々は当然許すはずがなくもなく次第に喰種の捕食行為は闇に紛れていった。

 

喰種である男が逃げる理由など数えるほどしかない。一つは喰種対策局、通称”CCG”の喰種捜査官、通称”白鳩(はと)”。喰種にとっては彼らは天敵であるため、相当な強さを持つ喰種でない限りはまず逃げるだろう。

もう一つは同じ喰種だ。喰種が同種である喰種を狙うことは基本的にはまずない。あったとしてもなんらかの報復がほとんどだ。もっとも例外として共食いをする目的の個体もいるが。男の理由は後者であった。

そして――

 

(糞、なんで俺がこんな目に……!)

 

なぜこの男がこのような目に遭っているのか、それは少し時間を遡る必要がある。

 

******

 

「だ、誰か助けてく……、グハッ⁉︎」

 

「チッ手間かけさせやがる野郎だ」

 

真夜中の路地裏に人の助けを求める声が響いた。だがそれを言い切る前に心臓を貫かれて殺され、不運にもその最後の声は”人”には届かなかった。

一方、男は自分の獲物を殺すのに手間取ったのに若干イラついていだ。

 

(まあいい、一ヶ月ぶりの飯だ。やっと食えるってんだからこのくらい必要経費か。さてと、じゃあ食うか)

 

男はすぐに割り切り、そして先ほど殺した人を食べようとした。男は殺した人の腕を掴み自分の口元に持っていき、そしてその腕を噛み切ろうとしたその時――

突如として男の背後から強烈な殺気が放たれた。

 

(っ⁉︎ なんだ一体⁉︎)

 

とっさに男は殺気が放たれた場所から距離をとり、その方向を見た。それを見た男は少し驚きながらもすぐに安堵した。

それもそのはず殺気が放たれた場所にいるのは十代後半くらいの少年であった。

 

「おいガキ。てめえも不運だったな。この喰種である俺さまに遭遇するなんてな」

 

そう言い男は殺すために少年の方へ走っていった。しかしこのとき男はある過ちを犯していた。一つは放たれた殺気を自分の思い違いと考えてしまったこと。もう一つは自分の強さを過信しすぎたこと。

男はCCGからAレートに認定されるほどの強さを持っていた。無論その強さに偽りはなく多くの捜査官や喰種を倒してきた。しかしその経験が男がこの危機的状況を把握できずにいた。

少年は自分に飛びかかって来た男にため息をついていた。

 

「やれやれ人の話を聞かん奴だ。おとなしく言うことを聞けば見逃してやったてのに」

 

少年は自分の目の前までに迫っていた男の右腕を左手で掴んだ。そしてその腕をもう片方の手で切断した。

 

「がっ⁉︎ う、腕が、俺の腕が……⁉︎」

 

男は突如として襲われた右腕の痛みにもだえ苦しんだ。しかし少年はそんな事を気にしないと言わんばかりに男の腹部を蹴り、男は壁まで吹き飛ばされた。

 

「ぐっ⁉︎ ……てめえは一体? っ⁉︎ てめえまさか隻眼」

 

男は少年の顔見るや目を見開き驚いた様子になった。

通常、喰種は赫眼は両目に発生する。しかし稀に片目しか発生しない個体がおりその個体は隻眼の喰種と呼ばれ、通常の喰種よりも強い傾向にある。少年はその隻眼の喰種であった。

そんな男の様子など気にせずに少年は男に話しかけた。

 

「ここ誰の喰場か分ってるか? まあどっちにしろお前は死んでもらうけど」

 

男の頭の中は恐怖に支配された。

 

******

 

そして現在に至る。なんとか隙をついて逃げることができた男だが少年から受けたダメージで上手く走れずに悪戦苦闘していた。

 

(くそ! もっと早く走れねえのかよ。早くしないとあいつが……っ⁉︎)

 

男は前を見ると後ろにいるはずの少年が自分の目の前にいることに驚愕した。

 

「なんでお前が俺の前にいるんだよ⁉︎」

 

「当たり前だろ? この辺の地形は白鳩の連中から逃げるれるように頭に叩き込んである。さてと」

 

少年は当たり前と言わんばかりにそう言った。そして少年は男に平然とこう言った。

 

「じゃあ分かってると思うがとっとと死ね」

 

その言葉に再び男の頭は恐怖に支配された。そして死にたくないが故の本能か自暴自棄になり腰付近から赫子を出現させがむしゃらに振り回し始めた。

 

「くそがぁ‼︎ 付いて来るんじゃねえよ‼︎」

 

少年は男の赫子を軽々とかわし、むしろ悠然と男に近づいていった。

 

「全くこいつは俺に当てる気があるのか? そんなんじゃ俺には当んねえよ。しかも鱗赫(りんかく)じゃ……俺の赫子と相性が悪いぞ」

 

少年は尾骶骨付近から赫子を出し男の赫子を切り刻み男の腹部を貫いた。

致命傷を負った男は少年に命乞いをする。

 

「ま……まってくれ。命だ、っが⁉︎」

 

「うるさい」

 

そんな命乞いなど聞いていないのか少年は赫子を男の頭に向け容赦なく無慈悲に貫いた。

 

(さてとこいつと殺された人間死体はどうするか。面倒だから赫包(かくほう)だけ食って残りは”あんていく”に始末してもらうか)

 

少年は男の赫子の発生源である腰付近から赫包と呼ばれる赫子の発声器官を取り出し食べた。

 

「やっぱり不味いな……。さてこいつも片づいたし小町も待ってるから死体だけあんていくに持っていってさっさと帰るか」

 

少年はこと比企谷八幡は、死体を持ち東京の路地裏に消えていった。

 

******

 

八幡side

 

まさか俺の喰場に喰場荒らしが来るとは、今まではこんな事一度もなかったのにな。やはりアオギリの連中のせいで他の地区の情勢が不安定なのが理由か。まったく、アオギリの連中は面倒ごとしか持ってこないな。

そんな事を考えていると家に着いた。そしてドアノブに手をかけ、家の扉を開けると……

 

「お帰り、お兄ちゃん!」

 

「ぐぇ⁉︎」

 

突如抱きつかれバランスを崩し玄関に頭部を強打した。

いって〜。しかもカエルみたいな声だしちゃったし、誰だよ俺に飛びかかってきた奴は……。

ふと飛びかかってきた相手の正体はマイエンジェルこと俺の妹の小町であった。天使に抱き着かれるとは、……最高です。今なら死んでもいい(真顔)。

 

「お兄ちゃん、今日帰ってくるの遅かったけど何かあったの?」

 

「ああ、俺の喰場を荒らしてた奴がいたからな。そいつの始末にてこずった」

 

「それは、大変だったね。あっそうだ。今からコーヒー、作るけどお兄ちゃんも飲む。あっ今の小町的にポイント高い!」

 

「最後のがなければ、八幡的にもポイント高かったんだがな……。でも、まあ、ありがとな」

 

「いいよ別に」

 

そう言って小町はこう言って台所に向かっていった。俺はソファーに寝ころんだ。

今日は疲れた。明日の学校休もうかな……。いや学校で目を付けられるかもしれないからやめておこう。

そんな考えをしながら小町の作るコーヒーを待っていた。

 

――この時、俺はまさかあんなことになるとは思わなかった。俺のちっぽけであるが平和だった世界が終わりを告げることになるとは……。




文章が思いつきません(汗)。

批評コメントや感想、誤字や脱字の指摘、こうした方がいいというアドバイスを書いてもらえると助かります。
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