僕は2000語越えるので精一杯です。
迅が客人を連れ帰ったその日の夜、幸太は迅や遊真、修とともに支部長室の前にいた。
「失礼します。二人を連れてきました。」
迅が一言言って扉を開けた。
「ボス、有吾さんの息子さんの遊真君です。」
「おう、ご苦労様。初めまして、俺は林藤匠ここの支部長をしてる。君の親父さんには新人の頃すごい世話になった。」
「どうも。」
「お前のことは迅と三雲くんに聞いてる。こっちはお前を捕まえる気はないよ。ただ、1つだけ教えてくれ。お前は親父さんの知り合いに会いに来たんだろ?その知り合いの名前を教えてくれよ。」
「モガミソウイチ。親父が言っていた知り合いの名前はモガミソウイチだよ。」
「そうか、やっぱり最上さんか...。最上宗一はボーダー創設のメンバーで、お前の親父さんのライバルだった。」
「ことあるごとに競いあってましたからね。」
「まあ、そうだな。そして、迅の師匠だった人だ。」
「だった??」
迅は自分のブラックトリガーを遊真と修に見えるように支部長の机の上においた。
「この迅のブラックトリガーが最上さんだ。最上さんは5年前ブラックトリガーを残して死んだ。」
あのときの迅の落ち込みは今でもよく覚えている。いつも明るい迅が2、3日部屋にこもったまま出てこなかったほどだ。
「そうか、そのトリガーが....。」
「最上さんが生きてたら、きっとお前を本部から守っただろう。」
「そうっすね、真面目な人でしたから。」
「お前がここに入れば、俺も大っぴらにお前をかばえる。本部とも正面切ってやり会える。どうだ、玉狛支部に入らないか?」
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その後玉狛支部屋上にて
「悪いね、幸太さん、迅さんせっかく誘ってくれたのに。」
「別にいいさ決めるのは本人だ。」
「そうだな、お前が後悔しないようにすればいいさ。」
すると迅が
「それよりさ、お前と親父さんの話を聞かせてくれよ。」
と言い出した。
「それは、俺も聞きたい。個人的にはお前の体についても聞きたいが...。」
「幸太さん気付いてたの?」
と遊真が驚いたように聞いてきた。
「ああ、俺のサイドエフェクトのお陰だけどな。俺のサイドエフェクトはトリオン感知体質って言ってさ、自分の回り半径50メートルのあらゆるトリオンを含む物体を感知するっていう能力なんだ。ま、簡単に言うと人間レーダーだな。」
「ふむふむ」
「感知って言っても、存在だけでなくその物体が持つトリオンの量や質まで分かるから結構便利だぜ。ブラックトリガーかそうでないかもわかるし。」
「ふーん。成る程」
「そんなことより、有吾さんの話聞かせろよ。」
そうして、遊真が話始めた話は壮絶なものだった。
有吾さんは瀕死に陥った遊真を助けるために、自らの命で(ブラックトリガー)を作り出し、その中に瀕死の状態の遊真の生身を封印することで遊真を助け死んだ。
その後、遊真は父の(嘘を見抜く)というサイドエフェクトを受け継ぎ、父の作った自立型トリオン兵レプリカとともに戦ってきたらしい。
そして、この世界には父をよみがえらせるためにきたのであった。
「親父が俺を助けて死んだとき、親父はなぜか笑ってた。その理由が、俺にはわからなかった。俺が死にかけたのは俺が親父の忠告を聞かなかったからで、親父が代わりに死ぬ必要なんて全然なかったのに....。それを親父に聞いてみたかった。」
「そんなの簡単だろ、親だからに決まってるだろ。」
「何で?」
「親っていうのは、子供を守りたがるもんなんだよ。俺の親も俺を守って、力を残して死んだ...。」
「え、幸太さんの親も...?」
「おっと、悪いその話はパスだ。迅俺ちょっとトイレいってくるわ。」
そう言って、幸太は遊真から逃げるように去っていった。
「迅さんどういうこと?」
「アイツもお前並みにハードな人生を送ってたのさ。まあ、今は楽しい生活を送ってるよ。すべての人の人生には楽しいことが一杯ある。もちろんお前にもな。」
すると、下から修が上がってきた。
「お、俺もそろそろ下行くわ。人生を楽しめよ遊真」
そう言って迅も修と入れ替わるように下へと向かっていった。
屋上から降りてきた幸太は自室でため息をつきながら落ち込んでいた。
「有吾さんも遊真を守ったか...。親っていうのはみんな同じだなぁ...。はぁ、ダメだなぁこの話になると心が落ち込むや。」
すると行きなり迅が入ってきた。
「よーす。」
「お、迅上で話は終わったのか?」
「ああ、今眼鏡君が話してるよ。それよりさボスんとこいこ!」
「え、何でだよ?」
「いいからいいから。」
と言って迅に半強制的に支部長室につれていかれた。
迅は支部長室にはいるや否や
「ボスー入隊届け3枚用意しといて。」
「おう、分かった迅」
「おい、迅どういうことだ。遊真入んないんだろ?ていうか、何で3枚もいるんだよ。」
「いや、遊真は入るよ。何故3枚かは・・・、内緒。待ってたらわかるよ。」
幸太は釈然としないまま待っていると。
「すいません。」
と言いながら、三雲君、雨取さん、遊真が入ってきた。
「あれ、お前らどう「おう、お前ら遅かったな。」
幸太が質問しようとしたら、ボスに遮られた。
うん?入隊届けが3枚...。まさか···。
ここでやっと俺も気付いた。
「おい、迅お前初めからこうなるの見えてたのか?」
「うん、見えてたよ。」
「何で教えてくれないんだよ。」
「面白そうだったから!!」
めちゃくちゃムカッときた。
「よし、迅今から模擬戦しよか、100戦くらい。」
と、迅の肩をつかみながら言った。
「あえ、ちょっとまっ...。」
迅が焦って逃げようとするが肩を捕まれているため逃げられない。
「ボス助けて~」
迅はボスに助けを求める。
しかし...。
「よし、お前らは今からチームだ。今からこの3人でA級昇格を目指す。」
完全無視である。
「ボス~~~」
こうしてこの日
三人の新人はそれぞれの目標に決意を込め。
あるS級隊員は訓練室で死ぬのであった。
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