日本にあるとある廃墟・・・・・・
そんな人が寄り付かなさそうなところに一人の人間がいた。
その人間は電子端末の画面を見ていた。
「ふふふ、このご時世恨みを抱えている人間が多いから儲かるわね~、呪い」
そう言いながら一つの藁人形を手に取った。
「女尊男卑の世の中、女に人生を無茶苦茶にされた男達がいる。私はその男達から頼まれて代わりにその女達を呪う。そして男達が私にお金を支払う」
そう言いながら手に取った藁人形を火の中へと投げ込んだ。
「その女達から呪いの解除の為にお金を貰い解呪する。一度に二度美味しい、いい商売だと思わない・・・楯無ちゃん」
その彼女の言葉に反応するように建物の影から水色の髪をした女の人が出てきた。
「・・・いつから気付いていたの」
「ふふふ、私がしゃべり出した時に来たんでしょ?」
「私が来たと同時に喋り出したの間違いじゃないの?」
「そうともいうね」
その彼女の言葉を聞いて楯無はため息を吐きながら睨みつけた。
「貴方・・・人間関係をメチャクチャにして楽しいの!!!」
「メチャクチャも何もこのご時世人間関係何てあってないものじゃない」
「っ!?」
その言葉に対して楯無は反論する事ができなかった。
何故なら今のご時世、女尊男卑に染まっており女が男をパシリや奴隷の様に扱ったり、それに逆らったら冤罪で捕まってしまうからである。
「・・・だけど貴方している事は悪であることに変わりはないわ!!」
「・・・・・・ふふ、確かに私がしている事は悪であり、偽善の正義かもしれないわね。だけどその偽善の正義を世界が必要としているから私が提供して言るのよ。所詮この世は需要と供給でできているんだから・・・」
「・・・・・・・・・」
今回は彼女の言葉に楯無は言い返さなかった。
「それで、楯無ちゃんが直接私に会いに来たって事は、何か私に頼みたい事でもあるのかな?」
「えぇそうよ。織斑一夏って知っているかしら?」
「知っているよ。最近のニュースでは一夏君がISを動かしたって内容でいっぱいだし、それ以前に知り合いでもあるしね」
「それなら話がはy、って知り合いだったの!?」
「そうよ、一様師弟子の関係よ」
「・・・(この子も此奴の被害者だったのね・・・。本人はそう思っていないだろうけど・・・)話しを続けるわよ。その織斑一夏はIS学園に入学する事になったんだけど、貴方に護衛の依頼が来たのよ!」
その話を聞き彼女は笑みを浮かべて言った。
「いいよ、やってやろうじゃない。久しぶりに弟子達の顔も見たいしね」
カァー、カァー、カァー
彼女のセリフと共に烏の群れの鳴き声が廃墟に響き渡った。