とある無人島・・・・・・
その無人島は一見普通の無人島だがとある処だけ違った。
それは虫や動物などの生き物の気配が感じられない。いや、存在しない事だった・・・・・・とある人物を除いて。
その人物は無人島の地下に居る。
そう、此処はある人物の隠れ家であり研究所であるのだ。
そしてその人物はというと・・・・・・
「へ~、さすがあの人が作った機体だね!うん、やっぱりアイデアが常識に囚われてないね!!」
本日行われた一夏とセシリアの戦いを見て、一夏が乗っているISを評価していた。
その様子を後ろで見ていた少女が、彼女へと話しかけた。
「そうかもしれませんが落ち着いてください束様。あの御方の行動力や考え方がずれているのは何時もの事ではないですか・・・」
「確かにそうだね~、クーちゃん」
二人がそう話していると、部屋に二人以外の声が響いた。
『おやおや、それは酷いんじゃないかい二人とも・・・・・・』
その声と共に二人の後ろに一人の女性が現れた。
その女性は一夏や簪が師匠として慕っている女性であった。
そして、その女性を見た二人は顔を笑顔に変えた。
「あ、師匠!お久しぶりだね~!!」
「ひ、久しぶりですお師匠様!!」
「あぁ、久しぶりだな束にクロエよ。元気が良さそうでよかったよ」
そう言いながら女性は束とクロエの二人の頭をなで始めた。
それに対しして二人は気持ちよさそうに目を細めた。
「あ、師匠!箒ちゃんを助けてくれてありがとうね!!」
束にそう言われて女性は思い出したような顔をした。
「あぁ、別にそれは構わないよ。一応、報酬はもらったからね」
「それでもお礼申し上げます。束様や私だけでなく箒様も助けて頂きありがとうございました」
そう言いクロエは女性に対してお辞儀をした。
それに対して女性は苦笑いを浮かべながら言った。
「それじゃあ、受け取って置くとしますかね」
「そう言えば師匠に渡したあの子達はどんな感じなの?」
「あぁ、あの子達なら一つは私の専用機にしたよ。そしてもう一つは今制作中だよ」
「そうか、分かったよ。それにしても師匠の作ったISって常識に囚われてないよね?」
「ふふふ、ブァカ者がァアアアア私の科学は世界一チイイイイ!!」
束の質問に対して女性はキャラ崩壊しながら叫んだ。
それに対して二人はどうしたらいいのか分からずおろおろし始めた。
「ど、どうしましょう束様!?」
「う、うろたえるんじゃないッ!科学者はうろたえないッ!!」
そう言っていると女性が元に戻った。
「あら?私は何をしていたのかな?」
女性が戻ったので二人は慌てて声を掛けた。
「師、師匠!?今日は帰って休まれた方が良いよ!?」
「そ、そうですよ。帰ってゆっくり寝てください!?」
「そ、そうかい、わかったよ。今日はゆっくりと休む事にするよ・・・」
二人の剣幕に女性は動揺しながら答え、この場から消えたのだった。
それを見て二人はため息を吐き、思った・・・・・・
『普段落ち着いている人ほどストレスがたまりやすいのかもしれない』