あらから時間が経ち、一夏とセシリアが戦う時となった。
放課後の第3アリーナ。試合のルールはISの公式戦で使われているルールを用いる。
敵ISのシールドエネルギーを先にエンプティーにさせるか、降参するか、で勝敗が決まる。
制限時間は無し。
それを戦う事が決まった日に聞いた一夏は“甘い決まり事だな”と思ったのだった。
IS学園第3アリーナAピット搬入口。そこの管制室には千冬と真耶が居り、発進口付近にはISスーツを着た一夏が立っていた。
カタパルト側のモニターに、蒼穹に青が混じったセシリアの専用機、ブルーティアーズの機体が映っていた。
右手に長大なスナイパーライフル、四つの突起が腰のリアスカートに付属され、左右の腰に一つずつの白い突起がある。
見るからに遠距離を得意としている様な機体ではあるが、一夏は近距離の為の武装を積んでいると考えている。
『そろそろ時間だ。織斑、機体の調子はどうだ?』
「問題ない、何時でも出る事ができるぞ」
全く緊張感を感じさせない風に一夏は出撃する時を待っていた。
『そうか、ではそろそろ出撃してもらう』
管制室からの千冬の声がスピーカーからピットに響く。
その言葉を聞き一夏は懐から自身のISの待機状態の短剣を取り出した。
「さて、行くとするか《偽りの仮面》よ」
その言葉と共に短剣が光り出して一夏を包み込んだ。
光が止んだ後には、ISを纏った一夏が立っていた。
その姿は着物の様な装甲を纏っており、その周りを色々な種類の仮面が漂っている。
そして頭には鬼の仮面を被っていた。
一夏はカタパルトに乗った。
「では、織斑一夏出るぞ」
その言葉と共にアリーナへと出て行った。
☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・・・
「意外と遅かったね織斑君?」
「・・・発進口で色々と有ったのだよ」
その様な事を話していると開始のチャイムが鳴った。
それと同時にセシリアはスターライトmkⅢを構え、一夏に向かって放った。
それに対して一夏は身体を少しずらす事で回避した。
「行き成りじゃないか、セシリア・オルコットよ・・・」
「ふふふ、織斑君。勝負はね・・・・・・最終的に勝てば良かろうなのよ!!!!行きなさい!ブルーティアーズ!!」
その言葉と共に自身の機体の名前の由来でもあるビットを四つ飛ばした。
そしてセシリアは一夏に言い放った。
「さぁ、踊りなさい。私、セシリア・オルコットと ブルー・ティアーズの奏でる円舞曲で!!」
その言葉を聞き一夏は思った、『此奴・・・慢心しているな』と・・・・・・
そう思った一夏はため息を吐きながら言った。
「だったら俺は日本の仮面について教えてやる・・・」
その言葉と共に一夏の周りに浮かんでいる仮面の目の部分が怪しく輝いた。