代表決定戦が終わった夜・・・
セシリアは学校の屋上に向かって一人歩いていた。
その手には一枚の紙が握られていた。
その紙は一夏が試合が終わった直後にセシリアに渡した物である。
その紙には『今夜十二時に屋上に来たまえ』と書かれていた。
そして、屋上の扉を開けたセシリアの目に映ったのは一人の女性だった・・・
「やぁ、君がセシリア・オルコット君だね。待っていたよ」
その言葉にセシリアは疑問が生まれた。
「どうして私の名前を知っているんですか?」
その言葉聞き女性は顔に笑みを浮かべ、話した。
「それは簡単な事だよ。私は何でも知っている、それだけだよ」
そう言いながらセシリアの前の女性は自信満々の笑みを浮かべていた・・・・・・
☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・・・
試合が終わった直後の事・・・
一夏は懐から一枚の紙取り出して、それをセシリアに向かって投げた。
そしてセシリアはその紙を掴んだ。
「これは・・・何かな?」
「・・・・・・貴様が自分の状態を直したいと思うのならその場所に今夜来るがいい」
そう言うと一夏はセシリアをその場に残してピットへと戻って行った。
戻った一夏の目の前には自身が師と慕っている女性が立っていた。
「・・・これでよろしかったのですか、師よ?」
「あぁ、ご苦労だったね。後は私が何とかして置くよ・・・」
「・・・そうですか」
一夏は女性の返答を聞くと着替える為にその場を後にした。
どうやらあの紙は女性に頼まれてセシリアに渡したらしい・・・
そして女性もその場から一瞬の内に消えたのだった・・・・・・
☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・・・
さて、今回の結末を語るとしよう。
あの後セシリアは、彼女の手によって自身の事を解決した様だ。
後から聞いた話によると、自身の辛い過去、つまり思い出を切り離してもらう代わりに、自身の体重を無くしていた。簡単に言うと重みを無くしていたのだ。過去に経験していた辛い過去を、しがらみを切っていたのだ。
だが、セシリアはその重みを取り戻す事を選んだ。
その記憶の中にある親の記憶を、重みを取り戻したのだ。
まぁ、私織斑一夏には関係ないことだがな。
師の事だから報酬を要求するだろうけどな。
まぁ、オルコットの家はどうやら結構有名な家系みたいだからすぐに祓えるだろうがな・・・・・・
そして私はクラスの代表となった。
まぁ、私の実力と存在意義を周りの奴らに示すには丁度いいだろうから気にしない事にしよう。
問題があるとすれば、あの試合の後から私をセシリア・オルコットが付けてきている事ぐらいである。
まぁ、ほっておけばいずれ飽きるであろう。いや、飽きてもらいたいものだな・・・・・・