ダメ提督製造機(雷)が病み気味   作:鏡野桜月

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ああ、思ったより長くなっている。
二話で終わらなかった、だと・・・。

あと感想を参考にして、ダメ提督はそう簡単に会心はしてないという設定をつけたしました。
だれが改心させたのかは、まあ、多分本文読めばわかりますね。

それと今回はようやく病み部分が出てき始めています。



2話:ダメ提督が改心して一日目

一日目

 

 

 

 

「ん、ふああぁぁ。・・・もう朝ね」

 

私はわざと声を出して眠りきっていた脳みそを再起動し、上半身を起こした。

そして鳴り響いていた目覚まし時計を止め、布団から這い出した。

 

「っ、さむ」

 

思わず身を震わせながらも布団をたたむと、シャワーを浴びるために着替えとタオルと持ち出した。

最近ではどうしてもすぐに目が覚めなくて体がシャキッとしなくなってしまっている。

だからシャワーを浴びるようにしている。

それに提督にはいつもきれいな雷を見てほしいしね。

 

「ふう、まだ三人は寝ているわね。起こさないようにしないとね」

 

そう気持ちよさそうに寝ている姉妹たちを見下ろすと、扉の方に急いだ。

 

「っあ。・・・ふう、もう少しで転ぶところだったわ」

 

最近急に視界が揺らぐのよね。

寝起きだからかしら?

まあ、そんな自分の健康を気にしている暇はないわね。

 

 

 

・・・

 

 

 

「・・・雷は行ったかな」

「もう、電たちが気付かないわけないのです」

「今日で雷のあんな姿を見なくて済むのね。よかったわ」

 

 

「それにしても司令官を更生するのに丸一晩かかったのは予想外だった」

「共依存を直すのって時間がかかる物ね」

「でもちゃんとしようと司令官さんが思ったのって司令官さんが雷のことをちゃんと思ってるからだよね。・・・ちょっと羨ましいのです」

 

 

「にしても昨日の夜は地獄だったよ。司令官が早くわかってくれないせいで妹の闇を見た気がするよ」

「何のことなのです?」

 

 

「暁なんてあの後トイレを一人で行けなかったくらいだ」

「ちょ、なんでばらすのよ」

「司令官さんが早くわかってくれないのがいけないのです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふう、気持ちよかったわ。

すっかり目が覚めたわ。

さて、早く司令官さんを起こさないと。

 

「しーれーいかーん!おーきーなーさっ・・・あ、あれ?」

「お、雷か。今日も早いな。さて、今日も一日頑張っていくぞ」

 

あ、あれ、何で?

なんで司令官は起きてるの?

いっつも私が起こしに来ないと起きないのに・・・。

なのになんで今日は司令官は起きてるの?

 

「ん、雷、何ボーっとしてんだ。ほら、行くぞ」

「・・・え、あ、うん」

 

司令官は私の頭をポン、っとたたくと部屋から出ていってしまった。

おかしい、これはおかしい。

百歩譲って司令官が起きていることはまだいい。

でも起きているだけじゃなくて身だしなみもちゃんとしてるなんて・・・。

こんなの普通じゃないわよ。

 

「ん、どうした雷。ほら、行くぞ」

「え、あ、わ、わかってるわよー」

 

私は司令官に呼ばれて思考を中断させると司令官の元に走っていった。

・・・ま、まあ、たまには司令官も早起きしたくなるのかもしれないわね。

にしても、司令官の部屋に目覚まし時計が3個ほど増えてるのよね。

なんでかしら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あれ、司令官?何をしているの?」

 

司令官はいつもと違う事をしていた。

 

「ん、ああ、デイリーだよ。もうすぐ終わるから心配はいらないよ」

「え、いっつもそれは雷が・・・」

 

あ、あれ、何で?

もうすぐ終わるってことは、雷が執務室に来る前から初めていたってことなの?

そんなわけが・・・だってあの司令官よ!?

デイリーの任務なんてまともにやろうとしないのになんで今日に限って・・・。

・・・い、いや、たまたま早起きしたついでにやったに違いないわ。

そうよ、そうに決まってるわ!

 

「司令官、それじゃあ司令官はいつも通り机に置いてある分だけやればいいわ。あとは私に任せなさい!」

「あ、いや、雷はこっちをやっておいてくれ。そっちと机の上に置いてあるのは私がやるから」

 

そう言うと司令官は私のやろうとしていた書類の山を自分の机の上に置いた。

代わりに残されたのは司令官の三分の一もあるか怪しいくらいの紙束だった。

 

「え、し、司令官?これは・・・」

「ん、どうした?何か問題でもあったか?」

 

司令官はもう書類の山に手を出して作業をしながらこちらも見ずに言っていた。

・・・ど、どういう事なの、これは?

わ、私は夢でも見てるの?

 

「・・・も、問題も何も、司令官、そんな量、やり切れるの?」

「ん、何だ、そんなことか。やってできないことはない。まあ、見てろ」

 

本気の様ね。

いつもの倍くらいの量なのに・・・。

どうして、何で・・・。

 

「し、司令官、私がいるじゃない!」

「ん、ああ、そうだな。それだけやったら休憩でいいぞ」

「!?」

 

そんな、わたしが、いる、じゃない・・・。

なんで私にやらせてくれないの?頼ってくれないの?

・・・た、多分今日がたまたま、司令官はそう言う気分なだけなのよ

そう、そうに決まってるわ。

じゃ、じゃないと、こんなの・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「司令官、夕食の時間よ。私が司令官のために作って来てあげるから仕事は続けてていいわよ」

 

結局司令官は私に一度も頼ることなく、書類を片付けているけど、多分今日だけよね!そうよね!

今日だけたまたま、そう、たまたまなのよ。

それにまだ司令官のためにできることはあるわ。

ふふ、何を作ってあげようかしら。

やっぱり肉じゃが?

 

「ん、もうそんな時間か。雷、皆のところで食べに行こうか。昨日はできなかったからな」

「え、なんでなの、司令官。・・・あ、いや、何でもないわ。そ、そうね、艦隊のみんなと親睦を深めるのも大事だものね」

 

・・・そ、そうよね、他の艦娘とも仲を深めないと、だものね。

なんで私じゃナくてほカの娘ナノy・・・。

か、考えるのはやめましょ。

き、気のせいよ、そんなの。

今日だけたまたまよ。

そ、そんな日もあるわよね。

 

「そう言えば今日の当番は比叡だったわね」

「え゛」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「司令官、おやすみなさい」

「ああ、おやすみ。また明日も頼むな」

 

結局今日は何もできなかったわ。

で、でも逆に懲りたらこれで司令官は私のありがたみを再認識してくれたはずだわ。

そのはずよ。

なら、明日からはもっと私のことを大事に思ってくれるだろうし、これで明日からまた司令官の世話を焼けるわね。

・・・今日はもう寝ようかしら。

ふう、こんなことじゃあ体がなまっちゃうわ。

 

 

 

 

 




早いところ続きを上げたいと思います。
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