ダメ提督製造機(雷)が病み気味   作:鏡野桜月

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最初に思っていたより話が長くなってしまっていてちょっと驚いている作者です。
今回の内容は題名通りです。

それと詳しくはあとがきに書きましたけど、この作品のラストについてのアンケートを活動報告でしたいと思います。ご協力お願いします。


4話:病んだ雷

 

 

 

 

 

・・・ふう、私は雷に指示されたとおりのことを伝えると、そそくさと自室に戻った。

そこには雷を除いた響型・・・あ、いや、響はお姉ちゃんっぽいけど、暁が一番の上だったっけから暁型か。

の三人が待ち構えていた。

 

「司令官、指示通りにちゃんとやってくれたかい?」

「あ、ああ、ちゃんと一週間の休暇を与えたよ。半ば強引にな」

 

響の言う通り、雷は休みを故意に受け取ろうとしない。

いつも「司令官は私がいないとダメなんだから」といい、取らないのだ。

だから体を休めてもらうために無理にでも休んでもらうためにはこうするしかなかったらしい。

 

「まあ、休みさえ取れば後は私たちが何とかするわ。ローテーションで秘書官と雷の付き合いをしてあげるんだから」

「そ、そうなのです!だから司令官さんはなんも心配はいらないのです」

「そうか、それは頼もしいな」

 

ま、まあ、暁たちもそう言ってるんだし、大丈夫、なのかな?

・・・私が大丈夫かはわからないが、雷のため、一週間だけでも、な。

 

「それじゃあ、今日はもう遅いし、間宮の洋館を食べ終わったら早く寝ろよな」

「わー、流石司令官さん、太っ腹なのです」

「これは、興奮する」

「あ、ありがと、お礼はちゃんと言えるし」

 

よしよし、可愛いなぁ。

しかし、この娘たちのおかげだな。

私には母親という存在がない。

生まれてすぐに死んでしまったからだ。

それがに雷に甘え過ぎていたようだ。

雷に無理をさせていたというのにな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんデ、ナノ。

司令官はなんで私に・・・。

その先を考えようとした時、今まで感じたことのない感情が宿った。

それは黒く、理性はそれをいけないと、それ以上は考えてはいけないと訴えていた。

だけど、それに浸かってしまえばとても楽になれるような、そんな感じだった。

・・・い、いや、よく考えるのよ、私。

なんでかっていう理由を聞いてないじゃない。

それを聞くまではわからないわ。

そうよ、それにこんな感情は・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうと分かれば善は急げ、司令官は今は執務室にいるはずだわ。

自分の休みの理由を聞くだけだし、不自然なことはないから大丈夫よね。

ん、あれ、何故か司令官の部屋から話し声がするわ?

なんでかしら。

それにこの声・・・。

覗いてはいけないと思った。

覗いたら何かが、自分の中の何かが壊れてしまいそうだと思ったからだ。

だけど、覗いてしまった。

 

そこには、私以外の第六駆逐隊のみんなが間宮の洋館を食べながら司令官と楽しそうに話していた。

それを見た瞬間私はその場から逃げ出してしまった。

そしてその時確実に私の中でドス黒い感情が生まれていた。

 

 

 

 

 

~~~~~

 

 

 

 

 

司令官、なんで、なんでなの?

私はもうイラナイの?

で、でも司令官がそんなことを・・・。

じゃ、じゃあ、電たちが?

・・・い、雷たちが、そ、そんなことを・・・・・・。

 

 

 

 

 

~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雷に休日を与えてもう五日もたった。

その間の秘書官は他の第六駆逐隊のみんながやってくれた。

というか、雷なしでも艦隊を回すために関しさえていたという方が正解だろう。

何せ休みを与える前二日の仕事は雷に見せる前に数を減らしていたおかげでこの雷が休みの一週間に上乗せされていたのだ。

それと他の艦娘は雷が秘書艦で無くなったのを不思議そうにしていたが、そのたびに臨時の秘書艦である電、響、暁が説明をした。

そうすると大体の娘はそれ以上何も聞いてこなかった。

ところで今日の秘書艦は暁なのだが、何やら鎮守府内で事故があったらしく、見に行っている。

何でも陸奥の艤装が爆発したとかなんとか。

そんな伝達が来たのだと。

 

-トントン、トントン

 

ん、ノック音?

 

「入っていいぞ。暁か?どうだっt・・・!?」

 

私は目を疑った。

なぜなら、俯いてはいて顔が見えないものの、入ってきたのは暁でなく、一週間の長期休暇を与え、他の第六駆逐隊の娘たちが内地に出かけていると言っていた筈の雷だったからだ。

おかしい、今日、この時間に、この場所に雷はいないはずなのだが・・・。

 

「司令官、私がいるじゃない!」

 

雷が顔を上げてこっちを向いた瞬間私の動きは止まった。

なぜここにいるのかを聞こうとした口は開きっぱなしになってしまっていた。

 

「司令官、ちょっとだけ眠ってね?」

 

そう言って雷は何かを取り出した。

そして、それ以降の記憶はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・こ、ここは?」

 

そして、次に意識が戻った時に初めて見たのは、見たこともない天井だった。

 

「あ、司令官、起きたのね」

「・・・いか、づち?」

 

雷が私の顔を覗き込んだ。

そして、私は気付いた。

私の体がベットに拘束されているという事に。

身動き一つとれないのだ。

 

「っ、い、雷、これはどういう事だ!!」

 

思わずそう叫んだ。

つもりだったのだが、今の状況と、そして雷の放っている何とも言えない雰囲気のせいで声が震えてしまった。

 

「司令官、震えちゃって、どうしちゃったの?」

 

そのおかげで雷はこういう始末だ。

情けないとは思うが、状況が状況だから仕方がないだろう。

しかし、ここがどこで、何でこうなっているかがわからないのは問題だ。

 

「い、雷、こ、ここはどこなんだ?」

「司令官、何も心配いらないわ。司令官の世話はすべて私がやってあげるんだから」

 

雷は質問に答えなかった。

その代わりに私としてはうれしいが、怖い、そんなセリフを口にした。

 

「い、雷、説明してくれ、どういう事なんだ?」

「司令官が知りたいなら何でも教えてあげるわ。何でも聞いてちょうだい」

 

雷は待っていたといわんばかりの反応だった。

これだけだととてもいい状態なのだが、ある違和感気付いてしまった。

雷の目からハイライトが消え去っていたのだ。

そのため、質問しようとしていた口が閉じてしまった。

 

 

「あれ、どうしたの、司令官?」

 

司令官は何だかわからないけど、小刻みに震えている。

あれ、寒かったかな。

今度来るときはストーブも持ってこないと。

今は毛布ぐらいしかないわね。

 

「寒かったのね、司令官。ほら、毛布を掛けてあげるわ」

 

あれ、首を振ってる?

違ったのかしら。

 

「雷、お前はこういう事をする娘じゃなかったはずだ。なんでこんなことをするんだ!」

 

司令官は絞る出すような声を出していった。

司令官は何を怖がってるの?

何があっても私がいるから大丈夫じゃない。

それにわたしはこんなことをする娘じゃなかったって?

そうね、そうだったわね。

それじゃあ司令官にはいろいろと説明してあげないといけないわね。

 

「私がなんでこんなことをするのかって?そんなの決まってるじゃない。私が司令官のお世話をするためよ。司令官はもう私なしに生きていけないのよ」

「・・・おまえ、何を・・・・・・」

 

ふふ、もう司令官は私だけの司令官。

そして私も司令官だけの雷。

ふふ、ふふふ、これからの司令官との生活を考えただけでゾクゾクするわ。

まずは司令官に私のことを知ってもらって、私も司令官のすべてを知るわ。

 

「もうこれからは私は司令官のために・・・司令官ノタメダケ尽クスワ。ネ、司令官モ嬉シイデショ?モウコレカラハ司令官ハナァーンニモシナクテイイノヨ?ダッテ・・・」

 

次のセリフを言う前に、私はチラリと司令官の様子を窺った。

そしたら司令官はガタガタと震えていた。

震えるほどうれしいなんて、司令官もわかってるジャナイ。

 

 

 

「シレイカン、ワタシガイルジャナイ!」

 

 

 

私は満面な笑みで司令官に向けていった。

これからはずぅーっと、司令官には私だけだと思うと、何でもできそうだわ。

司令官の為なら、司令官ノ為ナラ、シレイカンノタメナラ・・・

 

 

 

 

 

 

 




続く・・・?


んー、今回でラストにしようか、まだ続けようか、悩みどころだなぁ。
一応続きは書き始めてるんだけど、ラストはbadかhappyか、決めかねるんだよなぁ。
いっそのことこれがラストっていう手もあるんだけど・・・。

というわけで前書きも書いた通り活動報告にてアンケートを行います。
ラストはこんな風がいいんじゃないか、などの要望は極力叶えるようにいたします。
そうでなくても、badか、happyか、そのどちらはでも結構です。
アンケートのご協力、お願いいたします。
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