艦これ&鋼鉄の咆哮【防空戦艦夜雨】〜夜空の防人と狩人〜   作:妖鵞夜雨

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ーーーーーーー作者の前書き的なアレーーーーーーーー

思いっきり初投稿から事故り、操作方法がわからずあたふたしまくった原因が取扱説明書を読んでない

か ら の

本文書き始めて1ヶ月以上立ってもまだ本文が半分書けてないというコンボをしてしまった妖鵞夜雨(ようがよさめ)です。


はい。上にも書きましたがこの作品が「初投稿」です。     
 



操作分かんねーし、小説はガンガン読む派だけど頑張って書いて慣れるぞー!!
書くぜーwww
超書くぜーーwww

と、言ってたら1ヶ月以上たってたぜ。やっちまった。



はい、今回は第0話的な立ち位置です。

いきなり1話に行っても良かったんですけどねw


 
ウォーシップガンナーツー ポータブル(以後wsg2pとする)のオープニング?デモンストレーション?第1話?が「演習から始まる」ということで、私もそれに習い無理やりこじつけの演習を作りましたw





とりあえず、各種設定とか、そのへんを



●世界情勢●

この世界では第二次世界大戦は発生していない。

第一次世界大戦は勃発したが連合国vs枢軸国の構図が維持されたまま泥沼化し1945年8月まで長引いて終結。

原因は枢軸国側や資源が無いと断定されていた国の領土、領海に大量の資源があったからだ。



戦争勃発直後、日本の沖ノ鳥島、南鳥島付近に大量の鉱石資源(レアメタル)と石油資源を発見。各企業がこぞって当時、最先端技術とお金をつぎ込み開発。その結果、先進国の中でもトップクラスの技術、経済大国となった。



1985年、ソビエト連合国、中華国など、アジアの一部の社会主義国が国家崩壊をおこす。

独立紛争や併合、対立を繰り返したが、国際平和維持組織「国際連合」が平和維持活動や和解活動を行った結果、ウィルキア連合国、北亜細亜大帝共和国、神冠帝国などの国ができた。

ウィルキア連合共和国ほか数国は超が付くほど国際的平和国だが、北亜細亜大帝共和国、神冠帝国など少なからずの国は反国際連合的であった。



2045年突如北亜細亜大帝共和国と神冠帝国、及びそれに属する国が沖縄諸島、竹島、ロシアの有する北方領土に侵攻。これに属する国を便宜上、反国際連合と呼ぶことにする。

日本はもちろん、米ロ欧アジア各国の国連加盟国は国連軍として反国際連合による沖縄侵攻、北方領土侵攻を迎撃および、上陸部隊の阻止。竹島と北方領土は一時的奪われるもののなんとか奪還に成功。しかし、最新鋭イージス艦や護衛ミサイル巡洋艦が数多く沈む事に。そんな中、期待の星として各国が新型重武装重装甲艦を建造配備および実戦投入。


かつて「長門型戦艦(栄光のビックセブン)」「大和型戦艦(規格外の巨艦)」を建造した日本も世論の支持を得てこの流れに乗り、水波型巡洋イージス戦艦を2隻建造。

しかし、反国際連合はこれに対抗する軍艦および水雷艇を複数建造。



国連加盟国は六花型戦艦、大洋級航空母艦、高速護衛艦、イージス戦艦など多数の軍艦を建造。

その中でも六花型戦艦は世界平和の目標と誓い、そして証として、世界各国の花の名前が付けられた。

例えば
米国……薔薇
日本……桜


などである。


しかし、国民の願いや国連軍の平和維持活動とは裏腹に戦況は泥沼化。
高性能艦が次々に生まれ、沈みを繰り返していく。

資源の少ない国は榴弾砲やミサイルで船上部の砲や艦橋を破壊し、鹵獲再利用する時の方が多いらしい。


半年後、反国際連合と国連軍が仮休戦条約をお互いに提示し戦争は一時中断したものの、お互いに「いつでも攻めれるぞ」といった武力による牽制の掛け合い「第二次冷戦」と発展する。


そんな中、ウィルキア連合国、アメリカ海軍と海兵隊、日本海軍・空軍・陸軍・有名企業が共同して開発した戦艦。それが春雨型防空戦艦である。

2番艦の夜雨は反米連合牽制のための空海軍合同演習に向かっているところである。


参加国

アメリカ 空母機動部隊×3、高速水雷戦隊、戦艦隊×2 
     からなるUS連合艦隊


ヨーロッパ諸国(英、独、仏、伊など15カ国)
      空母機動部隊、イージス艦隊、高速水雷戦艦隊
      からなるヨーロッパ連合艦隊

日本

春雨型防空戦艦  春雨、夜雨    計 2隻
葛城型榴弾戦艦  葛城       計 1隻
大祥型護衛軽空母 龍桜、瑞鳳、龍城 計 3隻

  イージス護衛艦         計 12隻
  型巡洋潜水艦          計 3隻


      からなる日本艦隊


中華鮮国 イージス艦隊、高速船艦隊、水雷艇隊
     からなる華鮮艦隊

南米、オセアニア諸国 
     イージス艦隊×3、高速水雷戦隊×2、鹵獲艦隊
      からなるオセアニア=南米艦隊

ロシア  戦艦隊、空母打撃艦隊×2、ミサイル巡洋艦隊、イージス艦隊、



で参加



場所はきっちり決めてないのですが、地図帳を見るなり何なりすれば大体の位置はわかると思います


 ーーーーーーーー




本編
0-1 〜始まりの時〜


 

 

 

 

「艦長、まもなく演習開始時間です。そしてUS連合艦隊からの電文と、演習海域の海図です。」

 

「ありがと。えーっと、海図分厚くない?」

 

「そりゃ、海域がかなり広いですから。しかし、この船を演習に引っ張り出すとは軍も使い方が荒いですね。」

 

「副長さん、そんな事言わないでくださいよ。他に参加できる船が無いんですから。」

 

 

たしか、それで国民から参加を反対されてたんだよね。

 

 

 

ちなみに、春雨型防空戦艦、2番艦の夜雨の艦長の私は17歳女性。戦争で男の人が少ないから、という理由ではなく私の才能が海軍と空軍と陸軍の長官3名に認められ、直々の推薦を貰ってしまったからだ。

 

一応、私よりも適任な方々が沢山いるので丁重にお断りしたのだが私が女性であるからかは知らないが、その発表があった次の日から周りの一部の男は陰湿な嫌がらせなどをするようになった。

 

それが鬱陶しかったので、机上海軍演習と実技空軍演習でそんな人達を片っ端からコテンパンにしてしまったのだが、その報告を聞いて陸海空軍長官は私を強く推薦したんだっけ。

 

まぁ、結果として夜雨の艦長になった。私じゃなくても適任者がいただろうに。

 

 

「艦長。気象観測班からの報告です。演習海域は大部分が晴れで、エリア南東のみ嵐です。波少し高めの模様。西風が吹いているものの影響はありません。」

 

「副長さんありがと。航空管理長さんと航空隊員。そして砲術長さんを呼んできて。料理班には戦闘時の揺れやに備えて料理器具の収納、固定の指示をお願い。」

 

「了解ー。」

 

パタパタと扉から出ていく副長。ところで副長さん、内線使わないの?とか考えていたら、航空隊員と整備をしていたのかところどころ油のついている作業服を着た航空管理長さんが来た。手にスパナを持っている。

 

「かんちょー、お呼びっスか。」

 

 

「航空管理長、また言葉がナマってますよ。」

 

 

「なまってねっスよ。いつもこれっスからw」

 

いや、ナマってるよ…。方言ではないと思う独特の喋り方の優しいけど厳しい航空機の番人と呼ばれる航空管理長さん。

 

「申し訳ない、遅れました。」

砲術長が慌てて駆け込んでくる。電車だったら駆け込み乗車は大変危険ですのでおやめ下さいと言われるレベルだろうか。

 

 

「はい、全員揃いましたね。では、軽めの作戦会議を始めます。大本営からは………

 

………ということです。つまり、我々は艦隊ではなく、単艦で前に出て航空機およびミサイル攻撃を吸収および無効化する作戦ですね。」

 

 

「納得いかねーっスよ。なぜ我々だけ単艦で突っ込まなければならないんっスか。」

航空管理長が地団駄を踏む。どこまでも真っ直ぐで自分を曲げない、そんな航空管理長らしい意見だが、いつもどこか抜けている。そう、今回もだ。

 

「航空管理長、ここが重要な点よ。よく見て。」

私が指差したところに書かれていたのは

《独自の判断での行動、計画書の無視、破棄は可とする。そのかわり僚艦だけには最低でも通達はすること。》

 

こう書かれている。

つまり…

「要は最初っから無視してやるわよ、こんな作戦。」

 

「やっぱり艦長ならそうしますよね。」

副長、私の心を先読みしないで怖いから。

 

そして、唖然とする航空管理長、航空隊員、砲術長他CICに居る私と副長以外。

 

紙に書いてある作戦は誰がどう見ても抜け穴だらけで、理不尽で、もっといい作戦がいくらでも浮かぶような脳筋パッパラパーな特攻作戦と言っても過言ではないレベルの作戦だった。

 

だからこそ…

 

 

「異議は?」

 

「「「ありません!」」」

 

 

満場一致の作戦破棄決定が出る。内容が内容だったから仕方ないね。

 

「よろしい。なら、通信手、僚艦に通達。内容は《こんなパッパラパーな作戦案はハナっから無視してやる。》以上です。」

とか言いつつ大本営からの作戦が書かれた紙を丸めて投げ捨てた。

 

…………………………………………………………………………

 

 

 

「敵航空機軍A~C郡、まもなく射程圏内です!」

 

 

我々は大祥型護衛空母3隻を防空輪形陣の中心とし、最外縁部に対潜ヘリと潜水艦と、その内側にイージス艦を、護衛空母正面に榴弾戦艦葛城、後方左右に春雨型防空戦艦といった陣形だ。私は右方にいる。

 

どこかの圧倒的物量にものを言わせた防空輪形陣を使う国曰く、我が国よりもずっと堅固らしい。が、レーダーに補足された航空機は外縁のイージス艦をレーダーピケット艦としての空母艦載機による斬減攻撃を抜けてきた航空機だ。

 

相当な技量があるに違いない。

 

 

 

「艦隊対空戦闘よーい!旗艦葛城より目標指示!!右舷の目標A群に主砲を。弾種特殊気化砲弾!2番3番装填終わり次第逐次砲撃!射程に入り次第シーアロー!それを抜けてきたら127mmで叩き落として!正面上空重爆撃機群B群には1番と桜花改2機を!神電Ⅱは上空で待機してて!取り舵5!」

 

大量の煙を吐いて放たれるシーアロー。それを吹き飛ばすかのように放たれる127mm砲弾と主砲弾。眩い閃光を放つレーザー。

 

CICから次々に目標指示と各武装の役割を与えていく。意外と頭を使うんだよな、これ。

 

「砲術長!「A群32機全機撃墜判定!!」

 

「報告遅れてるわよ!シースパロー、シーアローはA群の残り6機に!発射!!」

 

「了解、てぇー!」

 

煙に包まれる。そしてまた吹き飛ばすかのように放たれる主砲。

 

「航空管理長!どうなってるの?」

 

「C群交戦中っス!現状3機撃墜判定っス」

 

『新たなる目標 右前から接近中のミサイル 数43!』

 

「ロサ弾と右舷CIWSで対応!至近弾は超重力防御!」

 

「了解、CIWS自動迎撃!ロサ弾、てぇー!!」

 

A-10に積まれてるアベンジャー機関砲よりも大きな砲弾が爆音とともに超音速で飛んでいく。

 

そしてミサイルの手前で攪乱の羽(チャフ+フレア)の花がミサイルの前で開く。

 

 

ロサ弾とは、焼夷散弾散布ロケット(高温のマグネシウムと酸化鉄とアルミ複合粉末をばら撒く多連装ロケット)の事である。

 

酸化鉄、アルミ粉末のテルミット反応を利用した簡易和製チャフ+フレアディスペンサーもどき、と言うべきか。

 

この時代のミサイルはレーダー、赤外線+アクティブレーダー複合誘導装置で誘導されている。つまり、ロサ弾はいっぺんに両方の目を奪うことが可能なのだ。

 

 

「全弾迎撃成功!至近弾8!無傷です!」

 

「よし!」

 

思わずガッツポーズ。

 

「かんちょー、航空機隊を一旦戻しましょう。天気が悪くなってきてるっス。」

 

「気象観測班、気象台に連絡を。航空管理長、機体回収よろしく。」

 

「両方っス!航空機隊、戻ってきて欲しいっス!」

 

 

「応急修理班、今ので問題になった箇所の応急処置、応急修理をお願いします。弾薬補給も忘れずに、宜しくね。」

 

 

 

 

 

…………………………………………………………………………

 

 

 

 

『こちら航空管理長っス!全機帰還しましたっス。』

 

 

「第1艦橋天気観測員よりCICへ。日が落ちました。天候変更、霧嵐。風と嵐により波高しです。」

 

 

「CICより第1艦橋天気観測員および航海班へ。ここは演習海域南東じゃないのですか?」

 

『多分、嵐の進路が変わったんじゃないんですかね。気象台にもう一回問い合せて確認お願いしま……』

 

突然、レーダーにノイズが走り、真っ白になる。至近距離でのチャフか、もしくはウイルスか?

 

「レーダーロスト!!真っ白のまま戻りません!チャフではない模様!機械的故障の可能性あり!至急龍奈さん呼んでこい!!」

 

「ソナーも雑音すら拾いません!!こっちにも呼んで!!」

 

 

「そんな…艦橋員!外の様子を…『左舷後部、戦艦春雨急接近!衝突します!!総員何かにつかまれえぇぇぇ!!!』」

 

え、なんで、春雨って輪形陣反対側にいたはずじゃ……。

 

「取り舵いっ…」

 

ごいいいいんん!

 

 

 

急激に船が横殴りにされるような衝撃を受ける。立っていた私はその力になすすべもなく床に叩きつけらる。頭を打ったのか、電気が流れたような痺れが体を襲う。

 

 

「な……」

 

私は薄れゆく意識の中、確かにこう聴いた。

 

〈貴女だけでも…私達の…分も……生きて…向こう……の…私に……よろ……し…く…。〉

 

 

そして意識は深い闇に沈んだ。

 

 

 

 

 

 

 

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後書きは軽く流します。

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