艦これ&鋼鉄の咆哮【防空戦艦夜雨】〜夜空の防人と狩人〜   作:妖鵞夜雨

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ーーーーー作者の前書きーーーーーーーーーーー

タイムラインに書き溜めしてコピペからの貼り付けミス地獄から抜け出せません()

というか、他の作者様方は直接書き込んでるのかな?w

それともメモ帳かなんかに書いてるのかな?

ものすごく疑問なのです。

WEBページ直書きだと勝手にスクロールされたり勝手に変換を固定されたりとかして……


夜雨「取説読んだらスクロールOFFのやり方あるよ」

ヘアッ?!

夜雨「はぁ…これだからいつまでたってもジパングと紺碧の艦隊と艦これ(アニメとゲーム両方)とwsg2pとアルペジオと沈黙の艦隊を足して7ぐらいでしか割ったものにしかならないのよ…他アニメ入れたりして独自路線入れるとかしたらどうです?」


そ れ だ 。

夜雨「どうせテキトーにまぜこぜにした露骨なパクリスペクトですよね」


ギクッ


夜雨「ほらやっぱり。んじゃほっといて本編いくよ」




0-3 〜始まりと導きの船〜

とある深海棲艦side

〜()内に読みやすさのための文を補足します〜

 

 

「ダイイチジコウゲキタイ、ゼンキキカンシマシタ。ダイニジコウゲキタイゼンキハッカンカンリョウ。ゲンザイクウチュウシュウゴウカンリョウ。モクヒョウニムカイマス。モクヒョウ、クチク1ダラク」

(第1時攻撃隊、全機帰還しました。第二次攻撃隊全機発艦完了。現在空中集合完了、目標に向かいます。目標、駆逐1堕落)

 

 

「ソウカ。イッセキノクチクカンガダラクシタカ。トリアエズソイツヲツブセ」

(そうか。1隻の駆逐艦が堕落したか。とりあえずそいつを潰せ)

 

 

そう言いつつも、胸の中に拭えない不気味な不安がよぎる。

本来は戦艦2空母1軽巡2駆逐1に攻撃したはずだが、我々の攻撃を受けて損傷し、堕落した駆逐艦1隻以外はほぼ無傷で索敵圏から逃げられてしまった。

 

 

流石に大破駆逐艦たった1隻に6隻分の艦載機をぶつけるのは一種の八つ当たりみたいなものだろうか。

 

「サクテキキカラノツウシン!フメイキイッキカクニン。ミタコトガナ……ツウシントゼツ、ゲキツイサレマシタ」

(索敵機からの通信!不明機1機確認。見たことがな……通信途絶、撃墜されました)

 

 

「ナニゴトダ!ソ、ソンナバカナハナシガアルカ!」

(何事だ!そ、そんな馬鹿な話があるか!)

 

 

確かに索敵機は撃墜された。しかし、その母艦、通称軽空母へ級と呼ばれる軽空母はその姿を見ていた。

 

「アオクテプロペラノナイキタイダッタ……。」

(青くてプロペラのない機体だった……。)

 

「ネボケルナ!プロペラガナイキタイハソラヲトバナイハズダゾ!」

(寝ぼけるな!プロペラが無い機体は空を飛ばないはずだぞ!)

 

「マァマァ、ミマチガエッテコトモアル。」

(まぁまぁ、見間違えってこともある。)

 

各空母が自分の艦載機に一応念には念を入れよと通信を入れようとしたその時、突然通信機から悲鳴のような声が聞こえてレーダーから1機また1機と数を減らしていく

 

「ナニガオキタ!!」

(何が起きた!!)

 

『テキシュウウゥ!!!カズ1!!』

(敵襲!数1!)

かろうじて外縁部のリ級重巡洋艦がギリギリ目視で捉えられる距離。更に近いレーダーピケット艦のロ級駆逐艦、へ級軽巡や艦隊のレーダーでは余裕の距離だが何故かその機体は写らない。

 

 

 

『ヤツハハヤイゾ!!』

(奴は速いぞ!!)

 

 

『オチツイテネラエ!!』

(落ち着いてねらえ!)

 

『エンジンテイシ!オ、オチルウゥ!』

(エンジン停止!お、堕ちるぅ!)

 

『ウワァァァァァ!!』

 

 

「アイテハイッキダケダ!!センカイジヲネラエ!!」

(相手は1機だけだ!旋回時を狙え!)

 

「ヘンタイヲミツニセヨ!ヘンタイヲミツニセヨ!」

(編隊を密にせよ!編隊を密にせよ!)

 

その怒声虚しく輪形陣前方で集合、進軍していた攻撃隊が片っ端から撃ち抜かれ、翼をもがれ、炎上、爆散し空という晴れ舞台から消えていく。

 

「セントウキタイハドウシタノダ!ナニヲヤッテル!!」

(戦闘機隊はどうしたのだ!何をやってる!)

 

「スデニゼンメツシテマス!!」

(既に全滅してます!!)

 

隣にいる血の気のないヲ級の顔が真っ青になる

 

 

「オマエラオチツケ。ヤツノタマギレマデマテ。ソコデケッチャクダ」

(お前ら落ち着け。やつの弾切れまでまて。そこで決着だ。)

 

広がる了解の連鎖。普通の戦闘機なら弾は何時か尽きる。普通の戦闘機ならば。

 

1分、2分。時が経つのが物凄く遅い。その間にも1機、また1機と墜ちていく。

 

3分。普通の航空機ならとっくに弾は切れているはず。

 

4分。何故舞える。奴は一体……

 

「ワガコウクウキ、ゼンメツ!!ダイイチジコウゲキタイキカンブンシカアリマセン!!」

(我が航空機、全滅!第一次攻撃隊帰還機分しかありません!)

 

 

「ナン……ダト……」

 

悪魔。まさにその表現が正しいのか。プロペラが無く奇妙な甲高い音を吐き出し、音を置き去りにし、レーダーに映らず、見えない弾を無尽蔵にぶちまける青い悪魔。

 

そんな悪魔を相手にしてしまったのた。

 

マズイ……とてもマズイ……

 

そう直感的に感じ取っていた。このまま第一次攻撃隊の艦載機を全機空に上げて迎撃戦をさせてもさっきの一瞬でその行動が、艦載機が、すべて意味の無いガラクタと等しいものとされたからだ。

 

おまけ程度にレーダーピケット艦のロ級駆逐艦2隻とへ軽巡1隻を''銃撃''し、魚雷を誘爆させて沈めて帰っていったのだ。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

【凪沙side】

 

 

 

「なんで超旧式のレシプロ戦闘機しかいないのかしら」

 

ジェット機が1機も見当たらない。レシプロ機しかいないのだ。

 

ミサイル積んできた意味が無い。というか、対音速機やそれ以上の戦闘機用として作られた神電Ⅱと対レシプロ機戦用として作られたレシプロ機ではどちらが上かハッキリわかるであろう。

 

ミサイルは超高額なお荷物でしかないのだ。

 

徹底した一撃離脱。

 

空という舞台から1機、また1機と蹴落としていく。

 

 

 

最後の1機を爆散させた所で母艦(夜雨)に通信を開いた。

 

 

 

 

「こちらナイトメア。ラビリンス聞こえます?どうぞ。」

 

 

『ラビリンスだ。どうした?』

 

「敵航空機がレシプロ戦闘機しかいないの。それも黒いからわからないけど、96艦戦やF2F、F4F、一番マシなのでも多分零戦21型と陸上攻撃機という大戦初期機体しかいないのよ」

 

 

『凪沙、それホント?』『まじかっスか。』

 

「嘘なんて言ってませんよ航空長。そして艦長は''見えてる''でしょ?」

 

 

『ああ。バレてたか。しっかり見てたよ。もっと捻って行った方が良かったかな。』

 

「はーい、以後気をつけまーす。とりあえず、戦果報告するね。敵意のある航空機全機撃墜。自機損害なし。パルスレーザーだけで対処した。SOS出してた駆逐艦は大破確定ね。大炎上してるけど魚雷は積んでなかったから誘爆はないと思う。多分パッと見だけど白露型かな。浮いてるだけでも奇跡レベルの損傷を負ってるわ。後ついで程度でレーダーピケット艦と思われる敵駆逐艦2隻と軽巡1隻を沈めてきた」

 

『了解、我が艦の防空圏内に入り次第帰投せよ。それまでは仮称白露型の航空援護をするように。以上』

 

「ラビリンス、ラジャー」

 

 

にしても、数はやけに多かったわね……正規空母6隻はいるのかな。

 

 

 

白露型駆逐艦の上空を超低速フライパス。一応その時に白露型に発光信号で敵ではないことのみ送る。

 

操縦桿を少し左に倒し反時計回りで上空待機する機動に神電Ⅱを乗せた。

 

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夜雨side

 

 

「にしても不思議ね。ナイトメアの報告と私の目で見た限りだけど、かなり旧い艦載機を使ってるなんて。副長、航空管理長、どう思う?」

 

「それしか存在しないか、それを出さざるおえない状況か、舐めてるか、ですね。」

 

「その三つしかないっスね。」

 

「本艦の主目標は、仮称白露型の鎮火後応急修理をして曳航、本海域の脱出です。神電Ⅱは一時帰投してもらって格納庫即発可能状態で格納庫待機し、万が一に対処する。その間はこの船のレーダーソナーで対潜対空哨戒をする。修理し終われば所属基地までさっさと引っ張ってこの海域から逃げるわよ。それでいいかしら」

 

 

「「「了解!」」」

 

 

「やることは沢山あるわ。一つずつ慌てず焦らず確実に。頼むわよ」

 

 

「よしお前らァ!聞いたかァ!俺達の出番だァ!!全員装備着用ォ!!点検急げェ!!」

 

「はーい修理するわよー」

 

「「「「「「了解ィ!!」」」」」」」

 

 

荒くれ男ども(※妖精女体化済み)と若干1名の普通の女性(龍奈)の声が跳ねる。

 

 

 

 

これは暫く荒れそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

「艦橋員!見える?」

 

『見えました!大破炎上する駆逐艦1!発光信号!我春雨救助を乞う!です!』

 

は、は、は、春雨?!駆逐艦になんでお姉ちゃんが?!?!

急いで助けなきゃ!

 

 

 

「こちらも発光信号で《我2番艦夜雨、鎮火と応急修理を実行す》と伝えて!」

 

「了解!」

 

CICが騒がしくなる。

 

「レーダーソナー効力最大!神電、桜花改即発待機!波を高くしないように減速15ノットまで!面舵7!春雨の右舷に付けて!鎮火班と応急修理班は左舷甲板待機!砲班は全ての砲を邪魔にならないように!鎮火班は甲板に放水!延焼防止を!」

 

了解の返事を待たずに矢継ぎ早に指示を出す。

「春雨の真横まで5!4!3!2!今!」

 

「機関一時停止!鎮火始め!応急修理班は炎と誘爆に気をつけながら応急修理!曳航準備は鎮火後で!私も甲板に行って手伝ってきます!副長あと頼んだ!」

 

「お、おい艦長?!」

 

そう言い残して副長の慌てる声を聞き流して全力ダッシュ。CIC艦橋を飛び出て階段を三段とばしでかけあがる。その途中に救急セットを持っていた衛生管理班の一人がいたのでひったくりそのまま逃走。ごめんね衛生管理班の人。

 

 

そして最後の分厚い装甲扉を蹴り開けて甲板に飛び出る。そのままの勢いで落下防止用鎖の上に着地、そしてそのまま洋上に跳躍(I can fly!!)する。そのまま重力の力を使い、春雨の艦橋部分にダイナミック着地(おじゃましま〜す)

 

そして血まみれで倒れてる女の娘を見て凍りついた。

 

 

「お姉ちゃん……?なんで駆逐艦に……」

 

思わずそう呟いてしまうほど自分の姉(1番艦)に姿が似ていた。差異としては服の細々とした部分と身長ぐらいか。

 

「お姉ちゃんしっかり!!(混乱)」

 

無意識にそう連呼しながら応急処置をしていった。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

応急修理班side

 

 

「角材7本急いでもってこい!!」

「電ノコの替えの刃持ってきてくれー!」

「ガス切れたぞ!ガス缶はどこだ!」

「これを使えばかもん!」

『敵潜水艦音聴知!距離25!方位3時から4時方向!数1』

「こちら副長。多目的ミサイル(ASROC-C)発射。撃沈せよ」

『了解、左舷から発射します』

「合金板4枚こっちに頼む!」

「消火班こっちに水まいて!!」

「バーナー持ってこい!」

「操鑑!傾斜してるからすくい上げるように持ち上げろ!!」

『了解、両舷注水2トン!さらに右舷注水2分の1トン!そのままバウスラスターで横移動!潜り込んだら両舷排水4分の1トン!!ゆっくり浮き上がれ!』

「合金板24枚持ってこい!!艦首の穴塞ぐから!!」

「鎮火完了!曳航の用意しますー!」

 

了解と要求の合唱。潜水艦はその片手間程度で処理されたのに気がついた人は少なかったようだ。

 

「副長からの報告!艦長が春雨艦橋に飛び移り艦娘の手当をしています!この船は艦娘持ちです!」

 

「何?おいお前らァ丁寧にやれェ!!お嬢様の乗ってる船だぞォ!!完全に直せェ!!俺らの船でも出来るなら造作もないだろォ!!」

 

「「「「「おおー!!」」」」」

 

皆の返事を聞いて艦の方に振り返る。

 

「あとそこのお前!ついでにバーナーと溶接棒持ってこい!!あと金槌も!!みんな頑張ってるのに俺だけ見て指示出ししてるだけなのが納得いかねぇ!俺にもやらせろォ!!!」

 

 

甲板に居た応急修理班員が工具類と溶接棒の入ったカバンを俺に向かって放り投げる。右手を前に伸ばしそのまま紐の部分を掴み勢いを殺す。

そのまま床に置いて中から電動カッターを取り出し艦橋の一部をガリガリ削る。

 

そのまま床に置かれていたバーナーと合金板で削った部分を綺麗に直す。  

 

バリの部分は金ヤスリで引っかからないように削る。

 

艦船修理の鬼sは全身全霊をかけて春雨を直していった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

春雨side

 

頭が痛い……身体中が痛い……熱い……

 

意識が薄くなったり濃くなったりする中1隻の船と航空機が居る。最後の力を振り絞って救助を要請した。敵でも味方でも、損傷が酷く沈むであろうか。

 

そんなふわふわした夢の中から女の子の嗚咽で意識を引き戻された。

 

「……ぅ……っ……」

 

 

 

「お姉ちゃん!しっかりして!!」

 

 

あ、私は白露型5番艦の春雨です。白露型は8隻のはず……

 

妹たち3人は私のことをお姉ちゃんとは呼ばなかったはずですし。この方は誰なんでしょう……。

 

目を開ける。太陽が眩しい。顔をしかめながらゆっくり起き上がる。あれ、そんなに体が痛くない…修理してくれてるの…?

 

そんなことを考えていたら思いっきり私の胸に顔を埋めて泣きじゃくる女の娘が目の前にいる。

 

服装は確に白露型に似ていたが、全く違うものだった。

 

隣に見たことのない戦艦が居る。大和型戦艦よりも大きい戦艦。扶桑型戦艦や伊勢型戦艦と同じ砲の数だが、扶桑、伊勢型みたいな2 1  1 2ではなく3 3タイプである

 

 

それに見たことのないHの文字が付いている甲板。

 

私の船は……?

 

ゆっくり振り返ると見たことのない服を着た妖精が数人いた。

 

 

「報告!外装応急修理(完全洋上修理)完了」

 

「お疲れ様。エンジン部分はどうです?」

 

「龍奈さん達が今見てくれてます。龍奈さん、春雨の船に乗ると何故か気分悪くなってしまうみたいなので艦の甲板の上ですけどね」

 

「そうか、わかった。りゅなさーん!エンジン部分はどないですか〜!」

 

 

とか話をしている。

 

え、応急修理完了?完全修理の間違いでは…

 

というか、私の体内時計が間違ってなければ大破してから3時間も立ってない。応急女神は轟沈しないと発動しないし、何よりその装備は鎮守府側のミスで積んでない。なのに……。

 

 

その時夜雨のサイレンがけたたましく鳴り響いた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

夜雨side

 

 

「副長です。電探に感あり!空母6戦艦5巡洋6駆逐15…それ以上! 打撃艦隊です!攻撃機発艦準備中!航空機距離400!方位175!敵味方識別不可能!しかし方角は第一次攻撃隊及び第二次攻撃隊と思われる航空機が飛んできた方向と同じです!」

 

まずい、このまま春雨の機関始動を待っていたら確実にやられる。

 

 

ならば

 

「春雨に曳航索を急いで繋げて!応急修理班一部は春雨に残り修理調整!そして万が一に備えること!その他は撤収!機関始動!防空戦闘用意!神電Ⅱの装備を多目的ミサイルに交換後発艦せよ!アビスは飛行甲板待機!桜花改は距離200で発艦!春雨ちゃん、あなたの所属基地はどこ?」

 

混乱した頭は何故か正常な判断を下す。お姉ちゃんと一緒の所属だったはずなのに。

 

「え、えっと…パラオ第二鎮守府です。あと聞いたことない言葉が…」

 

「その件は引っ張りながら話すわね。とりあえず、そこまでの海図と地図ある?あるなら貸して欲しい」

 

「え、えっと…艦橋の海図用本棚左のほう、です。でも私なんか置いていって下さい……足でまといですし」

 

 

「そんなさみしい事言わないで…あなたを無傷で連れていくわ。大丈夫、防空戦艦を甘く見ないでよ。ね、お姉ち……ゲフンゲフン何でもないデス…」

 

やっぱりお姉ちゃんによく似てるから姿がかぶる…ここでようやく私の混乱が溶けてきて正常に動き始める。

 

「艦長!曳航索取り付け完了!いつでも引っ張れますよ」

 

「ありがとう、微速前進!無傷で春雨を送りおどけるわよ!速力61knotまでゆっくり増速!進路このまま直進!」

 

 

ろ、61knot?!とか驚愕の声をちらほら聞いたがガン無視して私のCICに急いで戻る。

 

大和型よりも大きな船体がゆっくりとしかし着実に急加速して曳航索が軋みながら1隻の駆逐艦を引っ張っていった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

????side

 

 

我々が全力攻撃した駆逐艦が3時間足らずで無傷状態になり引っ張られて離脱しようとしているらしい。あの戦艦といい、青い航空機といい、奴らはは何者なんだ……

 

第1時攻撃隊の稼働機全部を飛ばしてどこまで削れるかが勝負になる。いや、航空機に蹴落とされて無傷で切り抜けられる可能性の方が高いかもしれない。

 

それでも……

 

『ミカクニンコウクウキガチョクエンキノモヨウ!カズ1!レイノアオイキタイデス!』

(未確認航空機が直掩機の模様!数1!例の青い機体です!)

 

 

「ココロシテカカレ!セントウキタイガユウセンシテコウゲキセヨ」

(心してかかれ!戦闘機隊が優先して攻撃せよ)

 

たった1機。しかも例の青い意味不明な航空機。こいつはガン無視するしかない。多少の損害は出るかもしれないが勝てるだろう。

 

そして母艦は戦艦。

 

そう、普通の戦艦なら良くて最高速度は30knotチョイ。仮に即最高速まで加速したとしても会敵から戦闘まで弾薬には余裕がある。燃料は心細いけどギリギリ帰り分まで足りる。

 

この勝負、貰った。

 

そう必勝の笑みを浮かべていた。

 




深海棲艦がカタカナ固定なのはいいんですけど、すごく読みにくいのでフリガナか読みやすい枠をこう、ね(紙を挟むモーション)



夜雨「てことで次回、またもや未定!」


ガン無視酷っ!

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