艦これ&鋼鉄の咆哮【防空戦艦夜雨】〜夜空の防人と狩人〜 作:妖鵞夜雨
ヌルキャッキャウフフとか書いたこと無いからこその挑戦をしてみました。
結構いい感じになったんじゃないかな?
R18にならないようにギリギリまで詰めることは極力せずにゆとりを持ってっと。
【少しえっちぃです】
無理な方はブラウザバック推奨します
夜雨「んな事書いてる暇があるなら早く書け。書き溜めはよ」
/(^o^)\さーせん
姉提督side
「おー、凄く快適ね〜。こんな船が深海棲艦を一方的に殴り倒したなんて信じられない。」
私は防空戦艦夜雨を一通り見て回るために夜雨と春雨と由良と瑞鳳と5人で艦内に入っていた。
弟提督?提督室で書類作業を押し付けて来たった((
しかし、ものすごく広い割に物凄く快適なのである。
なんせ冷暖房完備かつエレベーター付きの過窒化オゾニウム+蒸留電解式循環濾過処理装置により水が使い放題。
海水が燃料という核融合原子炉により電気も使い放題。
内装は大和型戦艦には劣るもののかなり高い水準となっている。
お風呂はこだわりのヒノキ風呂。部屋は二人部屋だがシャワールーム完備。食堂と簡易的な娯楽室まで完備。
なんだこの戦艦は…。
あ、ちなみに過窒化オゾニウムというのは 窒素を水に過剰投入し、高音高圧の下でオゾンと触媒で反応させた液体のことです。
人体に完全無害である他、沸騰させると体積が水だけ沸騰させるより数倍膨張するそうだ。消火液としても優秀だが密室はNG。
沸点は窒素を溶かす量によって変わるらしい。
「この分厚い扉の向こう側がエンジンルームです。今は止めているので立ち入りはできますが、稼働中は一切の立ち入りができなくなります。核融合反応の生成物である中性子が飛び交って危険ですので」
「……は?」
もうこれが何度目の疑問符&思考停止なのか数えられないぐらいにこの船はぶっ飛んでる。
「えとですね、海水中に含まれる水素と重水素と三重水素を超高温高圧下で……」
ちゃんと説明してくれているのだが、私の持ち合わせの知識ではさっぱりパーである。というか、やっとこさ大型安全原子炉が安定稼働し始めて国の電力不足が解消され始めてる時に、超短時間で燃料1gからタンクローリー5、60配分の石油燃料からできる電力を発生させる装置が目の前に存在している。
というか、この戦艦には規格外の電力供給能力があるのね。最悪停電した場合この娘を発電機の代わりにするのも手だけどそんな事態は極力避ける運用をしないといけないのね。
「……まぁ、これが8台全部合わせても急速前進等でフル稼働させると電力供給が追いつかないので初動用と発電用のガスタービンエンジンを2台ほど載せてます。完全に発電用なので推進力に使ってないから
「参った……もう説明は大丈夫。頭パンクしちゃう」
両手を上げて降参の合図をする。
私の頭でも理解はできるがぶっ飛びすぎてついていけない。
「次、航空機格納庫行きますね」
そう言って歩き出した夜雨を見失わないように走り書きのメモを取りながら小走りで追いかける。
ぶっちゃけ歩く速度に自信がある私よりも歩くのが速い。
扉二つ抜けた所で真っ青な機体と無骨な2機とプロペラがありえない方向で付いたが出迎えてくれた。
普通に考えたら空を飛びそうもない物体が4つも置いてある。
「ここが航空機格納庫で奥からオートジャイロみたいなのが深淵、旧大日本帝国?でしたっけ?の震電みたいなのが桜花改、青い前進翼の機体が神電Ⅱです」
割と日本名。まぁ、他の世界とはいえ日本で造られたから当たり前か。
メモ帳にひたすら簡易的な説明を書き込んでいく。
「質問いくつか宜しいですか?」
「はい、好きなだけ聞いてください」
「なぜ春雨を助けたの?」
「愚問ですね。困っている人がいれば助けます。私が春雨型というのもありますけどね」
「それは我々に協力してくれるということかな?」
「少なくともあの気持ち悪い奴らに魚雷いきなり撃たれてますのでね。好意とは取れませんよ」
「そういえば、副砲どこですか?外見限りでは無かったのですが」
「積んでないですよ。そんな物。邪魔ですもん。重くてスペースを取る割には小型高速艦に追従できるほどの旋回速度が取れなくて、ね」
最早副砲嫌いかと思うような辛口回答。
私にはまだまだ聞きたいことが沢山あるので質問はまだまだ続いた。
新品のメモ帳が全て夜雨に関してで埋まってることに気がついたのと、由良、春雨、瑞鳳の全員が
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「長々と質問攻めごめんね?そういえばさっき夜雨ちゃんはデータ移し替えるとか言ってたけど何に移しかえるのかな?」
「あ、すっかり忘れてました。今からやります。そのついでに簡易工廠に案内しますね」
そう言って連れてこられた簡易工廠もまたぶっ飛んでた。
「えっと、この部屋が簡易工廠の''一部''となります」
「「「え、これで一部?!」」」
春雨と夜雨以外が声を揃えてそう言ってしまうレベルで広い、大きい。
そして簡易とは思えないほどの充実した機材がある。
「残りはこっちです」
そう言って隣の部屋に行くとパソコンが5~6台ほど置いてあるだけの部屋があった。
機材がある部屋と比べると案外こっちは少ないが重要度はこっちの方が上のようだ
「このパソコンを明石や夕張に見せた時の反応が楽しみですね。はい」
「確かに気になるわね」
「「特に由良さんは夕張の方が、でしょ♪(はい♪)」」
「貴方達ねー///」
(春由良キマシターw)
瑞鳳と春雨がニヤニヤしながら便乗して由良をいじる。
対する由良は耳まで真っ赤にしながら反論するが、見ていて可愛い程度の反論しか出来ていない。
瑞由良もありだな。うん。
「え、えと、とりあえず、さっさと済ませますね」
夜雨はワイワイやってる3人とキマシタワーしてる私を尻目に作業を進めている。
というか、進行速度はやっ。
「ちなみにそのPCの性能はどれぐらいなの?」
ワイワイやってた由良が聞く。絶対夕張に作らせるつもりだ。
目つきが違う。
「えーっと
「なんですかその未知数単位……」
由良と瑞鳳が固まる。春雨に関してはもう何を言っているのかわからなさそうだ。
「1PBが多分1,125,899,906,842,624(約1,126兆)バイトかな?なのでそれの4倍以上です」
「夜雨ちゃん、それ余計悪化したわね。えっと、提督室のデスクトップパソコンはわかるでしょ?いつも私が使ってる。アレが1テラバイトってのはわかるよね?単純計算でアレの1,024倍の記憶量があるのよ」
「「「は?」」」
3人が再びフリーズ。
「要は物凄く頭のいいパソコンってことです」
「最初からそう言えば良かったのでは?」
「そうでしたね。ごめんなさい」
移し替えと四つに増やすことは五分足らずで終わってしまった。
と言うより【データを吸い出すだけに3分もかかってる】と考えると恐ろしい。
「由良さんが言ってた夕張さんていう人、ってこういうの好きなの?」
「え、えと、は、はい大好きです。その……できれば…ですけど…私専用のも含めて2台分…欲しいです」
何故か由良の顔がほんのり赤色に染まっている。由良ってこういうのに強い人が好きなのかな。そしてさり気なくか頂戴アピール。
「私も欲しいです、はい!」
「私も欲しい〜」
春雨と瑞鳳がずるい、私も欲しいアピールをする。
「あー、3人とも待って待って。姉提督さん?所属艦娘って何人います?」
「故障や破損、不調機もあるかもしれないので同じ型番のを300作れば足りるはず。余った分はストックすれば大丈夫よ」
「了解、300か。後で作らせておきますね」
その後約1時間ちょいで全員に行き渡る分の未来型端末が出来て鎮守府の皆が
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夜雨side
提督に連れられて鎮守府案内と遅めの晩ご飯を済ませた私は艦娘用大浴場に来ている。
ちなみに私用の艤装と端末は妖精さんが作ってくれてる感じになります。
さっきの一悶着……食堂でご飯を食べていた時、龍驤というフラッシュデッキと呼ばれるタイプのフラットトップ甲板、通称【フルフラット飛行甲板】の美しい娘と千歳、千代田という水上機+甲標的母艦のムチムチ姉妹が胸のサイズで口喧嘩(?)をしていた。
その時、鈴谷というギャル系重巡洋艦や青葉という名前の記者系重巡洋艦他の艦娘が悪ノリで周りを巻き込み始め、遂に私まで空母だけに爆撃ゲフンゲフン。
巻き込まれてしまったこと……を思い出す。
(私も、もう少し大きな胸が欲しかったな……)
一般の人と比べてかなり控えめな胸のラインを視線でなでながら風呂への扉をくぐる。
「おお、広い」
お風呂はかなり広い。露天風呂や檜風呂、松風呂、岩盤浴、ヨーロッパ仕様の湯船、サウナまである超豪華仕様だ。
軽く見渡したところ私以外居ないようだ。
(割とお風呂はすいてたら嬉しいよね〜)
そう思いつ、つかけ湯をしてたらいきなり
「そうね。割とすいてるわよ〜ふふ♪」
とか真後ろ耳元で囁かれてみてくださいよ。普通の人なら心臓止まりますよ鹿島さん。
「ビックリしちゃった?♪」
「いえ、気がついてました。振り返った方が良かったですか?」
「そこは素直に驚いて欲しかったかな?んふふ♪」
私はため息をつきつつ檜風呂の湯船に浸かる。日本に住んでいるなら多分1度ぐらいは浸かったことあるんじ
ザバァ…お湯が少し溢れて床を濡らす。お風呂に浸かった事がある人はわかるであろう、至福のひとときが始まる。
(ここの所属の艦娘はこんなお風呂に毎日入れるのかー……)
「そういえば夜雨ちゃん、明日演習なんでしょ?艤装修理調整間に合いそう?」
「うちの妖精さんに後で聞いておきます。慣らしの時間は流石に無さそうですけど、ぎりぎり間に合うんじゃないかな」
「てことは、私たちの鎮守府の最強艦隊とやりあうのよね?どう?勝てそう?」
「艦隊編成は見ました。もしそのままの状態で明日の演習に出てくるとしたらルールにもよりますけど、全員大破轟沈判定で終わりますね。もちろん私は無傷で」
「そう簡単に終わらないかもよ?というより、あなたの兵装は35.6cm連装砲と長12.7cm高角砲と35mm6砲身バルカン砲、そして艦載機4機と少し速い程度の脚だけ。実質、艦載機しか脅威にされてないわね」
うわ、私の想定カタログスペックがおかしい。
流石に速力や高性能レーダーやAGSや光学兵器、ミサイルの存在を公開してないためか、こうなるのは仕方ないとは思うが。
「まぁ、そうですね。鹿島さん、体洗ってきます」
無難な返事を返して話を切り上げる
(でも、αレーザーには気が付かないと思うけど、流石にミサイルハッチやAGS砲塔には気がつくはずだよね……そもそも、そういうのが存在しない感じなのかな)
「よーるーさーめーちゃん♪」
鹿島の豊かな二つの丘が背中に押し当てられる。そして耳元で囁かれるねっとりとした声。気配を消していつの間に移動してきたの?!というか、考え事をしていた頭で気がつくはずもなく
「ひゃぃいっ?!」
思わず変な声を出して返事をしてしまう。
「突然だけど……耳元で囁かれるのは……好き?♡」
耳元で優しく囁かれる。
独特の感覚に体が震え力が少し抜けたその一瞬を鹿島は見逃さず、手に持ていた体を洗うタオルを奪われる。
「頭洗うから目を閉じてくださいね、はい♪」
「私も体洗いますね〜」
気がついたら春雨が頭を、鹿島が背中を、
もうここまで来たら抗うことが出来ないので大人しく抵抗するのを放棄することにした。
「さっきの胸の話結構グサッてきたでしょ?ふふふ♪」
(ば、バレてるし……)
「胸はそのうち育ちますよ」
「阿武隈も地味に被弾してたよね」
「お姉ちゃんそれは違いますー!」
「明日の演習、頑張ってください、はい♪」
抵抗を放棄したのが不味かったのだろうか。
風呂から上がると半ば強制的に髪の毛や体を拭かれてる私がいた。というか、自分でもできるのに「させて欲しいです♪(はい♪)(うふふ♪)」と強く言われると断れない私も悪いのだが。
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脱衣場から出る頃には誰かに抱かれてしか立つことすらできないぐらい、情けなく力の抜けた状態で思考のとろけた私が出来上がっていた。
(長風呂をしすぎて少しのぼせてしまった……)
「夜雨ちゃん?のぼせちゃったの?」
「そうみたいですね。担いでいきましょうか」
「了解です。はい♪」
幸いにも一緒にお風呂に入ってた
由良、瑞鳳、春雨、阿武隈、鹿島が文字通り担いで部屋に連れて帰ってきてくれたので風邪を引くということは無かった。
そして、姉提督にこの光景を見られて自動的に同室にされた。
(というか、同室ってことは毎日される可能性があるってことですよね…)
「ふにゅ…重かったです、はい…」
「あら、やりすぎちゃったかしら。ごめんね?」
「んふふ〜♪」
さっきのお詫びとか言って瑞鳳に耳かきをしてもらっている。
普通に上手い。的確に気持ちいいところをコリコリ耳かきでかいてくる。
「痛くないですか〜?」とか耳元で囁かれたらわかると思う。
どんどん思考が止まっていく。そして思考が完全に止まり本能に従うことしか出来なくなる。
とてつもなく眠いから寝るという本能。
「は〜い。お耳、綺麗になりました〜」
「オフトゥン…ネリュ…」
「え、ちょ。それ私のお布団ー!」
完全に電源の切れた私は先に敷かれていた瑞鳳のお布団に転がり込んで意識を夢の国へと滑り込ませる。
その後、阿武隈と由良の
「ここはみんなで平等に一緒の布団で寝ませんか?」
という提案で普段ベットの鹿島や春雨も同じ布団で…とはならず、流石に入り切らないということを見越して3人分の布団を横並びにしてみんなが私に抱きついて寝た、という事に翌朝まで私は気が付かなかったようだ。
いやー、ヌルキャッキャウフフって難しいですよね!
遅くなってしまった。スマヌ。
艦娘は所属する鎮守府ごとに少しずつ違います。
例えば右利き、左利きの違い、○○が得意、△△が苦手、アクセサリーが違う、等です。
提督姉弟も大変ですねw
次回!安定の未定!予定なんてなかったんや!