今回はAAは関わりないですし短いです!
「ふぁ~・・・・」
翌日、終は大きな欠伸をしながら学校に向かっていた。時刻的には急がなくては遅刻する時間だが、終は特に急ぐことなく歩いていた。
(どうせだったら一時間眼、サボるか・・・・)
と、学校が始まったばかりの学生が思わないことを普通に思っていた。
「・・・・ん?」
終は足を止めると振り返り、五感を研ぎ澄ました。もうスピードで走る自転車、それに乗った一人の男子生徒を目と耳で確認した終はその後ろを見てため息をついた。
「武偵殺し・・・・か」
男子生徒の乗っている自転車を追いかける無人のUZI付きのセグウェイを見た終は自分の愛銃、トーラス・レイジングブルでセグウェイを撃つと、銃弾はタイヤとUZIに当たり派手な音を立てて、セグウェイは壊れた。
「一丁上がり・・・・」
終は銃をホルスターに仕舞うとそのまま勢いで通りすぎた自転車のサドルを終は横目で見て、溜め息をついた。
「あれだったら、車は吹っ飛ぶな・・・・」
終はサドルについていた爆弾を冷静に確認し、自転車を追いかける。普通なら追い付かないが、終は普通ではなかった。
「おい! そこのあんた」
「なっ!?」
終が自転車に追い付くと、自転車に乗っている男子生徒は目を見開いた。普通なら走って追い付くスピードでないが、隣を走る終は平然とした様子で追い付いていた。
「何だか面白そうな鬼ごっこだな。俺も混ぜてもらっても良いか?」
「お、お前・・・・鬼ごっこ、じゃ・・・・ねぇッ!!」
男子生徒、遠山キンジは息切れしながらも終に言うと、終は返事をせずに後ろを見る。キンジもつられて後ろを見ると二台の無人UZIが追ってきていた。
「へぇ~、二台だけか・・・・舐められたもんだな」
終はすぅーっと眼を細めて、腰に指してある黒鉄を掴もうとしたが、キンジが上を見たのを見て終も上を見上げると女子寮の屋上に立っている人物を見て終はため息をついた。
(関わりたくねぇのに、何でこうなる・・・・神崎・H・アリア・・・・)
終は屋上に立っている人物、アリアだと気付くと運がないと思った。アリアはそんな終の気持ちとは逆に屋上から飛び降りた。
「そこの二人! さっさと頭下げなさい!!」
アリアに言われ、キンジと終が頭を下げると発砲音の後にセグウェイのタイヤがパンクし、転倒した。アリアはそのままパラグライダーを展開するとUターンして終達の方に向かってきた。
「来るな! このチャリには・・・・」
「バカ! 武偵憲章一条『仲間を信じ、仲間を助けよ』・・・・行くわよ!」
そのまま向かってきたアリアを見た終は、アリアと接触する前に頭を下げキンジとアリアが抱き合う形になり、キンジの体が自転車から離れた瞬間、終は自転車を蹴り飛ばした。
ドカァァァァァァァァンッッッ!!!!!!!!!!
自転車が爆発すると三人とも爆風に飛ばされ、キンジとアリアは体育倉庫の中に飛ばされ、終は空中で体制を建て直した後、地面に着地した。
「はぁ、面倒になったからサボるか・・・・」
終はため息をついた後、自身に向かってくる音に気付いた。
「音的に、十台か・・・・さっさと終わらせるか」
終の背後からUZI付きのセグウェイが向かってくるが終は慌てる様子もなく、黒鉄を抜くと振り向くと同時にセグウェイ二台を斬る。
「この程度で何とか出来ると思われてんなら・・・・舐められたもんだ」
終の目付きが鋭くなり流れ作業のようにセグウェイを一台一台、斬っていく。UZIから放たれた弾も避けるか斬るかして防ぎ、数十秒ですべてのセグウェイを破壊し終えた。
「武偵殺し、か。喧嘩売ったんだったら、覚悟しとけよ・・・・」
終は黒鉄を鞘に納めるとそのまま、歩き出した。キンジ達が体育倉庫から出てきたのはその後だった。
次回はあかりと終を本格的に関わらせていきます!
次回をお楽しみに!