この小説を覚えてる人っているのかな~っと不安になる自分。
そして一言・・・・遅くてすいませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!←ジャンピング土下座
夕方、武偵高の校舎から出てくる生徒を終は木の枝に座り、林檎をかじりながら眺めていた。結局、終は一時間目をサボり説教を受けて、その日の授業が終わると同時に終はこの場所に来ていた。
「・・・・」
終は無言で林檎をかじり下を通る生徒達を見ていた。楽しそうに話す生徒達と終の間に壁があるみたいに違っていた。
「・・・・結局、こうなんだよな」
終はどこか諦めたように、そして悲しそうに呟き林檎をかじる。不意に、下を見ればアリアとあかりが並んで歩いていた。
「間宮あかりと、神崎・H・アリア。はぁ・・・・流石にもう関わらねぇぞ」
そう言って、林檎をかじろうと口元まで持ってくるが、手が滑り林檎が落ちて、偶然にもあかりの頭に当たった。
「いったぁー!!」
「・・・・林檎?」
あかりは林檎が当たったところを抑え、アリアは落ちた林檎を拾い、上を見上げた。
「・・・・呪われてんのか? 俺・・・・」
木の上から移動しようとしていた終とアリアの目があった。
「・・・・何でこうなるんだか・・・・」
その後、終はため息をつきながらアリア、あかりと共に歩いていた。
「何でって、あんたも今朝の事に巻き込まれてたじゃない」
「あれってスリリングな鬼ごっこじゃなかったんですか?」
終は険しい表情で言うアリアに対して、表情変えずに答えるとアリアはため息をついた。
「どこにあんなにスリリングな鬼ごっこがあるのよ・・・・」
「ここ」
呆れたようにアリアが言えば、しれっと終は武偵高の校舎を指差した。
「ホント、あんた何なの?」
「世の中、知らなくていいこともあるぜ」
アリアが探るように聞けば、終はそれに対して僅かに殺気を出していた。
「えっと、スリリングな鬼ごっこって、どういう事ですか?」
重い空気の中、あかりはアリアに恐る恐る聞いた。
「今朝のチャリジャック、こいつも現場にいたのよ」
「えぇっ!?」
アリアが事実を言えば、あかりはそれに驚き終の方を見た。
「な、何で巻き込まれたの?」
「巻き込まれた前提で話すな。何となく、退屈しのぎだな」
「た、退屈しのぎって・・・・」
終の言葉を聞いたあかりとアリアは苦笑いするしかなかった。下手をしたら死ぬような出来事に退屈しのぎで首を突っ込んでいたからだ。
「下手したらあんた、大怪我じゃすまなかったわよ」
「そんときは俺がその程度だっただけ」
アリアの言ったことに対して終は素っ気なく返した。
「それは、Sランクとしての自信?」
「別に、そんなもんで動く訳じゃないですから」
終はそう答えると鋭い目付きになり、
「ただ、目的を果たすまで死ぬつもりないんで」
その言葉を聞いたあかりとアリアは、背筋に冷たいものを感じた。終がこれまでの会話の中で発した言葉の中で、特に冷たく、恐ろしい何かがあった。
「そ、その目的って・・・・?」
あかりが恐る恐る聞けば、終は頭をかいてため息を着いた。
「個人的な目的だ。わざわざ言うもんじゃないし」
「なら、その個人的な目的って、何なのよ」
終がはぐらかすと、アリアがそれについて聞いてきた。終は今日、何度目かのため息をついた。
「世の中、知らなくて良いこともあるって・・・・言ったけどなぁ」
「「!?」」
終は特に構えたりしてないが、今日一番の殺気を放ち、目は確実に殺すと言いたそうな目付きをしていた。あかりは無論、Sランクのアリアも恐怖した。下手に追求すれば、目の前の男なら確実に殺しに来ると確信した。
「なら、ここで。あぁ、間宮はまたクラスで顔、会わせるかもな」
あかりとアリアが見た終の後ろ姿は、何らただの男子高校生と変わらなかったが、アリアは終に対して警戒心を抱いた。
翌朝、終は机に突っ伏していた。
(やべぇ、つい反射的に殺気出しちまった。あれ絶対警戒されるじゃん。つかしてくださいって言ってるもんじゃん。どうするんだよ俺・・・・)
昨日のアリアとあかりに対する行動に終は激しく後悔していた。アリアにあまり関わりたくない終にとってあの行動は自ら関わりに行ったようなものだった。
「はぁ・・・・本当に、呪われてんのか?」
終はそう呟くと、色々と思い返してみた。過去に縁を切ったはずのイ・ウーのメンバーの接触され、武偵殺しの現場に遭遇、極めつけは昨日のアリアとの遭遇。確実に呪われてると終は考え始めた。
(まぁ、武偵殺しは自分で首突っ込んだけどな・・・・)
それを思い返し、再びため息をつく。
(だが、最後はまるで試されるみたいに来てたな・・・・実力を図るように・・・・)
その結論が終の中で出ると、終は小さく舌打ちをした。
(あの頃のようで、腹が立つ・・・・)
終は自分を試した武偵殺しの犯人と、過去の事に怒りを抱いていた。終自身、過去の事から試される事は腹立たしかった。
「はぁー・・・・」
「えっと、どうしたの? ため息ついて」
「あっ?」
終はため息をついてまた机に突っ伏すと、声をかけられてその方を見ると首をかしげているあかりがいた。
「特に・・・・って何で?」
「何でって、何が?」
「いや昨日の今日だぞ。普通に話し掛けるか?」
終はあかりが話し掛けたことに驚いていた。終は別れ際とは言え殺気を出した為、話し掛けられるとは思っていなかった。
「昨日は確かに驚いたけど・・・・折角同じクラスだし、何かの縁かなって」
そうあかりが答えると、終は少し唖然とした後に笑い出した。
「な、何で笑うの!?」
「いや、面白いなって」
「何それ・・・・」
終の答えにあかりは頬を膨らませると、丁度チャイムが鳴った。
「じゃ、また後で!」
そう言うとあかりは自分の席に向かった。終は先程の苛立ちが嘘のように無くなっていた。
(面白い奴だと思ってたけど、案外不思議な奴なんじゃないのか?)
終がそう思ってると教室に教師が入ってきて、終はそちらに意識を向けた。
(たまには、真面目に受けるか)
終は今日は幾分、真面目に今日の授業を受けようと思った。
(まぁ、お前なら・・・・俺の目的を果たせる逸材になれるな)
終は横目であかりを見ながら小さく笑みを浮かべる。
(お前を強くしてやるよ、間宮あかり・・・・俺の目的のためなら、な)
終はこれからあかりがどんな成長をするか、楽しみにすることにした・・・・自分の目的を達成するために。
この話を書いて思うこと・・・・終は主人公ってより悪役な感じが半端ない。
主人公オーラよりも悪役オーラが強い(汗)
まぁ、書いているのは私なんですが・・・・次回をお楽しみに!