オーバーロード 古い竜狩りの英雄譚(?)   作:Mr.フレッシュ

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お気に入り登録ありがとうございます!!お陰様で筆が進み、前話と比べると短いですが短期間の内に投稿出来ました。皆様本当にありがとうございます!!

ところでダクソ2の古い竜狩りの正体って結局不明なんですよね。あと何で『竜狩りの槍』は手に入るのに、古い竜狩りの鎧は手に入らないのでしょうか(´・ω・`)

それでは本編をどうぞ!



『第二話』

 

 

 

 

 

 

 

「な、なにか異常がございましたでしょうか?」

 

「………ああ、GMコールが効かないのだ。何か分かるかアルベドよ?」

 

「………………お許しください、私程度の身ではGMコールと言うものが分かりません。至高の御方のご期待に添えず申し訳ございません。」

 

「よい、お前の全てを許そうアルベドよ。」

 

 

何が起きてるんだ?

今俺の目の前ではNPCなのにも関わらず生きているかの様に悲壮な顔をするアルベドと、まるで世界征服を企む大魔王の様な声色で話すモモンガさんが居る、いやモモンガさん何やってんだよ。

ちょいと久し振りだが〈伝言(メッセージ)〉を使うか。

 

 

〈もしもし、聞こえてますかモモンガさん〉

 

〈あ、はい聞こえてますよエルダーさん〉

 

〈何やってんですかモモンガさん、なんかいきなり魔王っぽくなりましたけど〉

 

〈すみません、勢いで………つい〉

 

 

いや、勢いにしてはなんか板についてるぞ。

まあ、それは置いといて………

 

 

〈モモンガさん、アルベドは生きているんですか?〉

 

〈あ、じゃあ確認しますね〉

 

 

そう言ってモモンガさんは一旦〈伝言〉を切るとアルベドに「此方に来い」と言って、それに嬉々として従ったアルベドの腕を取ると脈を測り始めた。

 

 

そして暫く経ち、脈を測り終えたモモンガさんから〈伝言〉が届く。

 

 

〈脈はあるみたいです〉

 

〈え、マジですか?〉

 

〈マジです、もう完全に生きてます〉

 

〈おいおい……となると他のNPC達も同じ状況なんでしょうか?〉

 

〈はい、恐らく。あと、もう一つ確認したいんでいいですか?〉

 

 

いや、別に好きにしろよ。と伝言を送り返す。

それにしても一体何が起きてるんだ?アルベドのことを考えると、ナザリックに居る全NPCが生きている可能性があるし………俺の創った緑衣の巡礼もそうなのか?

 

 

…………ふとモモンガさんを視ると、なんか凄く挙動不審になっている。どうした?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ア、アルベド、お前の胸を触ってもいいか?」

 

 

 

 

 

 

 

ヘヤァッ!?何言ってんだモモンガさん。第一ユグドラシルではR18とかの過激な描写は禁止だと思うけど……。

 

 

「は、はい!どうぞおさわり下さい!揉みしだいて下さっても結構です!!」

 

 

待て、その返しは可笑しい。

あ、でも確か設定にモモンガを愛しているって入れたんだっけ、それならその返しも分かるような……………あれ、なんかヤンデレに成りそうな予感がするのは気のせいか?

と言うか二人共俺が居るのに何やろうとしてんだよ、空気か?俺は空気か何かか?!

 

 

まあ、良いさ、モモンガさんがさっき魔王みたいになってたが、アンタが魔王なら俺は竜狩り、騎士だ。空気を読んで後ろを向くさ…………。

 

 

「…………ン…モモンガさまぁ………」

 

 

 

 

「も、もう良いぞアルベド。」

 

 

あぁ誰か、振り返ってモモンガさんに致命の一撃を叩き込まなかった俺を誉めてくれよ。

 

 

〈どうでした?巨乳の揉み心地は〉

 

〈ええ、もう最高で………って何言わせるんですか!!〉

 

〈はいはい、それで何か分かりました?〉

 

〈まったく……なんか抑制されちゃうんですよ、こう感情が昂ると緑色の光が出てスゥーッて〉

 

〈アンデット種の『精神作用の無効化』のスキルの恩恵じゃないですか?〉

 

〈あー、多分そうです。なんか嬉しいような嬉しくないような……あ、あと『負の接触(ネガティブ・タッチ)』が発動しちゃったんでフレンドリィ・ファイアが解禁されてるみたいです〉

 

〈じゃあ色々と気を付けた方が良いですね。それに……〉

 

〈はい、R18な行動をしても制作会社側からの警告とか一切無いですし、もう何が何だがさっぱりです〉

 

〈うーん、ゲームの世界が現実にでもなったんですかね〉

 

〈……その可能性高いですね〉

 

〈て言うか、なんかアルベドが『私は此処で初めてを迎えるんですね』とか言ってるけど、どうするんですか?〉

 

〈え"…………〉

 

 

「そ、それでは今服を!あ、でもエルダー様が………で、でもモモンガ様が観られながらの行為が良いのでしたら大丈夫です。このアルベド、例えそこが衆人環視の中でも喜んでこの身を捧げますモモンガさまぁーーーー!!」

 

 

「お、落ち着くのだアルベドォォォォォ!!」

 

 

 

 

「も、申し訳ありませんでした……」

 

「よい、次からは時と場所を弁えよ。アルベドもこうして反省してますし、エルダーさんも許してあげて下さい。」

 

「…………」

 

 

アルベドが暴走してから暫く経った。その間に何が起こったかを説明すると、目の前でイチャコラされた+話があまり進まない+先程から異変の連続で精神的疲労が溜まっていた俺が軽くキレてモモンガさんとアルベドの二人を槍(の十字状の支えの部分)で、ぶん殴ったのだ。

 

少しやり過ぎな気がしなくもないが、あのままでは話が進まないので仕方のないことだ。

 

「分かった、私もアルベド、お前を許そう。」

 

「ありがとうございます。先程の失態、必ずしも挽回して見せます。」

 

「ああ、精進せよ。」

 

「はい。」

 

 

と、そこでモモンガさんから〈伝言〉が届く。

 

〈本当にすみませんでした〉

 

〈ええ、別にいいですよ。それで、これからどうします?〉

 

〈えーと、まずセバス辺りに〈伝言〉を送って、返答が有ったらナザリックの外の様子を見に行かせようかと。そして次にアルベドに各階層守護者を闘技場に集めるように命じようかと思います〉

 

〈ふむ………今の状況ではそれが的確ですね。それじゃ一旦俺はあのエリアに行くんで、闘技場に皆集まったら呼んで下さい〉

 

〈了解しました。それでは後程〉

 

 

そして俺はモモンガさんとの今後の打合せを終えると『リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン』を使用し、俺の創ったNPCの居る『あのエリア』へと転移した。

 

 

もし、NPCが命を持ったのなら、彼女も……俺の創ったNPCもきっと…………

 

 

 

 

 

 

NEXT?

 

 




ダクソと火防女への愛を原動力に頑張りました。
古い竜狩り、ことエルダーさんの活躍はもうちょい後になりそうです。う、まだ先が遠い………

あと、書いてて幾つか原作と矛盾が生じました。例としては、モモンガさんがセバスとプレアデスを玉座の間に連れていってない、とか。一応原作の流れはある程度大事にしたいので、とりあえず一旦寝て頭をスッキリさせてから読み直そうと思います。

感想批判アドバイス、バンバン下さい。
それとお気に入り登録ありがとうございました!!


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