オーバーロード 古い竜狩りの英雄譚(?)   作:Mr.フレッシュ

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お待たせしました、自己嫌悪するほどグダグダな内容ですが第三話です。
そしてお気に入り登録してくれた皆様、ありがとうございます!!気が付いたら結構多くの方々がお気に入りにしてくれたようなので、これからも挫けず頑張ります!!

………やっぱりダクソが偉大なのかな?


『第三話』

 

 

 

 

 

 

 

『ナザリック地下大墳墓』

 

 

それはあの悪名高い異形種ギルド『アインズ・ウール・ゴウン』の本拠地である。

 

 

地下10階の大規模なダンジョン内には侵入者迎撃のための無数の罠とモンスター、各階層を守る階層守護者、または領域守護者が存在し、低レベルのプレイヤーでは地獄を見るだけである。

 

 

数えるのも億劫な程の無数の罠とモンスター、多勢の強力な守護者達で守りを固めたナザリック地下大墳墓は正に鉄壁の要塞であった。

 

だが、それは低レベルのプレイヤーが相手であるなら、の話である。

 

 

過去に実在する、高レベルの傭兵集団からの襲撃。

それは、異形種ギルド『アインズ・ウール・ゴウン』を倒すというただ一つの目的の為に結成された高レベルの傭兵達による1800名からなる討伐隊によるものである。

最早軍団とも言えるそれは、一人一人が強力な猛者であり、悪名高いアインズ・ウール・ゴウンもこれで終わりと思われた………が、結果は討伐隊側の全滅に終わった。

 

 

勿論、あっという間に壊滅したと言う訳では無い。討伐隊の奮闘は確かにアインズ・ウール・ゴウンにも少なくない被害を与えた。無数の罠を破壊し、各階層を守る守護者達を打ち倒し、アインズ・ウール・ゴウン所属の42人に危機感を与えた。

 

 

だが、所詮はその程度であった。

確かに、1800人の高レベルの傭兵達が()()に来れば、ナザリックも陥落する可能性があっただろう。

 

 

だが、もしそれが、途中で二手に分かれていたとすれば?

 

 

そして傭兵集団の半数に近い人数があるエリアにまんまと誘い出され、そこで徹底的に蹂躙されたとすれば?

 

 

 

 

「ここも久し振りだな……」

 

 

俺はモモンガさんと別れた後、地下4階層にある地底湖に来ていた。

フロア全体に近い規模を占める巨大な湖には、ここの階層守護者、戦略級攻城ゴーレム『ガルガンチュア』が沈められていたりする。

 

 

……………ガルガンチュアもアルベドのように生きているのだろうか?生命を宿したロボット(ゴーレム)…………なんか昔の漫画に出てきた汎用人型決戦兵器とか、宇宙線を原動力にした三つの戦闘機が合体してなる奴とか、太陽にミサイルごと突っ込んで行った鉄腕な少年型ロボットを思い出すんだが………

 

 

「(ま、それは置いといて。まずはあのエリアへと急ごう。)」

 

 

突然だがナザリック地下大墳墓、地下4階層の地底湖には、二つのエリアへのルートが用意されている。

 

 

片方は言わずもかな、下の階層『氷河』に繋がるルート。ジメジメした洞窟の様な道だが、こちらが正真正銘の正規ルートである。

 

 

もう片方の、今向かっているルートは俺が創ったエリアへと繋がっている。

行くには頑丈な水門のような場所を抜ける必要があり、抜けた先には上りの階段がある。本来は地下に行くのが正道にも関わらず、上層へ、つまり逆走することになると言うことだ。

 

 

そして、短くない距離の階段を登り終えると、そこには先程まで地底湖に居たとは思えない程の精巧且つ神々しいゴシック建築風の建造物が湖の上に建ち並んでいた。

 

 

 

──このエリアの名は『ハイデ大火搭』──

 

 

 

元はダークソウル2に登場する地域の一つで、竜騎兵というボスに守られた巨大な大灯台がシンボルであり、そして俺の大好きな古い竜狩り(原作でのボス)が佇む『青聖堂』と言う大聖堂もある場所でもある。

…………かつてプレイヤーの軍勢が来た際はコッチが正道だと勘違いした人がたくさんいて困ったなぁ……まあ蹂躙したが。

 

 

ちなみに、このハイデ大火搭はダクソ2とのコラボの際に課金で入手した『ダークソウル2 エリアデータパッケージ ハイデver』(別verも有り)という超レアアイテムによって建造されてたりする。

ステージの改修等も可能であった為、エリアの規模は元となったダクソ2より広くなっており、原作には無い通路や建造物、罠の類いがしっかりと設置されている。

 

 

しかし所々は原作と同じく崩落し、中には湖に没している物もあるが、それらが寧ろ時の流れを感じさせる事で儚さから来る独特の静謐感を醸し出していた。

 

 

「……………ハハッ、最高じゃないか……」

 

 

 

 

───リアリティーが増してユグドラシルの時の作り物めいた雰囲気が消えている────

 

 

 

 

「これはこれで、ブルー・プラネットさんも喜びそうじゃないか………」

 

 

あの人は自然を愛すると同時にロマンチストでもあるからなぁ……この静かで切ない景観は気に入るかもしれない。

 

 

「………………さてと、先へ行くか。」

 

 

目的の場所は青聖堂、だが行くには高台から跳ね橋を渡って行かなければならないので、先ずはそちらに行かなければならない。

 

 

そして、そこへ向かう途中に最早朽ち果て欠けた全身鎧の大柄な騎士達が佇んでいる事に気付く。彼らは古騎士と呼ばれるダクソ2登場のエネミーであり、データパッケージに最初から付属していた拠点防衛用の無限リポップ可能なエネミーである。

 

 

「(こいつらもやはり生きているのか?)」

 

 

そう思いながらも近付くと、まるで会社の警備員の様に一礼をしてきたので、つい驚きながらも軽い会釈をしてその前を通り過ぎていく。

 

 

先へと進むと通路の端の方に騎士が座り込んでいた。

外見は白いバケツ状のグレートヘルムを被り(鉄仮面verも居る)チェーンメイルの上から白いボロボロなマントを纏っている。こいつの名はハイデの騎士、何気無く初心者キラーだったりする上、このハイデ大火搭には大勢配置されてたりする。

………こいつもデータパッケージに最初から付属していた。ちょっとやり過ぎじゃないか運営?

 

 

それとこいつらはちゃんと起きているんだろうか?なんかいかにも寝てそうなんだが………

そう思いながら、その前を通り過ぎようとすると………

 

 

「エルダー様ですか!?」

 

「え……あ、ああそうだ。」

 

「お久し振りでございます!!」

 

 

座っていた姿勢から高速で立ち上がり、ビシッと敬礼するハイデの騎士………なんか熱いな……。喋るのは少し期待してたから嬉しいが、少し暑苦しいかもしれない。なんか外見的な要因と合わさって太陽を愛する男を思い出すんだが………

 

 

「それで、何処へ行かれるので?」

 

「ああ、少し青聖堂の方にな。それと警備の方はどうだ?」

 

「はい、安心して下さい、エルダー様の留守は我等ハイデ騎士団が無事に御守りしております。」

 

 

……なんだハイデ騎士団って、俺そんなの知らないぞ…………トニカクアカルイアノゲイニンヲオモイダスナ。

 

 

「………そうか、引き続き警備に励め。」

 

「承知。」

 

 

そしてさらに進む。

道中で同じように何度もハイデの騎士に絡まれた(?)が、とりあえずは適当に返事をして先へ急ぐ。

 

 

そして、エリア全体が見渡せる高台にやっと辿り着いた。

 

 

「Gruuuuuuuu…………」

 

 

…………でかい。

高台には護り竜というドラゴンが居て、青聖堂の入口の番人をしている。原作ではプレイヤーが接近すると強力な炎のブレスを吐いてきたり、踏み潰してきたりする。おまけに非常にタフで、中々倒せない……こいつもパッケージに付z(略)……………………運営は疲れてるんだ。

原作のゲームでは高台の面積が護り竜一体分程しか無く、矢鱈と狭かったが此方ではしっかりと改修されて護り竜二体、ギリギリ三体が入る程の面積に拡張されている。

 

「Kyuuuruuuuuuuu」

 

 

軽くこちらに頭を押し付けてくる護り竜。

 

 

「甘えているのか?」

 

 

頭と顎を撫でてやると「Kuuuuu」と嬉しそうに鳴くのだが、古いが付くとは言え『竜狩りに甘える竜』っておかしくないか?

 

 

さて、そろそろ青聖堂に行かなくては………と思うと、跳ね橋が上がっているのに気付く。

レバーを引けば橋が下りるので引こうとしたが、いつの間にかハイデの騎士が代わりに引いてくれた。いつの間に………と思いつつ跳ね橋を渡り、やっと青聖堂内に辿り着いた。

 

そしてそこには………

 

 

 

 

 

「古き竜狩りのお方、貴方の帰りを私は待っていました」

 

 

そこに居たのは地味めのドレスの上から緑の衣を纏った何処か儚げな雰囲気の美女だった。

 

 

「ああ、待たせたな。今帰ったぞ……………シャナロット」

 

 

俺のその言葉に緑衣の巡礼(シャナロット)は優しい微笑みを返した。

 

 

 

 

「私が留守の間、何か起きたか?」

 

「暫く前になりますが、少数の実力者達が何度か襲撃を」

 

「大丈夫だったか?」

 

「はい。私の事は彼等が……あの騎士たちと竜が守ってくださりますから。」

 

「そうか、なら良かった。」

 

「………私も貴方が無事で帰って来た事を嬉しく思います……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………理性が折れそうだ。

 

 

なんだこの火防女!?可愛すぎて抱き締めたくなるどころか押し倒したくなるわ!!

状況を簡単に説明すると俺とシャナロットは聖堂内の長椅子に隣り合って座って話題に花を咲かせている訳だが、この娘(女?)さっきから反応て言うか行動と言うか、そういうのが可愛すぎる!!肩が軽く触れればビクッとするし、そこから少し控え目にすり寄って来たり、コッチの手を握ろうとして何度か手を伸ばそうするも結局はできずにモジモジしてるし、それに笑った顔とか紅潮した顔とか最高に可愛すぎる!!!!

なんだ!俺を萌え死にさせる気か!!!!

原作では心が擦りきれきってしまったからか、凄く事務的または機械的な受け答えしかしなかったのに…………可愛すぎだろ!火防女バンザイ!!かぼたんバンザイ!!!シャナたんバンザイ!!!!うおぉぉぉぉーーー愛してるぜぇぇぇぇーーー!!!!

 

 

 

 

 

 

〈エルダーさんエルダーさん〉

 

〈はい、なんですかモモンガさん〉

 

〈闘技場に守護者達を集めさせたんで、そろそろ来てもらえますかね〉

 

〈あー、わかりました。今から行きますね〉

 

 

ふぅ、なんか冷めちゃったぜ。だがおかげで落ち着けた、モモンガさん、ありがとう。

さてと、そろそろ行かなきゃ。

 

 

「シャナロット、時間が来たようだ。私は今から闘技場に向かうのだが………君も来るか?」

 

「……私は貴方の望む限りお側に居ます」

 

「(……………………結婚したい)」

 

 

 

 

 

 

NEXT?

 

 




お待たせしました、内容は結構グダグダですが第三話です。

と、言うわけでヒロインはシャナロット(緑衣の巡礼)、さらに主人公の言っていた『エリア』はハイデ大火塔でした。マデューラとかを想像した方もいたでしょうが、個人的に青聖堂が好きだったので必然的にハイデ大火塔になりました。ちなみに青聖堂の中も改修され、個室が付けられたり、調理場ができてたりと、生活感がある聖堂…いや城になってます。ガラインドーク?知らんなぁ。
一応、本編では出ませんでしたが、竜騎兵もガラインドークも居ます。

あと、読んでくださった方のご指摘のおかげで、本編中の間違った言葉の使い方やグレンコルさんとスカーレットさんの存在を完全に忘却していた事に気付きました、ご指摘ありがとうございます。それとハイデ登場のキャラは全員だす予定だったので、二人の出番はまだ後の方ですがちゃんと登場します。

また、オバロ原作と違って傭兵集団の人数が1500から1800に増えてます。
さらに、ハイデ大火塔のエネミー達はユグドラシルでも数さえ揃えばソウルシリーズ伝統の“心が折れそうだ”レベルの強さを発揮するため、初見のプレイヤー達はまんまと蹂躙されています(しかしそれでも結局エネミー達は全滅した)
ちなみにナザリックを攻めたプレイヤー軍団の勘違いの原因は『エリアの入口が立派過ぎた』ためです。

これからも古い竜狩りとシャナたんへの愛を薪にして頑張ります!!

感想批判誤字脱字アドバイスいっぱい待ってます。
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