魔法少女リリカルなのはジャンパー   作:ファイター

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何だろう。こっちのリリカルなのはの方が滅茶苦茶書きやすくてヤバい。
楽しいね。書いてて楽しい。ぬふーッ。


悠也とリインのお仕事

 

「さて、まずは貴方の階級を決めなくちゃいけないわねぇ」

「俺の階級、ですか?」

 

 

 

「そう。もちろん、リインちゃんの階級もね」

「私も?」

 

 

 

 

伝説と称される人間が使う一室にしては、酷く質素な造りな部屋。廊下もそうだったが、この部屋には小さな台所と小さなテーブル。それだけしかない。ただ、大きな窓が目を引く。この部屋のある階は、非常に高い。首都を一望できる、いい眺めだ。

 

 

 

 

そんな一室に、挨拶を程々に済ました悠也とリインフォースと向かい合って座っているのは伝説の三提督が一人、ミゼット・クローベルだ。彼女は伝説の三提督と称されてはいるが、その実。権限は持っていない。まして、階級制度のある管理局での決定など、地上本部では佐官もしくは将官のすることだ。だが、彼女がそれを決定できるのは頑なに根強い人望があるからだ。この階の部屋だって、とある人物が用意してくれたものだし。

 

 

 

「あらあら」

「……む」

 

 

 

リインの口の周りに付着したジャムをハンカチで拭い、笑顔でリインと悠也を見る。まるで孫を見るような目だ。

 

 

 

「ねぇ、リインちゃん」

「はい」

「貴女はどんな本を読むのかしら。カリムちゃんに聞いた話だとね、二人とも本が好きっていうから」

「私が読むものは推理物が多いですね。ロードの部屋にあったものは殆ど読んでしまいました」

「あ、じゃあこの本なんてどう?」

「これは……魔法世界を舞台にした探偵屋の話ですか」

「そうよ~。なかなか面白いんだから」

 

 

 

二人は二人の世界を作ってしまった。こうなってしまえば悠也とアカレラは何もすることが無い。時間を潰せると言えば、胸ポケットに入っている煙草なのだがここに灰皿はない。つまり、禁煙。財布と煙草しか持ってきてない悠也からすれば、本当になにもすることが無くなってしまったのだ。

 

 

 

『これは、また……』

『伝説の三提督であれど、やはり女性と言ったところでしょうか』

『まぁ、普通のばあちゃんだよなぁ』

『階級は高い方がいいですね』

『そりゃ……そうだな』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ささやかな昼食、と言おうか。この目の前に広げられているのはミゼットさんが用意してくれたミートスパゲッティは、ものの十分で完成した。その味はお袋の味、と言うのが一番いい。それをペロリと平らげた俺とリインは、改めてミゼットと向かい合っていた。

 

 

 

「さて、悠也君」

「はい」

「君のレアスキルについてだけど……どこまで使えるの?」

 

 

 

普通の人は持っていない稀少スキル。 俺が使う古代ベルカ式魔法そのものもレアスキルだが、それ以上にジャンプの方がレアだ。場所を選ばず転移し、魔力を使わない転移は初見では必ず相手は勘違いする。超高速移動だと。それに、リインの事もある。

 

 

 

「危なくなったら一瞬で逃げれる便利なモノですね」

「採用」

「は?」

「だから、採用よ」

 

 

 

ニコニコとしながら紅茶を飲むミゼットは、どこか貫録と言ったものがある。どうしてだろうか。頭痛がする。

 

 

 

「では、私はどうすればいいのですか?私はロードから離れられません」

「そうねぇ。リインちゃんは可愛いから一緒に護衛をお願いね」

「……わかりました」

 

 

 

リインは、自分を大人だと、そう確信している。それは長年の経験やらがあるからだが、今現在。小さなリインは外見から多くの人に子ども扱いされる。少しの間は、それが理由だ。私は大人だと言いたい。だけど、それを言ってしまえば手痛いしっぺ返しを自ら受けにいってしまう場合がある。それは避けたい。事実、シグナムと高町夫妻にやられてしまった。それも、自ら言って、だ。

 

 

 

リインの何とも言えない表情に苦笑いしながら、俺は目の前に置かれたコーヒーを啜った。程好い苦みと、火傷してしまいそうな熱さが美味しかった。これに煙草が付けばもっといいのだけれど、まぁ純粋にコーヒーを楽しめば煙草なんて些細なものだ。

 

 

 

「さて、貴方たちの仕事の内容について話しましょうか」

「はい」

「まず、一つ目」

 

 

 

ミゼットは分厚いファイルを取り出し、テーブルに置いた。極秘と書かれたファイルを開けると、それには様々な数値が書かれていた。だが、その一番上に太文字で書かれていた言葉に目を奪われた。『カートリッジシステムの安全実用化』『量産型デバイスの強化』『AMF弾頭による魔導師の一時無効化』。その下に、空欄が一つ。

 

 

 

「これは?」

「此処に書かれている事を貴方にやって欲しいのよ。勿論、私の護衛もね」

「あー、えー、つまり、テストをしながら護衛をするんですか?」

「その通り」

「……苦い」

 

 

 

つまり、雑用をしながら護衛をしろと。すっかり冷えてしまい、苦みが増したコーヒーを啜る。隣に座るリインは舌を出して少し涙目になっていた。

 

 

 

「勿論、テストには危険はつきものだけれども、バックアップは万全を尽くすわ」

「あ、いえ。ここにサインしたらいいんですね?」

 

 

 

ぶっちゃけた話、ここで仕事ができると言うのは喜ばしいことだった。今まで両親の遺産で食ってきたけど、どうも使いずらい所がある。学費やらは遺産から出して、趣味に回す金は殆ど使っていない。本などは勉強になると思ってガンガン買ってしまったが、それでも無駄遣いはしていないつもりだ。

 

 

 

だから、ここで一定の収入が手に入るのは嬉しかった。リインの事もある。これからリインを養わなければならないだろうし、はやての家にも食費を入れなければならくなるだろう。なんせ家族が四人も増えたのだ。幾らグレアムでも、流石に厳しい所がある。まぁ、ここまではやて達とは関わっているんだ。

 

 

 

「あら、早い決断ね。私が騙していたらどうするつもりだったの?」

「それはないでしょう?」

「ふふふ。そうね」

 

 

 

また頭痛がした。

 

 

 

「さぁ、もう話は決まった様なものだから早く決めちゃうわよ」

「はぁ」

 

 

 

二枚の紙を取り出した。それには、『神崎悠也』と『八神リインフォース』と書かれている。

 

 

 

「それでね、リインちゃん」

「はい?」

「今日の晩御飯はどこに行こうかしら」

「……は?」

「……今日はロードの仕事が決まったので、豪華にいきたいですね」

「え?」

「ご主人様、子供とはこういうものではないでしょうか」

「嘘……」

 

 

 

何と言うか、もう寝たい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『神崎 悠也』

出身:第97管理外世界「地球」極東地区日本・海鳴市

所属:時空管理局本局 特務機動部隊 A-00

階級:臨時一等空尉(三等空尉)

役職:時空管理局本局防衛

局員ID:YNT09136-1872514

コールサイン:A-00

魔法術式:古代ベルカ式・空戦AA+ランク

所持資格:普通自動車免許/特殊車両免許/普通自動二輪免許/特殊自動二輪免許/特殊飛行免許

特殊スキル:転移/ユニゾン

デバイス:アカレラ/剣

 

 

『八神リインフォース』

出身:第97管理外世界「地球」極東地区日本・海鳴市

所属:時空管理局本局 特務機動部隊 A-00

階級:臨時二等空尉(准空尉)

役職:時空管理局本局防衛

局員ID:ssr02594-7615843

コールサイン:A-01

魔法術式:古代ベルカ式・空戦SS+ランク

所持資格:普通自動車免許/特殊車両免許/普通自動二輪免許/特殊自動二輪免許/特殊飛行免許

特殊スキル:蒐集/ユニゾン

デバイス:夜天の書/本




なかなかのフラグ立てと捏造回でしたw
この時(空白期)ってAMFってあるのかな?
まぁ、AMF弾頭はFate/Zeroからの登場です。魔術師殺しと呼ばれた男の切り札。と言っても、一時的に魔法行使が出来なくなるだけなんですけどもね。
カートリッジの安全実用化は、原作でもあったように使いすぎなければってことなんですけど、それでもって感じで付け加えました。
そして量産型デバイスの強化。所謂テストパイロットです。でゅふふw
Muv-LuvAlternativeからいずれ引っ張ってきます。

最後の紹介文、頑張った。えーと、管理局のIDカードがこんな感じだった筈。
二人の本来の階級は少尉と准尉です。臨時は護衛時や自らが必要だと思った時に使う階級です。所持免許に関しては、これは持っていなければ護衛は出来ないだろうとのことで付け足しました。

それにしてもリインフォースって作中最強なのではないでしょうか。接近戦も出来ますし、暴走プログラムがなかったら主人公組は負けてたのでは……。
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