我らは神の代理人
神罰の地上代行者
我らが使命は
我が神に逆らう愚者を
その肉の
最後の一片までも絶滅すること
Amen
今更なんだけど、ニコニコ動画ではまってしまい……今度、漫喫で原作を読みたいと、というか今度の休みに読みに行ってやる。
私、高町なのはは魔法使いなのだ。今では、親友に私が魔法使いだってことはバレちゃったけど、なんていうのかな。また仲が良くなったって言うのか、にゃはは。こういうのは、そう。順風爛漫って言うのかな?けど、そんな私にも悩みがあります。魔力量はAAAクラス。魔導師ランクもAAAクラス。時空管理局でも、トップクラスってクロノ君は言ってくれるけどフェイトちゃんに勝てないし、シグナムさんにだって勝てない。悠也さんにだって、と言うよりも悠也さんが一番ひどい。あのレアスキルは反則だよぉ。砲撃が得意な私にとって、天敵と言えるの。
目下、悠也さんに勝つためにバリエーションを増やしています。
相手が万能型で、もしも高速戦闘が得意な魔導師だとしたら砲撃型の私はどう対処すればいいのか。答えは簡単。シールドを硬くして、ディバインバスターを両手から出してみよう。
「フェイトちゃん。模擬戦、してみない?」
「え、模擬戦?」
アースラで、クロノ君に組んでもらった基本メニューを消費していた私は、フェイトちゃんにそう言ってみた。訓練ルームに設置されているベンチに座っているフェイトちゃんは、首にタオルをかけて汗をかいていた。その、今のフェイトちゃんを男の子が見たら色々駄目だと思う。バリアジャケットもスクール水着みたいなやつだし……んんっ。
「でも、いいのかな?クロノに許可取らなくても」
「あ……」
うぅ、忘れてたの。あ、けどけど後で報告したらいいかな?うん。いいよね。
そーいうわけで。
「やってみよー!」
「え、なのは?ちょ、引っ張らないで!?え、ぇええええええーーー!?」
何時もより魔力を多めに編んだバリアジャケットは、どこか騎士服をイメージさせた。機動性を失わない様に、最低限の鎧を元々のバリアジャケットに組み込んだモノだ。悠也の鎧とは違い、白銀の鎧は戦乙女を連想させる。否、それ以上に敵対しているフェイトが目を見開いていた。バリアジャケットに籠められた魔力が桁違いに上昇しているからだ。
「いっくよー、フェイトちゃん!」
「う……」
「シュート!」
「そ、ソニックムーブ!」
一瞬で天井間近に移動したフェイトちゃん。けど、ちゃんと目で追えてる。
「Axel Shooter」
「いっけー!」
体の周りに四つ残して、他の十二発はそのまま射出する。これが今、出せる全力。高速戦が得意なフェイトちゃんに出せるのは、十六発。四つは体の周りで私を中心に回して、シールドと二重にして展開してる。だけど、ホラ。もう抜いてきた!
「ハァ!」
「Protection」
十二のシューターを抜いて、視界が金色の染まる。が、レイジングハートがオートで張ってくれたシールドに魔力刃が防がれる。やっぱり、滅茶苦茶な速さだ。目で追えない。けど、魔導師としての空間把握能力がソコにフェイトちゃん在るって感じ取らせてくれる。
「やっぱり、凄いね。なのはは」
「そんなことないよ。フェイトちゃんが本気で動いたら全然見えないんだもん」
一旦離れて、私達はクスリと笑った。そこそこ本気だったんだけどなぁ~。フェイトちゃんだって、まだまだ余裕そう。ふふ。いい感じに身体も温まってきたし、これ以上魔力を使ったら全力で砲撃が撃てなくなっちゃう。私のこれ、まだ撃った事ないんだよね。だから、どれだけ魔力を持っていかれるかも解らないから、ぶっつけ本番!
『The magical power will be taken like Starlight Breaker』
「え、なのは?」
「どうしたのフェイトちゃん?」
「ス、スターライトブレイカー撃つつもりなの?」
「撃ったらアースラ壊れちゃうよ……」
「そうだよね」
にゃはは。そんなに安心した顔はしないでほしいの。流石に傷つきます。でもね、フェイトちゃん。スターライトブレイカーは撃たないけど、それに近い物は撃つつもり。
「Stand by」
『Ready』
左手にピンク色の円環。そして膨大な魔力。レイジングハートにピンク色の円環。そして魔力。ソレを見たフェイトちゃんの顔が引きつるのをハッキリと見た。
(まだ、魔力の制御が上手く出来ない……ッ)
その結果が左手に現れていた。レイジングハートが制御している方はディバインバスター一発分の魔力が集まっていて、左手にはだいたい二発分の魔力が集まっている。
「バルディッシュ、カートリッジフルロード」
「Sir」
まさか、模擬戦でカートリッジを使われるとは思っていなかった。こんなの、後で絶対クロノ君に怒られちゃうよ!
「これが初めてだから、私も、少し怖い、かな」
「そ、そんなの撃たないでよ!?」
「頑張って受け止めてね」
「シールド展開!」
「Full power」
フェイトちゃんが展開したのは、十枚のシールド。これを突破するなんて、半端じゃない労力が必要になってくる。だからこそ安心する。少し失敗しちゃっても、大丈夫。だから、往くよ!
『Twin―――』
「ディバイン―――」
『「Bastard!」』
レイジングハートからは普通サイズの。なのはの左手からは特大サイズのディバインバスターが撃たれた。
「――――ッ!?」
「これが、私の全力全開!」
そのディバインバスターを放っている状態から、動く。遅くてもいい。速くなくてもいい。だから、動いて。私の体!
レイジングハートを振り上げて、振り落す。左手は外に向けて、また内に戻す。掌から放たれる設定にしていたディバインバスターは、その動きにちゃんと付いてきて、正面だけじゃなくて横からも上からも、まるで剣の様に攻撃が出来た。
およそ十秒。放たれていたディバインバスターが魔力の供給を失って途切れた。
「さ、流石に疲れたの」
『Are you ok ?』
「うん、大丈夫だよ」
けど、本当に疲れちゃった。飛行魔法はレイジングハートに強制解除されちゃったけど、強化バリアジャケットは解けちゃった。それに、少しクラクラするよ~。…………あれ、フェイトちゃん?
「ひ、酷いよなのは」
声のする方向を見て、余計にクラクラ~って。その、フェイトちゃんの恰好は、バリアジャケットはリアクターパージによって吹き飛んでいて、マントがない。うん。そこまでは全然オッケー。けど、ここからが大問題。もう、服として殆ど機能してないよフェイトちゃん!
「ば、バルディッシュさん!」
「Sir」
「え、どうしたの?」
構成されるのは黒いマント。それで体全体を隠せる。多分、私の顔は真っ赤とも言わないけど赤い。というか熱いの。フェイトちゃん。小首を傾げてないで、自分の状況を知ってほしいの。
最後の最後に気が抜けちゃったけど、このバリエーションは成功かな。一対多数なら、圧倒できるんじゃないかな。さぁ、悠也さん。私と勝負、してください!
報告書
高町なのはによる訓練ルームの破壊行為は、この艦が造られて初めて修理不可能なレベルまで追い込まれた。機材は無傷なものが殆どなく、あったとしても中の回路が焼き切れて使用できません。ホント、勘弁してください。
追記
痴女が現れました、クロノ執務官