ハイスクールD×D 黄昏で君ともう一度 更新停止   作:〇〇〇もげろ

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今回は魔王であるダルク視点ですね。

小説書くのって、やっぱりメッチャ難しい。
久々に書いたから少し不安ですね。

こんな小説ですが、どうぞ。


ep.16

こんな筈ではなかった。

何故今俺は大地に膝を立て屈しているのだ。俺は強者だったはずだ。

認めない。俺が敗北するなど認められるか。

周りには悪魔、天使、堕天使の死骸が無造作に転がっている。さっきまで俺は天使、堕天使をそれぞれ相手取っていた。

俺達は万全の編成でこの戦いに挑んだ。その結果天使、堕天使の両方を相手取っても同等、いや優勢にまで戦況を押し上げた。

だが、戦場に奴らが参戦した瞬間にこの戦況は跡形もなく崩されていった。

 

「ぐっ、はぁはぁ・・・・・」

 

胸部から強烈な痛みが広がる。恐らく折れた肋骨が臓器を傷つけたのだろう。

だが、今はそれに構っている余裕などどこにもない。眼前には赤と白が広がっている。

俺は赤と白の持ち主を睨みつけ、声を張り上げる。

 

「俺は認めないぞ、お前達の存在なんて!」

 

赤いドラゴンと白いドラゴンが俺の張り上げた声に反応する。

奴らの体は巨大でとてつもない威圧を放っている。まさしく最強と言っても過言がない。

だが、その事実が俺を苛立たさせる。

 

「たがだか、蜥蜴の分際でよくも俺に膝を突かせたな」

 

「ほう、まだ生き残りがいたのか」

 

赤いドラゴンが声を発する。それだけの行動だけなのに萎縮してしまいそうになる。どうやら俺が発した『蜥蜴』が気に入らないようだ。

 

「先ほどお前は俺の事を蜥蜴と呼んだな。では今の無様な姿を曝している貴様は一体何なのだろうな」

 

明らかな挑発が繰り出される。挑発だと理解しているが、我慢できない。

 

「くそが!!」

 

瞬時に己の掌に魔力を集中させ、爆裂魔法を叩きつける。

連続的に爆発音が鳴り続ける。爆風により砂煙が立ち込めた。

咄嗟に繰り出した魔法であったが、魔王が放った一撃だ。他の悪魔が放った魔法とは比べようなく強烈である。

相手も油断していた状態での奇襲である。少なくともダメージは通っている筈だ。

 

「ほう、何かしたか劣等種が」

 

「なっ!?」

 

土煙が晴れるとそこには無傷なドラゴンが二体(たたず)んでいた。白いドラゴンなどまるで眼中にないのかこちらを見向きもしない。

そんな奴らの態度が気に食わない。

だが、奴らがそんな余裕綽綽な姿勢を見せているのは必然と言える。

奴らの体表は硬すぎる。魔王である俺の攻撃が全く通じない。

奴らには俺が敵ではなく、石などに見えているのだろう。いや、石の方が進路の妨げになっている分だけましかもしれない。

 

「化け物が・・・・」

 

「ようやく、己が領分を知ったか。それでは疾くと消え失せろ」

 

赤いドラゴンの口から炎が吐き出される。

その炎は如何なる物でも灰燼と化す灼熱である。少しの接触ですら許されるはずがない。

このままでは直撃は免れない。そこから導き出される答えは死、以外に存在しない。

絶望的な状況だ。ここまでか、と珍しく俺は諦めていた。

死ぬ時は潔くいこうか。そう諦め、俺は目の前の絶望から目を閉じることで逃避した。

 

 

 

 

「おいおい。この程度の炎で根を上げるのか?情けないのー。それでも貴様魔王なのか」

 

 

 

 

目の前に巨漢が広がる。その男の背中はなんとも頼もしいことか。

悔しが、この時ばかりはそう思わずにはいられなかった。

 

「悔しいが、アスモデウス、お前の言う通りだ。今俺は諦めてしまった」

 

確実にアスモデウスが己の肉体に硬化の魔法を施し俺の盾にならなければ、俺は今頃丸焦げだった。

この炎は俺では到底防ぎきる事はできない。今なおアスモデウスに防いでもらっている状態だ。

 

「今回は感謝しておいてやる」

 

「おいおい、それが感謝している態度なのか?全然有りがたくないぞ」

 

「ふん、これが俺なのだ。諦めろ。それよりもそろそろ限界じゃないのか」

 

口の端を歪めて、アスモデウスに話し掛ける。

先ほどからアスモデウスの額から大量の汗が滝の様に流れて行っている。それに炎を防いでいるであろう、両腕からは黒い煙が立ち上り、微かに焦げた臭いが鼻に突く。

 

「おうともさ。だから、助けた代わりに、この状況を打開せい」

 

俺も俺で偉そうであるが、こいつも相当に偉そうではないか。

だが、今はその無茶振りが何故か心地いい。何だってやってやるさ。

 

「俺に命令をするな。だが、今はいいだろう。待っていろ。今すぐ蜥蜴どもに特大の技をぶつけて消し炭にしてやる」

 

俺は自分を鼓舞するために、大見栄を張った。その事はアスモデウスにも分かっているはずだが、奴は文句の一つも言わずに唯炎を防ぎ続ける。

ここまでアスモデウスが男を見せているんだ。見栄でも嘘でもやり通さなければ、俺は唯の屑へと成り下がってしまう。

俺が、アスモデウスよりも劣っているなど認めん。

故に、蜥蜴ども滅人滅相だ。跡形もなく消し去ってくれる。

体から魔力の波動が広がる。荒々しく魔力を放出するが、魔法を発動するまでの工程を一つ一つ丁寧にこなす。

足元には複雑機械な魔法陣がいくつも発生する。

俺が今出来る最高の一撃を作り上げる。

体が軋む。己の魔力放出に体が付いて来ていないのだ。

だが、そんな事を気になどしない。逆にこの痛みが俺を更に限界まで引き上げようとする。

 

「ははは、はははははははははははははは」

 

笑いが込み上げてくる。今の俺はどの時よりも強い。

分かる、分かるぞ。俺はまだまだ強くなれる。

右手をドラゴンたちに突き出す。右手から紫電がほとばしる。発生された紫電は術者である俺ですら傷つけ、右腕を裂傷させた。

 

「まだなのか!!そろそろ限界だぞ、ルシファー!!」

 

アスモデウスから苦悶の声が漏れ始める。

 

「後少しだ!!後少しだけ待て。そしたら全部ひっくり返してやる」

 

今もなお、発せられる紫電を一つにまとめていく。

少しずつだが形作られていく。しかしその形も曖昧な物でかろうじて槍と判断できる代物だ。

魔王である、俺ですらこんな無骨な形にしかまとめることが出来ない程の高密度な魔力の塊だ。これをくらえば、流石のドラゴンでも傷つける事ができる筈だ。

 

「さぁ、準備は整った。跡形も残らず消し飛ばしてくれる」

 

狙うは目の前に存在している蜥蜴ども。最短距離で突き進んでいけ。この攻撃は必ず効く筈だ。

自分の出せる事が出来る最大の技に誇りを持つ。

 

「ははははあああああぁぁぁぁぁぁァァァァ――――!!」

 

 

 

―――――雷撃破槍(Donner Zerstörung Speer)―――――

 

 

 

歪な形の槍が強烈な風を(まと)い大地を抉りながら、敵の元へと駆け抜ける。並みの敵なら、跡形も残らない。

流石にこの攻撃をくらえば、無傷ではいられない。そう確信を俺に抱かせる程の手ごたえを感じた。

それなのに奴らは避けることすらせずに唯、雷の槍を見つめるだけ。これだけの圧を放っている攻撃を前に、何の対処もしない奴らの姿は俺を更に苛立たせる。

別にいい。そうやって余裕ぶってろ。この槍は貴様らの鱗すら貫き通し、貴様らを絶命させる。

 

 

だから―――

 

 

 

「俺の勝ちだぁぁぁぁぁァァァ―――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――Divide―――

 

 

 

 

 

「は?」

 

「おいおい、これは洒落にしてはずいぶん厳しいのう。まさかあの技を動かずに相殺するとは。一体どうやったらそんな事が出来るのやら」

 

何が起こったのか理解できない。

己が込めたはずの魔力に対して明らかに威力が小さい。

魔王の一撃が、上級悪魔が全力で放つ魔法程度の威力ぐらいしかない。これではドラゴンの鱗に傷は付ける事はおろか、埃をつける程度の威力しかない。

 

「ちっ、余計な事はするなよ、アルビオン」

 

「ふん、ドライグ、お前が苦戦しているようだから手助けをしてやったんだ」

 

「あぁん?この状況の何処を見てそう判断したんだ。どっからどう見ても俺が圧倒的ではないか」

 

どうやら、赤いドラゴンを『ドライグ』白いドラゴンを『アルビオン』と言うらしい。

戦闘中だというのに奴らはお互いにいがみ合っている。いや、戦っていると思っていたのは俺達だけだったという事か。奴らにとって俺達は何の障害にもなりはしなかったのだ。

ポキリと心が折れる音がした。それと、同時に体が崩れて膝を突いてしまう。

それも仕方のないことだろう。なぜなら、自身の今出せる最高の技がまるで相手にされない。それは、奴らとの力の差が激しい事を指している。

 

「くくくくっ、がははははぁぁぁ―――」

 

今なお、体から煙を立ち込めているアスモデウスが唐突に笑い声を上げた。その声に俺は反応し、下を向いていた顔をアスモデウスの方に向けた。

 

 

どうかしている。

 

 

アスモデウスの顔を見た瞬間、俺はそう思わずにはいられなかった。奴の顔は喜色に満ちていた。この絶望的状態に直面しているのに何故そのような表情を浮かべることが出来るのだ。

そんなアスモデウスが感情の吐露をする。

 

「いいぞ、実にいい。この戦いは有意義だ。そう思わずにはいられない。お前もそう思うだろ、ルシファー」

 

思考が停止する。こいつは一体何を言っているのだ。こんな状況なのに、なぜそんな事が言える。アスモデウスはもう死に体だ。体中が激痛に犯されている筈だ。

強がり?いや、こいつの表情にその様な影は微塵も存在しない。

 

「なんだルシファー、お前楽しくはないのか」

 

何故こいつは、こんなにも楽しそうなんだ。

何故、何故、といくつもの疑問が浮かび上がる。だか、それらの疑問の答えまで辿り着くまで行かない。

だが、アスモデウスが発した言葉でその疑問が全て吹き飛んだ。

 

「今、我らは今までに味わったことがない闘争をしている。いつもの余裕のある戦いではない。常に危険な状況に直面している。だが、それがいい。余裕のある戦いなんぞ、便所の糞にも劣るわ。そんな戦いで満足している男は狭い!小さい!そして、王の器では決してない」

 

嗚呼、そうか、こいつは俺よりも断然に益荒男(ますらお)だったんだな。こいつの方が俺よりも魔王らしいではないか。

悔しい、非常に悔しい。俺がアスモデウスに劣っている事を認めてしまったのが、悔しくてたまらない。

俺は強く下唇を噛みしめる。すると薄っすらと血の味がした。

その痛みが俺に教えてくれる、「まだ、生きているのなら、全力で足掻け。潔い死に方なんていらない。意地汚くても敵に牙を突き立てろ」と。

両の足に再び力を籠め立ち上がろうとする。だが、疲労に包まれた足では上手い事立ち上がる事が出来ない。

 

「おいおい、別にそのまま座り込んでいてもよかったんだぞ」

 

アスモデウスが挑発してくるが、そんな言葉なんぞ聞く耳持たない。

少しずつ震える足で大地を噛みしめる。

 

「ふざけたこと言ってんじゃねーぞ。お前こそ立っているだけで限界じゃないのか」

 

そうだ、いつまでも俺が他人に劣っていていい筈がない。俺は魔王だ。それに俺は誰よりも益荒男だ。

だから、立て、立て立て立て。立ち上がれ!!

 

「やっと立ち上がったか。あのままへたり込んでいるものと思っていたんだがな」

 

アスモデウスが、どこか期待していた様に言う。だから、俺はその期待に応えるために、いつもの声色で言い返す。

 

「当たり前だ。俺はお前よりも強い。そんな俺がずっと座ったままなわけがあるか」

 

眼前の敵を睨み付ける。そうすると、奴らの体格が先ほどよりも小さく感じた。

なんだ・・・・自身の心構えでここまで変わってくるのか。

さっきまで俺は奴らを見て萎縮していた。だが、今の俺は吹っ切れて奴らを睨み付けている。恐怖の入り込む隙間なんてどこにもない。

 

「おい、アスモデウス。絶対に勝つぞ!!」

 

「おう!!」

 

その言葉が戦闘を再会させる。

動くのすら億劫になるほどの倦怠感が襲っている体を鋼の意志で強引に動かす。

その動きは何時もより確かに遅い。だが、その代わりに今までにない程に力強い。

 

「これでも、くらえ!!」

 

右手を眼前に突き出す。それが合図となり、次々と魔法陣が展開される。多重に巡らされた魔法陣が次々と魔力弾を打ち出す。

乱雑に目標を定めた魔力弾はドライグに当たる物もあれば、地面に当たり大量の砂埃を舞い上がらせた物もある。

だが、この場合はこれでいい。癪に障るが俺の攻撃はドライグには通用しない。力のゴリ押しでは決して勝てない。ならば、頭を使って勝つしかない。

今回の魔力弾の目的はダメージを与える事では無いく、大量の砂煙によっての目潰しだ。

 

「アスモデウス!!今回はお前のお膳立てをしてやる。だから決めろぉぉぉおおお―――!!!」

 

砂煙から巨漢が飛び出した。

魔力によって強制的に動かし、上昇した身体能力で大地を蹴り上げ跳び上がる。

焼け爛れた肌、その目はもはや見えていないのだろう。だが、その巨漢は目的の場所まで迷いなく突き進んでいく。

「分かっておるわ!!」

アスモデウスが声を張り上げる。

アスモデウスが引いた右腕には、いくつもの魔法陣が浮かび上がる。一重、二重、三重四重五重、いやもっとだ。今もその数を増やしている。

その膨大な魔法を圧縮し、右腕に纏わせる。

 

「これでも、くらえぇぇぇぇ――――――!!」

 

ドライグの左目にアスモデウスは拳を叩きつける。

鈍い音が広がる。

生物である以上急所は絶対に存在する。だが、ドラゴンにはその急所が極端に少ない。なぜならば奴らの体は硬い頑丈な鱗で守られているからだ。確かにダメージが通れば急所に成り得るかもしれないが、奴らの鱗を突き破る術などない。そんなものは急所とは呼ばない。

だから、鱗に覆われていない目に攻撃を仕掛けた。眼球ならば屈強な奴らにも確かなダメージを与えることが出来ると思ったからだ。

そしてその考えは正しかった。今、響いた鈍い音は確かに奴らの眼球にダメージを与えたと、俺は思ったからだ。

今のドライグには左目で俺らを見ることは出来ないはずだ。それならば、この場を撤退することも可能だ。後の懸念はアルビオンの行動だが、奴はこの戦いに関わるつもりがないようだ。

だから、逃げるのならば今を置いて他にない。

 

「アスモデウス、撤退だ。急げ!!」

 

「―――――」

 

 

 

 

 

可笑しい。アスモデウスの体が小刻みにだが震え蹲っている。一体どうしたと言うのだ。

こんなチャンスは最後だろう。アスモデウスを見捨てるか、いやここで見捨てようものならば後味が悪すぎる。

仕方がないか。

俺はアスモデウスが蹲っている場所まで駆け寄ろうとする。

 

「来るなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

アスモデウスが血反吐を吐きながら叫ぶ。

腕は曲がってはいけない方向へとへし折れ曲がり、少し黄ばんだような白色の骨が顔を出していた。

 

 

 

 

 

「ほう、今のは中々の痛みだったぞ」

 

 

 

 

 

ドライグの巨体を見上げるように眺める。

可笑しい、可笑しすぎる。眼球への直接攻撃だぞ。それなのに何故、全く傷はおろか、痛みすら感じていない。

いや、明確だ。アスモデウスの拳の強度よりもドライグの眼球の強度の方が上だったと言うほかない。

この時、初めて奴らドラゴンが最強だと言われているかを理解した。

低級のドラゴンは俺達でも倒せる事が可能だ。しかし、最上級であるドラゴンには如何なる攻撃も通じない。体の全てがとてつもなく硬く、攻撃が通らない。

確かに最強と言われるわけだ。攻撃が通じなければ、そもそも戦闘にもなりはしない。それは一方的な虐殺だ。

だが、ここで臆するわけにはいかない。今は早急にアスモデウスを救出する必要がある。

俺はアスモデウスの警告を無視し駆け寄る。

あと少し、あと少しで行ける。

そう思いながら、大地を駆ける。

だが、急に視界が変わり、強烈な痛みが体を襲う。

 

「がっ!ごふっ、げぇふおえぇ」

 

体が何回も地面に激突し跳ね上がっているのが分かる。体中の骨が折れ、その骨が内蔵を傷つけ身を抉り外へ出ようとする。

意識が飛びそうになるが、あまりの痛みに何度も意識を叩き起こされ、また激痛に苛まされる。

 

「ぁ・・・・・・ぁお・・・・・・」

 

どれだけの距離を吹き飛ばされたのだろうか。ようやく止まった。

 

「げぇ、がぁ―――ぐげぉぉぉ、おぇぇぇえええ」

 

だが、その結果俺は内蔵ごと吐き出すがごとくに、嘔吐物を撒き散らした。その中には臓器を激しく損傷したためか、かなりの量の血液と臓物が混じっていた。何処からどう見ても満身創痍で致命傷だ。

これは駄目だ、もう駄目だ。もう起き上がる気力すらこの体には存在しない。

だが、まだ諦めたのは体だけだ。まだ思いは諦めてなどいない。

そう自身に言い聞かせ、ドライグを睨み付ける。

俺とドライグの距離はかなり離れていた。そのドライグの様子を伺うと右腕が振り抜かれている。

どうやら右腕で払われただけの様だ。それなのにここまでの威力を有している。さて、如何したものか。

次の手を考えようにも、襲い掛かる激痛により思考が纏まらない。悔しいが、どうやらここら辺が限界みたいだな。

ドライグの周りの膨大な魔力が発生される。

 

「ふん。羽虫の分際でよくここまでやったと褒めてやる。貴様らの意地に免じて、一瞬で灰燼と消してくれる。安心しろ、痛みはない」

 

 

 

 

―――Boost!!Boost!! Boost!!Boost!! Boost!!Boost!! Boost!!Boost!! Boost!!Boost!! Boost!!Boost!! Boost!!Boost!! Boost!!Boost!! Boost!!Boost!! Boost!!Boost!! Boost!!Boost!! Boost!!Boost!! Boost!!Boost!! Boost!!Boost!!―――

 

 

 

 

ドライグの魔力が段違いに跳ね上がる。あまりの魔力の余波に周りの景色が歪んで見える。

こんなにも魔力を必要とする技を繰り出されたら、冥界の一部が消し飛んでしまう。

それを防ごうと体を動かすが、芋虫の様に這いつくばる事しか出来ない。

 

「くそったれが」

 

「全て消え失せろ」

 

 

 

―――燚焱の炎火(いつえきのえんか)―――

 

 

 

世界が深紅に包まれた。

赤い、唯々赤く染まる。

 

 

 

 

 




遅く成りました。
言い訳はしません・・・・て言うか出来ません。
唯、夏なので気が乗らなかっただけです。はい!!

次の更新は頑張って、早くしてみせます。

こんな調子ですが、よければ読んでください。

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