ハイスクールD×D 黄昏で君ともう一度 更新停止   作:〇〇〇もげろ

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更新遅くてすみません。
どうやら、今使っているパソコンが限界のようです。

何度か初期化したんですが元のように動いている気がしません。

はぁ、お金ないのにな~

つまらない愚痴はここまでにして本編を始めましょうか。

今回は短めです。


ep.18

「最後にもう一度確認させてもらいます。本当になさいますか」

 

グレイフィアが確認を取る。

私がお母様の両手足を移植すると決断した日から三日経過している。その間にグレイフィアは何度も先ほどの質疑を繰り返していた。それだけこの移植に反対なのだろう。だが、彼女も一度は認めたのだから、そこまで表立っては反対しない。ただ、私に質問するだけ。それ以上は追及してこない。

そんなグレイフィアの態度に私は感謝した。

移植した後の私に及ぼす影響の事について心配しているのだろう。

 

「ああ、この方法しか、今打てる手はない。覚悟はもう既にできているよ」

 

「はぁ・・・・分かりました。それでは施術を開始させてもらいます」

 

私の周りに白衣を纏った悪魔が集まる。恐らく施術を施す治療に特化した悪魔なのだろう。

私を寝かしている台の横にはもう一つ台が置かれており、そこにはお母様の遺体が横たわっていた。

これでお母様の顔を見るのは恐らく最後になるのだろう。唯でさえ遺体の一部を移植するのは忌避されることであろう。たとえそれが本人の了承を得ていたとしていてもだ。そんな状況でいつまでも魔王の妻であるマリアンヌの遺体をそのまま放置をしておく筈がない。この移植が終わり次第遺体は丁重に葬られることだろう。

私は見つめ続ける。いつまでも見ていたいと思ってしまう。だが、その思いと反して複数の魔法陣が空中に浮かび上がる。

恐らくだが催眠系の魔法だろう。

移植にはそれ相応の激痛がともなう。今は丁寧に縫合されている傷口を再び開かなくてはいけない。そして神経を一つ一つ緻密に繋いでいく。そうして初めて、その手足は私の物となる。そこまでに至るためには長時間の手術が必要だ。

だから私を催眠状態にし、痛みを感じさせることなく事を進めようとしたのだろう。

だが、私には必要はない。これから与えられる痛みこそが、これから私が背負わなくてはいけない痛みなのだから。この痛みに耐える事すら叶わない自我の強さならば、今後その両手足の元の持ち主であるお母様の意志と私の全てが混ざり私以外の存在に堕ちてしまう。

それだけは防がなくてはならない。私は私のまま、トワに会いに行かなくてはならない。

それに、これは自分への限界を超える挑戦でもある。

これから行われるのは、人生の中でも上位に匹敵するほどの痛みだ。それを乗り越える事により、私は今いるステージよりも先のステージへ行ける。

そうして私は更に強くなってみせる。

 

「催眠系の魔法はいらない。最後の最後まで私はお母様を見ていたい」

 

「ソフィア様、それはお願いですか、それとも命令ですか」

 

グレイフィアが悲痛な表情を浮かべて聞いてくる。その表情は心配という感情が表に出てきており、はっきり言って見ていられない。だがグレイフィアはそんな心情を抱えている筈なのに、私に向かってくる。そんな従者の姿を魅せられては、主である私が引ける筈もない。

 

「命令だ。だからこれから起きる事は全て私の自己責任だ」

 

「それがあなたの望みなら」

 

大見得を切ったのはいいが、本当に耐える事が出来るんだろうか。不安が募っていくが、どうやらそんな不安を抱く時間もないようだ。

白衣を着た男性悪魔が鈍く光るメスを持ち出し、他の悪魔達もそれに続くように行動を開始し始めた。

 

「分かっていらっしゃると思いますが、今から意識が飛ぶ様な激痛に数時間襲われます。どうしても我慢できない時は大人しく意識を飛ばしてください。あまり我慢してしまうと、後で精神異常を抱える事になりかねます」

 

了解の有無を、恐らくだがリーダーと思わしき男性悪魔の瞳を見つめることで伝える。

 

「ふぅー、そうですか。気休め程度ですがこれをどうぞ」

 

口の中に布を呑み込まないように工夫され入れられた。歯を噛み砕かないようにするための処置だろう。有りがたい。これで少しはましなるだろう。

 

「それでは開始します」

 

「くっ」

 

自身の体に刃物を突き付けられて、思わず体に力が入ってしまう。

だが、その程度ではメスは止まらない。その刃先は容赦なく私の体を傷つけていく。

声が出そうなのを、食いしばる事によって防いだ。だが、まだ始まったばかりだ。

 

「よし、第一段階は終了だ。マリアンヌ様の腕を持ってこい。これからは時間との勝負だ。何事にも鮮度が重要だ」

 

男性悪魔はメスを置き、何やらのこぎりの様な物を持ち出してきた。それは切るというよりは削り落とす、という言葉が一番しっくりくる獲物だった。

 

「今から、マリアンヌ様の腕を着けるにあたってソフィア様の余分な部分を削ります。覚悟してください。先ほどよりもかなりの痛みがきます」

 

のこぎりが私の元々腕があった傷口に添えられる。それを男性悪魔が一気に引き抜いた。

 

 

 

 

―――ゴリ―――

 

 

 

 

「んんんんっっっ―――ヴヴヴっ」

 

 

痛い。ゴリゴリと削られていく。皮膚、肉、脂肪、筋肉、筋、骨、私を構成している物が容赦なく削ぎ落とされていく。

あまりの痛さに視界の中で蛍が舞う。意識を失うどころか、あまりの痛さのせいか逆に意識が明瞭化する。削られている部位に全神経が集中し剥き出しにされているようだ。その痛さから逃れるためか、意志に反して体を捩じろうとする。

 

「動くな。おい押さえつけろ」

 

力加減なく体を押さえつけられる。それでも痛みから逃れようと体が動こうとする。

その際に私は見てしまった。

飛び散る血しぶき、真新しい赤い血痕、少し時間が経ったためか黒く変色してしまった血だまり。

そして、腕の断面。赤い肉の中に何か黄色い物と少し黄ばんだ物がある。恐らく黄色いのが脂肪、そして黄ばんでいるのが神経か骨だろう。

その光景を見てしまった瞬間私の中の何かがいとも容易く切れた。

 

「あああああああああぁぁぁぁぁぁっ」

 

絶叫だ。口から絶叫が発せられる。口を大きく開けてしまった事により口から布が零れ落ちてしまった。

だが、今はそんな事を気にすることなど到底できはしない。今は唯、目の前の光景に絶叫する事しかできない。

 

「うるさいわ!!」

 

右頬に衝撃が響く。あまりの意外さに口を閉じた。

なんと、医者である男性悪魔が患者である私を思いっきり殴りつけたのである。

周りの悪魔も意外すぎて唖然としている。

 

「さっきから無駄に叫びやがって、集中出来ないだろうが、おいっ!覚悟していたんじゃないのか!!それを、少し体を削ったからってピーチクパーチク叫び過ぎなんだよ。その程度の痛みで醜態を曝すような覚悟なのか?」

 

男性悪魔の問いに私は首を横に振ることしか出来なかった。

そうだ、まだだ。まだ私は我慢できる。まだいける筈なんだ。

男性悪魔を睨め付ける。続けるように意志を乗せる。

 

「ああ、それでいい。為りはそんなんだが、立派な男じゃないか。それでは再開する。遅れた分を取り戻すぞ」

 

 

 

 

 

 

 

そこからの事はあまり記憶にないが最後まで気を失わずにそんだと思う。ただグレイフィアの顔をみて、何故か安堵したことだけは覚えている。

両腕足の移植は成功し、体の治癒力を上げる魔法が込められた包帯でグル巻きにされていた。

失くしたはずの手足が生えている事への充足感と、これからの戦いへの思いが体を満たしていく。

移植に体力のほとんどをつぎ込んでいたためか、意識がはっきりせず、私は泥の中へ沈んでいくかのように意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああああぁぁぁぁぁあああああああ―――――」

 

部屋の中で獣の様な叫び声が響く。それと同時に何かを削るゴリゴリとした音が聞こえてくる。

その異様な音に思わず手で耳を塞ぎたくなるが、必死に我慢する。自身の主の覚悟を最初から最後まで見続ける義務が私にはある。

ソフィアがこんな状態になったのは私が原因だ。だから本当は反対だが、彼の意志を尊重し、この移植を容認した。

本当にソフィアの事を大切ならば人目に付かない所まで彼と逃げて、その後は二人だけで穏やかな日々を送れることもできた。

だが、それを私は終ぞすることが出来なかった。

確かにさっき語ったような平穏な日々もいいかもしれない。だがソフィアは、その様に逃げ出して手に入れたような平穏をきっと望まない。

私がソフィアの何もかもを管理する。嗚呼実にそれは快適な日々でしょう、私にとっては。でも、これではソフィアをまるで物扱いだ。

ソフィアの事は大切だ。だが、それは物に対するような愛着では決してない。私、グレイフィアはソフィアの事を愛している。

一昨日よりも、昨日よりも、この愛は深くなっていく。

だから今は信じよう。それしか私には出来ない。今はソフィアだけが紡ぐことが出来る物語だ。主役はソフィア、それ以外は全部脇役。

少し悔しいが、何時までも大人しくしている私ではない。この戦争が終わったら、きっと私も彼が紡ぐ物語に主幹となってみせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

移植が終わり私に新しい手足ができた。今は治癒力を高める包帯を何重にも巻きつけてあるがれっきとした私の手足だ。

だがやはり移植したといってもすぐに動かせるわけではない。それどころか指先の感覚ですらまだ麻痺しているように曖昧だ。これでは動かせるはずもない。

それでも、今はまだこれでいい。これでまずは生存へ一歩近づいた。

戦場に送り出されるのも時間の問題だ。それまでにこの手足を少しでも動かせるようになる。それが今私の課題である。

そう決意を抱きシリアスな雰囲気を(かも)し出しているのだが、先ほどからこちらを覗っている男?のせいで台無しだ。

 

「いや、実に彼女に似ていますね」

 

目の前に惜しげもなく純白の羽を広げて男が椅子に座っている

その容姿は男性と思えないほど整っており中世的な顔つきをしている。そしてその顔は常に笑みを浮かべている。その事に共感を覚えるが、そんな事でこの状況を流せるほど私はマイペースではない。

 

「何で天使が堂々と私の部屋にいるんですか。て言うか、一体誰ですか、あなたは」

 

「おや、まだ自己紹介がまだでしたね。私の名前はミカエル。こんな為りをしていますが一応、四大熾天使(セラフ)の内の一人ですよ」

 

四大熾天使ときたか。思ったよりも大物が来たものだ。だからこそ腑に落ちない。何故四大熾天使などという大物が一々私の元へ赴いてくるのか不思議で仕方がない。

この戦争で私は一兵士でしかない。それこそ天使などに覚えられるような偉業をした記憶など存在していない。

それにこんな胡散臭い笑顔の天使に知り合いなどいない。

 

「ふふふ、私がここに訪れた理由はですね、あなたに彼女、マリアンヌの最期を伝えるためですよ」

 

その言葉を聞いた途端に私はミカエルを睨め付ける。

何故、天使であるこいつがそんな事を知っているんだ。もしかしたらこいつが、お母様が死んだ原因ではないのか。

そう思わずにはいられなかった。

 

「そんなに睨まなくても、私はマリアンヌの死とはあまり直接的に関係ないよ。まぁ間接的にはあるのかもしれませんけど」

 

どう言う事だろうか。直接関係なく、間接的にはある。だが分かったこともある。

 

「直接的にしろ間接的にしろ、あなたがお母様の死に関係あるのは間違いありません。そんなあなたを私は許すことは出来ない」

 

「ええ、それでいいです。私たちの力不足のせいで彼女を死に追いやったのは間違いありませんし」

 

ミカエルは先ほどまで浮かべていた微笑みを消して真剣な顔つきをする。

 

「それでは彼女の最期をお教えしますね」

 

「なかなかどうして気前がいいのですね」

 

「ええ、これでも一応天使なので。それにあなたには彼女の最後を知る権利があります」

 

部屋に静寂が広がる。ミカエルの話を遮る物などここには存在していない。

唯、結末を知りたい。それだけが私の心を支配していた。

 

 

 

 

 

 




グダグダでまったく進みませんね内容が・・・・・・。
小説を書く上でやはりプロットは重要なのでしょう。

私が今書いているこの小説はプロットを全然作っていない行き当たりばったりな小説です。
やっぱり作った方がいいのかな・・・・・

こんな小説ですがよろしくお願いします。
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