桜の傍にいれるなら・・・   作:刃華

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生前を幽々子様の独白で語ろうかと思います。
ぱっぱと流してもよいものではないですが・・・。
正直、時間もおしいので。その理由も酷いけど。



1話:記憶を辿る

私の旦那様。

亡霊となった私と結ばれる運命にあった人。

記憶を失くした私を迎えに来てくれた人。

 

そのあなたとの初めての出会いは、父様に連れて行かれた宴での席だった。

幼い私は、遊び相手を見つけたように無邪気に笑うあなたに手を掴まれて、あっちやこっちへと連れて行かれたのを覚えてる。

私の知らない世界に、新しい世界を開いてくれた。

その後も、屋敷に来てはいろいろな遊び、お話を聞かせてくれた。

子供心にすごく楽しかった。

多分、この時から彼に惹かれていたのだろう。

 

時が経つにつれお互いに成長していき。

だんだんとあなたの訪れる日が減ってきていた。

それでも、1月の半分以上は来てくれた。

その度に、今日はこんなことがあった。昨日はこういうことがあった。

そんな他愛もない話を、微笑んで聞いていた。

 

この頃から、お友達が一人増えました。

八雲紫という、妖怪でした。

その妖怪という事実に、私もあなたも対して驚くこともありませんでした。

その日から、あなたと紫が屋敷に訪れるようになった。

 

あなたが仕事を始めるようになると私の屋敷に訪れる回数が減っていった。

それでも週に2日以上は来ていたのを覚えている。

あなたが、わざわざ時間を作って来ているのだろうことも分かっていた。

紫は毎日のように訪れ、彼がどんなことをしているのか話してくれていた。

ただ、それが少し不安にもなっていた。

楽しそうに話すものだから、紫も彼に惹かれているのかと思った。

紫はある日、私の気持ちを察していたのか

『別に幽々子から取る気はないわよ』

『え?』

『だって、幽々子。彼の話を聞くと凄く楽しそうじゃない。その顔を見てると私も楽しくなるから話て、見せてるだけよ』

『そうなの?』

『私が本気で奪ってたら、今頃屋敷に来てないわよ』

私が隠してた気持ちを、紫は分かっていたみたい。

この時、私は自分の顔をペタペタと触って確認していたわ。

そんなに分かりやすいのかしらと。

 

そんな日々が続く中で、父様が桜の下で亡くなった。

皆、悲しんでいたわ。

父様は皆に好かれていたから。

あなたも紫も、私を慰めてくれた。

多分、その日から暫く毎日のように屋敷に訪れてくれてたのは、私の悲しみを少しでも和らげるためだった。

 

その後、父様に憧れて、同じ桜の下で亡くなる方が増えた。

ただ、その桜の下で亡くなる方が多すぎたのか桜の木は妖怪へと変わってしまった。

 

"死へと誘う能力"

 

桜の傍に近付くだけで、ゆっくりと死へと誘われて、その場で安らかに眠ってしまう。

その桜の影響は私の能力をも変えてしまった。

私自信が傍に近付くだけで、関係ない人まで死へと誘ってしまうことに。

その能力が弱いうちは、触れさえしなければ問題はなかったけれど。

だが、強力になって気が付いた。

この力は、生きている者を殺すと。

その日から、あなたも紫も、人を遠ざけた。

誰も殺したくなどないから。

 

私の心が悲鳴を上げ、自害を決めた日。

紫が屋敷を訪ね。

私の元へと来ていた。

『ねえ、紫。彼は怒るかしら?』

『彼なら、怒って泣くわよ』

『そうよね。ねえ、紫』

『なに?』

『彼を頼めない』

『嫌よ。幽々子を想い続ける彼の面倒を見るのわ。だから、あなたが面倒見なさいよ』

『紫・・・そうよね。ありがとう』

 

 

その日、私は彼への想いを胸に秘めたまま。

自分の命を代償にその桜”西行妖”を封印した。




あとがきというのも、おこがましいです。
正直、ぱぱっと流れだけ作ってる感じです。
何か酷いです。
亡霊になってからが正念場だと思いたい。
どうやって、惚れるんでしょうかね~幽々子様。
旦那には頑張ってもらいますよ。
ええ、せいいっぱい。
私が裏で頑張るんだろうけども・・・。
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