最愛のヒト北上さんが暮らす●●鎮守府に到着する。1人じゃないことが大変残念だ。後ろを見ると、一緒に視察に志願した日向と長門がいる。受付を済まそうと長門が門の前に立っている首から『ナイディン』と書かれた名札を提げる気の弱そうな女の子に話しかけている。書類に何かを記入すると立ち入り許可証を受け取り私と日向に渡すと、またナイディンに向き直ってなにか話し始めた。
私が間に入って、ナイディンに北上さんが居る場所を訊くと今は任務で居ないと言われてしまった。もう帰りたい。
早く訓練を見に行こうと日向が急かしてきてウザい、ナイディンに演習場の場所を訊いてそこに行く。
-演習場-
演習場に付くと潜水艦たちが海の上で訓練をしているが、他の艦種が全くいない、日向が近くにいた潜水艦の一人に声をかける。
「何故、皆は海の上で訓練をしているのだ?」
そう言われればそうだ、その子の話によれば鮫型と戦うときに水中だと不利だから、水上でも使える武器の訓練をしているらしい、長門と日向が是非その武器を見してくれと言うと、ワイヤー、盾、小銃、紅い弾頭の戦闘拳銃、紅い弾頭の携行対戦車擲弾発射器、プラスチック爆弾を持ってきた、どう見ても陸軍である。長門が微妙そうな顔をしている、日向が私にも使わしてくてといって、海に入る。日向が海の上で訓練に参加しているのを眺めたあと、長門が言った。
「潜水艦しか居ないが、他の艦娘は何処で訓練している?」
質問された潜水艦から弱々しい声が帰ってくる。
「今は...潜水艦と駆逐艦だけ訓練してます......駆逐艦の娘はプールです...」
そう言うと大きな建物を指す。この鎮守府の駆逐艦が全員いるらしい、今度は長門が急かしてきた。
戻ってきた日向がいつかあの映像の娘たちのように鮫型を撃ち落としたいと言っていたが、あんなことをしていたら命がいくつあっても足りないだろう。
-プール-
プールに入ろうとすると入り口にで盾を渡された、初めは何故か解らなかったがプールに入ると直ぐに解った、そこは大きなプールが観客席に囲まれるような形のプールがあった。そのプールの上では駆逐艦6人がさっき潜水艦達が使っていた武器で撃ち合っていたしかも"実弾"で、頭がどうかしてるんじゃないか?そのときこっちにほ弾がとんできた。
横からかわいらしい声が上がる、ふと横を見ると、盾とストップウォッチを持った駆逐艦がいた。その駆逐艦は長門と日向を見つけると嬉しそうに話し掛けてきた。長門がその駆逐艦に「彼女達はいったい何をしているのか」と訊くと、新装備の試験運用役を選んでいると言った。そんなことで実弾を使って撃ち合いをしていたのか...
長門がその新装備がどんなもの訊くと、駆逐艦でも艦載機少しだけを飛ばせるようになるものらしい。
「君は試験運用役に立候補しなくていいのか?」
長門が訊くと、
「はい!清霜は空母じゃなくて戦艦なるためにこの鎮守府に来ましたから。」
彼女は戦艦を夢見て装備品の開発が盛んな、この鎮守府への転属依頼を出したらしい。馬鹿げた話だ、そう簡単に空母や戦艦になれて堪るものか。そう思っていると長門が答える。
「それは素敵な夢だ!鍛練を重ねれば何時か立派な戦艦になれるかもしれんな!」
清霜はそれを聴いて大喜びしている、ずいぶん無責任なビックセブンだ。
プールに目をやると不知火と銀髪の駆逐艦意外の駆逐艦は白旗を掲げて観客席でノビていた。
黙ってプールを見ていた日向が口を開く。
「あの二人はよく立っていられるな...ところで何時まで戦っているんだ?」
日向がそう言うと清霜がストップウォッチを見てハッとする。清霜が慌ててホイスッルを鳴らすと銃声がやむ。
すると直ぐに何人もプールに入って来て、ノビていた駆逐艦を担いで運んでいく。
プールから不知火と銀髪の駆逐艦が揚がってきた、私達が名乗ると銀髪の駆逐艦はВерныйと名乗る。先ほどの戦闘のデータと映像で新装備の試験運用役が決まるらしい。二人は清霜に治療を受けるように言われそそくさと立ち去った清霜もデータを届けると言って、工厰に向かった。
そのあと潜水艦の訓練を最後まで見学し●●鎮守府の提督に顔を出して帰ることになった。執務室に入るとブルーノと木曾がおり、提督がいない事を告げる。視察に来てるのに北上さんと提督が居ないとは非常識な鎮守府だ。
このあと自分たちの提督に演習の映像と記録を渡し視察は終了した。潜水しない潜水艦が小銃の訓練をしている映像と駆逐艦が実弾の銃で撃ち合っている映像が役に立つとは到底思えない。
北上さんに早く逢いたい。今度、休暇をとって北上さんに会いに行こう。
登場人物は増える
大丈夫だろうか。
●●鎮守府には駆逐艦が7人しか居ません。