●●鎮守府との演習が決まった、相手の編成を見るとなんと北上さんがいるではないか。私は早速この演習への参加を申し出た。北上さんに早く会いたい...
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演習場に着くと相手側の艦隊が見える、北上さんに駆逐艦二人、装甲空母三人また随分な構成だ。挨拶が済まされ戦闘が始まる。
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索敵は失敗したようだ...
航空戦がはじまる
航空戦が始まると艦隊から驚愕の声が上がった、敵側艦載機の機銃から蛍の様な輝く弾が打ち出され、こちらの艦載機に吸い込まれるように弾道を曲げているのだ。皆が立ち止まる。
「皆さん!驚いている場合ではありませんよ!」
赤城の声で皆が動き出すころには制空権は獲られ、敵側艦載機による攻撃が始まる。
敵艦載機から見たことのない球体が投下される。
「それから離れて!」
海に浮かんだ球体から白い煙が一体に広がる。
「ゲホッ!ゲホッ!」
「催涙がすか...?い...意識が...」
「ケホッ!毒ガス...?うぅ..」
これ以上は...
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どのぐらい時間が経ったのか...私が目を醒ます周りに同じ艦隊の赤城がいた、
「大丈夫ですか?」
「なんとか...演習はどうなりましたか?」
「あの後雷撃戦にすら入れずに加賀さんが降伏しました。」
すると部屋の中に北上さんが入ってきた。
「大井っち大丈夫?」
「あぁ!北上さん!私は大丈夫ですよ!うふ」
「それはよかった、あのガスどうだった?」
「え?そうですね...」
「吸い込んだ途端に喉と鼻と目が痛くなって...」
「その後に手足が痺れて...頭がボンヤリして...意識が...」
「おぉ、思った以上、結構薄めたんだけどなー」
「あのガスは何だったんですか?」
北上さんの話では磯風という駆逐艦が作ったシチューを蒸留して薄めた物らしい。
意味が解らない。
「あ、そうだ」
「大井っちお腹好いてない?パイ焼いてるんだけど」
「食べます!」
「食べます!」
赤城さんまで食いついた。
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暫くすると付け髭を着けた北上さんが入ってくる。
「大井くぅん」
「君の艦隊を、私はどぉんどん、おみまいしていくぞぉ」
「君に近い順番になぁ」
「待ってろよぉ、待ってろ××鎮守府···」
「選べよ」
「執務室か?それとも君の部屋か?」
「いくぞぉ私は パイが腐らねぇうちに」
「どーもー赤城さーん」
「知っているでしょ~?」
「スーパー北上様でございます」
「おい、パイ食わねぇか」
「子供達もおいでぇ」
「パイあるぞぉ」
「辛いかい?」
「北上さんはもっと辛い物を君達の所の比叡にたべさせられたんだよぉ」
「残さず食えよぉ」
「そうだよぉ お前も食えよぉ」
「それが終わったら私は ××鎮守府に飛ぶんだぁ」
「提督さーん」
「知っているでしょう~?」
「スーパー北上様でぇございます」
「パイ食わねぇか」
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いつぞやの比叡の件をまだ根に持っていたらしい。しかし辛過ぎる以外は普通に美味しい。
北上さんはパイを配ると、出ていってしまった。もしかしたら本当に××鎮守府に向かったのかもしれない。
銀髪の白い駆逐艦が入ってくる。
「冷たいアップルティーをもって来たよ。飲むかい?」
皆が受け取った。
「ハラショー、いい飲みっぷりだね、お代わりもあるよ」
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私が鎮守府に帰ると付け髭と大量の焼きたてミートパイが届いていた。
私はそれを抱えて執務室に入っていく...
貴重な北上さんの手料理が食べられるとは幸せな奴らだ...
番外編特有の悪のり