※かなり好き放題やってます
exだし多少はね?
浜風先生から新装備の試験運用役に選ばれた。
新装備は鬼や姫も一撃で倒せるほどの性能だという、浜風先生も遂にこの"足柄"の凄さが分かったようだ。
提督にも許可を貰ったしこれからは私の時代だろう。
私は浜風先生に連れられ海に出る。空は曇っている。
しばらく海の上を滑っていると島の影が見える。あそこで試験運用をするのだろうか。その島に近付くとおかしな事に気付く、島が見えてもいい頃合いなのに黒い影が晴れない所がある、空が曇っているにしても不自然だ、更に近付くと黒色は影では無いことが分かる、その黒色は見慣れた物だった、我々の敵"深海棲艦"の骸、それが積み重なっていた。
「せ、先生!質問宜しいでしょうか。」
「なんですか?」
「あの島はなんでしょうか。」
「私達が”島”や”黒島”と読んでいる場所で、現在の目的地です。」
「何故深海棲艦の残骸が...」
「あなたが知る必要はありません。」
現在の目的地らしい、あの島については何も教えて貰えなかった。
島に上陸すると磯風と言う駆逐艦に声を掛けられる。
磯風に付いていくと赤い布が掛かった、大きい物と小さい物が置かれている。
磯風は小さい方の布を取ると、昆虫の羽を想わせる機構が背中についており、左右の腕にあたる部分には盾がついた白い駆逐艦サイズの艦装が置かれていた。あろうことか砲も魚雷発射菅もない。
「これは浜風のために作ったんだ。ぜひ使ってくれ」
「砲どころか機銃も付いてませんね。」
「最近は小銃やロケット弾ばかりで使っていないだろう。」
「まぁ、そうですね。」
言われてみれば浜風先生が魚雷を撃っている所を一度足りとも見たことがない。
対潜水艦訓練では、水中に居る潜水艦に弾頭を替えたロケット弾を撃ち込んでいた気がする。
「それで、これの装備はどういった物なんですか?」
「うむ、これTeam R-TYPEのデータベースから抜き取ったデータを参考に作った物で、」
「右の盾に鉤爪タイプの光学白兵戦兵器、ゲインズクロー」
「左の盾にはサーベルタイプの光学白兵戦兵器、エクスカリバーを小型化し納めてある。」
「艦娘の戦闘は基本的に砲撃戦ですよ?」
「背中の艦装に加速装置を付けてある、これで敵が遠くても大丈夫だ、あっと言う間に眼前だ。」
浜風先生が言いたいのは、敵に近付けない事じゃなくて遠距離武器を付けて欲しいと言うことだと思う。それにデータベースから抜き取ったと言っていたが違法行為ではないのか。
「加速装置ですか、慣れるまで大変そうですね。」
「それと抜き取りはバレ無いようにしてくださいね?」「ああ、勿論だそのための此処だろう。」
「早速使って見てくれ!さあ!速く!」
浜風先生の言いたかったことは敵への接近手段で間違えなかったらしい、おかしいのは私なのか?磯風が合図を出すと鮫型の骸がクレーンで運ばれてくる。試し切りの的だろうか。
浜風先生が左の盾から身体に見合わない程の光剣を出す、浜風先生が姿勢を低くすると蒼白い光が背から噴射され、とてつもない速さで的に剣を入れる。
鮫型の骸がパックリと割れる。凄い切れ味だ、これなら鬼や姫も一撃と言うのもホントかもしれない。
「きゃあ!」
加速装置をオフにした浜風先生が勢い余って海面を転げ回る。
「私はアッチで練習してますから、もう一個は足柄さんにお願いします。」
そう言うと浜風先生は遠くの海に加速装置をオンにし、翔んでいった、文字通り。
磯風はそれを見届けると、私に6個のコンテナが両肩に付いた艤装を渡してきた。
私がどのような装備か聞くと、説明が始まる。ある企業で開発が中止になった武器の設計図を盗み出して参考にしたらしい。開発中止になった物をわざわざ実現する必要があるのか。
「そのコンテナ1つ1つには細かい鉄球が入った機雷が大量に詰め込まれている」
「これを艦装に接続してエネルギーを送るとコンテナが展開し機雷を上空にすべて発射し、当たり一帯を制圧することが出来る!その名もSマインsだ!コンテナに入れる機雷を核や毒ガスに変える事も出来るぞ!」
頭がおかしい、少なくと私はそう思う、それに撃った本人も撒き散らされた鉄球でズタズタだろう。それに機雷を核や毒ガスに替えてばらまけば、当たり一帯は住めなく成る。
そのことを伝えると、テスト用の機雷で火薬の類いが入っていないから大丈夫らしい。私が言いたいのは実戦で使う事が出来ないことだ、まぁ分かってくれないだろう。
私は磯風に言われた座標に向かい、発射準備に入る。島からかなり遠い。
私がその艤装を艦装の本体に接続すると聞いたことのない警告が鳴り響く。
不明なユニットが接続されました
システムに深刻な障害が発生しています
直ちに使用を停止してください
明らかに良くないアナウンスまでされる。私が磯風に通信を入れる。
「そのまま続けて問題ない。」
私はその言葉を信じて装置を起動させる。
艦装が急に重くなる。筋力補助が弱くなっていく、苦しい、どんどん動けなくなる。
ガチャガチャとコンテナが展開し、機雷を上に射出し、すぐさま畳まれる、畳むのが速すぎるせいか艦装が軋む、ここまで速く畳む必要は無いのではないか。しかしその直後すぐさま畳まれた理由が直ぐに分かった。私の目の前やさっきまでコンテナが展開されていた場所にまで、機雷が落ちてきていた。それに凄い密度だ一個爆発すれば全部誘爆するだろう、余りにも危険すぎる。
いつの間にか接続が解除されていたが艦装が重い、規格外の装備のせいで不具合が起きたのかもしれない。私が島に戻ると感想を聞いてきた。私は自分にも被害があるかもしれない事を伝えると”直撃はしていない"とか"その方が格好いい"とか言っていた。ついていけない。私が暫く磯風の話を聞き流していると。浜風先生が帰ってくる、服がボロボロだ。
「私がドックからでたら□□鎮守府に戻りますよ。」「あなたも故障等は直しておいてくださいね。」
私は磯風に不具合が出た艦装を渡す。
「不具合は許容範囲だな、戦いが続行出来ない訳ではなさそうだ。」
もう呆れるしかない、あんな物を使った後も戦わせる気なのか。
私の装備が直され、浜風先生が帰ってくると、チューブが付いた砲を渡される、海水を吸い上げて雪玉を発射するものらしい。私は島に別れを告げ、海に漕ぎ出した。浜風先生が両手に盾が付いた艦装を付けている、もう慣れたらしい。
帰路で浜風先生に話し掛けられる。
「あの島については内密に。」「は、はい!先生!」
「それと貴女が受けた試験運用依頼は雪玉の物としてください。」
目が怖い、提督を失禁させた時の目が脳裏をよぎった。
□□鎮守府に帰ってくると提督に呼び出される、新装備がどんなものか聞いてきた。私は浜風先生の剣の事と雪玉砲に付いて話した。剣に興味を持ったのか、何処かに電話し始める。
私は雪玉砲を装備して、海に出てみる。ここ最近雪なんて見ていない、息抜きには良いだろう。私が雪玉を飛ばしていると駆逐艦達が集まってきた。どうしよう...
許して。