謎の黒い建物に入ると私は別段何かされる訳もなくトルニと名乗ったミリ姫に案内され、小さい机と椅子、ベット本棚が置かれた普通部屋に通された、てっきり地下の檻にでも入れられると思っていた。私は椅子に座りボーッとしていた。そう言えば何故陸軍のミリ姫が艦娘と同じ島に要るのだろうか。
暫くするとドアがノックされドアが開いた。トルニが頭だけを部屋に入れ話しかけてきた。
「アンタの艦装は明日の朝には用意が出来るってさ、それまではゆっくりしていってくれ。」
そう言いとドアを閉めた。そういえば装備は”ヤツ”に差し出して持ってかれていた。もしかして普通に帰して貰えるのだろうか。そんなことを考え始めるとまたノックされドアが開いた。
「おっと、腹が減ってないか聞き忘れてたぜ。何か食うか?」「お、お構い無く...」
私はやんわり断った。
「遠慮すんなって!今から浜風に言って用意させるから本でも読んで待ってろよ!」
どうやら私の発言はなんの意味も無かったらしい。
私は言われた通り本を読むことにした。
『歴史学習漫画シリーズ -リボルバー・オセロット-』
『黄衣の王 森久保 乃々訳』
『記憶の残滓 NO.52-土星の環2-』
『火星の空 上巻』
『風見幽香の向日葵事件簿 -多々良小傘誘拐事件-』
『月刊兵器工場第26,2号 -有澤重工特集-』
子供向けの漫画からサスペンスに雑誌と幅広く置かれているようだ。
私は『波動砲分裂理論』と書かれた厚い本を手に取った、これなら暇をしなくて済みそうだ。
私が前提と為っている理論が全く解らず、それを理解するために『長距離波動砲』『拡散波動砲』を手に取った時にドアがノックされた。
「難しい物読んでんなぁ… メシ、ここに置いとくぞ。」
私が机に置いていた本を端に退かすとスープとパンが乗ったお盆を置いた。
「あのぉ... この本は誰がここに持ってきたのか分かりますか...」
私はいつのまにか『長距離波動』を持ってそんな質問をしていた。
ここにある本、特に学術書のような物はここの司令官なる人物が持ってくるらしい。
その人に会わして欲しい、と言うと今は鎮守府にいると言われた。私は思わずなぜ鎮守府?という。疑問も口にしていた。なんでも司令官は●●鎮守府の提督らしい。
もしかしてこの島は●●鎮守府に防衛を任されている島なのかもしれない。
トルニは早く食べないと冷めるぞ、というと部屋を後にした。
私は素早く固めのパンとじゃがもと魚が入ったスープを腹に納めると、本を読み始めた、此処に居れる時間は限られている早く三冊とも読み切ろう。私は窓の外が真っ暗になるまで読んでいたが、いつのまにか眠ってしまっていた。
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朝、私はトルニに起こされ、私の艦装が用意出来たことを告げられた。
艦装を受け取り外に出ると深海棲艦の残骸は視界一杯に飛び込んできた。
私は礼を言うと、弥生という駆逐艦と天龍、それと艦種が特定出来ない浜風という艦娘に鎮守府近海まで案内された。また一つ謎が増えた。私もあの島で任務に就けば...
三人と別れるとすぐに演習に向かう艦隊に遭遇した。
「ただいま!」
皆驚いたようだ、なんでも4日間も行方不明だったらしい。
やっと帰ってこれた。
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私は時々あの島の夢を見る。
もしかしたら私が行き着いた島もそこに居た皆も夢なのではないか。私はそんなことを考えてながらベッドから出た...青葉の新聞を同じ部屋の艦娘から渡される、そこに青葉と写る若葉の姿があった、夢では無かったらしい...
驚くべきもの(浜風)
ごめんなさい、許しは乞わぬ