逃げる大ネズミをカメラで撮っていると下水道の空気が突如変わる。
復讐霊 亡者狩りのカスティーリャに侵入されました。
そういえばついさっき死の瞳を設置したのだ。
まさかネオサイタマに他の不死が居るとは、何事もやってみる事だな。
「その鎧、アーロン騎士か?」
その影は親指を立てて下に向け、首の前を走らせる。
血の気の多い奴だ、自分もそれを返す。
自分が剣を抜くとその復讐霊は左手に呪術の火を宿し、自分の胸に押し付け、炎を纏うそして三ツ又槍を持って踊りだした、とんだ狂人らしい。
自分が巨人の木の実の種を噛み砕くとついさっきまで自分から逃げていたネズミ達が復讐霊に飛び掛かる、復讐霊は槍を仕舞い、腰から見えない刃を抜きネズミを払いだす。
ネズミに囲まれた復讐霊の背後に回り込む、
((もらったぞ名も知らぬ不死よ!))
すると復讐霊は自らの腹に血に塗れた刃を突き立て貫き、後ろにいた自分に刃を突き刺した。自分が後ろに飛び距離をあけると復讐霊は腹から刃を引き抜き最後のネズミを切り捨て此方に走ってくる。横凪ぎの斬撃を互いに浴びる、復讐霊が刃を降り下ろす。その刃を盾で下から掬い取ると体制を崩す、自分は剣を復讐霊の顔に突き刺す、復讐霊が膝から崩れ落ち消滅する。消滅した場所に死の瞳が残されている。それを拾うと気配を感じる。
悪霊 白鳩のチョールナヤに侵入されました。
まだ不死が居るらしい、後ろを視ると東国の鎧に身を包む赤黒い影がいる。
自分が一礼をすると諸葛弩をこちらに向けて放ってきた。礼儀知らずめ...
体に電撃が走り意識が薄れていく...
YOU DIED
ハッと目を醒ます。
篝火に当たりながら消耗した武具を直す。
そう言えば、人間性も人の像も切らしていた。
困った、ネズミを狩るのも億劫だ。
まぁ暫くは亡者でもいいだろう。外出する予定も無い。
不自然なレンガの壁を蹴って消して中に入る。
カメラのデータをコンピューターに移し、印刷する。
その間"桃色"の整備でもしていようか、まだ終わっていない所があったはずだ。
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やることも無くなり篝火に当たっていると、声を掛けられた。
「やぁ、久し振りだね、ダンジョン・ズールー」
アメミットだ、いや今は時雨だったか。
なんでも"桃色"を借りたいらしい、まぁいいだろう。
時雨が去った後、コーラの蓋を開けて傾ける。
あぁ、やはり良いものだ...
時雨がまた来るまでに良い写真を撮って置かないといけないな。
人の像でヒトに戻り、カメラを持ってネオサイタマのネオンの中に身を晒す。
今夜は重金属酸性雨が降るらしい。
濡れたネオサイタマはきっと綺麗だろう。
さあ、なにを撮ろうか。
なんか、短くない?
まぁ、いっか