昼食は醤油ラーメン、林檎、プリン
ラーメン...病院でこんな物がでるのか...
チャーシューを箸で摘まむと結構分厚い、口に入れると脂身が柔らかい。
麺を啜って、スープを飲むとなかなかしっかりしたラーメンだ。
もうちょっと味が薄いと思っていた。
林檎はカットされてから時間が置かれたせいか少しだけ乾いていた。
これはこれで美味しいものだ。
プリン、カップに入った市販の物だ、
蓋を開け、一口食べる
なんだか懐かしい味だ...
うん、おいしい。
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本を読み終え、時計に目をやると面会の時間になっていた。
面会の菊月が入ってくる。
「皐月...久しいな...」
「うん...」
「調子はどうだ?」
「いいよ、脚は相変わらずだけどね...」
「やっぱり手術はできないのか?」
「うん、深海棲艦の毒って前例が無いから手に負えないって...」
「・・・」
「そ、そうだ今日は皐月に言っておいたほ方がいい事があってな」
「なに?」
「◆◆鎮守府が謎の敵に攻撃を受けた。」
「謎の敵...?」
「新型のメタルギアだそうだ」
「このメタルギアの攻撃により提督も死亡した。」
「...!」
「◆◆の皆はどうなるの?」
「私は◆◆鎮守府に戻って新たな提督の元で闘うつもりだ。」
「皆は色々さ、戦いから身を退いたヤツもいる。」
「皐月は脚が直ったらどうしたい?」
「また、海で戦いたい..かな?」
「そうか...そう言うと思ったよ」
菊月が笑った。
ボクも笑い返す、ボクはちゃんと笑えてるだろうか。
「そうだ、弥生からこんなに物を預かったんだ。」
弥生、●●に行った姉妹の一人だ、弥生もうまく笑えない娘だった。
菊月から硝子細工の兎と手紙を渡される、その兎の中には暖かい光を放つ砂が入っていた。
綺麗だ...
「私はもういくよ」
「また会おう皐月、」
「うん、またね。」
「それじゃあ、」
菊月が病室から出ていく...
弥生からの手紙を開く。
『太陽の滓』
『地に墜ちても輝きを失わない』
『光が届けば光を取り戻す』
『あなたはまだ海底に堕ちてはいない』
その言葉から始まり、励ましの言葉が続く。
手紙を読み終えると、時計に眼を向ける。
いつの間にかかなりの時間が経ってしまっていた。
ボクはどのぐらいこの病室に居ただろうか。
そんな考えが浮かび、直ぐ掻き消した。
『太陽の滓』を日の光に翳す。
すると『太陽の滓』が陽の光の用に暖かく輝く。
「温かいや...」
暖かな光と微かな熱...
まるでボクだけの太陽だ...
時間が過ぎていく...