ある日、夕張が大きな艤装を貰って帰って来た。
それは一見柱のような者にトゲとジェットをつけただけの粗末な物に見えた、しかしそこには艦装へのハッキングを初めとする未知の技術が盛り込まれていた。
夕張の話では●●鎮守府に呼ばれ、この艤装のテストをした際に利根という艦娘から貰ったらしい、最近は●●鎮守府にどの様な技術が眠っているのか気になって趣味の機械弄りも手に付かない。
夕張は利根の連絡先を知っているらしいが、もしかしたら...
「あの、夕張さん...実は...」
「明石さん?どうしました?」
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まさかこんなにアッサリと●●の工厰に入れるとは思わなかった、
●●鎮守府の門で手続きを済まして、門を潜ると利根と思わしき人影がこちらに向かってきた。
「おー!待っておったぞー!」
「利根さんですよね?」
「うむ、そうじゃ」
「はやく行くぞぉー」
利根に着いていくと輸送ヘリに利根が乗り込んだ、
「工厰じゃ無いんですか?」
「鎮守府の工厰は我輩だけの工厰じゃないからの」
なんでも別の場所にある工厰で、特殊な研究開発をいくつかの部署に分けて行っているらしい。全く変な話だ。
「もう良いぞ!ヘリを出してくれ!」
「了解。」
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骸が積み上がった黒い島が見える、夕張が深海悽艦の残骸を的にしたと言っていたが、この骸が全てそうなのであろうか...もしそうだとしたら凄まじい数の実験を繰り返しているだろう。こんなに深海悽艦の残骸が実験で出るのなら他の場所に工厰を置くのも解る気がする。
ヘリを降り、利根の工厰を訪れる。
見たことある機械から見たこともなお工具まで色々置かれている。
中では何人かの艦娘が作業している。
「今日は少ないのぉ、モーデン軍の新兵器とやらの解析はどうじゃ?」
「モーデン軍の新兵器は魔導力学が絡んでて手が出しずらくて...」
「一応私達でも出来ることは引き受けて、終わらせましたが...」
利根が解析データと思わしき物を渡される。
私も見せて貰えたがほとんど解らなかった。
「パッとせんのぉ...」
「はい...なので今まで通りの計画を...」
「ふむ、スマンのぉ明石余り見れる物がないが見てってくれ。」
「い、いえお構いなく...見たことないものばかりで楽しいですから。」
艦娘達作業を見ると大きな大砲を組み立てていた。
「これは何を作っているんですか?」
「艦娘用の長距離狙撃レーザーカノンです。」
「光学兵器の艤装ですか!」
まだミサイルすら艦装に出来ていないのに光学兵器とはここの工厰の技術は数ステップ上のようだ...しかしどうやって艦装システムの構造を知ったのだろう、極秘扱いでブラックボックスになっているはずだ。
「ええ!!こうゆう装備作りは私達の部署の十八番ですから!」
「他にも、これとか!これも!」
何かに火が着いたのか語りだす。
ミサイルや光学兵器、ビームクローまで艦装化しているらしい
実物も見してくれた。私が質問をぶつける。
「しかしどうやって艦装システムを再現したんですか?」
「艦装をバラして北上さんの部署と一緒に解析したんです!」
「それで磯風さんの部署で中枢部を複製してそれを使ってるんです!」
「解析に複製!私はいくらやってもソコまで出来なかったのに!嘘ぉ!」
「でもまだ、中枢部が安定して生産できてないんです...」
本人達はまだまだみたいな事をいっているが、かなりすごい。
その時工厰に艦娘が入ってくる。
「燃料用杏仁豆腐持ってきたでち!」
「おお、そこの容器に入れておいてー」
「燃料用...?」
燃料用杏仁豆腐とはどういうことだ?意味が解らない。
つい言葉を漏らしてしまった。それに利根が答える。
「我輩が説明しよう。」
「実は磯風が料理中に杏仁豆腐とある金属物質を胃腔内で混ぜると核融合が起こることを発見したんじゃ!まぁ実用化に向けて、胃腔内の再現には苦労させられたが...」
「...え?本当ですか...?」
「本当じゃ」
奥の部屋にに案内される、そこには機械が置かれている。
これが杏仁豆腐核融合炉らしい。
「皆ー!炉を動かすぞー!」
「どうぞー!」
利根が杏仁豆腐を初めとする燃料を入れると、暫くして工厰の多くの機械が動き出し、工場の様にいくつもの部品を生産しだす。利根に嘘をついている様子は無い、どうやら本当みたいだ...とても信じられない、ふと先ほどの利根が言った事を思い出す。
「料理中に核融合って...え?」
「それって胃の中で...核融合が...」
「大丈夫じゃ、天龍はまだ生きておる。」
話によるとその反応は体の中に特殊な膜が作られ、核融合が起きても当人には影響がないらしい、そのため一般社会では気付かれていないらしい、それならどうやってみつけたのだろう。
「磯風は料理が苦手でのぉ、食べた人間が瀕死になるようなことが多発した時期があったのじゃ。」
「それで食べた人間を逐一検査してたら発見したんじゃ...」
凄い話だ...
もしかしたら冗談半分で本当のエピソードが有るかもしれない。
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他の艦娘の話をいろいろ聞いていると利根が突然こんな提案をした。
「そうじゃ!ほかの部署も見ていったらどうじゃ?我輩も用が有るしちょうどいいであろう。」
「いいんですか!」
お言葉に甘えさして貰おうか...
元ネタが分かりにくいね
許しは乞わぬ。